8 / 9
デッキは料理!カードゲーマーは料理人!なわけあるかい
しおりを挟む
それから数ターン後。
「エヴォル状態のあかりでアタック。効果でアタック時に自身のパワーを+1000してパワー5000。
あかりはランサーって効果を持ってて、相手キャラとのパワー勝負で勝利したら相手のライフ1枚にダメージ」
「ええ!?それ喰らったらライフ0になっちゃうじゃん!
パワー勝負で勝てるキャラは私の場にいないから受けるしかないか……。トリガー出ろ!トリガー出ろ!
……何も書いてないんですけど」
「じゃあトリガーの発動は無しだね。パワー3500の詩乃でアタック」
「えーと、じゃあここはパワー4000のアステちゃんでブロックして――」
「あ、ごめん。詩乃の効果。場に宙とあかりがいる時に、アタック時に山札の上から1枚を退場エリアに置いて、そのカードが宙かあかりか詩乃だったら、この攻撃はパワー3000以上のキャラにブロックされない。
……あかりが落ちたので、この攻撃は有効だね」
「え、じゃあ……」
「このまま直接攻撃で僕の勝ちだね」
「えぇっ!?」
彼女は仰け反り、両腕をうわああと広げた。
「負けたーーーーーー!!」
店内に響くほどの元気な叫びだった。
「や、やっぱり初心者が使うスターターデッキまんまだと、ちょっと不利だったかもね……」
やっちまった。
初心者相手に結構ガチなムーブをかまして圧倒してしまった。
ティーチングとしてこれで良かったのか?確か初心者にまず教えるべきはゲームの楽しさよりも勝利の喜びとかなんとか、そういう話を聞いたことがあるぞ?
せっかくクロフェイというゲームに興味を持ってくれて、遊んでくれようとしている人をボッコボコにしてしまった。これで「なんだよこのゲームクソゲーじゃん!」って悪印象を抱いてしまわないだろうか。
あー、やってしまった。こういう時こそ気を遣うべきだろ僕の馬鹿馬鹿馬鹿。
と若干自己嫌悪に陥り、脳内で自分の頭をボコスカ叩いていると、彼女はぱぁっとした笑顔で顔を上げて言うのだった。
「いやいや楽しかった!めっっちゃ楽しかった!!」
「そ、そう?良かった……。後半は結構大人げないことしちゃった気がして……」
「うん、ちょっとは手加減しなさいよこっちは初心者だぞってのは思ったけど」
「ぐえっ」
「でも、真剣に教えてくれてありがとね。せーんせ」
パチッと彼女は僕に向けてウィンクした。
思わず、本当に思わず。その仕草に対して(可愛っ)と口に出そうになったが。
「かっ」
で止まった。
「かっ?」
「なんでもない。ちょっと喉が詰まっただけ」
さて、目の前の彼女は負けて落ち込むどころか、テーブルに肘をついてデッキのカードをずらりと並べながら、むむむと真剣に唸っている。
「でもさ……私、もっと良い動きできたよね?」
「うん?」
「ほら、5ターン目のところ。パワートリガーを期待してライフで受けたのはまあよかったと思うんだけど……その後のブロック順、逆の方が良かった気がするんだよなぁ」
眉をひそめて、その時のターンの盤面を、ひょいひょいとカードを動かしながら再現する。
「例えばさ、先にこのアステちゃんで弱い方を受けて……で、パワートリガーで強化された方をしのぶちゃんで受けて……そしたら場にキャラが1体残ったでしょ?そしたら次のターン、こっちはエネルギーラインの2人をバトルエリアに移動させて、3体で攻撃できた」
「…………おお」
僕は素で感心の声が漏れた。
「で、6ターン目のあれ!私が調子乗って攻めたターン。
あそこでランサー効果を無効にする『ガード』って効果を持ったアステちゃんをエヴォルのアステちゃんに重ねてガンガン殴りにいこうとしたから、次のターンのランサー効果を持ったあかりちゃんの攻撃が通っちゃった」
「すごいな……」
「え?」
「カードゲームの初心者ってあんまりそういうの最初に気にしないと思ったからさ。
だいたい“やられちゃった~”で終わり。改善点を自分から考える人って、めちゃくちゃ伸びるタイプだと思う」
「え?……えっへっへ~~。そうでもあるかなぁ~」
