十年目の恋情

まぁ

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これからの未来-10

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「あっ、あん!あっ!」
「コウちゃん可愛いよ」
 ベッドで裸になり、お互いの唇を交わす。肌寒いはずなのに、部屋に暖房が効いているからか、コウちゃんとこうしているから暖かいのかはわからないが、寒さは感じなかった。
「ん、ちゅっ、はぁ……ん!」
 歯列をなぞり、舌を差し込むと二人の舌が絡まり、卑猥な音が泡を立てながら部屋中に響いた。
「伊織……好きだ……あっ!」
「俺もだよ。コウちゃんが大好き」
 愛の言葉もセックスとなれば普段と違う味わいになる。激しい舌の交歓は身体中を駆け巡る性感のエクスタシーとなるのがわかる。俺のもコウちゃんのも痛い程に勃起している。
 このままコウちゃんの中に入りたいと本能が叫ぶが、もっともっとコウちゃんを気持ちよくさせたい。
 そのまま俺の唇はコウちゃんの頬や顎を嘗め、耳たぶを食む。首筋から鎖骨にかけても強く吸い、赤い痕を余すところなくつけていく。指で乳首を摘まめばコウちゃんは身体をグラインドさせながら甘い声を漏らした。
 目がとろんとなって薄らと涙が浮かぶ。
「あっ、いい。あぁっ!」
「ここ好きだね。可愛い」
「あっあっ、あぁ!うあっ……」
 ちゅるちゅると唇で挟みながら舌で転がす。コウちゃんの忙しない喘ぎ声がワントーン高くなる。
「ダメ……もう、イきそう……」
「まだだよコウちゃん。ここもいじらなきゃ」
「えっ?あぁ!あっ、いっ……んん!」
 勃起したモノの先端をくりっと押すと、すでに漏れ出ていた愛液がさらに増え、しどしどと流れている。そのまま塗りこむようにして竿を扱くと、コウちゃんは「もっと強く」と言ってきた。
「あぁ、やばっ!んあぁぁ!」
 コウちゃん自身が膨らむのを手の中で感じた。そしてぴゅくっと白濁が放たれ、コウちゃんははぁはぁと息を漏らしながらぐったりとした。
「気持ちよかった?」
「あぁ……伊織」
「んっ」
 キスをせがむコウちゃんの唇を重ね合わせる。するとコウちゃんはよろよろしながらも起き上がり、俺の勃起したモノを手に掴んだ。
「コウちゃん?」
「俺もする。伊織のこれ、食べたい……」
「えっ?」
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