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隠れキャラの登場?
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攻略キャラ登場の序盤が終わり、これからという時。
最後の攻略キャラ、ノルトと出会って一週間。その間はカフェ従業員の仕事で忙しくしていた。そろそろ次のアクションがあるはずだ。
ランチタイムが終わり、落ち着いた頃にカインがやって来た。いつものように砂糖抜きのカフェオレを注文する。
仕事をしつつ、えーっと、この後は何があっただろうか?そう考えていると、カフェの扉が開く鈴の音がした。
「いらっしゃいませ!」
中に入ってきたのはシルクハットをかぶり、黒いロングコートを羽織った異様な雰囲気の人物だった。
「えっと……空いている席にどうぞ」
その人物の登場にカフェの中の空気が一瞬止まった。その人物はテーブル席の隅に座る。座ると同時にコートとシルクハットを外した。光に当たると青っぽく見える黒髪の男性だ。
(こんなキャラいたっけ?)
一応全キャラ一通りの物語はこなしたのて、各キャラの攻略ルートは頭にある。どのキャラにもこの人物はいなかった気がする。
(もしかして隠れキャラ?)
そんな設定が果たしてあったのか。それとも自分が気が付いていなかっただけなのか。とにかくこれまでと違う状況に私自身驚いている。
「あの、注文どうします?」
ぼそりと耳打ちしてきたルカに「ごめん!」と言って、私はその新キャラ?と思わしき人物に注文を聞きに行った。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
「…………」
「あ、あの……?」
反応がない。というより私の顔を見て固まっている。ちなみにこの人物もまた気弱そうだが美形の部類に入る。一体人の顔見て固まるとは何なんだ?
「あの、ご注文……」
「あぁ、すみません!カフェオレで……」
「畏まりました」
微妙な間があったが、とりあえず注文を聞いた私はマスターにその人物の注文を言った。
「お待たせしました。カフェオレです。ご注文は以上ですか?」
「はい……」
「ではごゆっくり」
一通りの接客を終えた私は、カウンターの方に戻る。するとカウンター席にいたカインが小声で私に声をかけてきた。
「なんか不思議な雰囲気の人だね」
「そ、そうだね。常連さん?じゃないよね」
「多分……少なくともオレは見た事ないなぁ」
てすよね。攻略キャラとの絡みがないのだから知るはずもない。もちろん私もだ。
結局誰だろうと思いながらその人物を見ると目があった。だが向こうもいきなり目があったからか、すぐに逸らした。
一体何なのだ?
それから何もないまま、カフェオレを飲んだらそのまま店を後にした。結局あのキャラ何者か?
後、どうでもいいかもしれないが、カフェオレに大量の砂糖を入れていたので、かなりの甘党なのかもしれない……
最後の攻略キャラ、ノルトと出会って一週間。その間はカフェ従業員の仕事で忙しくしていた。そろそろ次のアクションがあるはずだ。
ランチタイムが終わり、落ち着いた頃にカインがやって来た。いつものように砂糖抜きのカフェオレを注文する。
仕事をしつつ、えーっと、この後は何があっただろうか?そう考えていると、カフェの扉が開く鈴の音がした。
「いらっしゃいませ!」
中に入ってきたのはシルクハットをかぶり、黒いロングコートを羽織った異様な雰囲気の人物だった。
「えっと……空いている席にどうぞ」
その人物の登場にカフェの中の空気が一瞬止まった。その人物はテーブル席の隅に座る。座ると同時にコートとシルクハットを外した。光に当たると青っぽく見える黒髪の男性だ。
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「あの、注文どうします?」
ぼそりと耳打ちしてきたルカに「ごめん!」と言って、私はその新キャラ?と思わしき人物に注文を聞きに行った。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
「…………」
「あ、あの……?」
反応がない。というより私の顔を見て固まっている。ちなみにこの人物もまた気弱そうだが美形の部類に入る。一体人の顔見て固まるとは何なんだ?
「あの、ご注文……」
「あぁ、すみません!カフェオレで……」
「畏まりました」
微妙な間があったが、とりあえず注文を聞いた私はマスターにその人物の注文を言った。
「お待たせしました。カフェオレです。ご注文は以上ですか?」
「はい……」
「ではごゆっくり」
一通りの接客を終えた私は、カウンターの方に戻る。するとカウンター席にいたカインが小声で私に声をかけてきた。
「なんか不思議な雰囲気の人だね」
「そ、そうだね。常連さん?じゃないよね」
「多分……少なくともオレは見た事ないなぁ」
てすよね。攻略キャラとの絡みがないのだから知るはずもない。もちろん私もだ。
結局誰だろうと思いながらその人物を見ると目があった。だが向こうもいきなり目があったからか、すぐに逸らした。
一体何なのだ?
それから何もないまま、カフェオレを飲んだらそのまま店を後にした。結局あのキャラ何者か?
後、どうでもいいかもしれないが、カフェオレに大量の砂糖を入れていたので、かなりの甘党なのかもしれない……
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