彼女はくすぐったそうに笑いながら、カードを指でつついた。
賢い子なんだろうな、と思って褒めたのは本心だが、あまりにもデレデレした顔で笑うものだから(なんかチョロそうだぞコイツ)と思ってしまった。
「あー、でもやっぱりスターターデッキじゃガチでやってる人のデッキには敵わないか。
カードの効果もあんまり強くないのが多いし。ねえ、このデッキをアステちゃんメインで強くするならどんなカード集めたらいい?」
「え?……うーん。僕アステ☆リスクのデッキは組んでないからなぁ
ちょっと調べてみるよ」
僕はスマホを取り出した。
オタクの必須アプリとも言えるSNS、『Twister』の検索欄に『#フェイヴクロス アステ デッキ 優勝』と打ち込んで検索する。
すると、ショップ大会での優勝報告と共に、デッキレシピの写真がチラホラと出てきた。
「ほら、この辺。最近のショップ大会優勝者のデッキ。響アステのカードを多く使いたいなら、この人のデッキが参考になるんじゃないかな。
半分くらいスターターのカードも入ってるから組みやすいと思う
「おおー……!本当だ、結構持ってるカード入ってる」
画面に映ったデッキレシピを見て、彼女は素直に目を輝かせる。
「とりあえずこれそのまんま組んでみたらいいんじゃないかな?後はブースターに入ってるカードがこの店にあるといいんだけど」
「……え、人のデッキパクっていいの?」
小首をかしげながら言う。
悪気ゼロ。
まあ、純粋な疑問。
「パクるって言い方をするとちょっと罪悪感感じると思うけど、むしろ初心者は強いデッキをそのまま真似した方がいいと思うよ」
「え、そうなの?」
「まずは“強い構築”を体験した方が分かりやすい。
いきなり自己流でオリジナルのデッキを作ろうとしてドツボにハマるより、カードゲームに慣れた人が組んだ強い構築を使ってみて『あ、このカードとこのカードの相性良いんだ』って実感した方が理解が早いんだ」
「へー……なるほど……」
「で、そこから“ここもっとこうしたいな、このカードよりあのカードの方が強いんじゃね?”って思ったら、少しずつカードを入れ替えて自分用にアレンジしていけばいい。
プロの料理レシピを真似して、そこから自分の味付けを探す感じ」
「あ、分かりやすい。なるほど、料理レシピと一緒ね」
「伝わって良かった」
「カードゲームのデッキってのは料理ってことなんだね。カードゲーマーは料理人か」
「うーん……?」
まあ、料理で例えちゃったのは僕だし、言い換えれば、そうか……?
「よし!じゃあ今日はこの人のデッキ真似してみたいから、買い物していこっかな!」
勢いよく立ち上がる彼女。
そのテンションに、僕は思わず苦笑した。
「張り切るのは良いけど、お金あるの?」
「まあ、それなりに?それに、カードってどうせ高くても1枚500円とかそんなところでしょ?」
「……いや、そうもいかないかも」
「……マジ?」
「マジ」
大会で優勝を連発できるような強いデッキに使われるようなレアカードはそこそこの値段がする。
1枚1000円を超えるどころか、1枚3000円近い物もある。
僕のデッキに入っているエヴォルの宙のカードも当時は1枚1200円くらいで購入した。4枚デッキに入っているから5000円近い。……今は1枚600円くらいで買えるけど。
まあ、キャラクターの声を演じた声優さんのサインが箔押しで刻印されていたり、イラスト違いの激レアバージョンになるとそれ以上の値段がするのだが、それは一旦置いておこう。
「来週買いたいCD出るから正直あんまりお金使いたくないんだけどなぁ……。ちょっと覚悟はするか……」
彼女はごくり、と喉を鳴らしてショーケースへ向かった。
僕も彼女の後を追い、彼女と出会ったショーケースの前に立つ。
「エヴォル状態のあかりでアタック。効果でアタック時に自身のパワーを+1000してパワー5000。
あかりはランサーって効果を持ってて、相手キャラとのパワー勝負で勝利したら相手のライフ1枚にダメージ」
「ええ!?それ喰らったらライフ0になっちゃうじゃん!
