2 / 5
第一章 異世界に来たみたいです
第2話 最強笑顔に悪い癖
しおりを挟む
「ねえ、お腹大丈夫なの?ご飯持ってくるね!」
「あっ!それと!あなたの名前一緒に考えよっ!?」
《 確か第一話の最後はこんな感じの流れでしたね?
さて、主人公くんは今回はどうなるのでしょう。
ゆっくりと主人公の物語を、
みなさんご一緒に体験するとしましょうか。》
・・・・・・・・・・・・・・・。
「おい!さっきから誰なんだよいったい。」
頭の中で聞こえる声に苛立ちを覚える俺。
「主人公がどうのこうのわけわかんねぇよ!!」
「おーい? おーい?」
不思議そうな顔でサリアが話しかけてきた。
「あなた面白い人だね!ふふふっ。
独り言ですか?それとも私に?」
可愛い笑顔だった。普通に萌える。
いや、萌えるって表現は俺らしくないか。
いまさっき頭の中で聞こえた声など
もはやどうでもいい。むしろ目の前の天使が
ポロリをしそうなのが気にな・・・
おっと!また悪い癖だ。
まあ、とにかくサリアは笑った顔が最強にカワイイ。
「おーい、ご飯できたんですけどー。
残り物だけどウーファの炒め物だよ!
お口に合うといいんだけどね。」
テーブルの上にはどこか懐かしさを感じる、
肉野菜炒めに似たものが運ばれてきた。
「ウ、ウーファってなんなの?」
俺は聞いたこともない名前に戸惑った。
「あ、ウーファってのはね、
このクラムデルにある森に生息してて、
体中が黒い体毛に覆われていて
大きさが四十センチ位あるモンスターなの!」
急にサリアが窓の外を指さした。
「あ、あれあれ!ウーファ!!」
俺が目を向けた先には翼が小さくて
まん丸の鳥みたいな生物がいた。
《 まあ、ウーファてのを簡単に説明すると、
主人公の元の世界にいるダチョウとやらを
小さくした感じのモンスターでしょう。》
「へぇー あれがウーファかぁ。
なんかあれを食べてるって思うと可哀想だけど・・・。
背に腹はかえられぬってやつだな。
じゃあ、いただきます。」
ばくばく もぐもぐ ばくばく もぐもぐ・・・
空腹のせいもあるのかウーファの炒め物は、
今まで食べた何よりもおいしく感じた。
ガタンッ!!
急にサリアが椅子から立ち上がったので
俺はウーファの肉を喉に詰まらせた。
ゲホッ ゴホッゴホッ・・・
《 なんだ、もうこっちに帰ってくるのか?》
頭の中の声は、まだ聞こえたりする。
もしかして・・・ 死神? っんなバカな話はないか。
「急になんだよー。びっくりしすぎて
肉が喉に詰まって、死ぬかと思ったよ・・・」
「私、あなたの名前思いついたの!」
サリアは目をキラキラさせながら言った。
「アルム!!」
俺はまた驚いた。なぜ驚いたかって?
それは・・・・・・・・・。
「かっこいいじゃんか!! その名前なんかかっこいいよ!
決めた!! 俺の名前はそれにする!」
俺は嬉しくなって椅子から立ち上がり、
テーブルのまわりをスキップでくるくる回った。
「アルムッ♪ アルムッ♪ アルムッ♪」
そう言いながら何度も回った。
サリアはそれを見て笑っていた。
俺は我にかえり、恥ずかしさのあまり
人一倍大きな声で一緒に笑ってごまかした。
たまに俺は子供みたいになってしまう時がある。
「「ハハハハハ~」」
「やっぱりあなたは面白くておかしな人だね。」
「俺、サリアに出会えてよかった。
なんか命を助けてもらったみたいだよ。
服からご飯から名前から、こんなにたくさん・・・・・・。
俺、なにかサリアに恩返しがしたい!」
「ねぇアルムくん、これも何かの縁だよ?。
だから気にしないでね、恩返しなんて。
それと、今日から少しずつでもこの世界の事、
覚えられるように色々教えてあげるね?」
俺はサリアの優しさに
泣いてしまいそうになったから、
バレないように後ろを向こうとした・・・・・・。
ボコッ!!
「イッテッ!!」
急に頭に鈍痛が走った。
その鈍痛はこの家に入る前に奥の扉から
顔だけ覗かせていた男の子の仕業だった。
右手には丸太を握りしめて、こちらをにらんでいる・・・。
「ねえちゃん、僕こいつキライ!」
《 第三話に続く》
「あっ!それと!あなたの名前一緒に考えよっ!?」
《 確か第一話の最後はこんな感じの流れでしたね?
