彼氏想いの強気な青年がDQN男にNTRされる話

鄙戯(ひなぎ)

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~自宅編~

彼氏じゃ満足できなくて

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 スタンドライトだけの薄暗い寝室に、男性二人の吐息と喘ぎ声、ベッドが小さく軋む音が響く。

 仰向けに横たわるあさおかきょうすけのナカに、彼よりずっと小柄なさくはるかが性器を挿れてヘコヘコ腰を振っている。
「きょうすけ、くんっ……ぼく、もう……」
「あっ……遥さん……オレ、も……」
 切羽詰まった声を出す遥を、京介は引き寄せ、深く口づける。それと同時に、自分の乳首をきゅっと摘まんで、ナカで遥の性器を締めつけた。

「んっ……」
「んあっ……んんっ……」
 二人は舌を絡ませ、性器を締めつけられた刺激で遥は達した。京介はまた自分の乳首を強く抓って、必死に遥の舌に自分のを絡ませ、半ば強引に少し遅れて射精する。

「んっ……ぁ……ふぁ……ん……」
 二人はしばらく甘いキスを繰り返し、唇を離すと頬を赤く染め、指を絡めて互いに見つめ合う。
「へへっ……気持ちよかった。ごめんね、僕の方が年上なのに、いつもリードしてもらって……」
「そんなこと気にしなくていいよ。オレも……気持ちよかったし……」
 京介は嘘をついた事に罪悪感をおぼえながらも笑みを浮かべ、遥をぎゅっと抱きしめた。


 行為のあと二人でお風呂に入り、寝支度を終えると、ベッドに並んで横になって眠りにつく。けれども、しばらくして京介だけが起き上がり、遥が熟睡しているのを確認すると、そっと寝室を出てトイレに向かう。

「ンっ……くっ……んんっ……」
 京介はトイレで性器をしごきながら、乳首を弄って自慰行為に耽っていた。着ているシャツの裾を口に咥えて自分の身体を弄り続け、トイレットペーパーで精子を受け止める。それでもまだ満足できなくて、今度は後孔に自分の指を突っ込む。

 遥との行為が終わって間もないソコはまだ柔らかく、唾液だけであっさり二本の指を飲み込むが、京介の望むトコロには届かない。それでも京介は指を激しく出し入れし、性器を限界までしごいてまた達した。

 まだ足りない……もっと奥にほしいって、思ってしまう。くそっ……オレの体、どうなっちまったんだよ……。

 京介は心の中でそんな事を考えながら、ナカの指を必死に動かす。その最中に、アノ存在を思い出すが、『アレだけは絶対に使わない』と首を横に振る。

 数日前、京介宛に差出人不明の荷物が届いた。何となく嫌な予感がした京介は、遥が家にいないタイミングで箱を開けて唖然とする。その箱の中にはディルドとバイブが入っていたからだ。どちらも規格外の大きさで、表面はゴツゴツしている。同梱されていた紙には汚い字で、『彼氏の粗チンじゃ満足できねぇ時に使え』とだけ書かれていた。

 それだけで誰からの嫌がらせ贈り物か分かった京介は思わず紙を雑に丸めて、ゴミ箱に投げ捨てた。玩具は処理の仕方が分からず、箱に入れたままクローゼットの奥に仕舞ったままにしている。使おうと思えば、すぐにでも使える場所にあるソレらを京介は絶対に取りに行こうとはせず、ナカと乳首を乱暴に弄ってまた射精した。


 遥に暴力を振るい、彼の恥ずかしい写真と動画をネタに、京介に性行為を強要した男……いし。彼と京介の最悪な出会いから、二週間程が経過していた。

 ロクでもない物を送りつけてきた事以外、磨羅石は特に何もしてこず、京介は至って平穏な日々を過ごしている。遥の怪我もほぼ治っており、京介も磨羅石との行為の事は忘れようとしていた。けれども京介は遥との行為では満足できなくなり、頻繁に磨羅石の事を思い出してしまい、どんどん欲求不満にもなっていく。

