はぁっ?ここ乙女ゲームの世界何ですの?RPG の世界だと思ってましたわ

威蛇神

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時が流れるのは速いもので私は6歳の誕生をを迎えました。この国リンホーデンでは6歳からステータスの鑑定が出来るようになりますの。大人達がいうには教会によって魔力が封じられていたので鑑定の魔法を使っても見ることができなかったそうです。

今日はその封印を解いてもらう為に教会に行くと聞いたのですが、私には目的地がお城に見えますの。

お母様、お父様いったいどういうことでして?

そう訪ねるとお父様は
「リーナは賢いなぁ
そうだよ。あすこは王宮だよ
今日の鑑定式が終わったらお父様の仕事場もそこにあるから遊びに来なさい」

そんな軽い感じで遊びにいいんでしょうか?

お母様にも聞くと
「私もお兄様と小さい頃王宮の庭園で遊んだわ
懐かしいわねぇ」

絶句です

王宮のお庭ってもう少し立ち入り禁止だったりや警備兵がいたりするイメージだったのですが...

そんなことを話しているうちに王宮についてしまいました。

王宮ではすぐに謁見の間に通されました。

お母様が顔を出そうとしただけでです
顔パスって本当にあるんですね

そんなことよりも私は王様に驚きました。

お母様と同じゴールドの髪に翠の瞳そしてそれに精悍さを足したような顔立ちでした。
もしかしてお母様がさっき言っていた『お兄様』とは王様のことだったのでしょうか?

「お兄様ごきげんよう
お久しぶりですわね。
フィンターはお元気ですか?」

予想的中です
フィンターってこの言い方から行くと皇太子そして私の従兄ではないでしょうか?

そんなことを考えていると12歳位の美少年が駆け込んで来ました。

「お父様!リーナが来ているとは本当か⁉」

「落ち着け、フィン
リーナはそこにいるが今日は鑑定式があるから後で遊べ」

「はい、わかりました王よ」

「フィンターは元気がよくていいですわね
リーナもクリティリア家に生まれたからか武芸に興味あるのか元気ですわよ」

この国の王族はみんな緩いのが標準装備なんでしょうか?
そんな私にお父様と言う救いの手が!

「王、リフィーナそろそろリーナに自己紹介させてやってくれ
そんなにしゃべっていてはリーナが自己紹介できないだろう」

「リーナよ
この儂に自己紹介してくれるかな?」

「お初にお目にかかります
アリーナ・クリティリア・ヘルスともうしますわ
以後宜しくお願いいたします」

はぁ緊張した

「では、鑑定を始めるぞ
鑑定石をここに‼」

侍従みたいな人が透明っぽい石を持ってくる。
あの大丈夫ですか?顔ひきつってますよ?

お父様が
「リーナ、この鑑定石に触ってごらん
そうすればステータスの鑑定ができるからね」

いう通りにさわってみました
空気にスクリーンのように文字が現れました
きぇああああああああ
魔法っぽい
はっ、ヤバイ興奮してしまった

ステータスは


種族 人族
名前 アリーナ・クリティリア・ヘルス
称号 麗人 愛し子 狩人 将たるもの
スキル 鑑定LV9 魅了LV8 男装LV10 狩人LV3 カリスマLV10
魔力 25890
体力 14769



どよめきが上がりました
何かあったのでしょうか?



なぜか鑑定式が終わったら男装することになっていたアリーナですわ

男性風の呼び方にされるかと思いきや呼び方はそのままだそうです。しかし口調は変えてしまわないといけないそうですが...なのでこのですわ口調も今日でおわかれですの

そういえば私の見た目を言ってましたか?
言ってなかったときの為に言いますと銀髪に青い目ですわ
自分でいうのもなんですが美少女ですわ


男装は前世でもなれておりますし口調も前世のものでよいでしょう 


では今から口調を変えていこうと思います

僕が持っているスキルについて説明するよ♪ 
まずは魅了
魅了の効果好かれやすくなり、自然に人目を引き人気者になるというものだよ!

次に男装
男装していても気づかれにくくなるというものlevel10だと髪が長くても短く見えると言うもの

鑑定は自分の気になったものを鑑定する能力

狩人はまだよくわからないけれどどうやら狩りにプラス補正がかかるというもの

ここまでは説明を王子に受けたんだがその王子はフィンと呼ぶようにいってくる。僕も拒否したが相手も折れなかったから一回だけフィンってよんであげることにしたんだ

「...フィン...」
「なんだいかわいいリーナ?
やっぱりリーナは可愛いなぁ。男装していても悪い虫が寄ってきちゃうだろうし私が排除しておいてあげないとね。不安げに私のことを呼んで来るところとかも最高だよな。興奮する「フィン...?」な」 


どうやら従兄は変態だったようだ













ちなみに今の台詞ノンブレスだよ?



















けれどこのようでは、我が辺境伯爵領は安泰だね



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