思春期のテロリスト

Emi 松原

文字の大きさ
2 / 12

思春期のテロリスト

しおりを挟む
第一章 私,復讐者になる。~中二の春~

 エミはそれまで恋とダンスのことしか頭にない普通の中学生だった。
 セミロングの髪で,コスモスの髪飾りをつけている。
 彼氏の名前はシゲル。背が高くて頭も良い努力家。
 踊ること以外なんの努力もしていないエミとは正反対だったが,二人はラブラブだった。
 二人の親は裁判所に勤める国家公務員。
 学校帰りはいつも宿舎まで一緒。
 そして宿舎の中にあるもう使われていない倉庫の中でキスをして,少し話をして,二人の合い言葉「しそにお」って言ってハイタッチして終わり。
 そんな毎日だった。
 けれどその日はいつもと違った。
 どんな高熱でも,どんな怪我でも学校を休んだことのないシゲルが,突然なんの連絡もなしに学校を休んだ。
 何度携帯電話にかけても,繋がらない。
 エミは不思議に思いながらも,寂しい気持ちで学校の帰り道を歩いていた。
 そしていつもの倉庫の前を通りかかったとき,いきなり【ぐいっ】と腕を引っ張られて,エミは倉庫の中に引きずり込まれた。
 びっくりして見ると,そこにいたのは緑のコートのような服に黒のボディースーツのようなものを着たシゲルだった。
 シゲルは今までにないような顔をしている。
「シ・・・シゲル・・・?」
 エミはとまどった。
 そんなエミのとまどいを無視して,シゲルはエミの肩をつかむと早口でしゃべりはじめた。
「エミ,よく聞け。この国は今,戦争をしている。それも国民にばれないようにこっそりと。」
「え・・・?」
 エミは全く理解できなかったが,シゲルは話を続けた。
「国は国民にばれないように予算を作り,世界大戦が行われている。けど,必ずそれに気がつく者,反発する者がでてくる。それが俺達『テロリスト』だ。」
「テ・・・テロリ・・・スト・・・?」
「あぁ,そうだ。まだ実験段階だがな。そして,テロリストの本拠地は裁判所だ。」
「え・・・??」
「最高裁判所が司令部。高等裁判所(高裁)が実行部。地方裁判所(地裁)が訓練部兼勧誘部。そして家庭裁判所(家裁)が情報部。」
 エミは訳がわからなかったが,黙ってシゲルの話を聞いた。
「お前,この国で新しくできた法律分かっているな?未成年が建物に入り,助けて!と叫ぶと安全装置が作動してすぐに近くの警察,防犯ロボが来る。防犯カメラも現場を押さえられるようになった。本来の目的は,未成年を犯罪から守るための法律だ。しかしテロリストはそれを利用して,重大な犯罪を犯した未成年や,ハッカーの天才の未成年を集めているんだ。そして,少しずつ戦争に関わりのある重要人物を殺していってる・・・。」
「・・・・・・。」
「俺は,実験的に・・・。親父が高裁だったから,実行部・・・まぁ,いわゆる暗殺部に入れられた。ちなみに俺達の幼なじみのコウタは,親父さんが家裁だったから,情報部にいる。今,裏サイトで戦争のことやテロリストのことを流したりもしているんだ。じょじょに読む奴も増えてる。本来なら,政府と裁判所が対立するなんてありえないことだ。でもそのありえないことが,今起きている。」
「・・・うちの親も,家裁なのに,なんで私は・・・?」
 エミの言葉に,シゲルはちょっと恥ずかしそうに答えた。
「実は・・・。この話しを最初に聞かされた時さ・・・。エミを,この実験に巻き込まないって条件で実行部に入ったんだ。エミには・・・普通の生活を送っていてほしかったから・・・。けど,サイトの話がエミの耳に入るのも時間の問題になってきたし,なにより・・・この国自体がそろそろ安全じゃなくなってきたから。」
 そう言ってシゲルが真面目な顔をした。
「エミ・・・今ここで,俺と関わった以上,もう元の生活には戻れない。だから・・・せめて,お前は情報部に入れ。そこが一番安全なはずだ。戦争が終わるまで,必ず生き延びろ。」
「え・・・?それ・・・どういう・・・」
 エミがしゃべろうとするのを手でさえぎり,シゲルが続けた。
「これ,俺の形見。」
 そういうとシゲルは,自ら着ていた緑の服を脱いでエミに着せた。」
 エミが着るとまるで薄手のロングコートだ。
「ちょっ・・・!!形見って・・・どういう・・・。」
 エミは状況が把握できず慌てていた。
「あと・・・これ・・・。」
 シゲルはエミの手に,一枚の紫の花びらをのせた。
「これ・・・チューリップの花びらなんだ。紫のチューリップの花言葉は『永遠の愛』なんだって。ごめん・・・ポケットに入れていたら,ぐちゃぐちゃになっちまった。」
 エミがシゲルを見ると,シゲルはいつもの優しい笑顔をしていた。
 そしてエミを引き寄せると,思いっ切り抱きしめた。そのまま言う。
「もう一度言う。この国は隠れて戦争をしている。それを止めようとしているのがテロリスト。俺は・・・一番多感期で,一番能力が伸びる時期の子供を巻き込んだ,こんなやり方間違っていると思う。テロリストも,戦争をしている政府も・・・。本当の平和はそんなものじゃないと思う。けど・・・子供の俺は従うことしかできなかった。そして,任務を失敗した俺は,今,国の特殊訓練を受けた奴らに周りを囲まれている。俺は,今からなんとしてもお前を守る。そして・・・たぶん死ぬ。」
「し・・・・し・・・ぬ・・・??」
「あぁ。お前をおとりにして,なんとしてでも建物の中に入れるから。最後まで,ついてきてな。」
 そう言うとシゲルは銃を取りだした。
「話は終わりだ・・・いくぞ!!」
「ちょ・・・ちょっとまってよ!!」
 しかしシゲルはエミの方を見てちらりと笑うと,エミの首に手を回した。
 そしてエミの頭に銃を突きつけ,一気に倉庫から出た。
 わけのわからないままエミは引きずられた。