 その上、遥は今日から泊りの出張で、京介は彼氏と触れ合う事すらできない。おまけに出張先が偶然、遥の地元の近くだったのもあり、その流れで彼は両親や友人達に会う事になっている。

 遥の出張が終わる次の日から三連休で、元々は二人で過ごす筈だった。それなのに京介は変に格好をつけて、「地元でゆっくりしてきなよ」などと言い、迷っている遥の背中を押してしまった。そのため、出張期間と連休合わせて四日間、遥は家にいない。遥が帰ってくる祝日のお昼頃まで彼に触れてもらえないのは、ただでさえ欲求不満な今の京介にはなかなか辛いものがある。

 出張前の遥に無理をさせる訳にもいかず、京介は自分で自身の体を慰めるも、余計に虚しくなるだけだった。



「ただいま~」
 金曜日の夜、京介はコンビニの袋を手に帰宅した。遥がいないため料理を作る気にもなれず、コンビニの弁当で夕食を済ませ、シャワーを浴びてリビングで寛ぐ。

 スマホを手に取ると、遥からメッセージが届いていた。
『二時間前くらいに無事、実家に着いたよ。すぐにメッセージ送れなくてごめんね。京介くんはもうご飯食べた?』
『父さんと母さんが、今度は京介くんも連れておいでって言ってたよ』
『何かあったら直ぐに連絡してね』
 そんなメッセージの後に、敬礼している犬のお巡りさんのスタンプが送られていて、京介はクスリと笑う。それらに返信を済ませた後、スマホを机に置こうとしたが、またメッセージが届いたため画面を見て……京介は顔をしかめた。

 それは磨羅石からのメッセージだったが、放置して後々、面倒な事にならないよう京介は念のためアプリを開いた。
『よぉ、元気にしてるか? 二週間も放置するなんてひでぇじゃねぇか』
『送ってやった玩具は気に入ったか? 俺様のモノを模った特注品だから大事にしろよ』
『あとこれも送っておいてやる。好きに使えよ』
 メッセージの後に送られてきた動画を、京介は恐る恐る再生する。すると、四つん這いの状態で磨羅石の巨根を後孔に咥え、喘いでいる自分の姿が映し出され、唖然とする。同時に、あの時の事を嫌でも思い出し、勃起してしまった。

「くそっ……んな動画、いつの間に……」
 後半の方はただ喘がされていただけな上に、後ろから撮られているため、京介は全く気がつかなかった。完全に不覚だと思いつつも、あの時の快感が呼び起こされて熱くなってしまった体は、動画を止めても治まる気配はない。仕方なく京介はスウェットとパンツを脱ぎ、自分の性器をしごき始める。

「ん、あっ……はぁ……あぁっ……だめ、だっ……」
 性器への手淫だけではなかなかイけず、京介は乳首にも手を伸ばしてぎゅっと摘まむ。そのまま両方共、乱暴気味に弄って達するが、やはりそれだけでは満足できない。そこで京介は後孔も弄るため寝室に向かい、ローションが入っているベッドサイドテーブルの引き出しを開けて……目を丸くした。そこにはローションの容器と、磨羅石から送られてきた玩具が入っていたからだ。

 え、どうして……箱の中に入れて、クローゼットの奥に仕舞ってたハズじゃ……。こんなところにあるワケ……まさか、遥さんに見つかった……? いや、でもだからって、なんでこんなとこに……。

 訳が分からない状況に、京介は混乱する。それと同時に、太くて長いゴツゴツした玩具を目の前にして、後孔が疼いた。玩具の存在を遥に知られたかもしれない不安と、これらを使って自慰行為をしたらどうなるかという期待。その二つの理由で心臓が早鐘を打ち、後者の気持ちの方が上回ってしまった京介は、思わずローションとバイブを手に取る。

