龍神様はチョコレートがお好き

Emi 松原

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龍神様はチョコレートがお好き

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詰め込まれる知識~自然神の加護を受けた者たち~

 放課後
 今日は、色々な伝達事項や、授業日程などの、説明だけだった。
 だから、座っているだけで、良かったし、一番前だったから、周りの人も、あんまり気にならなかった。これも、明さん達が、気を使ってくれたのかな・・・?
 そう思っていると、隣で立ち上がった、絵里さんが、声をかけてきた。
「優矢さん、帰りましょうか。」
「あ・・・うん・・・。」
 どうも、俺は、絵里さんのペースに巻き込まれる。でも、この町に来て、一番、俺を、気遣ってくれているのも、絵里さんだ。
 俺は、絵里さんについて、教室を出た。明さん、幸多さんが教室の外で待っていた。
 四人で外に出ると、朝、俺が乗ったリムジンより、大きなリムジンが、止まっていた。
 凄いな・・・どんな人が、乗っているんだろう。そう思って見ていたら、中から出てきたのは、礼さんだった。
「おかえりなさいませ。お嬢様。明様、幸多様、優矢様。今日は、皆さんで、お帰りになると聞いていましたので、ゆったりとした車が良いかと思い、車を、変えてまいりました。」
「ありがとう、礼。」
 絵里さんが、笑顔で言った。
 この人、どんだけ、凄い人なんだ・・・。でも皆さんでって、どういうことだろう。朝も、このメンバーだったよな?
 そんな、俺の疑問は、車に乗ると、すぐに分かった。
 同じ制服を着た、見知らぬ男の人、二人に、女の人二人が、乗っている。
「お疲れさま、皆さん。お先に、乗らせてもらってるわよ。」
 ショートカットだけど、俺から見て、右前髪だけ、少しだけ長めに伸ばして、真ん中で分けて、おでこを出している、とても明るそうな、しっかりとした顔だちの、女の人が言った。
 俺は、問答無用で、絵里さんに、誘導される。
 俺の隣には、絵里さん、その隣には、明さんと、幸多さん。目の前には、見知らぬ四人が、座っている。
「へ~この人が、お殿様かー。なんか、普通の人だねー。」
 一番左に座っている、男の人が言った。
「成二(せいじ)!」
 その隣に座っている、さっきの、ショートカットの女の人が、たしなめる。
「優矢さん、この人たちは、この町と、あなたを守る、自然神様からの加護を受けた、方たちです。私が、皆さんの、紹介を、しましょうか。」
 絵里さんの言葉に、俺は、カチカチで、うなずいた。
 正直、とても、緊張していた。
 初対面の人達の、真ん中に、いるなんて・・・。
 でも、俺を守ってくれるっていうのは、光龍神社の、明さん、道場の、幸多さんだけじゃ、なかったんだよな・・・。
 混乱している俺。絵里さんは、おかまいなしだ。
「まず、一番左に座っている、童顔で、よく女の子に間違えられる、相伝神社の、成二さんです。成二さんは、中学三年生。私たちの一つ下で、一番年下です。」
「どうもー。陽動が得意な、成二でーす。」
 成二さんが、無邪気に、笑って言った。でも、どこか怪しくて、不思議な目をしている。そして、俺の方を見て、嫌味っぽく、クスクスと笑った。
「狐は、騙すのが十八番だからねー。楽しませてよー。お殿様ー。」
 成二さんの言葉に、俺は、何も答えられなかった。ただ、黙って、うなずいた。
「次に、成二さんの隣に、座っている方は、礼安神社の、志乃(しの)さんです。志乃さんは、高校二年生。私たちの、一つ上で、一番年上です。しっかりした方なので、私たちは、とっても、頼りにしているんですよ。」
 さっきの、ショートカットの、女の人が、俺を見て、明るく笑った。
「初めまして!礼安神社の、志乃です!本来なら、明が、まとめるべきなんだけど、明は、あんな性格だし、私、一番年上だし、神社のみんなを、まとめる役をやっています。前衛、後衛、なんでもやるよ!よろしくね、優矢さん。」
 志乃さんが、手を差し出してきた。
 俺は、おずおずと、握手する。
「よろしくお願いします・・・。」
「志乃さんの隣が、黎明神社の、美(み)桜(お)さんです。美桜さんは、私たちと同い年。同じクラスですよ。おっとりしていて、少し、ふわふわしていますが、とても、優しい方なんですよ。」
 美桜さんは、ニコニコして、俺を見ている。
 ふんわりとした、肩の下まであるツインテールの三つ編みで、明さんや、志乃さんのように、しっかりした顔だちではなく、まさに、おっとりとした、可愛い系の女の人・・・というより、女の子だ。
「美桜ですぅ。えーっとぉ・・・あ、後方支援が、得意ですよぉ。優矢さんは、絵里さんの、婚約者なんですよね。私は、達成(たつなり)の、婚約者でぇす!」
「あぁ!?何、勝手なこと言ってんだよ!」
