この世界で生きていく

Emi 松原

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再会・戦闘開始

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ライキさんは、何も言わず、もう一体のロボットも破壊する。その目は、リィノさんを見ていた。
「俺の石は、ラピスラズリ。石言葉は、高潔・尊厳・幸運の入り口。俺は、俺にとっての幸せは、お前と戦うことじゃない。だが、戦わなければ、誰の幸せも、得られないのであれば、俺は、何があっても、ここから、逃げることはない」
「私のこと、置いていったくせに」
 リィノさんが、エミリィさんを攻撃しながら、素っ気なく、ライキさんに言う。リィノさんの、苛立ちが、大きくなった。エミリィさんの頬に、大きな切り傷ができる。それと同時に、ノルさんが、魔法の銃で、エミリィさんを撃つ。治癒魔法が発動されて、エミリィさんの傷が癒えた。それを見た、リィノさんは、余計に、苛ついたようだ。
「……なに、それ。ノルさんが、お姉ちゃんを、愛しているのは、知ってるよ? お姉ちゃんが、ノルさんを、愛していることだって。私、大きくなったら、二人の結婚式に出ることを、楽しみにしてたんだよ? ……人族!! ノルさんを始末して!!」
 リィノさんの叫びに、ロボットが動く。ノルさんが乗った龍が、飛んだ。ノルさんが、魔石を変えて、自分の前に撃つと、魔法の壁ができる。それが壊される間を、時間稼ぎにしている。
「そうか。それは悪かったな。俺の花は、スターチス。花言葉は、永遠に変わらない・いたずら心。リィノ。お前もエミリィも、最初は、ただの可愛い妹にしか、思っていなかった。今だって、お前は、可愛い妹だ。だが、俺が愛したのは、エミリィ。この戦いで、どちらかに、つかないといけないのなら、俺は、愛したエミリィと、共にいく」
「分かってるよ。お姉ちゃんと一緒に、死んであげて?」
 ノルさんの言葉に、リィノさんは、そう言って笑う。
「ルカ、ロキ、警戒してください。ロボットの動きが、変わりました。人族にとって、一番厄介であるのは、リィノさんの姉、エミリィさん。そして、友人であり、長の子供である、ライキさんたちです。その全員を、リィノさんが、相手にしている間に、ヴィーヴル王国に、攻め込む気かもしれません」
「分かった。スタウロ!! みんなが、ルカの射程に入る範囲で、高く飛んでくれ!!」
 僕の言葉に、スタウロが小さく鳴き、空高く舞い上がる。
 リィノさんは、一瞬下がったと思うと、何かの魔石を目の前に出した。その瞬間、エミリィさんに向けて、爆発が起きる。その爆煙をはらったのは、フールさんの、魔法だ。エミリィさんの前に立って、魔法の銃を、構えている。
「フール。昔と何も変わってないね? 喧嘩が嫌いな、事なかれ主義」
「そうだね。僕の花は、バイモ。花言葉は、謙虚な心・努力。僕は、リィノ。君を救う方法も、エミリィを救う方法も、みんなを救う方法も、考え続けた。どうして、みんなを救うことが、できないんだろうって、何度も思ったよ。だけれど、僕は、それを諦めない」
「それでも、あなたがいるのは、お姉ちゃんの前じゃない」
 リィノさんの目に、涙が光る。それでも、リィノさんは、攻撃をやめない。何度も、何度も、強い魔法を放ってくる。
「こんなに強い、攻撃の魔法なんて、あったの……?」
「予想ですが、人族が、何かの魔石を、リィノさんに渡したのでしょう。ルカ、フールさんの魔力供給を。ロキ、支えてください」
 チィの言葉に、僕は、ルカの持つ、魔法の銃を支えて、固定する。ルカが、フールさんに向けて、魔法の銃を撃った。
 それを見た、リィノさんの目が、僕たちに向く。
「あれ、誰? まぁいいや。邪魔するものは、みんな、殺せば良いもの」
 争いは、激しさを増して、僕は、チィの声を聞きながら、必死で、スタウロに、指示を出して、ルカの魔法の銃を支えて、固定した。ルカも、魔力をどんどん使っているから、疲れが出てきたのが、分かる。
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