 京介はベッドに背を預け、脚をМ字に広げると、まずはローションを垂らした指を後孔に突っ込んだ。ほぼ毎日、遥に秘密で弄っていた後孔は三本の指を簡単に飲み込み、寝室にくちゅくちゅと卑猥な音が響く。京介はローションを足しながら、ゆっくりじっくり後孔をほぐしていき、時折り乳首や性器も刺激する。
「あっ……やっぱり、指だけじゃ……ンっ……ものたりない……あぁ……!」
 京介はそう言いながら、性器を弄っていた方の手の指も二本、後孔に突っ込んだ。計五本の指でぐちゅぐちゅとナカを掻き回し、後孔を広げていく。
「あっ……んあっ……な、んでっ……ここまでシてもっ……たりないンだよっ……もぉやだぁ……!」
 京介は前立腺を押し潰し、情けない声を上げながら達するが、まだまだ満たされない。荒い呼吸を繰り返し、傍らに置いていたバイブを見つめる。
 しばらくして京介はおもむろにバイブを手に持ち、ゴクリと唾を飲み込んだ。そしてそれを後孔にあてがい、ゆっくりと挿入していく。

 これはあくまでただの性処理だ。アイツのがほしいとか、そんなんじゃない。欲求不満の解消に、アイツを利用するだけだ。

 京介は心の中でいろんな言い訳を並べながら、バイブをどんどん後孔に埋め込んでいく。
「あ……すごっ……ふとぃ……あぁ……! はいってくぅ……あ"あ"っ!!」
 時間をかけて奥までバイブを突っ込むと、息を吐いてからゆっくりと抽挿を始める。
「ああぁっ……! ほんとはっ……だめなのにぃ……てがっ……とめられなっ……! あぁ!! だめぇ……!」

 最初は控えめだった手の動きは、次第に激しいものに変わり、京介は振動させたバイブを無我夢中で出し入れする。ゴツゴツした部分で前立腺を抉り、何度も奥を突いている内に京介の腰は自然と浮き、背を大きく反らせた。ウネウネと動き、強弱をつけて振動するバイブにも翻弄され、京介は涙を流しながら喘ぎ続ける。
「ナカっ……かきまわされてっ……おかしくなるぅ……! も、だめっ……イっちゃ……」

 もう少しでイク。やっと満足にイける。京介がそう思った瞬間、インターホンが鳴り、体がビクッと跳ねた。

 現実に引き戻された京介は手を止め、後孔から慌ててバイブを抜いて時計を見た。もう少しで二十二時になるタイミングでの来訪者に、京介は呼吸を整えながら首を傾げる。だが、次の瞬間、またインターホンが鳴った直後に、聞き覚えのある声がしてぎょっとする。
「朝丘京介ェ! いるのは分かってンだぞ~」
「んで、アイツがここに……」
 京介はリビングにあるインターホンの画面を見て、そこに磨羅石が映っているのを確認するとげんなりした。
「おい! 開けやがれっ! シカトしてんじゃねぇよ!」
 磨羅石がマンション内に響く程の大声で叫び、扉をドンドン叩くものだから、京介は慌ててスウェットを履いて玄関に向かう。

「何してんだ……近所迷惑だろ」
 扉を開いた京介は磨羅石を睨みつけ、小声で言葉を発する。
「テメェがさっさと開けねぇのがワリィんだろ」
 先程に比べればマシだが、そこそこ大きな声で磨羅石は話す。
「……こんな時間に何の用だよ?」
「テメェが二週間も俺様を放置しやがった上に、メッセージまで無視するからわざわざ遊びにきてやったんだろ?」
「帰れ」
 京介はそれだけ言うと扉を閉めようとしたが、磨羅石は足でそれを阻止する。

