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第三十二章 新入生
千二百二十四話 結婚式のお手伝いです
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「おいアレク、もう一度言ってくれ。誰が追加で来たんだ?」
午後になって結婚式がそろそろ始まります。
しかし、新郎はかなり不安そうな表情を見せていました。
「えっと、帝国の皇女様と皇子様。後はカレン様と次期聖女様のセリーヌ様です」
「なんでこんなにもロイヤル率が高いんだよ! 王家のちびっ子が来るのは何となく予想していたけどさ!」
実は、カレン様とセリーヌ様も結婚式のお手伝いをしたいと言ってきたのです。
本職の教会関係者だし、僕としてもとても安心です。
新郎は、そんなことじゃないと言いたげですね。
「ルーカスお兄様の結婚式にもみんなお手伝いするので、ついでだからどんな感じなのかとやってみることにしました」
「だから、次期国王の結婚式でやることを俺の結婚式でやるなよ!」
再び新郎が絶叫したけど、今日は本当にたまたま人が集まっちゃっただけなんだよね。
そんな新郎を、新婦が優しくなだめていました。
「ほらほら、絶対に印象に残る結婚式になるわよ。それにアレク君がいるから、何とかなるわよ」
「そりゃそうだろうがよ……」
何とか新郎も納得してくれたし、それにカレン様が結婚式の対応するのは初めてじゃないもんね。
ということで、僕は教会の控室から出て教会の中に入りました。
「お兄ちゃん、お話は大丈夫?」
「大丈夫だよ。ちゃんとついたよ」
「なら、大丈夫だね!」
司会役のリズが僕の事を気にしてくれたけど、多分大丈夫だと思いますよ。
サンディに加えてエレノアもやる気満々でいるし、サキさんたちもお手伝いしてくれています。
「カレン様、セリーヌ様、おまたせしました」
「いえいえ、アレク様は色々な人に気を配って本当に忙しそうですわね」
「私よりも年下なのに、アレク様は本当に凄いですわ。結婚式の神父役も出来るだなんて」
カレン様はいつも通りににこやかに対応してくれたけど、セリーヌ様は僕の事を物凄い尊敬の目で見ていた。
僕としては、目の前のイベントを成功させるのに集中しているんだよね。
ではでは、そろそろ結婚式を始めましょう。
リズが、マイク型魔導具を手にしました。
「それでは、これから結婚式を始めます。新郎の入場です!」
リズらしい元気の良い声が、教会内に響き渡りました。
教会のドアが開いて、タキシードに身を包んだ新郎が入ってきました。
うーん、まだ微妙な表情ですね。
「ははは、何だその表情は!」
「アレクがいるなら、このメンバーになるだろうが!」
「聖女様も、たまに薬草採取とかしているだろうが」
冒険者が口々に新郎をはやし立てているけど、辺境伯領の冒険者は直ぐに色々なことを察するね。
なので、大きな騒ぎにはなりません。
「それでは、新婦の入場です。大きな拍手で迎えて下さい」
パチパチと大きな拍手が教会内に響く中、新婦が父親と共に一礼して入場してきました。
二人の前には、ちびっ子たちのフラワーボーイとフラワーガールが元気よく花びらを宙にまいていました。
リルムも一緒に混じっているけど、これは弟と妹から一緒にやろうと誘われたからです。
教会内にいる来賓も、可愛い子が増えているねって感じでニコリとしながら拍手をしていました。
スラちゃんが風魔法で良い感じに花びらが舞うように調整しているし、とっても華やかな感じです。
この分なら、ルーカスお兄様の結婚式でもちびっ子たちのフラワーボーイとフラワーガールは上手くいきそうです。
午後になって結婚式がそろそろ始まります。
しかし、新郎はかなり不安そうな表情を見せていました。
「えっと、帝国の皇女様と皇子様。後はカレン様と次期聖女様のセリーヌ様です」
「なんでこんなにもロイヤル率が高いんだよ! 王家のちびっ子が来るのは何となく予想していたけどさ!」
実は、カレン様とセリーヌ様も結婚式のお手伝いをしたいと言ってきたのです。
本職の教会関係者だし、僕としてもとても安心です。
新郎は、そんなことじゃないと言いたげですね。
「ルーカスお兄様の結婚式にもみんなお手伝いするので、ついでだからどんな感じなのかとやってみることにしました」
「だから、次期国王の結婚式でやることを俺の結婚式でやるなよ!」
再び新郎が絶叫したけど、今日は本当にたまたま人が集まっちゃっただけなんだよね。
そんな新郎を、新婦が優しくなだめていました。
「ほらほら、絶対に印象に残る結婚式になるわよ。それにアレク君がいるから、何とかなるわよ」
「そりゃそうだろうがよ……」
何とか新郎も納得してくれたし、それにカレン様が結婚式の対応するのは初めてじゃないもんね。
ということで、僕は教会の控室から出て教会の中に入りました。
「お兄ちゃん、お話は大丈夫?」
「大丈夫だよ。ちゃんとついたよ」
「なら、大丈夫だね!」
司会役のリズが僕の事を気にしてくれたけど、多分大丈夫だと思いますよ。
サンディに加えてエレノアもやる気満々でいるし、サキさんたちもお手伝いしてくれています。
「カレン様、セリーヌ様、おまたせしました」
「いえいえ、アレク様は色々な人に気を配って本当に忙しそうですわね」
「私よりも年下なのに、アレク様は本当に凄いですわ。結婚式の神父役も出来るだなんて」
カレン様はいつも通りににこやかに対応してくれたけど、セリーヌ様は僕の事を物凄い尊敬の目で見ていた。
僕としては、目の前のイベントを成功させるのに集中しているんだよね。
ではでは、そろそろ結婚式を始めましょう。
リズが、マイク型魔導具を手にしました。
「それでは、これから結婚式を始めます。新郎の入場です!」
リズらしい元気の良い声が、教会内に響き渡りました。
教会のドアが開いて、タキシードに身を包んだ新郎が入ってきました。
うーん、まだ微妙な表情ですね。
「ははは、何だその表情は!」
「アレクがいるなら、このメンバーになるだろうが!」
「聖女様も、たまに薬草採取とかしているだろうが」
冒険者が口々に新郎をはやし立てているけど、辺境伯領の冒険者は直ぐに色々なことを察するね。
なので、大きな騒ぎにはなりません。
「それでは、新婦の入場です。大きな拍手で迎えて下さい」
パチパチと大きな拍手が教会内に響く中、新婦が父親と共に一礼して入場してきました。
二人の前には、ちびっ子たちのフラワーボーイとフラワーガールが元気よく花びらを宙にまいていました。
リルムも一緒に混じっているけど、これは弟と妹から一緒にやろうと誘われたからです。
教会内にいる来賓も、可愛い子が増えているねって感じでニコリとしながら拍手をしていました。
スラちゃんが風魔法で良い感じに花びらが舞うように調整しているし、とっても華やかな感じです。
この分なら、ルーカスお兄様の結婚式でもちびっ子たちのフラワーボーイとフラワーガールは上手くいきそうです。
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