パワー勝負で勝てるキャラは私の場にいないから受けるしかないか……。トリガー出ろ!トリガー出ろ!
……何も書いてないんですけど」
「じゃあトリガーの発動は無しだね。パワー3500の詩乃でアタック」
「えーと、じゃあここはパワー4000のアステちゃんでブロックして――」
「あ、ごめん。詩乃の効果。場に宙とあかりがいる時に、アタック時に山札の上から1枚を退場エリアに置いて、そのカードが宙かあかりか詩乃だったら、この攻撃はパワー3000以上のキャラにブロックされない。
……あかりが落ちたので、この攻撃は有効だね」
「え、じゃあ……」
「このまま直接攻撃で僕の勝ちだね」
「えぇっ!?」
彼女は仰け反り、両腕をうわああと広げた。
「負けたーーーーーー!!」
店内に響くほどの元気な叫びだった。
「や、やっぱり初心者が使うスターターデッキまんまだと、ちょっと不利だったかもね……」
やっちまった。
初心者相手に結構ガチなムーブをかまして圧倒してしまった。
ティーチングとしてこれで良かったのか?確か初心者にまず教えるべきはゲームの楽しさよりも勝利の喜びとかなんとか、そういう話を聞いたことがあるぞ?
せっかくクロフェイというゲームに興味を持ってくれて、遊んでくれようとしている人をボッコボコにしてしまった。これで「なんだよこのゲームクソゲーじゃん!」って悪印象を抱いてしまわないだろうか。
あー、やってしまった。こういう時こそ気を遣うべきだろ僕の馬鹿馬鹿馬鹿。
と若干自己嫌悪に陥り、脳内で自分の頭をボコスカ叩いていると、彼女はぱぁっとした笑顔で顔を上げて言うのだった。
「いやいや楽しかった!めっっちゃ楽しかった!!」
「そ、そう?良かった……。後半は結構大人げないことしちゃった気がして……」
「うん、ちょっとは手加減しなさいよこっちは初心者だぞってのは思ったけど」
「ぐえっ」
「でも、真剣に教えてくれてありがとね。せーんせ」
パチッと彼女は僕に向けてウィンクした。
思わず、本当に思わず。その仕草に対して(可愛っ)と口に出そうになったが。
「かっ」
で止まった。
「かっ?」
「なんでもない。ちょっと喉が詰まっただけ」
さて、目の前の彼女は負けて落ち込むどころか、テーブルに肘をついてデッキのカードをずらりと並べながら、むむむと真剣に唸っている。
「でもさ……私、もっと良い動きできたよね?」
「うん?」
「ほら、5ターン目のところ。パワートリガーを期待してライフで受けたのはまあよかったと思うんだけど……その後のブロック順、逆の方が良かった気がするんだよなぁ」
眉をひそめて、その時のターンの盤面を、ひょいひょいとカードを動かしながら再現する。
「例えばさ、先にこのアステちゃんで弱い方を受けて……で、パワートリガーで強化された方をしのぶちゃんで受けて……そしたら場にキャラが1体残ったでしょ?そしたら次のターン、こっちはエネルギーラインの2人をバトルエリアに移動させて、3体で攻撃できた」
「…………おお」
僕は素で感心の声が漏れた。
「で、6ターン目のあれ!私が調子乗って攻めたターン。
あそこでランサー効果を無効にする『ガード』って効果を持ったアステちゃんをエヴォルのアステちゃんに重ねてガンガン殴りにいこうとしたから、次のターンのランサー効果を持ったあかりちゃんの攻撃が通っちゃった」
「すごいな……」
「え?」
「カードゲームの初心者ってあんまりそういうの最初に気にしないと思ったからさ。
だいたい“やられちゃった~”で終わり。改善点を自分から考える人って、めちゃくちゃ伸びるタイプだと思う」
「え?……えっへっへ~~。そうでもあるかなぁ~」
彼女はくすぐったそうに笑いながら、カードを指でつついた。
賢い子なんだろうな、と思って褒めたのは本心だが、あまりにもデレデレした顔で笑うものだから(なんかチョロそうだぞコイツ)と思ってしまった。
「あー、でもやっぱりスターターデッキじゃガチでやってる人のデッキには敵わないか。