「テメェの彼氏は今、実家にいてしばらく帰ってこないんだろ? だったらケチケチしねぇで中に入れろよ」
「んで、そんな事アンタが知ってんだよ……」
「俺様の情報網は広いんでな。テメェが寂しい思いをしてると思って来てやったンだよ」
「余計なお世話だ。帰れって言ってんだろ」
「はっ……俺様にそんな態度取っていいのか?」
 磨羅石はそう言ってニヤリと笑うと、共用廊下に向かって声を張り上げる。

「三〇三号室に住んでる咲来遥って野郎は俺様にビビって、路上で謝罪しながらオナニーしたんだぜぇ!」
「はぁ!? てめ、なに言って……」
「それになぁ……! 粗チンな所為で、彼氏も満足させられな……」
「黙れ!」
「だったら中に入れてくれよ」
「っ……わかったから……もう黙ってくれ……」
 京介は磨羅石を静かにさせるために、仕方なく彼を部屋に入れた。

「はっ……最初からそうすればいいンだよ」
 磨羅石はニタニタ嗤いながら靴を脱ぎ、部屋の探索を始める。京介は玄関で頭を抱え、磨羅石をどう追い返すか必死に考えた。

「おいおい、冷たい態度取ってた割にはよぉ……随分と俺様のプレゼントを気に入ってくれてんじゃねぇか」
 寝室の方からそんな声が聞こえてきて、京介の顔から血の気が引く。
「それはちがっ……! 昨日までクローゼットの奥にしまってたのに、なんでかそこの引き出しに入ってて……。なんかノリで使ってしまっただけだ……」
 京介はそんな事を言いながら、慌てて寝室に向かう。磨羅石は先程まで京介が使っていたバイブを片手に、ニヤニヤと嗤っている。

「はっ……なんだそのワケわかんねぇ言い訳はよぉ……。素直に彼氏の粗チンじゃ満足できないからコレで楽しんでたって言えよ。ホントは俺様のチンコがほしいってなぁ」
「それだけは絶対にありえねぇよ! 彼氏がいないから……その寂しさを紛らわせてだけだ」
「ふーん……つまり俺様のブツを模ったコレは彼氏の代用品ってか?」
「あぁ。ホントは彼氏のがいいけど、ガマンして気紛れにソレを使ってやっただけだ」
 京介の返答に、磨羅石は面白くなさそうな顔をする。けれど、すぐに良い事を思いついたと言いたげな顔でニタリと嗤うと、ディルドの方も手に持ち、二本の玩具を京介に差し出す。

「そこまで言うなら証拠を見せてみろよ」
「は……?」
「コレを使って俺様の前でオナニーして、それを証明しろって言ってんだよ」
「はぁ!? んで、そんなこと……」
「断るってんなら彼氏の恥ずかしい動画や写真をプリントアウトして、ご近所サンにバラまくぜ?」
「まてよ! それはこの前、アンタと寝たら消すって約束だったろ!」
 京介は苛立った声で磨羅石に詰め寄り、鋭い眼付で彼を睨みつける。

「あぁ。だから俺様のスマホ内のデータはきちんと消してやったぜ。けど、俺様のダチや舎弟共が持ってるデータまで消すなんて言ってなかったからなぁ。そいつらに言いさえすれば、また直ぐに写真も動画も手に入るンだよ」
「ざけんな……んなの卑怯だろ……!」
「何とでも言えよ。で? ヤるか、ヤらずに彼氏の情けない姿をご近所連中に晒すか、さっさと選べよ」
 磨羅石は京介の耳元で囁き、ふぅ……と熱い吐息を吹きかけた。その感覚に京介はビクッと肩を震わせ、悔しそうな顔をする。

「くそっ……またアンタの言いなりかよ……」
 そう言いながら京介は磨羅石から玩具を乱暴に受け取ると、彼に背を向けて歩き出す。
「おい、どこ行く気だ?」
「アンタがいるのに寝室ここでやるのだけはごめんだからな……。リビングに移動する」
 京介の言葉に、磨羅石は「へぇ……まぁいいぜ」と嗤い、彼の後に着いていく。
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