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龍神様はチョコレートがお好き
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決意~信じるもの~
次の日、俺は、学校を休んだ。
志乃さん、美桜さん、達成さん、成二さんは、光龍神社に泊まって、そのまま、自分たちの家に、帰って行った。
同じく、光龍神社に泊まった、絵里さんは、学校を休んで、俺の傍に、いてくれた。
申し訳なかったけれど、心細かったのも、事実だから、甘えさせてもらうことにした。
明さんと、幸多さんも、学校を休んでいるらしい。
この先のことを、考えるためだそうだ。
【龍神の間】
「魂の暴走を、抑えるとはな。人間とは、どれだけ長く見ていても、分からないものだ。」
火龍が、明と、恒夫に、言った。
「それが、人間の持つ、温もりと言うものです。」
恒夫が、答える。
「温もり・・・か。」
火龍が、考えるように、呟いた。
「これから、どうなるのでしょうか。やはり、歴史は、繰り返されるのでしょうか。」
明が、沈んだ声で、言った。
「人間とは、そういうものだ。いつの時代も、何度も、何度も、同じことを、繰り返す。そんな、生き物だ。」
水龍が、静かに言った。
「その・・・負の連鎖を、止めることは、できないのでしょうか・・・。」
明が、水龍に、聞いた。
「さあな。俺たちは、それを、見守るために、存在しているんだ。」
水龍が、答えた。
「私・・・前世を、思い出しましたよね。あの時も、いつも、お殿様の魂は、危険にさらされていました。そして・・・。あの集団が、攻めてきました。時を超えてなお、集団は、ここへ、攻めてこようとしています。なぜでしょう・・・。」
明が、下を向いた。
「人間には、知識欲と、物欲というものが、あります。それは、昔も、今も、変わりません。違うことが、あるとすれば、それは、人間は、知識を身につけ、変わっていくということです。良くも、悪くも・・・。魂を狙う集団も、最初は、ほんのささやかな、知識欲から、物欲から、始まったのです。勿論、この町の神社も。」
雷龍が、はっきりと、言った。
「私たちの、言葉です。【動乱は、激しさを増す】です。」
恒夫と、明は、黙って、頭を下げた。
「おじいさま・・・。私、考えたんです。この町を、捨てたら、どうなるかと。お父様や、お母様のように、外の世界で、生きたら、どうなるかと。」
「ほう・・・。して、その答えは?」
「きっと、私は、幸せになれると思います。幸多が、はっきりと、言ってくれました。外の世界で、私を、幸せにしてくれると。」
明が、少し、微笑んだ。
そして、すぐ、真顔に戻る。
「ですが・・・。」
明が、恒夫を、見据えた。
「今、この町を捨てたら、皆を、置いていったら、私は、一生、後悔の念に、さいなまれるでしょう。」
恒夫が、うなずく。
「私は、幸多が、絵里さんが、皆が、大好きです。誰一人として、失いたくありません。だから、私は、逃げません。ここで、戦うことを、皆を、守ることを、決意します。その先に、本当の、幸せがあると、信じて。」
「明・・・。それが、明の選んだ、明の、生きる道なんだね?」
恒夫が、確認するように、聞いた。
「はい。」
明が、はっきりと、うなずく。
「そうか・・・。ならば、私も、その道を、しっかりと、見守ろう。」
恒夫が、明に、微笑んだ。
「それとな・・・。明、お前の両親は、決して、この町を、捨てたわけではない。この町だけでなく、外の世界も含めて、救おうと、しているんだ。いずれ、お前にも、分かるときが、来るだろう。」
「・・・・はい。」
明が、静かに、答えた。
龍野派道場
「そこまで。一旦、休憩にする。」
師範が、幸多に言った。
息を切らしながら、うなずく、幸多。
「幸多、お前は、何のために、この、辛い修行に、取り組むのだ。」
師範が、幸多に、問いかけた。
「明を、守るためです。」
「それは、この道場の、存在の意味である、巫女様を、守るということか。」
「違います。俺は、明という存在を、守ると、決めています。たとえ、何があっても。もし、明が、望むなら、何をしてでも。」
「そうか。お前の、その眼に、その剣に、迷いは、ないな。」
確認するように、師範が言った。
「はい。ありません。」
「・・・ならば、良し。お前が、その力を、守るために、使うというのなら、教えられる、最大限のことを、教えよう。幸多。修行の、最終段階だ。お前の片目の、黄色い、雷龍様の加護を、使いこなせるように、なってもらう。」