カードの効果もあんまり強くないのが多いし。ねえ、このデッキをアステちゃんメインで強くするならどんなカード集めたらいい?」
「え?……うーん。僕アステ☆リスクのデッキは組んでないからなぁ
ちょっと調べてみるよ」
僕はスマホを取り出した。
オタクの必須アプリとも言えるSNS、『Twister』の検索欄に『#フェイヴクロス アステ デッキ 優勝』と打ち込んで検索する。
すると、ショップ大会での優勝報告と共に、デッキレシピの写真がチラホラと出てきた。
「ほら、この辺。最近のショップ大会優勝者のデッキ。響アステのカードを多く使いたいなら、この人のデッキが参考になるんじゃないかな。
半分くらいスターターのカードも入ってるから組みやすいと思う
「おおー……!本当だ、結構持ってるカード入ってる」
画面に映ったデッキレシピを見て、彼女は素直に目を輝かせる。
「とりあえずこれそのまんま組んでみたらいいんじゃないかな?後はブースターに入ってるカードがこの店にあるといいんだけど」
「……え、人のデッキパクっていいの?」
小首をかしげながら言う。
悪気ゼロ。
まあ、純粋な疑問。
「パクるって言い方をするとちょっと罪悪感感じると思うけど、むしろ初心者は強いデッキをそのまま真似した方がいいと思うよ」
「え、そうなの?」
「まずは“強い構築”を体験した方が分かりやすい。
いきなり自己流でオリジナルのデッキを作ろうとしてドツボにハマるより、カードゲームに慣れた人が組んだ強い構築を使ってみて『あ、このカードとこのカードの相性良いんだ』って実感した方が理解が早いんだ」
「へー……なるほど……」
「で、そこから“ここもっとこうしたいな、このカードよりあのカードの方が強いんじゃね?”って思ったら、少しずつカードを入れ替えて自分用にアレンジしていけばいい。
プロの料理レシピを真似して、そこから自分の味付けを探す感じ」
「あ、分かりやすい。なるほど、料理レシピと一緒ね」
「伝わって良かった」
「カードゲームのデッキってのは料理ってことなんだね。カードゲーマーは料理人か」
「うーん……?」
まあ、料理で例えちゃったのは僕だし、言い換えれば、そうか……?
「よし!じゃあ今日はこの人のデッキ真似してみたいから、買い物していこっかな!」
勢いよく立ち上がる彼女。
そのテンションに、僕は思わず苦笑した。
「張り切るのは良いけど、お金あるの?」
「まあ、それなりに?それに、カードってどうせ高くても1枚500円とかそんなところでしょ?」
「……いや、そうもいかないかも」
「……マジ?」
「マジ」
大会で優勝を連発できるような強いデッキに使われるようなレアカードはそこそこの値段がする。
1枚1000円を超えるどころか、1枚3000円近い物もある。
僕のデッキに入っているエヴォルの宙のカードも当時は1枚1200円くらいで購入した。4枚デッキに入っているから5000円近い。……今は1枚600円くらいで買えるけど。
まあ、キャラクターの声を演じた声優さんのサインが箔押しで刻印されていたり、イラスト違いの激レアバージョンになるとそれ以上の値段がするのだが、それは一旦置いておこう。
「来週買いたいCD出るから正直あんまりお金使いたくないんだけどなぁ……。ちょっと覚悟はするか……」
彼女はごくり、と喉を鳴らしてショーケースへ向かった。
僕も彼女の後を追い、彼女と出会ったショーケースの前に立つ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
高校生なのに娘ができちゃった!?
まったりさん
キャラ文芸
不思議な桜が咲く島に住む主人公のもとに、主人公の娘と名乗る妙な女が現われた。その女のせいで主人公の生活はめちゃくちゃ、最初は最悪だったが、段々と主人公の気持ちが変わっていって…!?
そうして、紅葉が桜に変わる頃、物語の幕は閉じる。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる