はぁっ？ここ乙女ゲームの世界何ですの？RPG の世界だと思ってましたわ

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僕はこのギルドの代表者兼責任者だ

だからこのクエストの報酬金額も知っている。だからここで初クエストを受けたのもわざとだ。
前々からここの所長がギルドの金を横領しているという話が幹部の中ではあったらしい。しかし、幹部の顔は知られてしまっているから僕の出番という訳だ

そう計画は単純、僕がなかなか成功者がいないクエストを受けそれの報酬額があからさまに違っていたら、所長をマーク。まぁ、少しでも違っていたらマークするんだけどね♪

この計画の最大の難点はフィンがついてくる可能性が高いこと　
流石にこの馬鹿でも王族のことは最低限知っているだろうから、そんな人が付き添いでくる人なぞ、高位の貴族だとばれること間違いなしだ。

しかし、最大の難点は意外とちょろかった。僕が涙目で「フィン、僕も１人でできるもん」こういえば「そうですね、リーナはもうお兄さんですものね」とおろおろしながら言ってくれた。

ちょろいちょろすぎる‼　
良いのかこんなのが次期王で！　
ありがたいんだけどね♪

その後は、ギルドの幹部たちと計画について話し合った。
主に私が案を出しては幹部の人達がそれを削って行くというだけだ。

だが、ほとんどの幹部が僕のことを次期ギルド長として認めてくれたようだ。
これが女の子のままだったらここまでうまく進まなかっただろうから王様に感謝だ。
もしも、女の子とばれるようなことがあっても、「王が命じた」といえばいいのだから

話がずれたね

そう言う計画だったからわざとロンディーとエレスのことを精霊ではなく魔獣として登録したわけだ。ロンディーとエレスのご機嫌とりは大変だったよ。


僕が考えていたのと違う点は受付のお姉さんがここの所長さんに文句を言いに行っちゃったことかな？　

ここの所長さん、よほどあくどいことやってたんだろうね。
それも摘発しなくちゃ

それかもうひとつ考えられることはあのお姉さんがギルドの幹部の手のものだったってことかな

そんなに僕に任せるのが不安だったのなら最初から僕に任せなきゃいいのにね。みんなもそう思わない？

僕がここまでうまくクエストをこなせたのは予想外だった。
せめて一匹でも取れたらいいという考えで僕はクエストを受けていた。

しかも、ヘビナはクエストのなかではかなりの高い報酬がもらえるところだった


ちなみに僕今ここのギルドの所長室の前にいるんだ。
その中で何があったか耳をそば立てている真っ最中‼　
流石に受付のお姉さんが何かやられてしまっていたら入るけど、まだなにもされていないからはいれないんだよね

けど、そろそろヤバイ感じ

所長とやらが怒り狂っている
こういう怒り方は不味い
前世でもよく言いがかりをつけられたのだが本当にどんなことをやってもいいというおこりかたの時は、人は一旦静かになる。
知らなかった人は気を付けるといい。