「おい!!俺に手を出すなら,この一般人を殺すぞ!!」
 シゲルが叫びながら,団地の中の建物に近づいていった。
 エミは,その時初めて周りを見た。
 顔は隠れているが,目だけ出ている白い服を着た人達・・・10人に囲まれていた。
 エミはぼうぜんとしながらも,その目を一人ずつ眺めた。
 もうすぐ建物・・・その時だった。

【ドン!!】
 大きくて,鈍い音がした。

「うっ・・・。」
 シゲルが声をあげる。そしてエミを抱えていた体が崩れた。
「シ・・・ゲ・・・ル・・・??」
 エミが慌てて振り返ると,シゲルは腹部から血を流し,力無くその場に倒れた。
 そしてエミは見た。
 髪が水色で,短い丈の浴衣のような服を着た,同じ年くらいの一人だけ異色の女が真っ直ぐに銃口を向けていたのを・・・。
「エミ!!早く建物へ入れ!!」
 聞き覚えのある・・・いや,よく知っているその声を聞き,エミはとっさにもう入り口近くだった建物の中に飛び込んだ。
 その瞬間,白い服を着た者と水色の髪の女は姿を消した。
 
エミは呆然とシゲルを見つめていた。
 ピクリとも動かないシゲル。
 すると,黒のボディースーツのようなものを着た人達が,突然現れてシゲルの周りをとりかこんだ。
「ちょ・・・!!」
 エミはシゲルに近づこうとしたが,
「エミ,それ以上見るな。」
 建物へ入れと言った人物がエミの前に立った。
 エミとシゲルの一番古くからの幼なじみで,いつも二人と一緒だったコウタだった。
「コウタ・・・。」
 コウタは,耳に紫のピアス。頭からパソコン用のマイクをつけ,小型のパソコンを持っていた。
「・・・シゲルは,死んだよ。でもあいつ,最後はパソコン用のマイクとってたから・・・。二人の最後の会話は・・・少なくとも,俺達テロリストは誰も聞いていないから・・・。」
 慰めるように,コウタが言った。そして緑のコートを着たまま,座って震えているエミを抱きしめた。
「シゲルが・・・テロリストだって・・・。私に,情報部に入って生き延びろって・・・。」
「・・・そっか。・・・お前ならパソコンくらい使えるだろうし,入れるだろ・・・。情報部には,俺もいるし・・・。」
 エミはコウタにしがみつくと,涙を流しながら首を振った。
「でも・・・私,情報部には入らない。」
「えっ・・・?」
「私・・・私・・・実行部に入る。」
 エミが言った。
「・・・!!おい!!実行部って・・・通称,暗殺部って言われてて,人を殺すチームだぞ!!任務は守り通さないといけない。失敗したら死ぬ。それに特殊訓練だって・・・。お前にそんなこと・・・・!!」
「私・・・その任務ってやつは守る。けれど私は,『テロリスト』にはならない。」
「それ,どういう意味だ?」
 エミの,コウタにしがみつく手に力が入った。
「私・・・私は,復讐者になる。」
「復讐者・・・?」
「私,覚えている。シゲルが死んだとき,周りにいた全員の目を・・・。それにシゲルを殺した女・・・。私は・・・あいつらとシゲルを殺させた人間に復讐する,復讐者になる。」
 エミがコウタを見た。涙は止まっていた。
 コウタは,その目を見て思った。
この目をしたエミは,もう誰にも止められない・・・。
 それは昔からエミのことを知っているコウタだからこそ分かったことだった。
「コウタ・・・。私は今日から感情を殺した復讐者。でも・・・コウタにだけは,ごまかしなんてきかないこと分かってる。だから,コウタだけが私の真実,私を知る者だからね。だから・・・私の事,助けてね。ずっと、一番の味方でいてね。・・・約束だよ。」
 コウタは,黙ってうなずいた。
「エミ・・・お前はあの光景を見てしまったから,どちらにせよテロリストには入れると思う。俺と違って顔とかも見られているから,もう学校にも行かれない。シゲルは・・・お前に心配をかけないよう,何食わぬ顔をして学校へ行っていたけどな・・・。」
 コウタが言った。
 エミは無言で頷いた。

 コウタに送られ自宅に戻ったエミは,真っ先に父親に詰め寄った。
 テロリストのことは聞いた。実行部へ入ると・・・。
 父親は反対しようとしたが,恐ろしく変わってしまったエミの無表情の怒りの顔に,最後はうなずくことしかできなかった。
 そしてエミは髪の毛をばっさりと切った。コウタに見せると,
「俺はたらたらしてた時より,そっちの方が良いと思うけど。」
 と言って少し笑って言われた。

 それからエミは地方裁判所へと連れて行かれた。
