崖下で謎の美形アルファを拾ってしまった魔術師オメガさん【オメガバース】

さか【傘路さか】

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「おっもい……」

 目を覚まして腕を振ると、また男の抱き枕と化していた。こいつが一緒に眠ると、だいたい朝にはこうなっている。

 温かいことはいいのだが、これから気温も上昇していくのに先行きが不安だった。

 顔だけを後ろに向けると、健やかに眠っている顔がある。最初は整っている、と好印象だった顔も見慣れてきた。

 腕を外し、気持ちよさそうに眠っている男の腹に乗り上がる。

「おら。起きな」

 ぺし、と額を叩いても反応は薄い。体重を掛けている筈なのに、やせっぽちで軽すぎるのが悪いんだろうか。

 胸ぐらを掴んで揺すっていると、ようやく瞼が開く。

「おはよ」

「…………え。何。ゆめ?」

「現実世界へようこそ」

 また寝ようとする男を、飯、と言って叩き起こす。彼は渋々といった体で起き上がると、俺を引っ張って寝室を出た。

 よほどいい夢を見ていたのか、眠たそうにしている。くあ、と欠伸をして、のそのそと廊下を歩く。

「ああいうの止めてよ。朝から」

「重かったか?」

「重くないけど。…………んー、……びっくりするよ」

「そっか。じゃあまたやる」

 本当にさぁ、と男は俺を振り返って吐き捨て、居間に入って椅子に座らせた。

 当人は朝食を作るべく厨房へと入っていく。空腹を理由に叩き起こした事を責める言葉はなかった。

 俺は労働を免除されたのを良いことに娯楽小説を読み耽り、きりのいい所で食卓へ呼ばれた。

 本を閉じて机に置くと、題名を見た男は不思議そうに目を見開く。

「コノシェって恋愛小説、好きなの?」

「好きで悪いのかよ」

 昔から恋愛小説は細々と読み続けている。今さら似合わないから止めろ、と言われても改めるつもりはなかった。

「そうじゃなくて。今度、僕にも読ませてよ」

「……それなら、面白いやつ用意しとく」

 うん、と表情を明るくした男と共に食卓へ移動する。

 机には、先客の気配があった。

「おはよ妖精」

『はよ』

 妖精が短く挨拶をすると、小さい皿が空中に浮かんだ。最近では俺よりも男と一緒にいる時間が長いかもしれない。

 妖精は元々、この建物の元になった木に住んでいた。

 住処が形を変えた物の内部を散らかす俺よりも、丁寧に片付けてくれる『青いの』を気に入るのは、自然な流れだった。

「今日は簡単なものでごめんね」

 焼きたてパンに茹でた卵。生野菜を千切ったものに手作りのソースが掛かっている。丁寧に淹れたばかりのお茶を添えられ、俺は首を傾げた。

「いや。ぜんぜん簡単じゃないが」

「そう? よかった」

 こいつが来る前の食事を見せてやりたかった。料理という仕事が他人の手に渡ってから、肌艶はいいし、食材の管理に失敗して腹を痛めることもなくなった。

 記憶さえ戻らなければ、ずっと居候してくれてもいい。寝る時は少しばかり暑苦しいが、男との生活に苦はなかった。

 茹で卵は中身が半熟になっており、野菜に絡めて食べる。妖精はうまうまと食べ進めているようで、小さい皿の上で卵が少しずつ囓り取られていた。

 食事が落ち着くと、街に出ようと考えていた事を思い出す。今日は天気もよく、市街地を散策するにもいい気候だ。

「今日。食料の調達も兼ねて、街に出てみないか?」

「うーん…………。まあ、行く」

 男は何故か渋々、といった様子で頷く。まただ、時折こうやって記憶を戻したくないような意図を感じるようになった。

 自分の素性に対し、嫌な想像でもしているんだろうか。

「服は俺のを貸してやるよ。丈が長すぎて着てないやつあるから」

「ありがと」

 食事と後片付けを終えると、俺は寝室に併設された衣装室へと男を導いた。そこまでの広さはないが、俺が持ち込んでいる服自体も少ない。

 いくつか丈が長い服を宛がってみると、何とか一揃い見つかった。

「僕。外で着替えてくるね」

「一緒に風呂に入る仲だろ?」