 美桜さんの隣に座った、短い髪で、背の高そうな、幸多さんとはまた違う、わかりやすい怖さを持った、男の人が、怒る。
「えぇー。約束したじゃないですかぁー。」
「ガキの頃の話だろうが!くっつくな!」
 美桜さんは、達成さんに、くっついていた。
「お二人とも、落ち着いてください。優矢さんが、困ってしまわれます。優矢さん、最後の人が、翠生神社の、達成さん。達成さんも、私たちと、同じクラスですよ。明さんと、同じで、人と接するのが、少し嫌いな人でもあるので、言葉遣いが、悪い時がありますが、お気になさらず。」
「・・・・・どうも。」
 達成さんが、そっぽを向きながら、言った。
「達成ぃ、そんな挨拶じゃ、駄目だよぉ。」
 美桜さんが、絡む。
 俺は、どうしていいか、分からない。
 とりあえず、明さんと、幸多さんを見ると、明さんは、幸多さんの膝枕で、目をつむっている。
「それで、今日は、顔合わせってことで、いいのかしら?」
 志乃さんが、言った。
「そのはずだったのですが・・・。明さん、優矢さんに、何の説明も、していないんですの。おかげで、優矢さんは、自分の魂のことも、私たちのことも、何も知らないのです。ですから、今日は、ドライブしながら、みんなで、お話をしましょう!それに、今日は、皆さんで、全員での、修行の日でしょう?ドライブの後、光龍神社まで、お送りします。」
 絵里さんが、笑顔で言った。
 いつの間にか、机の上には、沢山のお菓子と、目の前には、紅茶が置いてある。
 ポーの前に、礼さんが、チョコレートの山を置く。ポーが、嬉しそうに、飛び乗った。
「何の説明もしてないって・・・。明、しっかりしてよ。」
 志乃さんが、呆れた声で言った。
 明さんが、目だけ開けたのが、横目に見えた。
「だって、説明のしようが、ないじゃない。実感しないと、理解なんか、できないでしょ。」
 そう言うと、明さんは、また、目をつむってしまった。
「幸多も、隣に住んでいるんだし、もう少し、気を使ってあげなさいよ。明を、甘やかしすぎよ。」
「俺は、あくまでも、光龍神社を・・・明を、守る、存在だから。」
 志乃さんの言葉に、そっけなく、幸多さんが、返す。
 はぁ・・・。と、志乃さんが、ため息をついた。
「えーっと、何から、説明すればいいのかしら・・・。」
 志乃さんが、困った声で、つぶやく。
「ずっと、気になっていたんですけどぉ・・・。その龍神様の子供、とても可愛いですねぇ。明さんが、守護神として、授けたんですかぁ?」
 美桜さんが、ポーを見ながら、言った。
 守護神?なんのことだろう。
 ポーは、チョコレートの山の上で、嬉しそうに、丸まっている。
「・・・違うわよ。早速、そいつが、魂の力を発揮したの。その龍神様の子供が、そいつを、選んだのよ。」
 明さんが、目をつむったまま、答えた。
「へぇー。面白いねー。来て早々に、龍神様を、手なずけるなんてー。」
 成二さんが、茶化したように、言った。
 俺は、何も言えない。
「まずは、優矢さんの、魂の特徴と、何から、守られるのか、何に、注意すればいいのかを、教えてさしあげたらいかがでしょうか。」
 絵里さんが、笑顔で言った。
 志乃さんが、うなずく。
「優矢さん、あなたの魂は、普通の人よりも強い光・・・輝きを、発しているの。絵里さんや、私たちのように、特殊な能力を持った・・・いわゆる、能力者の魂と、似ているわ。」
 志乃さんが、説明を、はじめてくれた。
 他の人達は、お菓子を食べたり、なんだか、自由だ。
 絵里さんと、俺だけが、真面目に、聞いている。
「あなたの魂は、普通の能力者よりも、はるかに強い輝きを、発している。胸の真ん中あたりに、魂のコアと呼ばれる部分が、あるんだけれど、そこを見たら、私たちのような、能力者には、分かるわ。私たちは、そんな魂を、キラキラ魂。通称、キラ魂(たま)と呼んでいるの。師範達は、この呼び方が、気に食わないみたいだけど。私たち、難しい言葉が嫌いだから、昔呼ばれていた言葉を、自分たちで、子供の頃に、勝手に、変えちゃったの。」
 俺は、黙ってうなずいた。
 志乃さんが、続ける。
「あなたの、強い魂は、目に見えないものを利用して、この世界に、影響を及ぼそうとしている人たちに、狙われるの。この人たちは、通称、魂取り。私たちのように、何かしらの能力を持った人が、他の能力者の魂を奪って、それを食べることで、その力を、得ることができて、より、強くなれるの。魂を食べることを、魂食いといって、中途半端な能力者が、これをやると、食べた魂に、自我を乗っ取られてしまう。とても危険なのよ。まず、一番注意しないといけないのが、この魂取り。」
 魂を・・・奪う・・・それに・・・食べる・・・?
 でも・・・。
「あの・・・星蘭町には、結界が張られていると・・・。そんな、恐ろしい人たちが、入れないように、するためなんじゃ・・・・。」
「いいところに、目をつけますねぇ。」
 美桜さんが、クッキーを、ほおばりながら言った。
