引きこもりのチート魔術師

56Neko

文字の大きさ
8 / 8
一章 引きこもりに魔術を与えてはいけません

シルフィード魔術学園(序章3

しおりを挟む
俺が引きこもってから一ヶ月が過ぎた。最近は校長も忙しいらしくルミアさんもそちらの手伝いで急がしいのかここ最近は顔を見ていない。どうやら近々学園の進学試験があるらしく、
その準備やらで忙しいのだろう。かくいう俺は離れの魔導書
はすべて読み着くし、魔法の実験も中級はほとんど終わった。
しかしまあつまるところ暇なのである。そこでおれは新たに魔道具に手をつけてみることにした。魔道具とは、魔法適正の高い素材を使った道具に色々な効果を付与し、便利に使えるようにしたものである。素材によって付与できる強さや数は違うが
照明やガスなども魔道具に値するものらしく、一つの効果のみでいいので、安いコストの素材でいいと言うわけだ。
魔物の素材は魔法適正が高いので魔道具の素材としてはうってつけだ。ということで今回俺が作りたい物の素材をとりに、
Bランクの山岳「ミシェル山脈」に来た。もちろん家ごとテレポートでだ。今回の標的はこの山岳地帯に生息するグリフォンという生物で攻撃的で素早く国の軍でも15人の隊が2つでかかるような相手なのでその素材はとても高く取引されている。
しかし俺からしたらただの的でしかなく…
ちょうどいいので魔法の工夫と言うものが出来るか試してみようと思う。まず手元に普段の50分の1の力のファイアボールを作って、それが回転しながら跳んでいくイメージをしつつ、それをグリフオンに打ち込むとグリフォンの頭に小さな小さな穴が開いて、絶命しました。
……俺はこんなに強くは作ってないぞ…
どうやら俺の魔力だと魔法に回転を加えると貫通力が大変なことになるらしいな。だって後ろの3匹くらいもついでに逝ってるもん。そんなこんなでグリフォンからくちばしと羽をもぎ取り、帰宅(家からは出てないので帰宅と言うのかは置いとこう)
した俺は早速魔道具を作り始めた。今回初ということで簡単なものから作っていこうと思う。今回はグリフォンの羽とくちばしを使って作ったネックレスに魔力をストックできる効果と
魔法の登録をしていこうと思う。魔法の登録はその魔道具に直接魔法を登録することでイメージや詠唱をぶっ飛ばして魔法を撃つことができる優れものだ。まあイメージしない分威力は少し劣るがめんどくさくないので大体の人は杖や指輪に攻撃魔法を2、3個登録をしている。今回俺は「明かり」「念話」の2つを登録する。
そして魔力のストック、これが中々の難関でどの本にも載って無いのである。校長も忙しいらしく忙しいしもしかしたら魔道具の会社の企業秘密なのだと思う。まあ日本での蓄電池の仕組みをイメージすればいけるだろうと、俺は早速魔力を通してネックレスに文字を書き込んでいく。この世界の魔道具はイメージを文字にして魔力を込めて付与していくもので文字が多ければ多いほど魔法適正が高い素材でなければ上手く作ることは出来ないとされている。今回この世界の文字で魔法の登録とこのまま蓄電池の仕組みを書き込もうとするとかなりオーバーしてしまう。なので隼は日本人なら当たり前に使う、漢字を適用することにした。それにより30字以上あった文字が
「照明」 「念話」 「魔力保管」の8文字に納めることが出来た。このネックレスは16文字が限度なので追加で
「視力強化」 「自動修復」を追加したこれによってこのネックレスは壊れなくなり遠くのものを見たいときに見れるようになり、遠くの人と通話したりとかなりのハイスペックなものに出来上がった。俺はかなりの満足感で校長とハクアとルミアさん分も作り、その日は過ぎていった。次の日、隼が寝ているときに校長が隼の家を訪ねてみると校長とルミアさん宛の手紙を添えてネックレスが箱にいれてあった。
「何だろうねこれは」
と校長が手紙を開くと
校長とルミアさんへ
今回は魔道具作りに挑戦してみました。個人的に素人にしては上手く出来たと思うので次いでに作っときました。
よかったら使ってください。
             隼
とかいてあった。校長は実はいい子なんだなぁと内心感動しつつ、箱を開くと、驚きのあまりに言葉を失った。
それもそのはずだ。念話なんて各ギルドや学園に体育館一つ分のスペースを設けてやっと使えるようになる魔法でそれようの魔道士が必要なものである。それなのにこんなアクセサリーに
どうやって付与したのかしかも解析するとまだ誰もやったことのない魔力のストックという訳のわからない効果が付与されている。校長が漢字を読めるわけではないが、どんな効果が付与されてるかは鑑定のスキルを使えば分かるのだ。話を戻すが魔力のストックは今までに挑戦した人はいたが、成功例はなく
不可能な技術だと思われていた。しかしいまここに完成させてしまったのである。しかもアクセサリーにだ。
つまり魔力をストックしておけば実質自分の2人分の魔力を戦闘で使えるわけであって、とにかく国宝クラスの魔道具となってしまったのだ。それをこんなにぽいぽいと渡していいものかと悩みがまた一つ増えた校長だった。
隼は起きてから校長にこのネックレスのすごさを説明し、あまり外には出さないで欲しいと言った。しかし受け取った物を返すなんて言う無粋なことはせずルミアさん共々受け取ってくれた。
もうすぐ3月になる。この時隼はまさか自分が学校にいくなんて思ってもいなかったのだ。
しおりを挟む
感想 2

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(2件)

龍牙王
2016.09.26 龍牙王

初めまして、読み始めました、期待してます。

2016.09.29 56Neko

コメントありがとうございます
ほんとにつたないものですが続き頑張って書きますね?

解除
yuuki
2016.06.10 yuuki

面白いです
楽しみにします

2016.07.01 56Neko

学業が忙しいので書けてませんでしたが復帰するので宜しくお願いします

解除

あなたにおすすめの小説

【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!

花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】 《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》  天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。  キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。  一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。  キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。  辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。  辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。  国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。  リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。 ※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作    

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。