異世界召喚出来ました。嬉しいけど親友も一緒!?

まぁ

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第二話

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「はぁ……このシチュー美味しい」
「それは良かったです」
 冷えた体にミルクとチーズのコクが効いたシチューは身に染みる。
 真樹達はリスティアムの館へとやってきた。初めは小屋を想像していたが、わりと立派な一軒家、より少し大きいくらいで、五十年以上一人で住んでいるらしい。
「でもエルフって本当に長寿だし、背も高いし、漫画とかで描いてある通りだったんめすね」
「漫画……?」
「えっとわからないかな?絵本みたいなものかな?」
「そうですか。真樹の国にもエルフの存在は知られてるのですね」
 この場合は漫画などの仮想人物としてなのだが、それを言っても理解はしてくれないだろう。だがリスティアムはニコニコしながら真樹の話を聞いている。どうやら真樹の事を気に入ったようだ。
 しかしそれを見てカイは面白くなかった。
「カイは本当に真樹の事が好きなんだね」
 そんなカイを見ていたレティはボソリと呟く。するとカイは「違う」と言って反論する。
「真樹は小さい頃からオレを頼ってたからな。突然現れた人物に頼られるとなんか複雑なだけだ」
「それを嫉妬と世間では言うけどね」
 これまで真樹を守ってきただけに、ポッと出のリスティアムに頼ったり仲良くするのは面白くない。しかも長寿でカイよりもはるかに長く生きているからか、落ち着きもあるし聞き上手。大人の余裕を感じるのでまた引目を感じてしまう。
「そういえばレティ。さっき森で何してたんだ?」
「別になんでもいいでしょ?僕にだって用事はいろいろあるんだから」
 レティが森で何かしていたのが気になったカイだが、レティ本人はその事を上手くはぐらかしたので、深追いする事をやめた。
「レティの目的はここで薬の調合だっけ?」
「そうだよ。もう話もつけてあるし、明日早速使わせてもらう」
「な、な。もしかして筋力増強の薬とかも出来るのか?」
「出来るけど、まだ筋力着ける気?」
 錬金術による薬の調合に興味を持つフェイだが、レティは「筋肉バカ」と言い除ける。言うほどマッチョではないが、フェイは剣を振るうという事もありしっかりした体格だ。
「とりあえず嵐が治るのは一週間くらいだから、ここには一週間滞在させてもらうから。僕はまだしも、君達はしっかりリスティアムの下働きとして働くんだよ」
「はぁ?下働きってなんだよ!」
「交換条件。君達の事をこき使っていいから釜を貸してって頼んだの」
「オレ達を売ったな!」
 レティのとんでも発言にフェイは声を荒げたが、嵐が治るまでは確かに動けない。この森はリスティアムによって清められている事もありモンスターもいないそうだ。つまりする事はない。
「僕は別に構わないよ。それに魔法とか知りたい事が多いし」
「でしたら私が教えてあげましょうね」
「いいの?」
「構いませんよ」
 何故だか真樹とリスティアムの間では簡単に話がまとまっていた。
 次までの一週間。リスティアムの館で過ごすが、まだまだ波乱は起こりそうな感じだった。
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