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第二十六話 気高く高貴なダークエルフの初チュー
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「あ、姉上、なな、何をッ!?」
クエイクの副作用。それは、能力を使い過ぎると、なんやかんやで女の子とアレコレナニかを放出しまくらなければ収まらない。
しかし、今の時点で少しだけでもヤルことができたら?
完全回復とまではいかなくとも、あと一回ぐらいなら戦えるのでは?
「たぶん、イケると思う……アレを倒す一回分の力ぐらいなら」
分からない。だが、イケると思うと口にするクエイク。
「というわけで、旦那様! ハメハメなのだ!」
「いえ、お姉様、ここは私が!」
それならば話は早いと、小さなビキニパンツをずり降ろそうとするチヴィーチと、スカートの中から白い下着をズルっと降ろすクロース。
だが……
「陣形が……ご指示を、チヴィーチ姫ッ!」
「ダメです、障壁が持ちません……クロース姫、どうか、お力をッ!」
「「ッッ!!??」」
指揮官であるチヴィーチに態勢の立て直しを求める兵たちからの声。
強力な魔法使いであるクロースに助けを求める魔導士部隊からの声。
そう、彼女たちにナニかをしている暇などなかった。
「く、ぐぅ、パコパコッとするだけなのだが……うぬぅ」
「あっ、ダメです! すぐに行かないと障壁が……」
「しかし、旦那様さえ戦えれば……」
「いけない、あちらの部隊が既に……ッ!」
下着を下ろして合体している暇などない。
自分たちが今すぐにでも戦場に戻らなければ全滅してしまうほどの窮地。
しかし、このままでは……
「「……あ……」」
「………………へ?」
チヴィーチとクロースは、その場に居たシスティアの存在に気づいた。
一瞬ポカンとしてしまうシスティアだが、この状況下で姉たちから自分に視線が向けられる意味を瞬時に理解。
「え? あ、え、え? あ、えええ!? あ、姉上、ま、まさか、わ、わらわに!?」
まさか? そのまさかだ!
「仕方ないのだ! これも魔王軍の勝利のため! システィアよ、儂らの代わりに旦那様の相手をするのだ!」
「ガンバです、システィア!」
「いや、いやいやいやいや、え? いや! あ、姉上ええええ!」
とんでもない無茶ぶりをして、チヴィーチとクロースは走って戦場へ戻る。
残されたシスティアと、スーパービンビンマウンテンのクエイク。
システィアはガタガタと震えながら……
「ば、ばかな、何だそれは? あ、ありえぬ……誇り高き高潔なる王の血統たる、わらわが……せ、戦場で、仲間や姉上たちが命がけで戦っている傍らで……男とまぐわえと? で、できるか! そんなこと!」
あまりの事態。それは死んだ方がマシなのではないかとお思えるほどの恥ずかしさ。
なぜ自分が、皆が命がけで戦っているところで、クエイクと交わらねばならぬのかと。
そんなこと死んでも……
「はあ、はあ、はあ……」
「ん? ちょ、小僧、貴様ナニをしている!?」
「これなら、俺でも……一人で……」
「ッ!?」
そのとき、クエイクが息も絶え絶えな状況下で自身のズボンと下着をずり下した。
自分は決して相手をするとは言っていないのに、何のつもりだと激怒しようとした。
だが、違った。
クエイクはそのまま自分で自分の処理をしようとしたのだ。
「な、なに?」
男が自分で自分を慰める行為。
システィアはそんなもの初めて見た。
あまりの下劣さに槍で突き殺しそうになる……と同時に、無意識に股がムズムズとする。
だが、そんなもので情欲を抱いて溜まるかと理性で抑えながら、クエイクに問う。
「おい、貴様……いくらなんでも……誇りはないのか?」
いくら勝利のためとはいえ、こんな恥ずかしいことをして何とも思わないのか?
