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5・可変と不変
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「それは? 何?」
「いや」
「……もしかして、リリーに?」
「……さっき、ずいぶん褒めてくれたからな。それに。何か贈りたくても今の俺にはこんなものしか」
サムはニヤリと笑った。
「ジェイ? 知ってるか?」
「?」
「本当の恋ってのは、実は出会った瞬間に落ちてるんだ。ジェイはリリーに恋をしたんだね」
「……恋?」
ふふっと笑ってサムは立ち上がると俺の耳元に顔を寄せた。
「ウブだね。顔が赤いよ」
「サム!」
「あはは! そういうところがウブだって言うのさ、教会は嫌いだけど面白いジェイを見られるからついて行くよ? ジェイが、恋をするなんてね。天変地異だ」
「失敬なやつだな」
こんな子供だましのような贈り物を思いついた自分にも驚いていたが、あのサムが俺以外の人間を好意的に想っていることにも驚いていた。
淡いピンクに、黄色と、青い鳥が飛んでいるたまごを見ながら考えた。
俺がリリーと、恋に踏み込んでいったらサムはどうするのだろうか?
「いや」
「……もしかして、リリーに?」
「……さっき、ずいぶん褒めてくれたからな。それに。何か贈りたくても今の俺にはこんなものしか」
サムはニヤリと笑った。
「ジェイ? 知ってるか?」
「?」
「本当の恋ってのは、実は出会った瞬間に落ちてるんだ。ジェイはリリーに恋をしたんだね」
「……恋?」
ふふっと笑ってサムは立ち上がると俺の耳元に顔を寄せた。
「ウブだね。顔が赤いよ」
「サム!」
「あはは! そういうところがウブだって言うのさ、教会は嫌いだけど面白いジェイを見られるからついて行くよ? ジェイが、恋をするなんてね。天変地異だ」
「失敬なやつだな」
こんな子供だましのような贈り物を思いついた自分にも驚いていたが、あのサムが俺以外の人間を好意的に想っていることにも驚いていた。
淡いピンクに、黄色と、青い鳥が飛んでいるたまごを見ながら考えた。
俺がリリーと、恋に踏み込んでいったらサムはどうするのだろうか?
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