「はい。」
幸多が、師範に向けて、うなずいた。
「・・・この道場は、この町の、力の中枢である、光龍神社を、守るために、生まれた。だが、自分の信念で、守るものを、決めたお前は、誰よりも、強くなれるはずだ。さぁ、修行を、再開する。」
「はい。お願いします。」
師範と、幸多は、修行を、再開した。
「まぁ、これは、お菓子ですか?」
絵里さんは、俺の体が、元気になったのを確認してから、俺の部屋を、漁っていた。
「あ・・・それは・・・。スーパーで、安売りしてたから、まとめて買った・・・。ポーのために買った、ただの、チョコレートだよ。」
「ポーー。」
ポーが、それを見て、チョコレートをくれと、せがむ。
俺は、袋を開けると、一粒、ポーにあげる。
「ポポポー。」
嬉しそうに、食べるポー。
「私も、一つ、食べてみて、いいですか?」
絵里さんが、無邪気に笑って、言った。
「えぇ!?これ、本当に、安かったんだよ。絵里さんが、いつも、食べている物に、比べたら、美味しくも、なんともないよ!」
「あら、いいじゃないですか。私だって、高いものが好きなわけじゃ、ないんですよ。」
そう言うと、絵里さんは、チョコレートの、袋を開ける。
俺は、いつものように、絵里さんのペースに、巻き込まれていた。
礼さんの、姿は見えない。
絵里さんは、楽しそうに、俺の部屋を、漁っている。
俺は、そんな姿に、救われていた。
絵里さんは、何事もなかったかのように、俺に、接してくれている。
そのおかげで、俺は、一人で、悩まずに、済んだ。
俺は、怒りが、どうしようもなくなって、自分を、見失いかけた。
それを、絵里さんの、温もりが、言葉が、俺を、冷静にしてくれた。
今、考えると、少し、恥ずかしいけれど・・・。
絵里さんは、真正面から、俺を、受け止めてくれたんだ。
興味深そうに、他のお菓子を見つめる、絵里さんを見ながら、俺は、考えていた。
これから、どうなるのだろう・・・。
MAKOTOは、すぐに、俺の魂が、偽物だと、気が付くだろう。
あいつは、言った。
組織が、俺の魂を、諦めるはずが、ないと。
・・・今度は、何を、してくるのだろうか・・・。
「何を、考えて、いらっしゃるのですか?」
「わぁ!」
絵里さんが、俺の顔を、覗き込んでいた。
「まぁ。そんなに、驚かなくても。」
絵里さんが、クスクスと、笑った。
「それで、何を、考えて、いらっしゃるのですか。もう、隠し事は、なしですよ。」
絵里さんが、真剣に、見つめてくる。
「そんな、大したことじゃないよ。MAKOTOのこととか、今度は、何をされて、魂を、狙われるのかなーって・・・。」
「ポー?」
ポーが、心配そうに、俺の肩に乗る。
「私も、いつも、怖いですよ。」
絵里さんが、微笑んで、言った。
「え・・・?絵里さんが、怖い・・・?」
俺は、驚いた。
だって、絵里さんは、いつも、冷静だった。
魂取りに、閉じ込められた時も、俺を、守ってくれた。
呪いの花束が、届いた時も、辛そうには、していたけれど、絵里さんが、怖いと、思っているなんて、考えたことなかった。
「いつも、怖いんですよ。いつ、この身が狙われるのかと。」
「・・・・・。」
「だけど、信じているんです。」
絵里さんが、微笑んだまま、言った。
「子供の頃、明さんが、最初に、言ってくださったんです。私が、白川財閥の令嬢であろうと、特殊な魂を持っていようと、関係ないと。友達として、必ず、守ってくれると。皆さんも、気持ちが、同じなのは、行動で、分かりました。それに、私は、自分自身も、信じています。」
「自分自身・・・?」
「えぇ、そうです。戦う力もなく、守られる立場の、自分自身をです。こんな私にでも、必ず、できることがあると。」
「・・・・。」
「優矢さん、以前、言いましたよね。私を、皆を、信じてほしいと。」
俺は、黙って、うなずいた。
「それに、付け加えます。優矢さん、あなた自身も、信じてください。」
絵里さんが、微笑みながら、俺の手を、とった。
「俺自身を・・・信じる・・・・?」
「そうです。私の為に、花を贈ってくれた、あなたの優しい心を、行動を、信じてください。」
「でも・・・俺は、勝手なことをして、皆に、迷惑を・・・。」
俺は、下を向いた。
「失敗は、悪ではありません。失敗から、人は、学ぶのです。見つけるのです。本当に、大切なものを。優矢さんも、あなたも、見つけたでしょう?」
俺は、顔を上げた。
笑う、絵里さんの顔が、あった。
俺は、その笑顔を見ながら、ゆっくりと、うなずいた。
「約束、ですよ。」
絵里さんが、小指を絡ませてきた。