 ここの高等・地方・家庭裁判所は珍しく同じ敷地内にあり,エミはこの中で生活することになる。
 普段,家裁に居るコウタも,同じだ。
 コウタはエミがテロリストに入ると同時に,学校へ行くのを自ら止めた。
 最初にエミはそこで特殊訓練を受けることになった。
 あらゆる武器の使い方。
 超人並の運動能力開発。
 大の男でもすぐに音を上げるような訓練を,エミは驚くほど早いスピードでこなした。
 さらに上へ,もっと上へ・・・強くなりたい。絶対に・・・あいつらに復讐してやる・・・!!それだけの想いが,エミをさらに強くさせた。
 
 そして,エミはどんなに早くても半年はかかると言われている訓練を,ものの一ヶ月で合格した。
 それは,実験段階の者でも勧誘された者,自ら志願した者でも,今だかつてなく,さらに先にも超えられることのない記録だった。
それからエミはすぐに暗殺部へと入ったのだった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

裏切りの代償

中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。 尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。 取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。 自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

冷遇妃マリアベルの監視報告書

Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。 第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。 そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。 王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。 (小説家になろう様にも投稿しています)

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。

設楽理沙
ライト文芸
 ☘ 累計ポイント/ 190万pt 超えました。ありがとうございます。 ―― 備忘録 ――    第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。  最高 57,392 pt      〃     24h/pt-1位ではじまり2位で終了。  最高 89,034 pt                    ◇ ◇ ◇ ◇ 紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる 素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。 隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が 始まる。 苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・ 消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように 大きな声で泣いた。 泣きながらも、よろけながらも、気がつけば 大地をしっかりと踏みしめていた。 そう、立ち止まってなんていられない。 ☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★ 2025.4.19☑~

〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です

ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」 「では、契約結婚といたしましょう」 そうして今の夫と結婚したシドローネ。 夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。 彼には愛するひとがいる。 それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?

処理中です...