「怪我がなかったら入らなかったよ」

 男は慌ててそう言うと、衣装室を出て行ってしまった。無理やり服を脱がせて一物を眺めてしまったのは悪かったが、あれはぶつの大きさが悪かったのだ。

 アルファは体格の良いものが多く、発情期のオメガが怪我をする、と褥で使うような魔術が存在するくらいだ。それに、いずれ番のものになる。

 浮かんだ感情は面白いのか、寂しいのか、綯い交ぜになって名付けられない代物に成り果てていた。

「飯を作る人がいなくなるのは、……困るな」

 服を身に纏い衣装室を出ると、男も着替えを終えていた。

 持ち込んだ服は貴族家に出入りする商人が売ってくれたもので、質はよいものばかりだ。身長もあり、美形の男が着ると、花びらが散って見えたかと思うほど煌びやかだった。

「ちょっと……、目立ちすぎるな」

「そう?」

「魔術師のローブ貸してやるから、羽織っておけ」

 鼠色のローブを着せると、その身の内から溢れる輝きも灰に隠れる。これならいいか、と納得して、俺も同じようにローブを羽織った。

 折角のお出掛けに魔術師然ふたり、というのは雰囲気がないが、どうせ目的は買い出しである。

 男はローブ姿になった俺に、すこし肩を落としている。

「なんだ?」

「いつもと違う服だったのに、いつもの服に戻っちゃった……」

「買い出しなんだから別にいいだろ」

「折角のお出かけだったのにー」

 駄々を捏ね始めた男の背を押し、部屋を出る。街歩き用の鞄を持つと、外靴を履いた。

 隣に立つ男は買い物籠を持っており、ローブ姿とは不似合いの生活感に溢れている。

「なに買うか決めてんの?」

「うん。任せて」

 実験小屋から最寄りの市街地までは、山を下って数時間、とかなりの距離がある。

 強化魔術を使わなければ一日掛かりになるだろうが、今日は『青いの』にゆっくり街を見せてやりたかった。

 実験小屋を結界で閉じると、身体強化魔術を詠唱する。光の軌跡が俺だけでなく、相手の脚に纏わり付いた。

「運動能力を強化する魔術を掛けた。どうだ、脚は?」

 男は自らの脚を持ち上げると、面白そうにその場で足踏みする。

「軽い!」

「上手くいったみたいだな。街まで走ってくから、体力の消費が激しくなったら教えてくれ」

 魔力相性のいい相手には、魔術の掛かりがいい。俺の魔力は選り好みが激しく、相手の魔力に合わせられない傾向がある。

 ただ、この男には馴染んで流れている。

 魔力が馴染む相手というのは、性格的に一緒にいて楽な相手が多い。山にわざわざ住む変人に合わせられる男なら選り取り見取りだろうな、と乾いた笑いを浮かべたくなった。

 男はしばらく脚の感覚に慣れないようだったが、次第に要領よく走るようになる。

「脚が痛んだら教えるんだぞ!」

「うん。これ、面白いね!」

 笑みすら浮かべながら、木々の合間を抜けていく。本来ならば乗り物に頼るべき長さの道程を、俺たちは強化魔術を使った脚で駆け抜けていった。

 山を下りると、近くの街道と合流する。乗合馬車の発着地点まで脚で移動し、馬車へと乗り継いだ。

 馬車に乗れば街までは直ぐだ。田舎の中での中心地、と呼ぶべき低い建物群が俺たちを出迎える。

 馬車から降りた男は、街並みを眺め、顎に手を当てる。

「見覚え、ある」

「だろうな。山の周囲で買い物ができる場所、つったらこの街くらいだ」

 ローブを着ているのは魔術師、という意識が先行するのか、街の人々は俺たちに長く視線を向けてくることはない。

 男が整った顔立ちをしていようと、視線が届くことはないのだ。

「何か見たいもんはあるか」

「掃除用具?」

「一気に所帯じみちまったなぁ……」

 掃除用具も取り扱っている雑貨店へと案内すると、物珍しそうに店内を眺め始める。

 店主である老人に挨拶をすると、返事の後で俺たちをちらりと見て掃除に戻った。どうやら、『青いの』に見覚えはないようだ。

 田舎にとって中心地とはいえ、人数的に顔見知りもできる程度に狭い付き合いになる。男は街並みに見覚えがあると言い、店主にとっては見覚えがない、というのは妙な話だった。

