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初恋の部・冬真
見えない俺と謎めいた彼女5
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すっかり子供扱いだと感じた俺は、テーブルに飲みほしたコップを適当に置いた。
上手く置けなかったのか倒れた音がして、コロコロと転がったみたいだった。
胸がただ痛かった。
そんなつまらない事を言ったのは、中学を卒業するまで出入りした家政婦のばあさんだけだ。
ダメな坊ちゃまですねぇと言いながら、俺には遠い彼女の当たり前を、本当の身内のような口調でアレコレとたしなめていた。
それこそアイリーンのように健全な思考の持ち主で、コロコロとよく笑うばあさんだった。
見えない分、しわだらけの懐かしい顔をくっきりと思い出した。
だけど、もう会えない。
昨年、亡くなったはずだ。
辞める一カ月ほど前に膝を痛めて、俺の卒業まではと毎日通ってくれた。
そして、いなくなった。
わかっていたはずなのに、別れた翌日からガランとした台所はひどく寒いばかりだった。
自分から足を踏み入れる気にもならない。
あれから、毎日の家政婦は断った。
床は自動掃除機が勝手に綺麗にしている。
週に二回、掃除や洗濯だけに人を雇っている。
俺とは顔を合わせない時間にやってきて機械的に仕事をこなす派遣者にしたのは、誰もあのばあさんの代わりになれないからだ。
だけど。
通りすがりのアイリーンに身内のように言い聞かせられて、さっき泣かせたこともあって柄にもなく動揺してしまった。
「俺に説教する訳?」
トゲのある声で、つっかかるしかない。
子供みたいだけど、他には何もできない。
「いいえ? そんな資格はありません。どうせ私も、すぐにいなくなる人間ですから」
毅然としているその言葉に、ハッとした。
彼女は、今、ここにいるだけで奇跡だった。
なんで忘れていたんだろう?
アイリーンも期限付きで、すぐにいなくなるのだ。
わかりきったことなのに、心に重い。
「そんな事、今から言うんだ? 側にいてよ」
生きていけないとぼやいたら、コップを拾っているのかアイリーンの声は低い位置からした。
「甘えたってその手には乗りませんよ? お風呂は介助しますけど、寝るのも別ですからね」
添い寝は他をあたってくださいと彼女は笑う。
先程までの会話を吹き飛ばすような、軽い調子だった。
俺もチェッと明るくぼやいた。
なんて優しく響く声なんだろう。
「冷たいんだ」
「普通です」
「俺の普通と違うよ?」
「冬真君と私が別の人間だって、よくわかっていいでしょう?」
何を言ってもきっぱりして、ぜんぜん相手にされない。
ただ、ひどく優しい口調だった。
何を言っても薄っぺらな俺の側にいた人と違って、会話しているだけでもアイリーンといたら生きている気がした。
アイリーンの言葉には、確かな温度がある。
彼女は不意に立ち上がった。
居間の外に出ようとするので、不安になって呼びとめる。
ご飯をつくるというので、後にすればいいのにと俺は文句をつけた。
クスッとアイリーンは笑ったみたいだった。
「私のおなかがすいたから、今にします」
当然のような答えがあった。
すねても無駄だとわかる口調だった。
本当に毅然として、しっかりしている。
だから「ねぇねぇ」とひたすらねだって、ダイニングキッチンまで付いて行った。
せっかくだから、一人にはなりたくない。
俺はやる事がないので、イスに座ってテーブルにもたれるしかないけどさ。
音でなにかを洗ったり、包丁で切ったりしているのはわかった。
手際のいい調理に慣れたリズムは、耳にも心地よかった。