ちょっと、恥ずかしかったけれど、俺は、絵里さんと、指切りをした。
次の日、俺は、学校を休んだ。
志乃さん、美桜さん、達成さん、成二さんは、光龍神社に泊まって、そのまま、自分たちの家に、帰って行った。
同じく、光龍神社に泊まった、絵里さんは、学校を休んで、俺の傍に、いてくれた。
申し訳なかったけれど、心細かったのも、事実だから、甘えさせてもらうことにした。
明さんと、幸多さんも、学校を休んでいるらしい。
この先のことを、考えるためだそうだ。
【龍神の間】
「魂の暴走を、抑えるとはな。人間とは、どれだけ長く見ていても、分からないものだ。」
火龍が、明と、恒夫に、言った。
「それが、人間の持つ、温もりと言うものです。」
恒夫が、答える。
「温もり・・・か。」
火龍が、考えるように、呟いた。
「これから、どうなるのでしょうか。やはり、歴史は、繰り返されるのでしょうか。」
明が、沈んだ声で、言った。
「人間とは、そういうものだ。いつの時代も、何度も、何度も、同じことを、繰り返す。そんな、生き物だ。」
水龍が、静かに言った。
「その・・・負の連鎖を、止めることは、できないのでしょうか・・・。」
明が、水龍に、聞いた。
「さあな。俺たちは、それを、見守るために、存在しているんだ。」
水龍が、答えた。
「私・・・前世を、思い出しましたよね。あの時も、いつも、お殿様の魂は、危険にさらされていました。そして・・・。あの集団が、攻めてきました。時を超えてなお、集団は、ここへ、攻めてこようとしています。なぜでしょう・・・。」
明が、下を向いた。
「人間には、知識欲と、物欲というものが、あります。それは、昔も、今も、変わりません。違うことが、あるとすれば、それは、人間は、知識を身につけ、変わっていくということです。良くも、悪くも・・・。魂を狙う集団も、最初は、ほんのささやかな、知識欲から、物欲から、始まったのです。勿論、この町の神社も。」
雷龍が、はっきりと、言った。
「私たちの、言葉です。【動乱は、激しさを増す】です。」
恒夫と、明は、黙って、頭を下げた。
「おじいさま・・・。私、考えたんです。この町を、捨てたら、どうなるかと。お父様や、お母様のように、外の世界で、生きたら、どうなるかと。」
「ほう・・・。して、その答えは?」
「きっと、私は、幸せになれると思います。幸多が、はっきりと、言ってくれました。外の世界で、私を、幸せにしてくれると。」
明が、少し、微笑んだ。
そして、すぐ、真顔に戻る。
「ですが・・・。」
明が、恒夫を、見据えた。
「今、この町を捨てたら、皆を、置いていったら、私は、一生、後悔の念に、さいなまれるでしょう。」
恒夫が、うなずく。
「私は、幸多が、絵里さんが、皆が、大好きです。誰一人として、失いたくありません。だから、私は、逃げません。ここで、戦うことを、皆を、守ることを、決意します。その先に、本当の、幸せがあると、信じて。」
「明・・・。それが、明の選んだ、明の、生きる道なんだね?」
恒夫が、確認するように、聞いた。
「はい。」
明が、はっきりと、うなずく。
「そうか・・・。ならば、私も、その道を、しっかりと、見守ろう。」
恒夫が、明に、微笑んだ。
「それとな・・・。明、お前の両親は、決して、この町を、捨てたわけではない。この町だけでなく、外の世界も含めて、救おうと、しているんだ。いずれ、お前にも、分かるときが、来るだろう。」
「・・・・はい。」
明が、静かに、答えた。
龍野派道場
「そこまで。一旦、休憩にする。」
師範が、幸多に言った。
息を切らしながら、うなずく、幸多。
「幸多、お前は、何のために、この、辛い修行に、取り組むのだ。」
師範が、幸多に、問いかけた。
「明を、守るためです。」
「それは、この道場の、存在の意味である、巫女様を、守るということか。」
「違います。俺は、明という存在を、守ると、決めています。たとえ、何があっても。もし、明が、望むなら、何をしてでも。」
「そうか。お前の、その眼に、その剣に、迷いは、ないな。」
確認するように、師範が言った。
「はい。ありません。」
「・・・ならば、良し。お前が、その力を、守るために、使うというのなら、教えられる、最大限のことを、教えよう。幸多。修行の、最終段階だ。お前の片目の、黄色い、雷龍様の加護を、使いこなせるように、なってもらう。」
「はい。」
幸多が、師範に向けて、うなずいた。
「・・・この道場は、この町の、力の中枢である、光龍神社を、守るために、生まれた。だが、自分の信念で、守るものを、決めたお前は、誰よりも、強くなれるはずだ。さぁ、修行を、再開する。」