だが、クエイクは……
「誰かの役に立てない方が俺は恥ずかしい!」
「……え……」
必死の形相でそう叫んだ。
「誰かの役に立ちたいって思って、でも捨てられて、そんな俺をクロースは拾ってくれて、リミッターが外れて何でもできるようになって……さぁ、俺に任せてくれなんてことで、皆にも期待されたのに……このままじゃ!」
「小僧……」
「俺は、俺を必要としてくれている人たちがいるなら、死んでも応えたい! それが、俺がこの世に生まれてきた、俺の唯一の存在証明だから!」
その叫びの意味を、クエイクの過去を、それまでの人生を知らないシスティアにはハッキリとは分からない。
だが、その信念は分かった。
「命を懸けるとはまさに、人の目や恥など気にせずに己を貫き通すこと……か……ふん、それと比べて……わらわは……」
システィアは笑った。己の小ささに。
この期に及んで、何を恥ずかしいと思うことがあるのかと。
「……小僧」
「え? ……あっ」
システィアも覚悟を決めた。その豊満な胸当てをボロンと外して、中身を露出させた。
「手伝おう。申し訳ないが未通女ゆえにあまり戦力にはなれぬが……下も脱げばよいか?」
あまりにも魅力的過ぎる肉付きの良い体は、チヴィーチやクロースとはまた違う女の魅力と色気が溢れんばかりであった。
副作用など関係なく、クエイクも見入ってしまうほどの。
「じゃあ、もうこのまま。合体してる暇はないから……その……上の方で」
「……うむ」
経験なくとも多少なりとも知識だけはある。
クエイクが「上で」と言えば、それが何を指しているかはシスティアにも分かる。
だから……
「あ、その前に……」
「え?」
「すぐ終わる。その、わらわもこういうの初めてで……流石に最初のアレがコレというのも……だから……小僧、わらわと初めての、その……接吻せよ!」
「……システィア……うん」
「あ……」
システィアのせめてもの願い。それをクエイクは聞き入れ、自分よりも身長の高いスラッとしたシスティアの両肩を掴み、そのまま背伸びしてその唇を重ね合わせた。
クエイクの副作用。それは、能力を使い過ぎると、なんやかんやで女の子とアレコレナニかを放出しまくらなければ収まらない。
しかし、今の時点で少しだけでもヤルことができたら?
完全回復とまではいかなくとも、あと一回ぐらいなら戦えるのでは?
「たぶん、イケると思う……アレを倒す一回分の力ぐらいなら」
分からない。だが、イケると思うと口にするクエイク。
「というわけで、旦那様! ハメハメなのだ!」
「いえ、お姉様、ここは私が!」
それならば話は早いと、小さなビキニパンツをずり降ろそうとするチヴィーチと、スカートの中から白い下着をズルっと降ろすクロース。
だが……
「陣形が……ご指示を、チヴィーチ姫ッ!」
「ダメです、障壁が持ちません……クロース姫、どうか、お力をッ!」
「「ッッ!!??」」
指揮官であるチヴィーチに態勢の立て直しを求める兵たちからの声。
強力な魔法使いであるクロースに助けを求める魔導士部隊からの声。
そう、彼女たちにナニかをしている暇などなかった。
「く、ぐぅ、パコパコッとするだけなのだが……うぬぅ」
「あっ、ダメです! すぐに行かないと障壁が……」
「しかし、旦那様さえ戦えれば……」
「いけない、あちらの部隊が既に……ッ!」
下着を下ろして合体している暇などない。
自分たちが今すぐにでも戦場に戻らなければ全滅してしまうほどの窮地。
しかし、このままでは……
「「……あ……」」
「………………へ?」
チヴィーチとクロースは、その場に居たシスティアの存在に気づいた。
一瞬ポカンとしてしまうシスティアだが、この状況下で姉たちから自分に視線が向けられる意味を瞬時に理解。
「え? あ、え、え? あ、えええ!? あ、姉上、ま、まさか、わ、わらわに!?」
まさか? そのまさかだ!