料理のできる知り合いなんて、家政婦と出張コックぐらいしか知らないけど、アイリーンもそれに似た動きをしていた。
しばらくそうして耳を澄ませていたけれど、黙っていることに俺は飽きてしまった。
「ずっと大人の意見だよね。ね、何歳?」
「秘密です」
やっぱり。
アイリーンは嫌になるほど口が堅い。
だけど、側にいるだけで暖かいのが不思議だ。
他の誰とも違う。
どんな人間かひどく気になって、何でもいいから知りたかった。
「仕事は?」
「当ててください」
う~んと俺は頭を悩ませる。
「キャリアウーマンとか? 会社ではハイヒール履いて、バリバリやってるだろ?」
大きい会社? と聞くと、包丁の音が止まった。
「え?」
その驚き方は全く見当外れの事だったからだと予想がついて、俺はムキになった。
「じゃ、実はどっかの大学の教授とかで、理数系じゃないの? 絶対文系じゃないよね?」
わずかな沈黙が、はずれだと教えてくれた。
「じゃぁさ、カウンセラーとか? あ、わかった。日本に留学してるんだろ? 大学生で、夏季休暇に帰国予定だったとか……」
あれこれと次々思いつくままに語っても、アイリーンは楽しそうに笑うだけだった。
「……想像力、榊さんが言うよりずいぶんと豊かなんですね。すごく面白いです」
「ねぇ、さっきから俺にばっかりしゃべせて、ずるいよね?」
本当に勝手な想像を楽しんでいるようなので、俺はいたたまれなくなってきた。
どうやらすべて間違えているらしい。
なんだか悔しすぎる。
「ひどいな~答え合わせしてよ。正解は?」
「秘密が多いと、楽しいでしょう?」
考えている間は退屈しないなんて、意地の悪いことをアイリーンは言った。
「ちぇっ自分がお姉さんだと思って、俺の事、もてあそぶんだ」
「でも、想像する楽しみができるでしょう?」
「秘密だらけだとおもしろくないよ。一緒に寝よっか? ベッド、一つしかないし」
そう、うちにあるベッドは一つだけだ。
他に家族もいなくて、必要がないから。
そうみたいですねと気のない返事をして、タオルケットがたくさんあるからとアイリーンは笑う。
「ソファーが充分広いでしょう?」
寝室に足を踏み入れる気がないらしい。
確かにそういう話だったけどさ。
少しでも長くアイリーンといたかった。
だけど、うまい理由なんて一つもなかった。
「はい、できた」
本当に楽しそうにアイリーンは言って、俺の前に皿をいくつか置いた。
どうぞとうながされたけれど、俺は相手にされないのが悔しかったので、すねていた。
「そんなにお腹もすいていないし、見えないから無理」
プイと横を向くと、クスクスとアイリーンは笑った。
食べさせるから口を開けてとうながされたので、熱いのは苦手だとごねてみた。
もちろん、本気じゃない。
だけど、アイリーンはそのまま信じたらしくて「子供みたい」と思い切り笑われた。
「俺が子供なら、一緒に寝るぐらいいいだろ?」
からんでみたら、アイリーンは聞こえないフリをした。
リゾットだとフウフウと息をかけて本当に冷ましているようなので、俺は口をとがらせた。
本気で子供扱いされてるらしい。
「だってさ、一緒に寝なくってどうする気? 血管が爆発したり、夜中に熱出したり、吐いたりしても、俺、どうやって知らせるの?」
いつ脳内出血が起こるかわからなくて、高熱がいきなり出るとか、容態が急変してもおかしくないと医師に言われているのだ。
それを口にすると、カチャッとスプーンを皿に戻す音がした。
「それは……」
良い方法が思い浮かばないのだろう。
よし、いいぞ。
健全だから、正論には弱いのだろう。
アイリーンが言葉に詰まっているので、ここぞとばかりに俺はつけこんでみた。