 考え込む俺を尻目に、男は新しい羽はたきが欲しいと言う。いくつかの種類の中で迷いなく一番高価なものを手に取っていた。

 彼が裕福な家の出なら、日頃は出入りの商人だけで事足りるということもままある。日用品は使用人が買いに行けばいい。

 いっそ、近くの屋敷を一つ一つ訪ね、顔見せするのが手っ取り早いだろうか。

「他になんか欲しいものは?」

「雑巾用の布」

「雑巾くらい買ってやるよ……」

 男には説明していなかったが、魔術ばかり研究している末席の貴族とはいえ、普通の家庭よりは蓄えがある。

 俺も研究結果を様々な団体に売ることで収入を得ており、高級羽はたきも文句を言わず買うことに同意した。

 羽はたきと雑巾の金を払い、店を出る。

「次は────」

 家の中を掃除している間に、生活用品として足りないものを把握したらしい男は、あの店、この店、と店を回り始める。

 回るうちに必要な品物を揃えることはできたが、どの店主も男の顔に反応を見せることはなく、彼の記憶を追うという目的についての成果はなかった。

 俺だけがこっそり気落ちしたまま、二人とも両手に荷物を抱えて帰りの馬車の乗り場に向かう。発車時刻の張り紙を見ると、次の便まで少し時間が空いていた。

「時間までどっか店にでも入るか。何か飲もうぜ」

「ほんと? じゃあ……」

 男は乗り場の近くにある、絵本から出てきたような店構えの喫茶店を指さす。疲れの滲んだ俺はその提案に同意し、店に入った。

 店員に案内された席で、飲み物と甘味を注文する。品物が届くまでの間、男はそわそわと店内を見回した。

「────あのさ。コノシェ」

「なんだ」

「ここ、恋人連れが多いね」

 言われた通り視線を向けると、店内には恋人同士で訪れたであろう人々が同じ卓を囲んでいた。

 男に視線を戻し、頷く。

「そうだな。気になるのか?」

「ううん。僕たちも恋人同士に見えるのかなぁ、って」

「………………」

 今、手元に飲み物が無いことを幸運に思った。がっくりと頭を倒し、両手を組む。

「…………はあ?」

「何もそんな。地の底から響くような声で聞き返さなくても」

「お前みたいな育ちがいい奴と、山の中で暮らしてるような人嫌いが、恋人、はねえだろ」

「有りだと思うけど。あと、山の中に住んでるの、研究の為だけじゃなかったんだ? 人、嫌いなの?」

 話せ、と言わんばかりの男の視線に、長く息を吐く。組んでいた手を解き、ふっかりとした椅子に背を預ける。

 他人に弱みを見せることは嫌いだし、人嫌いの理由を語るのも好きではない。けれど、俺が自らの胸の内を明かしてくれない、と、この男はどうせ拗ねるんだろう。

 目の前にいる人間を蔑ろにしてまで、黙っているような理由ではなかった。

「……昔、両親に仕えていた人間に『自分の娘の雷管石』と、『俺が神殿に預ける予定だった雷管石』をすり替えられた事がある。神殿に預ける前に俺が何気なく魔力の波形を読み取ったから良かったものの、もしかしたら、本来なら魔力相性なんか合うはずもない相手と、番わされていたかもしれない」

 一呼吸ついた瞬間、溜め込んでいたものが流れ出したような、ある種の爽快さを覚える。俺は、もしかしたら誰かにこの事を話したかったのかもしれない。

「相手は、何故そんなことを?」

「うちも、……両親は裕福なんだ。使用人は自分の娘に、裕福な家のオメガが番関係を結ぶようなアルファと結ばれて欲しかった、と言った。俺と使用人は仲も悪くなかった……と思っていたから、その言葉を聞いた瞬間、全てが分からなくなった。近しい人に些細なことで疑いを向けるようになって、番という関係にすら疑問を抱くようになった。山に住むようになったのは、その後だな」

 俺はそれから自分の雷管石を神殿に預けようとはしなくなったし、両親も俺に番を作ることを要求しなくなった。

「山で暮らし始めてから、少しは苛立ちも収まったけどな。あんたの事だって、今さら疑ったりなんてしないさ」

 無言で過ごしていると、早々に注文した品が運ばれてくる。カップに指を引っかけ、口元に運んだ。

 浮かび上がる湯気のように、この男といると力が抜ける。

「────俺。小さい頃から、妖精の声が聞こえるくらい夢見がちな人間でさ。こんななりをして、こんな性格でも、番には憧れがあったんだ」

「今は、そうじゃない?」

「さあなぁ。でも、もし。…………運命の番がこの人だ、って衝動が訪れたのなら。ちょっとは考えも変わるのかな」

 自分らしくないような気もしたが、言葉はすらすらと口を付いて出た。男は俺をからかうことなく、黙って言葉を受け入れる。

 青い瞳に別の色が浮かんだような気もしたが、それもまた湯気の先にある幻だったのかもしれない。








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