「この星蘭町は、普通の世界から、外れているので、ある程度の、能力を持った人しか、見つけることもできないし、入ることも、できないように、なっているんですぅ。結界は、外の世界と、遮断するための、ものなんですよぉ。だから、能力者を、選別するものでは、ないのですぅ。能力を、良いことに、使う人だけだったら、いいんですけどねぇ・・・。」
 美桜さんが、ゆっくりと言った。そして、紅茶を手に取る。
「私も、しょっちゅう、魂取りさん達に、狙われているんですよ。明さん達が、いつでも守ってくれているので、安心していますが、見ただけでは、魂取りさんだと、分からないので、とても、厄介です。」
 絵里さんが、少し、ため息をつきながら言った。
「僕たちは、自衛できるけどねー。」
 成二さんが、嫌味っぽく、クスクスと笑う。
「次に、人間の、魂を食べたがる、あやかし。妖怪とか、化け物とか、そんなイメージのやつね。あやかしは、私たちに協力してくれたり、助けてくれたりする、陽のあやかしと、人間を襲って、食べる、陰のあやかしに分かれるの。昔話なんかで出てくる、怖いあやかしは、陰のあやかしのことね。陰のあやかしの、活動時間は、日が落ちてからだから、キチンと、夜は、光龍神社の結界の中にいることで、襲われる心配は、少なくなるわ。」
 志乃さんの言葉に、うなずく俺。
 そういえば、俺が、追いかけられていたのも、いつも、日が落ちてからだった気がする。
 あれが、あやかしだったのか・・・?
「最後が、私たちの、最大の敵。組織ぐるみの、能力者達。」
 志乃さんが、少し、暗い声で言った。
「今の、世の中は、科学や、技術が発達して、とても便利になった。だけど、目に見えないものを、信じない世の中でも、あると思うの。その隙をついて、世の中に、多大な影響を及ぼそうとしているのが、その組織。キラキラ魂研究所。通称、キラ研って、私たちは名付けたんだけど・・・。要は、優矢さんの、持っているような、強い魂を集めて、研究して、利用して、目に見えないもので、世界を、操ろうとしている人たちが集まった、能力者集団。自己満足の、魂取りと違って、組織ぐるみだから、一番の強敵よ。」
「まぁ、俺たちも、能力者集団だけどな。」
 達成さんが、美桜さんを、突き放そうとしながら、そっけなく言った。
「普通の、魂取りだったら、俺たち一人一人で、勝手に自衛できる。だけど、組織ぐるみで、来られちゃな。こいつらと、一緒にいるのも、不本意だけど。俺一人じゃ、組織になんかに、かなわねーし。」
 達成さんが、美桜さんを、ぐいーっと、志乃さんの方に押す。ひるまずに、押し返す、美桜さん。
「キラ研さん達は、昔、集団でこの町を襲った方々の、末裔だと、言われているんですよ。つまり、私の前世や、明さんの前世で、その命を、奪った方々です。時を得てもなお、この町や、魂を、狙っているんですよ。」
 絵里さんが、笑顔で言った。
 俺は、反応することが、できなかった。
 そんな人たちに、狙われながら、よく今まで、無事だったな・・・・。
 そんなことを、考えていた。
「とりあえず、必要な説明は、このくらいかな。質問はある?」
 志乃さんが、言った。
 俺は、聞くことを、迷った。
 でも・・・。きっと、知っておかなければ、いけないことだ。
「その・・・あの・・・もし、魂を取られたら・・・・。」
「自我を失って、心のない傀儡として、利用されて、死ぬよー。」
 成二さんが、笑顔で言った。その笑顔は、とても不気味だった。
 全員が、能力者だからだろうか。
 なんだか、個性の、強い人たちだな・・・。
 俺、これから、どうなるんだろう。
「そうならない為に、私たちが、いるんだから、心配しないで。それに、師範が、あなたのことを、ちゃんと、考えてくれているはずだから。いずれ、ゆっくり話せるよ。まだ、この町に、来たばかりだしね。」
 志乃さんが、笑って言った。
 絵里さんの、言う通りだ。志乃さんは、とても、頼りになる人だ。・・・明さん達に、聞きにくいことは、志乃さんに、聞くことにしよう・・・。
「良いことを、思いつきました。今日の、皆さんでの修行、見学してはいかかでしょう?明さんの言うように、実感して、分かることが、あるかもしれません。私も、ご一緒したいのですが、あいにく、今日は、晩餐会に、呼ばれていまして・・・。」
 笑顔で、俺の方を向いて、絵里さんが、言った。
「え・・・?」
 俺は、いきなりの提案に、驚いて、思わず、絵里さんの方向を見た。
 そして、俺は、見てしまった。
 楽しそうにする、絵里さんの向こうで、ものすごく、不機嫌な顔になっている、幸多さんと、明さんの、姿を・・・。
「お殿様が、修行を、見てくれるんですかぁ?だったら、気合を入れないとですねっ。」
 美桜さんが、楽しそうに言った。

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