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第一章 五歳になりました
第七十六話 お母さんから皆んなへお話し
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僕とゴードンお兄ちゃんとお母さんとマーサさんでお風呂に入った後、皆で食堂に向かいます。
「あー、やっぱりお風呂に入っていたよ」
「抜け駆けはズルいよ」
食堂にはほぼ全員が集まっていて、僕達が顔を見せると早速スカーレット姉様とリリアン姉様が話しかけてきた。
どうしようかなと思ったら、お母さんが助太刀してくれた。
「クロノとゴードンちゃんの事で話があるから、皆席についてね」
「「でも、お母さん……」」
「スカーレット、リリアン、席について」
「「……はい」」
話をするからとお母さんが皆に言っても、スカーレット姉様とリリアン姉様が駄々をこねていた。
するとお母さんは、少し強い口調でスカーレット姉様とリリアン姉様に座るように言ってきた。
お母さんの有無を言わさない言い方に、スカーレット姉様とリリアン姉様も少し驚きながら席に座った。
「実はね、クロノとゴードンちゃんは皆とお風呂に入るのが嫌でこっそりと男子風呂に入ろうとしていたのよ」
「「「「えっ!」」」」
お母さんが僕とゴードンお兄ちゃんの行動を説明すると、皆が驚いた表情になった。
特にステラさんとティナさん以外の女性陣はかなりびっくりしている様で、反射的に僕とゴードンお兄ちゃんの方を見ていた。
そんな中、冷静な人が一人。
「はあ、やっぱりこうなっちまったか」
そう、同じ男性のゴレスお兄ちゃんです。
ゴレスお兄ちゃんは、女性陣に向かって話し始めました。
「クロノもゴードンも、幼いなりに男なんだよ。だから、あまりかまい過ぎるといつかはこうなるんじゃねーかなって思ってたよ」
「「「「……」」」」
おお、言い方が良くないけど何だか知的なゴレスお兄ちゃんだ。
そして、ゴレスお兄ちゃんの話を聞いた女性陣は、ぐうの音も出なかった。
「別に適度な距離でかまう分なら大丈夫だが、集団で寄ってたかってってのは流石にキツイぞ。まあ、クロノもゴードンもお前らの事が嫌いではないのだから、これからは相手の事も考えてって事だな」
「「「「……」」」」
ゴレスお兄ちゃんの更なる追撃に、女性陣は完全に沈黙してしまった。
何だか腕を組んで皆に向かって話すゴレスお兄ちゃんが、とてもカッコよく見える。
僕とゴードンお兄ちゃんは、思わずゴレスお兄ちゃんに拍手を送りたくなった。
「ゴレスくんが殆ど話してくれたから、お母さんからはこれ以上は言わないよ。ライラちゃんはともかくとして、皆はクロノとゴードンちゃんよりもお姉さんなのだから。だから、皆もクロノとゴードンちゃんの事を良く考えてね」
「「「「……はい」」」」
お母さんから締めの言葉があったので、この話はこれで終わりです。
最後にステラさんとティナさんが、僕とゴードンお兄ちゃんに頭を下げてきた。
「私達が余計な事を言っちゃったのもあるわね。本当にごめんね」
「二人には申し訳ないわ。明日の事も気にしなくて良いわ。焦らずにゆっくりとコミュニケーションを取ることにしますわ」
「お母さんも二人をお風呂に誘っちゃったよね。クロノもゴードンちゃんのもごめんね」
「いえ、僕はもう大丈夫です」
「僕も落ち着きましたから」
僕もゴードンお兄ちゃんも、この件はもう大丈夫です。
それに、他の女性陣はともかくとして、お母さんは僕の本当のお母さんだしゴードンお兄ちゃんの保護者でもある。
このままではご飯が冷めちゃうので、皆で食べ始めます。
カチャカチャ。
カチャカチャ。
うーん、誰も言葉を話さないので場の空気がとても重い。
フォークとナイフの音だけが、食堂に響いていた。
そして、そのまま食事は終了です。
おお、こんなに静かな食事は初めてだったぞ。
そして、僕とゴードンお兄ちゃんは、ゴレスお兄ちゃんと共に男部屋に向かいました。