「仕方ないのだ! これも魔王軍の勝利のため! システィアよ、儂らの代わりに旦那様の相手をするのだ!」
「ガンバです、システィア!」
「いや、いやいやいやいや、え? いや! あ、姉上ええええ!」
とんでもない無茶ぶりをして、チヴィーチとクロースは走って戦場へ戻る。
残されたシスティアと、スーパービンビンマウンテンのクエイク。
システィアはガタガタと震えながら……
「ば、ばかな、何だそれは? あ、ありえぬ……誇り高き高潔なる王の血統たる、わらわが……せ、戦場で、仲間や姉上たちが命がけで戦っている傍らで……男とまぐわえと? で、できるか! そんなこと!」
あまりの事態。それは死んだ方がマシなのではないかとお思えるほどの恥ずかしさ。
なぜ自分が、皆が命がけで戦っているところで、クエイクと交わらねばならぬのかと。
そんなこと死んでも……
「はあ、はあ、はあ……」
「ん? ちょ、小僧、貴様ナニをしている!?」
「これなら、俺でも……一人で……」
「ッ!?」
そのとき、クエイクが息も絶え絶えな状況下で自身のズボンと下着をずり下した。
自分は決して相手をするとは言っていないのに、何のつもりだと激怒しようとした。
だが、違った。
クエイクはそのまま自分で自分の処理をしようとしたのだ。
「な、なに?」
男が自分で自分を慰める行為。
システィアはそんなもの初めて見た。
あまりの下劣さに槍で突き殺しそうになる……と同時に、無意識に股がムズムズとする。
だが、そんなもので情欲を抱いて溜まるかと理性で抑えながら、クエイクに問う。
「おい、貴様……いくらなんでも……誇りはないのか?」
いくら勝利のためとはいえ、こんな恥ずかしいことをして何とも思わないのか?
だが、クエイクは……
「誰かの役に立てない方が俺は恥ずかしい!」
「……え……」
必死の形相でそう叫んだ。
「誰かの役に立ちたいって思って、でも捨てられて、そんな俺をクロースは拾ってくれて、リミッターが外れて何でもできるようになって……さぁ、俺に任せてくれなんてことで、皆にも期待されたのに……このままじゃ!」
「小僧……」
「俺は、俺を必要としてくれている人たちがいるなら、死んでも応えたい! それが、俺がこの世に生まれてきた、俺の唯一の存在証明だから!」
その叫びの意味を、クエイクの過去を、それまでの人生を知らないシスティアにはハッキリとは分からない。
だが、その信念は分かった。
「命を懸けるとはまさに、人の目や恥など気にせずに己を貫き通すこと……か……ふん、それと比べて……わらわは……」
システィアは笑った。己の小ささに。
この期に及んで、何を恥ずかしいと思うことがあるのかと。
「……小僧」
「え? ……あっ」
システィアも覚悟を決めた。その豊満な胸当てをボロンと外して、中身を露出させた。
「手伝おう。申し訳ないが未通女ゆえにあまり戦力にはなれぬが……下も脱げばよいか?」
あまりにも魅力的過ぎる肉付きの良い体は、チヴィーチやクロースとはまた違う女の魅力と色気が溢れんばかりであった。
副作用など関係なく、クエイクも見入ってしまうほどの。
「じゃあ、もうこのまま。合体してる暇はないから……その……上の方で」
「……うむ」
経験なくとも多少なりとも知識だけはある。
クエイクが「上で」と言えば、それが何を指しているかはシスティアにも分かる。
だから……
「あ、その前に……」
「え?」
「すぐ終わる。その、わらわもこういうの初めてで……流石に最初のアレがコレというのも……だから……小僧、わらわと初めての、その……接吻せよ!」
「……システィア……うん」
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システィアのせめてもの願い。それをクエイクは聞き入れ、自分よりも身長の高いスラッとしたシスティアの両肩を掴み、そのまま背伸びしてその唇を重ね合わせた。
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