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1.序
1.
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赤城光、16歳。好きな教科は保健で苦手な教科は世界史、それから童貞だ。
もう一度言う。オレは童貞だ。
最近のオレは、性に敏感だ。と言うのも、今部活内では一人の先輩が校内一の巨乳(オレの目測だとFカップ)の巴先輩とヤったって話で盛り上がっている。その先輩は、オレたちに揉み心地から挿入れたときの感触、イク瞬間まで詳細に語るのだ。
うぅ、オレだっておっきなおっぱいに挟まれたいっ!
なんて、モテないオレには夢のまた夢だし、今日もエロ本読んでます。
「なぁ、蒼。この中だったらどの子がタイプ?」
オレは幼馴染みで親友の影山蒼に尋ねる。
蒼は何も聞こえていないかのように、オレの貸した数学の参考書を読んでいる。
オレはムッとして、蒼の読んでいた参考書を取り上げた。
「なぁ男だろ、蒼はそういうのにキョーミねぇのか?」
蒼は一瞬、目をそらして。
「……生憎、ね」
すぐにオレから参考書を取り返すと、再び読み始めた。
「チェッ、つまんねーの。まぁ、そういうところがお前らしいけどな。田中辺りにでも聞いてくるか」
田中のところへ行こうとすると、教室の前のドアが勢いよく開いた。黒髪を一つに縛った黒メガネの女。よく見ると巨乳で……って先生だ!
オレは咄嗟に、ズボンから出していたシャツの中にエロ本を隠す。
「時間だぞ、席につけ!」
さっきまで思い思いに駄弁っていたクラスメートたちは、慌てて席につく。
「お前たち、今日は荷物検査だ。鞄の中のものを全て机の上に出せ!」
ヤバい。バレたら、巨乳系エロ本を貸し出す男子のミカタ『巨乳マスターK』(童貞)としてのプライドが!
よし、こうなったら先生がクラスメートの検査をしている間に、上手く隠すぞ……。
「赤城、ちょっと立ってみろ」
「先生、どうして他の人より先にオレの荷物検査に回ってくるんですか!」
オレの目論見はあえなく失敗に終わる。
「理由は単純、お前が前科持ちだからだ! 身の潔白を証明したいなら、両手を上げてジャンプしてみろ」
先生、いくらオレが入学から数えて7回エロ本を没収されているからってあんまりですよ。
確かに今回もオレはエロ本を持っている。だが、ここで逃げては男が廃る。
オレは先生の指示に従って手を上に高くあげ、三回ほどジャンプする。
──────ゴトッ!
「あーかーぎー、これはなんだ!」
「み、見れば分かりませんか……?」
先生はプルプルと身体を震わせて、次の瞬間。
「赤城ぃ! 『激写!巨乳女子高生のヒミツ』は没収だ! 後で反省文を持って、職員室に来い!」
そのまま、オレの『激写!巨乳女子高生のヒミツ』が手元に返ってくることは無かった。
もう一度言う。オレは童貞だ。
最近のオレは、性に敏感だ。と言うのも、今部活内では一人の先輩が校内一の巨乳(オレの目測だとFカップ)の巴先輩とヤったって話で盛り上がっている。その先輩は、オレたちに揉み心地から挿入れたときの感触、イク瞬間まで詳細に語るのだ。
うぅ、オレだっておっきなおっぱいに挟まれたいっ!
なんて、モテないオレには夢のまた夢だし、今日もエロ本読んでます。
「なぁ、蒼。この中だったらどの子がタイプ?」
オレは幼馴染みで親友の影山蒼に尋ねる。
蒼は何も聞こえていないかのように、オレの貸した数学の参考書を読んでいる。
オレはムッとして、蒼の読んでいた参考書を取り上げた。
「なぁ男だろ、蒼はそういうのにキョーミねぇのか?」
蒼は一瞬、目をそらして。
「……生憎、ね」
すぐにオレから参考書を取り返すと、再び読み始めた。
「チェッ、つまんねーの。まぁ、そういうところがお前らしいけどな。田中辺りにでも聞いてくるか」
田中のところへ行こうとすると、教室の前のドアが勢いよく開いた。黒髪を一つに縛った黒メガネの女。よく見ると巨乳で……って先生だ!
オレは咄嗟に、ズボンから出していたシャツの中にエロ本を隠す。
「時間だぞ、席につけ!」
さっきまで思い思いに駄弁っていたクラスメートたちは、慌てて席につく。
「お前たち、今日は荷物検査だ。鞄の中のものを全て机の上に出せ!」
ヤバい。バレたら、巨乳系エロ本を貸し出す男子のミカタ『巨乳マスターK』(童貞)としてのプライドが!
よし、こうなったら先生がクラスメートの検査をしている間に、上手く隠すぞ……。
「赤城、ちょっと立ってみろ」
「先生、どうして他の人より先にオレの荷物検査に回ってくるんですか!」
オレの目論見はあえなく失敗に終わる。
「理由は単純、お前が前科持ちだからだ! 身の潔白を証明したいなら、両手を上げてジャンプしてみろ」
先生、いくらオレが入学から数えて7回エロ本を没収されているからってあんまりですよ。
確かに今回もオレはエロ本を持っている。だが、ここで逃げては男が廃る。
オレは先生の指示に従って手を上に高くあげ、三回ほどジャンプする。
──────ゴトッ!
「あーかーぎー、これはなんだ!」
「み、見れば分かりませんか……?」
先生はプルプルと身体を震わせて、次の瞬間。
「赤城ぃ! 『激写!巨乳女子高生のヒミツ』は没収だ! 後で反省文を持って、職員室に来い!」
そのまま、オレの『激写!巨乳女子高生のヒミツ』が手元に返ってくることは無かった。
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