「「「「……」」」」
女性陣は食堂に残って、何やら話をするそうです。
ここは大人であるお母さん達にお任せです。
「あー、やっぱりお風呂に入っていたよ」
「抜け駆けはズルいよ」
食堂にはほぼ全員が集まっていて、僕達が顔を見せると早速スカーレット姉様とリリアン姉様が話しかけてきた。
どうしようかなと思ったら、お母さんが助太刀してくれた。
「クロノとゴードンちゃんの事で話があるから、皆席についてね」
「「でも、お母さん……」」
「スカーレット、リリアン、席について」
「「……はい」」
話をするからとお母さんが皆に言っても、スカーレット姉様とリリアン姉様が駄々をこねていた。
するとお母さんは、少し強い口調でスカーレット姉様とリリアン姉様に座るように言ってきた。
お母さんの有無を言わさない言い方に、スカーレット姉様とリリアン姉様も少し驚きながら席に座った。
「実はね、クロノとゴードンちゃんは皆とお風呂に入るのが嫌でこっそりと男子風呂に入ろうとしていたのよ」
「「「「えっ!」」」」
お母さんが僕とゴードンお兄ちゃんの行動を説明すると、皆が驚いた表情になった。
特にステラさんとティナさん以外の女性陣はかなりびっくりしている様で、反射的に僕とゴードンお兄ちゃんの方を見ていた。
そんな中、冷静な人が一人。
「はあ、やっぱりこうなっちまったか」
そう、同じ男性のゴレスお兄ちゃんです。
ゴレスお兄ちゃんは、女性陣に向かって話し始めました。
「クロノもゴードンも、幼いなりに男なんだよ。だから、あまりかまい過ぎるといつかはこうなるんじゃねーかなって思ってたよ」
「「「「……」」」」
おお、言い方が良くないけど何だか知的なゴレスお兄ちゃんだ。
そして、ゴレスお兄ちゃんの話を聞いた女性陣は、ぐうの音も出なかった。
「別に適度な距離でかまう分なら大丈夫だが、集団で寄ってたかってってのは流石にキツイぞ。まあ、クロノもゴードンもお前らの事が嫌いではないのだから、これからは相手の事も考えてって事だな」
「「「「……」」」」
ゴレスお兄ちゃんの更なる追撃に、女性陣は完全に沈黙してしまった。
何だか腕を組んで皆に向かって話すゴレスお兄ちゃんが、とてもカッコよく見える。
僕とゴードンお兄ちゃんは、思わずゴレスお兄ちゃんに拍手を送りたくなった。
「ゴレスくんが殆ど話してくれたから、お母さんからはこれ以上は言わないよ。ライラちゃんはともかくとして、皆はクロノとゴードンちゃんよりもお姉さんなのだから。だから、皆もクロノとゴードンちゃんの事を良く考えてね」
「「「「……はい」」」」
お母さんから締めの言葉があったので、この話はこれで終わりです。
最後にステラさんとティナさんが、僕とゴードンお兄ちゃんに頭を下げてきた。
「私達が余計な事を言っちゃったのもあるわね。本当にごめんね」
「二人には申し訳ないわ。明日の事も気にしなくて良いわ。焦らずにゆっくりとコミュニケーションを取ることにしますわ」
「お母さんも二人をお風呂に誘っちゃったよね。クロノもゴードンちゃんのもごめんね」
「いえ、僕はもう大丈夫です」
「僕も落ち着きましたから」
僕もゴードンお兄ちゃんも、この件はもう大丈夫です。
それに、他の女性陣はともかくとして、お母さんは僕の本当のお母さんだしゴードンお兄ちゃんの保護者でもある。
このままではご飯が冷めちゃうので、皆で食べ始めます。
カチャカチャ。
カチャカチャ。
うーん、誰も言葉を話さないので場の空気がとても重い。
フォークとナイフの音だけが、食堂に響いていた。
そして、そのまま食事は終了です。
おお、こんなに静かな食事は初めてだったぞ。
そして、僕とゴードンお兄ちゃんは、ゴレスお兄ちゃんと共に男部屋に向かいました。
「「「「……」」」」
女性陣は食堂に残って、何やら話をするそうです。
ここは大人であるお母さん達にお任せです。
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