10 / 167
仙界にて
10 高橋舞衣 …神隠し…
しおりを挟む
気が付いたら見たこともない所。
薄い着物の綺麗な女性。そして、腕が変な風に曲がって痛がっている男性…。
驚いて手当して、女性と男性のディープキスをみせられたと思ったら、手を当てただけで骨折が治ってゆく奇跡をみせられて…。
その後、ついて来いと言われて女性の後に続いている。
これって、絶対、普通の世界じゃないよね。
私、どうなっちゃうのかしら。
低い丘の崖にくっつくように建てられた、石造りの古そうな建物。
二階建てかな? 端に上へ上る階段があります。
そこを通り過ぎて少し行くと、丘から少し離れて、もう一つ建物。
こちらは木造平屋板葺で、その向こうは畑になっています。
でも育てられている野菜?は、見たことないような物ばかり。
木造の建物の奥は森になっていて、丘まで木が茂っています。
建物の入口は三つ。手前の戸を開け、中へ導かれます。
薄暗い部屋に、置いてあるのは机とベッドのような台。
あとは、奥に、もう一つの扉。
「奥の戸を開ければ、向こう側に温泉がある。後で入っておけ。ワラワは隣で生活しておる。ワラワの部屋も、ここと同じようなものじゃ。但し、もう少し広いがの」
女性はそう説明し、こちらを向きました。
「さてと」
女性はベッドのような台に坐り、手招きし、隣を指差します。
坐れということかな?
私は頷いて、少し離れて腰掛けます。
すると、女性はゆっくりと話し始めました。
女性の名前は賀茂祥子で、呼び名は「祥子様」。年齢は千歳超えって、そんな馬鹿なって思ったら、私を指差して、ひょいと上へ指を上げる。
あ、あれ、私、浮いてる?
ちょ、ちょっと待って、ナニコレ!
やだ、怖い!
祥子様が指を下げると、ゆっくり元に戻る。
念力ってやつですか…。凄すぎる。
で、でも、千年以上ここで一人生きている?
その上、私は『選択の巫女』で、明日の日の出とともに三人の男とセックスしなければならないって…。
何それ!あり得ない!!
何で見ず知らずのやつと、セックスなんかしなければならないの!
私、まだバージンよ!
嫌、嫌、嫌、嫌、ぜ~ったい、イ・ヤ!
だけど、そうしなきゃ帰れないって、そんな馬鹿な!
…ここは、前の世界と違う時空のハザマ「仙界」?
何も無い所。
当然、警察も無いから助けも呼べない。
病院も無い。お店も無い。テレビも、電話も、電車も、自動車も、何も無い…。
日が暮れてきたけど、電灯も無いからどんどん暗くなってゆく。
夜は真っ暗?
食べ物はどうするの? あの畑の変な野菜だけ? それも自分で作るの?
ガスも無いよね。調理どうするの?
服は?
無理、無理、無理、無理、ぜ~ったい、ム・リ!
私をじーっと見つめる祥子様の目が怖い。
とっても美人なだけに、余計に…。
背が高いのも、威圧感を与えてくる…。
「さて、どうする? 一人は寂しいぞえ~。ワラワも帰りたいが帰してもらえぬ。帰る努力はしておるがな。其方は、することだけすれば、間違いなく帰れる。うらやましいのう~。其方が残ってくれれば、ワラワが替わりに帰れたりするのかのう?」
ニヤッと笑う、その笑顔、怖すぎる。人間じゃない!
どうしよう? 究極の選択よね。
嫌になって、一人になりたいと思ったバチ?
でも、それ酷いよ。あんな目に遭ったんだから、しょうがないでしょ!
なんで私ばっかり、こんな目に遭うのよ。
でも、帰った方がいいよね。
そうよね。
ここでの生活は、絶対私には無理。
帰らなきゃ。
帰るべきよ。
そのためには、セックス…。
……。
帰らなきゃ!
仕方ないよね。帰るため。
そう、これは仕方ないこと。
こんなところに、ず~っといるのは、絶対イヤ!
誰も助けてはくれない。帰るためには、自分で行動するしかない。
帰るため!帰るためよ!
