乙女ゲー主人公に転生してイケメンと浮気しまくったらみんなから捨てられてしまった

まぁ

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神再び……

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 突然の新キャラ登場から三日。その間は特に何かあるわけでもなく、いつも通りの日々を送っていた。


 そもそもこの時点で若干、本来の物語から逸脱している。
 本来ならここでカインと買い物中に遭遇し、というイベントがあるのだが、そのイベントがない。おかしい。何かがおかしい。そう思っていた時だった。
「どうか?元気にしておるか?」
「ゲームの神様!」
 目の前が光り輝き、手のひらサイズのゲームの神様が登場。
 ゲームの神はふよふよと浮いている。見た目はハゲ頭に白く長い髭と眉毛という見た目。
「ゲームの神様!どうして突然?しかもなんか私の知ってる物語と違ってるんですが?」
「主に一言、二言言っておこうと思ってな」
「な、何?」
「主はこの物語の結末を知っているが故、どのようにしてイケメンゲットするか知っておるな。それ故に誤ちも起きた」
「ご、ごもっともです」
「そこでだ。制作会社並びにストーリー構成、キャラクターデザイン等に修正を申した」
 つまりは大型アップデート……
 私の中では異世界転生でこちらが現実になりつつあるのに、そんなリアルな話を言っていいのか?むしろそんな話をするという事は戻る手筈もあるという事か?
「ちょっと待って!その言い方だと、私は戻れそうな感じするのどけど」
「戻れるか戻れないかは主次第。よーく頭を使ってイケメンゲットじゃ!」
 そんな事を神が言ってもいいのかと思ったが、大型アップデートした時点で、私にとってこの物語は新しいものだ。
「つまりは誰かとゴールインすればいいのね」
「そうじゃ。ちなみにこの物語はせいぜいR15指定くらいじゃ。逸脱した事をするでないぞ」
 それだけ言うとゲームの神様は消えた。
 逸脱って……確かにリセット前は完全R18でした。すみません。
 そうとなればカイン、ルカ、アルビー、ノルト、謎の男の五人から一人選ばなくてはいけない。
 一人だけ……一人のみ。
 ダメだ。つい目移りしてしまった。だいたい乙女ゲームの男性キャラはスパダリすぎるのが悪い。故に目移りしても私達プレイヤーは何も悪くないだろう!
 そんな事を考えるからいけないのかもしれない。まずは柔軟に、これはゲームであってゲームでない。リアルと思え。そして本当の意味で誰を選ぶのか。もう一度心をクリアにして考えようと思った。


 神登場からさらに一週間。この日は朝から晩までお祭りがあるという事で、マスターは早めにお店を閉めた。
 本来ならばここまでにいくつかのイベントがあり、攻略キャラの中の誰かと祭りに行くイベントがあったはずだが、ほとんどのフラグが勝手に折られ、私は一人ぽつんと祭りに参加だ。
「ちぇっ……肝心のルカはいないし、カインもここ数日顔を見せてない。アルビーも作品の佳境とかで行けないと言っていた。残るはノルトと謎の男……」
 だがノルトは城の兵だ。何の取次もしていないのにこんな場所で会えるとも思えない。
 謎の男に至っては皆目検討がつかない。
「さて、これからどうしようかな?」
 する事もないので帰ろう。そう思った時だった。
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