「はい。お願いします。」
師範と、幸多は、修行を、再開した。
「まぁ、これは、お菓子ですか?」
絵里さんは、俺の体が、元気になったのを確認してから、俺の部屋を、漁っていた。
「あ・・・それは・・・。スーパーで、安売りしてたから、まとめて買った・・・。ポーのために買った、ただの、チョコレートだよ。」
「ポーー。」
ポーが、それを見て、チョコレートをくれと、せがむ。
俺は、袋を開けると、一粒、ポーにあげる。
「ポポポー。」
嬉しそうに、食べるポー。
「私も、一つ、食べてみて、いいですか?」
絵里さんが、無邪気に笑って、言った。
「えぇ!?これ、本当に、安かったんだよ。絵里さんが、いつも、食べている物に、比べたら、美味しくも、なんともないよ!」
「あら、いいじゃないですか。私だって、高いものが好きなわけじゃ、ないんですよ。」
そう言うと、絵里さんは、チョコレートの、袋を開ける。
俺は、いつものように、絵里さんのペースに、巻き込まれていた。
礼さんの、姿は見えない。
絵里さんは、楽しそうに、俺の部屋を、漁っている。
俺は、そんな姿に、救われていた。
絵里さんは、何事もなかったかのように、俺に、接してくれている。
そのおかげで、俺は、一人で、悩まずに、済んだ。
俺は、怒りが、どうしようもなくなって、自分を、見失いかけた。
それを、絵里さんの、温もりが、言葉が、俺を、冷静にしてくれた。
今、考えると、少し、恥ずかしいけれど・・・。
絵里さんは、真正面から、俺を、受け止めてくれたんだ。
興味深そうに、他のお菓子を見つめる、絵里さんを見ながら、俺は、考えていた。
これから、どうなるのだろう・・・。
MAKOTOは、すぐに、俺の魂が、偽物だと、気が付くだろう。
あいつは、言った。
組織が、俺の魂を、諦めるはずが、ないと。
・・・今度は、何を、してくるのだろうか・・・。
「何を、考えて、いらっしゃるのですか?」
「わぁ!」
絵里さんが、俺の顔を、覗き込んでいた。
「まぁ。そんなに、驚かなくても。」
絵里さんが、クスクスと、笑った。
「それで、何を、考えて、いらっしゃるのですか。もう、隠し事は、なしですよ。」
絵里さんが、真剣に、見つめてくる。
「そんな、大したことじゃないよ。MAKOTOのこととか、今度は、何をされて、魂を、狙われるのかなーって・・・。」
「ポー?」
ポーが、心配そうに、俺の肩に乗る。
「私も、いつも、怖いですよ。」
絵里さんが、微笑んで、言った。
「え・・・?絵里さんが、怖い・・・?」
俺は、驚いた。
だって、絵里さんは、いつも、冷静だった。
魂取りに、閉じ込められた時も、俺を、守ってくれた。
呪いの花束が、届いた時も、辛そうには、していたけれど、絵里さんが、怖いと、思っているなんて、考えたことなかった。
「いつも、怖いんですよ。いつ、この身が狙われるのかと。」
「・・・・・。」
「だけど、信じているんです。」
絵里さんが、微笑んだまま、言った。
「子供の頃、明さんが、最初に、言ってくださったんです。私が、白川財閥の令嬢であろうと、特殊な魂を持っていようと、関係ないと。友達として、必ず、守ってくれると。皆さんも、気持ちが、同じなのは、行動で、分かりました。それに、私は、自分自身も、信じています。」
「自分自身・・・?」
「えぇ、そうです。戦う力もなく、守られる立場の、自分自身をです。こんな私にでも、必ず、できることがあると。」
「・・・・。」
「優矢さん、以前、言いましたよね。私を、皆を、信じてほしいと。」
俺は、黙って、うなずいた。
「それに、付け加えます。優矢さん、あなた自身も、信じてください。」
絵里さんが、微笑みながら、俺の手を、とった。
「俺自身を・・・信じる・・・・?」
「そうです。私の為に、花を贈ってくれた、あなたの優しい心を、行動を、信じてください。」
「でも・・・俺は、勝手なことをして、皆に、迷惑を・・・。」
俺は、下を向いた。
「失敗は、悪ではありません。失敗から、人は、学ぶのです。見つけるのです。本当に、大切なものを。優矢さんも、あなたも、見つけたでしょう?」
俺は、顔を上げた。
笑う、絵里さんの顔が、あった。
俺は、その笑顔を見ながら、ゆっくりと、うなずいた。
「約束、ですよ。」
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ちょっと、恥ずかしかったけれど、俺は、絵里さんと、指切りをした。
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