「ほら、一緒に寝るのが一番だって。平気平気。激しい運動しちゃいけないし。ドクターストップかかってるから、SEXはしないって」
生々しい言い方だったから、アイリーンは反射的に身を引いた。
きっと、行きずりとかそういうの、よっぽど嫌なんだろう。
「……当たり前にそんな事を言う人を、信用できる訳がないでしょう?」
ものすごく警戒しているので、今どき珍しく身持ちが堅いなぁと思ってしまう。
言うのもなんだけど、俺はもてるのだ。
普通なら瞳が合ったり、手が触れただけでも、そのままいいところまで持ち込めるのに。
それとも。
包帯で顔の上半分がグルグル巻きなので、ただの甘えたボンボンのミイラ男にしか扱ってもらえないのだろうか。
「でもさ、怖くね? それでなくても夜って真っ暗で、音もなくて、時間もわかんないのに。今はただでさえ見えなくて、ずっと夜みたいだし。一人でいたら寝ることなんてできないよ」
そう、俺は本当に夜が嫌いだった。
独りだと思い知らされる。
音楽をかけたり、DVDを流しっぱなしで、とりあえずベッドかソファーに転がるだけだ。
目を閉じても、ぐっすり眠れない。
いつも泊りに来る女たちはうざいし、嫌いだし薄っぺらな相手だ。
だけど、とにかく誰かが側にいると、その体温と息づかいで眠れる。
それに。
目が覚めたとき側に誰かがいるだけで、泣きたいぐらい安心するし。
誰でもいいから、側にいてほしい。
ただそれだけで、今までいろんな女を俺の家に泊まらせた。
「普通、静かで暗いと、熟睡できるのでは?」
何かを確かめている、そんな声。
なぜだろう?
アイリーンの声は、もっと聞きたくなる。
「俺、無理。生きてる気がしない。だって、そうだろ? 寝てる時ってさ、死んでるのとそんなに変わらないもん。それに、目が覚めたとき誰もいないのって、耐えられないし」
「……わかりました」
「やった!」
俺が率直に喜んだら、アイリーンはしばらく無口だった。
嫌なのかな?
うん、嬉しくはないだろうな。
でも、きっと嘘はつかない。
彼女は朝まで俺の側にいてくれる。
今夜はきっと、一人で寝ることはないだろう。
上手く置けなかったのか倒れた音がして、コロコロと転がったみたいだった。
胸がただ痛かった。
そんなつまらない事を言ったのは、中学を卒業するまで出入りした家政婦のばあさんだけだ。
ダメな坊ちゃまですねぇと言いながら、俺には遠い彼女の当たり前を、本当の身内のような口調でアレコレとたしなめていた。
それこそアイリーンのように健全な思考の持ち主で、コロコロとよく笑うばあさんだった。
見えない分、しわだらけの懐かしい顔をくっきりと思い出した。
だけど、もう会えない。
昨年、亡くなったはずだ。
辞める一カ月ほど前に膝を痛めて、俺の卒業まではと毎日通ってくれた。
そして、いなくなった。
わかっていたはずなのに、別れた翌日からガランとした台所はひどく寒いばかりだった。
自分から足を踏み入れる気にもならない。
あれから、毎日の家政婦は断った。
床は自動掃除機が勝手に綺麗にしている。
週に二回、掃除や洗濯だけに人を雇っている。
俺とは顔を合わせない時間にやってきて機械的に仕事をこなす派遣者にしたのは、誰もあのばあさんの代わりになれないからだ。
だけど。
通りすがりのアイリーンに身内のように言い聞かせられて、さっき泣かせたこともあって柄にもなく動揺してしまった。
「俺に説教する訳?」
トゲのある声で、つっかかるしかない。
子供みたいだけど、他には何もできない。
「いいえ? そんな資格はありません。どうせ私も、すぐにいなくなる人間ですから」
毅然としているその言葉に、ハッとした。
彼女は、今、ここにいるだけで奇跡だった。
なんで忘れていたんだろう?
アイリーンも期限付きで、すぐにいなくなるのだ。
わかりきったことなのに、心に重い。
「そんな事、今から言うんだ? 側にいてよ」
生きていけないとぼやいたら、コップを拾っているのかアイリーンの声は低い位置からした。
「甘えたってその手には乗りませんよ? お風呂は介助しますけど、寝るのも別ですからね」
添い寝は他をあたってくださいと彼女は笑う。
先程までの会話を吹き飛ばすような、軽い調子だった。
俺もチェッと明るくぼやいた。
なんて優しく響く声なんだろう。
「冷たいんだ」
「普通です」
「俺の普通と違うよ?」
「冬真君と私が別の人間だって、よくわかっていいでしょう?」
何を言ってもきっぱりして、ぜんぜん相手にされない。
ただ、ひどく優しい口調だった。
何を言っても薄っぺらな俺の側にいた人と違って、会話しているだけでもアイリーンといたら生きている気がした。
アイリーンの言葉には、確かな温度がある。
彼女は不意に立ち上がった。
居間の外に出ようとするので、不安になって呼びとめる。
ご飯をつくるというので、後にすればいいのにと俺は文句をつけた。
クスッとアイリーンは笑ったみたいだった。
「私のおなかがすいたから、今にします」
当然のような答えがあった。
すねても無駄だとわかる口調だった。
本当に毅然として、しっかりしている。
だから「ねぇねぇ」とひたすらねだって、ダイニングキッチンまで付いて行った。
せっかくだから、一人にはなりたくない。
俺はやる事がないので、イスに座ってテーブルにもたれるしかないけどさ。
音でなにかを洗ったり、包丁で切ったりしているのはわかった。
手際のいい調理に慣れたリズムは、耳にも心地よかった。
料理のできる知り合いなんて、家政婦と出張コックぐらいしか知らないけど、アイリーンもそれに似た動きをしていた。
しばらくそうして耳を澄ませていたけれど、黙っていることに俺は飽きてしまった。
「ずっと大人の意見だよね。ね、何歳?」
「秘密です」
やっぱり。
アイリーンは嫌になるほど口が堅い。
だけど、側にいるだけで暖かいのが不思議だ。
他の誰とも違う。
どんな人間かひどく気になって、何でもいいから知りたかった。
「仕事は?」
「当ててください」
う~んと俺は頭を悩ませる。
「キャリアウーマンとか? 会社ではハイヒール履いて、バリバリやってるだろ?」
大きい会社? と聞くと、包丁の音が止まった。
「え?」
その驚き方は全く見当外れの事だったからだと予想がついて、俺はムキになった。
「じゃ、実はどっかの大学の教授とかで、理数系じゃないの? 絶対文系じゃないよね?」
わずかな沈黙が、はずれだと教えてくれた。
「じゃぁさ、カウンセラーとか? あ、わかった。日本に留学してるんだろ? 大学生で、夏季休暇に帰国予定だったとか……」
あれこれと次々思いつくままに語っても、アイリーンは楽しそうに笑うだけだった。
「……想像力、榊さんが言うよりずいぶんと豊かなんですね。すごく面白いです」
「ねぇ、さっきから俺にばっかりしゃべせて、ずるいよね?」
本当に勝手な想像を楽しんでいるようなので、俺はいたたまれなくなってきた。
どうやらすべて間違えているらしい。
なんだか悔しすぎる。
「ひどいな~答え合わせしてよ。正解は?」
「秘密が多いと、楽しいでしょう?」
考えている間は退屈しないなんて、意地の悪いことをアイリーンは言った。
「ちぇっ自分がお姉さんだと思って、俺の事、もてあそぶんだ」
「でも、想像する楽しみができるでしょう?」
「秘密だらけだとおもしろくないよ。一緒に寝よっか? ベッド、一つしかないし」
そう、うちにあるベッドは一つだけだ。
他に家族もいなくて、必要がないから。
そうみたいですねと気のない返事をして、タオルケットがたくさんあるからとアイリーンは笑う。
「ソファーが充分広いでしょう?」
寝室に足を踏み入れる気がないらしい。
確かにそういう話だったけどさ。
少しでも長くアイリーンといたかった。
だけど、うまい理由なんて一つもなかった。
「はい、できた」
本当に楽しそうにアイリーンは言って、俺の前に皿をいくつか置いた。
どうぞとうながされたけれど、俺は相手にされないのが悔しかったので、すねていた。
「そんなにお腹もすいていないし、見えないから無理」
プイと横を向くと、クスクスとアイリーンは笑った。
食べさせるから口を開けてとうながされたので、熱いのは苦手だとごねてみた。
もちろん、本気じゃない。
だけど、アイリーンはそのまま信じたらしくて「子供みたい」と思い切り笑われた。
「俺が子供なら、一緒に寝るぐらいいいだろ?」
からんでみたら、アイリーンは聞こえないフリをした。
リゾットだとフウフウと息をかけて本当に冷ましているようなので、俺は口をとがらせた。
本気で子供扱いされてるらしい。
「だってさ、一緒に寝なくってどうする気? 血管が爆発したり、夜中に熱出したり、吐いたりしても、俺、どうやって知らせるの?」
いつ脳内出血が起こるかわからなくて、高熱がいきなり出るとか、容態が急変してもおかしくないと医師に言われているのだ。
それを口にすると、カチャッとスプーンを皿に戻す音がした。
「それは……」
良い方法が思い浮かばないのだろう。
よし、いいぞ。
健全だから、正論には弱いのだろう。
アイリーンが言葉に詰まっているので、ここぞとばかりに俺はつけこんでみた。
「ほら、一緒に寝るのが一番だって。平気平気。激しい運動しちゃいけないし。ドクターストップかかってるから、SEXはしないって」
生々しい言い方だったから、アイリーンは反射的に身を引いた。
きっと、行きずりとかそういうの、よっぽど嫌なんだろう。
「……当たり前にそんな事を言う人を、信用できる訳がないでしょう?」
ものすごく警戒しているので、今どき珍しく身持ちが堅いなぁと思ってしまう。
言うのもなんだけど、俺はもてるのだ。
普通なら瞳が合ったり、手が触れただけでも、そのままいいところまで持ち込めるのに。
それとも。
包帯で顔の上半分がグルグル巻きなので、ただの甘えたボンボンのミイラ男にしか扱ってもらえないのだろうか。
「でもさ、怖くね? それでなくても夜って真っ暗で、音もなくて、時間もわかんないのに。今はただでさえ見えなくて、ずっと夜みたいだし。一人でいたら寝ることなんてできないよ」
そう、俺は本当に夜が嫌いだった。
独りだと思い知らされる。
音楽をかけたり、DVDを流しっぱなしで、とりあえずベッドかソファーに転がるだけだ。
目を閉じても、ぐっすり眠れない。
いつも泊りに来る女たちはうざいし、嫌いだし薄っぺらな相手だ。
だけど、とにかく誰かが側にいると、その体温と息づかいで眠れる。
それに。
目が覚めたとき側に誰かがいるだけで、泣きたいぐらい安心するし。
誰でもいいから、側にいてほしい。
ただそれだけで、今までいろんな女を俺の家に泊まらせた。
「普通、静かで暗いと、熟睡できるのでは?」
何かを確かめている、そんな声。
なぜだろう?
アイリーンの声は、もっと聞きたくなる。
「俺、無理。生きてる気がしない。だって、そうだろ? 寝てる時ってさ、死んでるのとそんなに変わらないもん。それに、目が覚めたとき誰もいないのって、耐えられないし」
「……わかりました」
「やった!」
俺が率直に喜んだら、アイリーンはしばらく無口だった。
嫌なのかな?
うん、嬉しくはないだろうな。
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今夜はきっと、一人で寝ることはないだろう。
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