「わ、分かりました。します…」
私は俯いて、囁くような声で承諾してしまいました。
「ああ、そうじゃな。それが良いと思うぞ。自慢では無いが、こんなところで生きていけるのはワラワぐらいだろうしな。まあ、嫌といっても其方に拒否権は無いのだがな。ホホホ」
え~、それ酷い。
嫌といっても、無理やり輪姦されるだけだったのね。
それじゃあ、どうするも何も無いじゃない……。
薄い着物の綺麗な女性。そして、腕が変な風に曲がって痛がっている男性…。
驚いて手当して、女性と男性のディープキスをみせられたと思ったら、手を当てただけで骨折が治ってゆく奇跡をみせられて…。
その後、ついて来いと言われて女性の後に続いている。
これって、絶対、普通の世界じゃないよね。
私、どうなっちゃうのかしら。
低い丘の崖にくっつくように建てられた、石造りの古そうな建物。
二階建てかな? 端に上へ上る階段があります。
そこを通り過ぎて少し行くと、丘から少し離れて、もう一つ建物。
こちらは木造平屋板葺で、その向こうは畑になっています。
でも育てられている野菜?は、見たことないような物ばかり。
木造の建物の奥は森になっていて、丘まで木が茂っています。
建物の入口は三つ。手前の戸を開け、中へ導かれます。
薄暗い部屋に、置いてあるのは机とベッドのような台。
あとは、奥に、もう一つの扉。
「奥の戸を開ければ、向こう側に温泉がある。後で入っておけ。ワラワは隣で生活しておる。ワラワの部屋も、ここと同じようなものじゃ。但し、もう少し広いがの」
女性はそう説明し、こちらを向きました。
「さてと」
女性はベッドのような台に坐り、手招きし、隣を指差します。
坐れということかな?
私は頷いて、少し離れて腰掛けます。
すると、女性はゆっくりと話し始めました。
女性の名前は賀茂祥子で、呼び名は「祥子様」。年齢は千歳超えって、そんな馬鹿なって思ったら、私を指差して、ひょいと上へ指を上げる。
あ、あれ、私、浮いてる?
ちょ、ちょっと待って、ナニコレ!
やだ、怖い!
祥子様が指を下げると、ゆっくり元に戻る。
念力ってやつですか…。凄すぎる。
で、でも、千年以上ここで一人生きている?
その上、私は『選択の巫女』で、明日の日の出とともに三人の男とセックスしなければならないって…。
何それ!あり得ない!!
何で見ず知らずのやつと、セックスなんかしなければならないの!
私、まだバージンよ!
嫌、嫌、嫌、嫌、ぜ~ったい、イ・ヤ!
だけど、そうしなきゃ帰れないって、そんな馬鹿な!
…ここは、前の世界と違う時空のハザマ「仙界」?
何も無い所。
当然、警察も無いから助けも呼べない。
病院も無い。お店も無い。テレビも、電話も、電車も、自動車も、何も無い…。
日が暮れてきたけど、電灯も無いからどんどん暗くなってゆく。
夜は真っ暗?
食べ物はどうするの? あの畑の変な野菜だけ? それも自分で作るの?
ガスも無いよね。調理どうするの?
服は?
無理、無理、無理、無理、ぜ~ったい、ム・リ!
私をじーっと見つめる祥子様の目が怖い。
とっても美人なだけに、余計に…。
背が高いのも、威圧感を与えてくる…。
「さて、どうする? 一人は寂しいぞえ~。ワラワも帰りたいが帰してもらえぬ。帰る努力はしておるがな。其方は、することだけすれば、間違いなく帰れる。うらやましいのう~。其方が残ってくれれば、ワラワが替わりに帰れたりするのかのう?」
ニヤッと笑う、その笑顔、怖すぎる。人間じゃない!
どうしよう? 究極の選択よね。
嫌になって、一人になりたいと思ったバチ?
でも、それ酷いよ。あんな目に遭ったんだから、しょうがないでしょ!
なんで私ばっかり、こんな目に遭うのよ。
でも、帰った方がいいよね。
そうよね。
ここでの生活は、絶対私には無理。
帰らなきゃ。
帰るべきよ。
そのためには、セックス…。
……。
帰らなきゃ!
仕方ないよね。帰るため。
そう、これは仕方ないこと。
こんなところに、ず~っといるのは、絶対イヤ!
誰も助けてはくれない。帰るためには、自分で行動するしかない。
帰るため!帰るためよ!
「わ、分かりました。します…」
私は俯いて、囁くような声で承諾してしまいました。
「ああ、そうじゃな。それが良いと思うぞ。自慢では無いが、こんなところで生きていけるのはワラワぐらいだろうしな。まあ、嫌といっても其方に拒否権は無いのだがな。ホホホ」
え~、それ酷い。
嫌といっても、無理やり輪姦されるだけだったのね。
それじゃあ、どうするも何も無いじゃない……。
1
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる