4 / 9
少女side 少女 堕天使に遭遇する?
しおりを挟む
わたしの名前はリリア、前は王都ミハルイに住んていたけど、今はガノン辺境伯領の西にあるオルの村に住んでいる。
年齢はたぶん十歳だと思う。何故?たぶんなのかって?
わたしが王都の裏路地でカリーナお義母さんに保護された時が六歳くらいだろうと言っていた。
わたしが、覚えている古い記憶は、王都にパパとママと三人で住んでいた幸せだった時の記憶......。
パパとわたしがママのお料理を美味しく食べている記憶......。
ある時、王都の外で魔物暴走が発生した。
冒険者だったパパとママは、魔物暴走を止める為に、王都の外に向かった。
向かった先で、パパとママは初級冒険者を庇って死んじゃったわ。
天涯孤独になったわたしは、暮らしていた家をお貴族さまに借金の形に奪われた。
それからの事は殆ど覚えてない。
気が付いたらカリーナお義母さんと裏路地を歩いていたわ。
カリーナお義母さんが、わたしを孤児院に保護してくれてからは、貧しいながらも幸せだった......。
そう、あの、お貴族さまが来るまでは......。
孤児院で暮らしてから二年後......。あの日は、お貴族さまとプリカお姉ちゃんが孤児院にやって来た。
プリカお姉ちゃんは綺麗な服を着て、『元気でね!ぜったい忘れないから』と言って幼いわたし達にオモチャやヌイグルミを配ったの。
わたしは、何故か悲しくなって泣いてるとプリカお姉ちゃんが、困った顔をした後に笑って、わたしに甘いお菓子を口に入れてくれたわ。
カリーナお義母さんとマリーナお義母さんが、『行ってはダメよ!行ってはダメよ!』と言ってプリカお姉ちゃんを止めていたけど、プリカお姉ちゃん泣き笑いながら馬車に乗って行った。
その時、お貴族さまが、わたしの顔を見て『あと二年だな!』と言ったの。
お貴族さまの下品んな笑みで体中が震えた。あんなに気持ち悪い笑顔は初めてだった。
その日に、お義母さん達はわたしや弟妹を連れて、ブレンダ商会の馬車で王都を出たんだ。
馬車で数日走るとガノンの街まで着いたわ
ガノンの街まで来ると此処で、マリーナお義母さんと六歳から八歳までの七人の子供達が街に行った。
わたしを含む、残った六人の弟妹達とカリーナお義母さんで、オルの村へ行く事にしたの。
オルの村に着いたわたし達は、ロイ村長や村人達に歓迎されて穏やかな日々を過ごしていた。
ある日、弟のゲティが病気にかかり、高熱に魘されていた。
薬師のカルお婆さんが薬草でお薬を作ってくれたけど、薬草の魔素が薄れててゲティの高熱が下がらなかった。
わたしは魘されて苦しむゲティ姿を見て、レームの森の奥に生えている高濃度の薬草を採りに行く事にした。
森の奥をズンズンと歩いて行くと、幸運な事に目的の薬草が群生していたの。
わたしは、夢中で薬草を採っていると『ギャァ、ギャァ、ギャァ』と嫌悪な声が聞こえてきた。
急いで立ち上がると、そこには醜悪なゴブリンが五匹で、わたしを囲んでいた。
わたしはゴブリンの苗床になるか?食べられるか?の運命.....。
『かみさま、大人しか森の奥に行ってはダメな事は知っています。でも、でも、弟を助けたいって思う、リリアは悪い子ですか?』
わたしは、かみさまにお祈りしました。が.....
ゴブリンは涎を垂らしながら、私に迫ってきます。
『ああぁぁ、お義母さん、ごめんなさい。リリアは、もうダメです。このままだと、魔物達に蹂躙されてしまいます。かみさま、どうか、どうか、他の子達だけでも、お守り下さい。』
ゴブリンの醜悪な姿が、あの下品に笑うお貴族さまに見えて体中が震えた。
ついにゴブリン達がわたしに襲い掛かってきた。
『『ギャァギャァ「イヤァーーーーー』』
ガサガサ『ふぅ、やっと出れたかぁ♪』
茂みから「お風呂♪お風呂♪」と謎の歌を歌いながら、黒い翼を携えたてんしさまが現れました。
年齢はたぶん十歳だと思う。何故?たぶんなのかって?
わたしが王都の裏路地でカリーナお義母さんに保護された時が六歳くらいだろうと言っていた。
わたしが、覚えている古い記憶は、王都にパパとママと三人で住んでいた幸せだった時の記憶......。
パパとわたしがママのお料理を美味しく食べている記憶......。
ある時、王都の外で魔物暴走が発生した。
冒険者だったパパとママは、魔物暴走を止める為に、王都の外に向かった。
向かった先で、パパとママは初級冒険者を庇って死んじゃったわ。
天涯孤独になったわたしは、暮らしていた家をお貴族さまに借金の形に奪われた。
それからの事は殆ど覚えてない。
気が付いたらカリーナお義母さんと裏路地を歩いていたわ。
カリーナお義母さんが、わたしを孤児院に保護してくれてからは、貧しいながらも幸せだった......。
そう、あの、お貴族さまが来るまでは......。
孤児院で暮らしてから二年後......。あの日は、お貴族さまとプリカお姉ちゃんが孤児院にやって来た。
プリカお姉ちゃんは綺麗な服を着て、『元気でね!ぜったい忘れないから』と言って幼いわたし達にオモチャやヌイグルミを配ったの。
わたしは、何故か悲しくなって泣いてるとプリカお姉ちゃんが、困った顔をした後に笑って、わたしに甘いお菓子を口に入れてくれたわ。
カリーナお義母さんとマリーナお義母さんが、『行ってはダメよ!行ってはダメよ!』と言ってプリカお姉ちゃんを止めていたけど、プリカお姉ちゃん泣き笑いながら馬車に乗って行った。
その時、お貴族さまが、わたしの顔を見て『あと二年だな!』と言ったの。
お貴族さまの下品んな笑みで体中が震えた。あんなに気持ち悪い笑顔は初めてだった。
その日に、お義母さん達はわたしや弟妹を連れて、ブレンダ商会の馬車で王都を出たんだ。
馬車で数日走るとガノンの街まで着いたわ
ガノンの街まで来ると此処で、マリーナお義母さんと六歳から八歳までの七人の子供達が街に行った。
わたしを含む、残った六人の弟妹達とカリーナお義母さんで、オルの村へ行く事にしたの。
オルの村に着いたわたし達は、ロイ村長や村人達に歓迎されて穏やかな日々を過ごしていた。
ある日、弟のゲティが病気にかかり、高熱に魘されていた。
薬師のカルお婆さんが薬草でお薬を作ってくれたけど、薬草の魔素が薄れててゲティの高熱が下がらなかった。
わたしは魘されて苦しむゲティ姿を見て、レームの森の奥に生えている高濃度の薬草を採りに行く事にした。
森の奥をズンズンと歩いて行くと、幸運な事に目的の薬草が群生していたの。
わたしは、夢中で薬草を採っていると『ギャァ、ギャァ、ギャァ』と嫌悪な声が聞こえてきた。
急いで立ち上がると、そこには醜悪なゴブリンが五匹で、わたしを囲んでいた。
わたしはゴブリンの苗床になるか?食べられるか?の運命.....。
『かみさま、大人しか森の奥に行ってはダメな事は知っています。でも、でも、弟を助けたいって思う、リリアは悪い子ですか?』
わたしは、かみさまにお祈りしました。が.....
ゴブリンは涎を垂らしながら、私に迫ってきます。
『ああぁぁ、お義母さん、ごめんなさい。リリアは、もうダメです。このままだと、魔物達に蹂躙されてしまいます。かみさま、どうか、どうか、他の子達だけでも、お守り下さい。』
ゴブリンの醜悪な姿が、あの下品に笑うお貴族さまに見えて体中が震えた。
ついにゴブリン達がわたしに襲い掛かってきた。
『『ギャァギャァ「イヤァーーーーー』』
ガサガサ『ふぅ、やっと出れたかぁ♪』
茂みから「お風呂♪お風呂♪」と謎の歌を歌いながら、黒い翼を携えたてんしさまが現れました。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる