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6.鐘楼と炎の蛇
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「おのれ……許さぬ……許さぬぞ」
背中を叩く乾いた声が遠ざかっても恐ろしくて、いつまでも耳に残る怨嗟を手でふさぎながらひぃひぃと泡を食って走り続ける。
ぶつけたお札の効果で動けないのか、清の顔をした妖は追ってこなかった。
とにかく全力で走って走って、走りぬけて。
普通の歩き旅で五日はかかる距離を、安珍は三日で走り抜けた。
山門が見えて、ほっと息をつく。
あともう少しで寺に逃げ込めると安心してクラリときたが、立ち止まることなく疲れ切った身体に鞭打つように足を進めた。
あともう少しで山門をくぐれるというところで、背後がぼぅっと燃え上がるよう熱を持った。
「安吉さん」
そっと肩に置かれた白く冷たい手にギャーッと叫んだ安珍は、振り向きざまに最後の札を突き出した。
たちまちのうちに札は燃え上がり、動きを止めてウネウネと蛇体をくねらせ札を払い落そうとする清から距離を取った。
残る力のすべてをふり絞り山門から寺へと駆けこみ、声を限りに叫んだ。
「お助け下さい! 妖物に追われております! どうか、どうかお助け下さいまし!」
なりふり構わぬ命がけの叫びに、なんだなんだと出てきた僧侶たちは、山門下で身もだえする半蛇半女の妖物に目を見開いた。
札から上がる炎に焼かれても苦しんでいる様子はないが、凄まじい怒りがその眼からほとばしっている。
ヒタとその視線に捕えているのは、駆けこんできた若い僧の姿である。
「安吉……残るはお前一人……」
覚悟せよ、と風のようにつぶやきが耳元を過ぎ、妖物の姿は消えうせた。
戸惑いながら妖物の消えた場所と、地面にうずくまって手を組んで助けを請う僧服の男を何度もみ返していたが、ひとまずの脅威は去ったと判断した住職が声をかけた。
「安吉、というのはお前の事か?」
ブルブルと震える安珍ははいともいいえとも答えず、ただただ「お助け下さい」と壊れた人形のように繰り返すばかりだ。
手を差し出し立ち上がらせようとしても膝が笑ってヘナヘナとへたり込む。
結局のところ、数人がかりで抱えて寺の中に運び込むことになった。
出された茶を飲み、ここは怪異を調伏できると安心させる住職に、やっとのことで安珍は声が出せるようになった。
殊勝に両手を畳について、深く深く頭を下げる。
「わたくしは安珍と申します。安吉というのは生き別れた兄でございます」
そして息を吸うほど簡単に安珍は偽りを作りだし、安吉という男について語り出す。
いわく、安珍の里では双子は忌避されるものであったから、弟だった安珍が寺へと出された。
兄の安吉は小間物問屋に雇われて、酔狂な御隠居と漫遊の旅をしながら仕入れだなんだと働きつつ巡っていたが、先日、許嫁ができたときいて祝いをしようと旅をしていた。
安吉は大火の日から行方知れずで、安珍もずいぶん探したが見つからずじまい。
安吉の許嫁は真砂屋の一人娘で清といい、先日の大火事で焼け死んだが、嫉妬深く情の深い娘だったのか、死んだあとでも安吉を探してさまよっていたらしい。
凝り固まった妖物には安珍が安吉に見えたようで、初めて現れた日に「人違いだ。おまえは誰だい?」と聞いたばかりに恨みを抱かれ、安珍がいくら別人だと言おうと信じずずっと追いかけられているのだ。
とうとうと流れるようなその偽り話は涙まじりで真に迫り、情を揺さぶられた寺の住職たちはそのまま信じてしまった。
僧たちは話しあい、人間が燃える怪異も清の仕業だと当たりをつけて、燃えない鐘楼の中に安珍を隠すことにした。
数人がかりで釣鐘を境内に降ろし、その中に水や食料と共に数珠と札を握らせた安珍の姿を隠すと、外側に何枚もお札を貼った。
そして寺の中で護摩を炊き、交代で休むことなく祈祷を始めた。
夕刻から始まった祈祷も絶えることなく、境内の釣鐘も複数の僧侶で見守っている。
何も起こらぬまま三日三晩過ぎると、妖物の調伏は完了するはずだった。
なまじ力の弱い妖物なら、寺の中に入ることすらかなわない。
草木も眠る丑三つ時の事だ。
ヒュルリ、と生ぬるい風が吹いた。
まばたきを一つほどの間に、娘が一人釣鐘の前に立っていた。
ほどけた髪を風になびかせて、たたずむ姿は美しい。
しかし、その眼は炎のように赤い光を揺らしていた。
「お清さんかい?」
勇気を持って声をかけた僧に答えはなく、娘は釣鐘だけを見ていた。
もう一度声をかけようとして、突如、膨れ上がった妖気に、釣鐘を見守っていた僧たちは慌てて遠く離れた。
清だったモノの足元から、ゴウゴウと音をたてて激しい炎が渦巻いている。
炎は迷いなく鐘楼を取り撒き、炎にあぶられた札も赤い火を噴いた。
一枚、二枚と、耐えることなく、あっけないほど簡単に札は焼け落ちていく。
寺の中から調伏の読経も力を増して響いていたが、護摩を炊けば炊くほど清の炎は燃え上がるようだった。
どうしたことだと浮足立つ僧侶たちの前で、とうとうすべての札が燃え落ちた。
それと同時に、清の姿が変化する。
上半身は美しい娘のままだったが、身体はみるみる大蛇へと変わっていく。
グルグルと蛇体を幾重にも鐘楼に巻き付け、尾の先でガンガンと打ち鳴らす。
まとっていた振袖の赤はそのまま炎の色に変わり、全身から噴きだす炎が鐘を焼き、口からこぼれる「許さぬ」という言葉そのままに炎を吐いて、激しい勢いで寺へと飛び散った。
身の毛もよだつすさまじさに怯える僧たちも、炎の大蛇が振りまく炎が寺を焦がし始めたのに気付き、あわてて水を汲んで消火に当たる。
経文を唱えながら水をかけるとあっという間に消えることに気づいて、合唱のように経を唱えながら水を汲む。
かけては消し、消しては炎が上がり、経をのせた水で炎を消す。
終わりの見えない消火活動は、真っ赤に焼けた鐘楼が朝日の中で真っ黒にすすけた姿を照らされるまで続くのだった。
それは僧たちにとっても長い長い夜だった。
真っ赤な炎は、朝日の中で溶けるように消えて行った。
真っ赤な清の瞳からは、血の涙が流れている。
その表情のない顔からは、恨みも憎しみも感じ取れなかった。
蛇の身体はいつの間にか人の体に戻っていて、夜通し続いた炎の狂乱も思い出せないほど清廉な立ち姿だった。
娘は僧たちに身体を向けると、深く頭を下げた。
静かに、静かに、透けてゆく。
ただただ幻のように、すぅっと娘の姿は消えたのだった。
その様子を茫然と見守っていた僧侶たちは、ハッと気づいて鐘楼に駆け寄った。
触れるとすっかり熱も鎮まっていて「安珍さん」と何度も外から呼びかけたけれど、返事はなかった。
鐘を動かし中を見て、僧侶たちは膝を地についた。
男の姿はすでになく、わずかばかりの灰とすすけた骨が転がるばかりだったのだ。
憐れなその様に僧たちは誰ともなく手を合わせ、静かに経文を唱えるのだった。
背中を叩く乾いた声が遠ざかっても恐ろしくて、いつまでも耳に残る怨嗟を手でふさぎながらひぃひぃと泡を食って走り続ける。
ぶつけたお札の効果で動けないのか、清の顔をした妖は追ってこなかった。
とにかく全力で走って走って、走りぬけて。
普通の歩き旅で五日はかかる距離を、安珍は三日で走り抜けた。
山門が見えて、ほっと息をつく。
あともう少しで寺に逃げ込めると安心してクラリときたが、立ち止まることなく疲れ切った身体に鞭打つように足を進めた。
あともう少しで山門をくぐれるというところで、背後がぼぅっと燃え上がるよう熱を持った。
「安吉さん」
そっと肩に置かれた白く冷たい手にギャーッと叫んだ安珍は、振り向きざまに最後の札を突き出した。
たちまちのうちに札は燃え上がり、動きを止めてウネウネと蛇体をくねらせ札を払い落そうとする清から距離を取った。
残る力のすべてをふり絞り山門から寺へと駆けこみ、声を限りに叫んだ。
「お助け下さい! 妖物に追われております! どうか、どうかお助け下さいまし!」
なりふり構わぬ命がけの叫びに、なんだなんだと出てきた僧侶たちは、山門下で身もだえする半蛇半女の妖物に目を見開いた。
札から上がる炎に焼かれても苦しんでいる様子はないが、凄まじい怒りがその眼からほとばしっている。
ヒタとその視線に捕えているのは、駆けこんできた若い僧の姿である。
「安吉……残るはお前一人……」
覚悟せよ、と風のようにつぶやきが耳元を過ぎ、妖物の姿は消えうせた。
戸惑いながら妖物の消えた場所と、地面にうずくまって手を組んで助けを請う僧服の男を何度もみ返していたが、ひとまずの脅威は去ったと判断した住職が声をかけた。
「安吉、というのはお前の事か?」
ブルブルと震える安珍ははいともいいえとも答えず、ただただ「お助け下さい」と壊れた人形のように繰り返すばかりだ。
手を差し出し立ち上がらせようとしても膝が笑ってヘナヘナとへたり込む。
結局のところ、数人がかりで抱えて寺の中に運び込むことになった。
出された茶を飲み、ここは怪異を調伏できると安心させる住職に、やっとのことで安珍は声が出せるようになった。
殊勝に両手を畳について、深く深く頭を下げる。
「わたくしは安珍と申します。安吉というのは生き別れた兄でございます」
そして息を吸うほど簡単に安珍は偽りを作りだし、安吉という男について語り出す。
いわく、安珍の里では双子は忌避されるものであったから、弟だった安珍が寺へと出された。
兄の安吉は小間物問屋に雇われて、酔狂な御隠居と漫遊の旅をしながら仕入れだなんだと働きつつ巡っていたが、先日、許嫁ができたときいて祝いをしようと旅をしていた。
安吉は大火の日から行方知れずで、安珍もずいぶん探したが見つからずじまい。
安吉の許嫁は真砂屋の一人娘で清といい、先日の大火事で焼け死んだが、嫉妬深く情の深い娘だったのか、死んだあとでも安吉を探してさまよっていたらしい。
凝り固まった妖物には安珍が安吉に見えたようで、初めて現れた日に「人違いだ。おまえは誰だい?」と聞いたばかりに恨みを抱かれ、安珍がいくら別人だと言おうと信じずずっと追いかけられているのだ。
とうとうと流れるようなその偽り話は涙まじりで真に迫り、情を揺さぶられた寺の住職たちはそのまま信じてしまった。
僧たちは話しあい、人間が燃える怪異も清の仕業だと当たりをつけて、燃えない鐘楼の中に安珍を隠すことにした。
数人がかりで釣鐘を境内に降ろし、その中に水や食料と共に数珠と札を握らせた安珍の姿を隠すと、外側に何枚もお札を貼った。
そして寺の中で護摩を炊き、交代で休むことなく祈祷を始めた。
夕刻から始まった祈祷も絶えることなく、境内の釣鐘も複数の僧侶で見守っている。
何も起こらぬまま三日三晩過ぎると、妖物の調伏は完了するはずだった。
なまじ力の弱い妖物なら、寺の中に入ることすらかなわない。
草木も眠る丑三つ時の事だ。
ヒュルリ、と生ぬるい風が吹いた。
まばたきを一つほどの間に、娘が一人釣鐘の前に立っていた。
ほどけた髪を風になびかせて、たたずむ姿は美しい。
しかし、その眼は炎のように赤い光を揺らしていた。
「お清さんかい?」
勇気を持って声をかけた僧に答えはなく、娘は釣鐘だけを見ていた。
もう一度声をかけようとして、突如、膨れ上がった妖気に、釣鐘を見守っていた僧たちは慌てて遠く離れた。
清だったモノの足元から、ゴウゴウと音をたてて激しい炎が渦巻いている。
炎は迷いなく鐘楼を取り撒き、炎にあぶられた札も赤い火を噴いた。
一枚、二枚と、耐えることなく、あっけないほど簡単に札は焼け落ちていく。
寺の中から調伏の読経も力を増して響いていたが、護摩を炊けば炊くほど清の炎は燃え上がるようだった。
どうしたことだと浮足立つ僧侶たちの前で、とうとうすべての札が燃え落ちた。
それと同時に、清の姿が変化する。
上半身は美しい娘のままだったが、身体はみるみる大蛇へと変わっていく。
グルグルと蛇体を幾重にも鐘楼に巻き付け、尾の先でガンガンと打ち鳴らす。
まとっていた振袖の赤はそのまま炎の色に変わり、全身から噴きだす炎が鐘を焼き、口からこぼれる「許さぬ」という言葉そのままに炎を吐いて、激しい勢いで寺へと飛び散った。
身の毛もよだつすさまじさに怯える僧たちも、炎の大蛇が振りまく炎が寺を焦がし始めたのに気付き、あわてて水を汲んで消火に当たる。
経文を唱えながら水をかけるとあっという間に消えることに気づいて、合唱のように経を唱えながら水を汲む。
かけては消し、消しては炎が上がり、経をのせた水で炎を消す。
終わりの見えない消火活動は、真っ赤に焼けた鐘楼が朝日の中で真っ黒にすすけた姿を照らされるまで続くのだった。
それは僧たちにとっても長い長い夜だった。
真っ赤な炎は、朝日の中で溶けるように消えて行った。
真っ赤な清の瞳からは、血の涙が流れている。
その表情のない顔からは、恨みも憎しみも感じ取れなかった。
蛇の身体はいつの間にか人の体に戻っていて、夜通し続いた炎の狂乱も思い出せないほど清廉な立ち姿だった。
娘は僧たちに身体を向けると、深く頭を下げた。
静かに、静かに、透けてゆく。
ただただ幻のように、すぅっと娘の姿は消えたのだった。
その様子を茫然と見守っていた僧侶たちは、ハッと気づいて鐘楼に駆け寄った。
触れるとすっかり熱も鎮まっていて「安珍さん」と何度も外から呼びかけたけれど、返事はなかった。
鐘を動かし中を見て、僧侶たちは膝を地についた。
男の姿はすでになく、わずかばかりの灰とすすけた骨が転がるばかりだったのだ。
憐れなその様に僧たちは誰ともなく手を合わせ、静かに経文を唱えるのだった。
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