一進一退夫婦道

Emi 松原

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進め、進め

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さて今年も終わりである。

来年は年明け早々に、いっとくさんの心臓バイパスの手術の検査がスタートする。
7月に肺水腫で死にかけ、この間2回外で倒れて救急車で運ばれたいっとくさん。着実に体のいろんなことが進んでいる。


そんな中、ついにいっとくさんが夫婦間腎移植について少し前向きな姿勢を見せるようになった。
私としてはなんとも嬉しいことである。

これに関しては本当に色々あったが、いっとくさんの心を動かしたのは絶対無理だと思っていた私のダイエットだ。


移植のドナーになるには、BMIが正常値であることをはじめ、様々な検査をクリアしなければならない。
専門の精神科医も入ってくるし、第三者倫理委員会にもかけられる(これは私の病気も関係しているが)

そう、超級おデブな私は、まず痩せなければ話にならないのだ。


だからこそいっとくさんは、移植の話は本格化しないだろうと思っていた。が、私が本格的なダイエットを開始してしまった。


お世話になっている整骨院でインナーマッスルのトレーニングと、運動トレーニングを始め、家での自重トレ。筋トレダンス動画を見ながらえっほえっほと動いてみたり、ストレッチをしてみたり。
体についての座学を見てみたり。

食生活も変えた。PFCバランス(タンパク質、脂質、炭水化物)を意識して、プロテインも取り入れた。

最初は全く動かなかった体重計も、体の基礎ができてきたのか、動くようになり、誰が見ても見た目が明らかに前より引き締まってきた。

現在、移植に向けてのダイエットを始めてマイナス8キロだ。

移植外科の先生に厳しく言われたのだが、1ヶ月で1キロのペースで落とせ、それ以上早く落とすなとのこと。
ドナーになるには痩せるのにも「健康的に」が求められるのだ。


さてさてこんな姿を見ていたいっとくさん。私が本気だというのは十分伝わった。絶対無理だと思っていたダイエットの成果を出し始めたのだから。


元々、何があってもえみの体を傷つけるなんてできない、そんなことをするくらいなら死ぬ。こちらがどんなに言っても生きるか死ぬかになったら考えると言っていたいっとくさん。その時が来て私が移植の話を出した時は、嫌いになったと嘘をついて離婚した方がいいんじゃ……とまで先輩さんに相談もしたらしい。


そして現在。
まだまだ目標体重には遠いが、着実に成果を出している私を見て、本気度が伝わったのである。


それなのに少し前向きになった矢先に、心臓バイパスの決断をした方がいいと言われた。

今後生きていくことを考えたら、決断した方が良いとのこと。

移植手術も、心肺機能がもってくれなければ話にならない。


なんとも色々あるものである。


だがここまで来たら、進むしかないのだ。

私はいっとくさんに生きていてほしい。一緒に生きたい。もしこの先、何かがあって離婚、となったとしても、腎臓を渡すことを後悔はしない。


だからこそ、私に今できるのは、食事管理と病院の連携とダイエットなのだ。


毎日のように不安で押しつぶされそうになる。それはきっといっとくさんも。

それでも、その状態で一緒に生きていくと決めたから。


後はとにかく、進んでいくだけなのである。


2年後目標の夫婦間腎移植。


やってやろうじゃないか!!
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