さて、主人公くんは今回はどうなるのでしょう。
ゆっくりと主人公の物語を、
みなさんご一緒に体験するとしましょうか。》
・・・・・・・・・・・・・・・。
「おい!さっきから誰なんだよいったい。」
頭の中で聞こえる声に苛立ちを覚える俺。
「主人公がどうのこうのわけわかんねぇよ!!」
「おーい? おーい?」
不思議そうな顔でサリアが話しかけてきた。
「あなた面白い人だね!ふふふっ。
独り言ですか?それとも私に?」
可愛い笑顔だった。普通に萌える。
いや、萌えるって表現は俺らしくないか。
いまさっき頭の中で聞こえた声など
もはやどうでもいい。むしろ目の前の天使が
ポロリをしそうなのが気にな・・・
おっと!また悪い癖だ。
まあ、とにかくサリアは笑った顔が最強にカワイイ。
「おーい、ご飯できたんですけどー。
残り物だけどウーファの炒め物だよ!
お口に合うといいんだけどね。」
テーブルの上にはどこか懐かしさを感じる、
肉野菜炒めに似たものが運ばれてきた。
「ウ、ウーファってなんなの?」
俺は聞いたこともない名前に戸惑った。
「あ、ウーファってのはね、
このクラムデルにある森に生息してて、
体中が黒い体毛に覆われていて
大きさが四十センチ位あるモンスターなの!」
急にサリアが窓の外を指さした。
「あ、あれあれ!ウーファ!!」
俺が目を向けた先には翼が小さくて
まん丸の鳥みたいな生物がいた。
《 まあ、ウーファてのを簡単に説明すると、
主人公の元の世界にいるダチョウとやらを
小さくした感じのモンスターでしょう。》
「へぇー あれがウーファかぁ。
なんかあれを食べてるって思うと可哀想だけど・・・。
背に腹はかえられぬってやつだな。
じゃあ、いただきます。」
ばくばく もぐもぐ ばくばく もぐもぐ・・・
空腹のせいもあるのかウーファの炒め物は、
今まで食べた何よりもおいしく感じた。
ガタンッ!!
急にサリアが椅子から立ち上がったので
俺はウーファの肉を喉に詰まらせた。
ゲホッ ゴホッゴホッ・・・
《 なんだ、もうこっちに帰ってくるのか?》
頭の中の声は、まだ聞こえたりする。
もしかして・・・ 死神? っんなバカな話はないか。
「急になんだよー。びっくりしすぎて
肉が喉に詰まって、死ぬかと思ったよ・・・」
「私、あなたの名前思いついたの!」
サリアは目をキラキラさせながら言った。
「アルム!!」
俺はまた驚いた。なぜ驚いたかって?
それは・・・・・・・・・。
「かっこいいじゃんか!! その名前なんかかっこいいよ!
決めた!! 俺の名前はそれにする!」
俺は嬉しくなって椅子から立ち上がり、
テーブルのまわりをスキップでくるくる回った。
「アルムッ♪ アルムッ♪ アルムッ♪」
そう言いながら何度も回った。
サリアはそれを見て笑っていた。
俺は我にかえり、恥ずかしさのあまり
人一倍大きな声で一緒に笑ってごまかした。
たまに俺は子供みたいになってしまう時がある。
「「ハハハハハ~」」
「やっぱりあなたは面白くておかしな人だね。」
「俺、サリアに出会えてよかった。
なんか命を助けてもらったみたいだよ。
服からご飯から名前から、こんなにたくさん・・・・・・。
俺、なにかサリアに恩返しがしたい!」
「ねぇアルムくん、これも何かの縁だよ?。
だから気にしないでね、恩返しなんて。
それと、今日から少しずつでもこの世界の事、
覚えられるように色々教えてあげるね?」
俺はサリアの優しさに
泣いてしまいそうになったから、
バレないように後ろを向こうとした・・・・・・。
ボコッ!!
「イッテッ!!」
急に頭に鈍痛が走った。
その鈍痛はこの家に入る前に奥の扉から
顔だけ覗かせていた男の子の仕業だった。
右手には丸太を握りしめて、こちらをにらんでいる・・・。
「ねえちゃん、僕こいつキライ!」
《 第三話に続く》
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
黒木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
水神飛鳥の異世界茶会記 ~戦闘力ゼロの茶道家が、神業の【陶芸】と至高の【和菓子】で、野蛮な異世界を「癒やし」で侵略するようです~
月神世一
ファンタジー
「剣を下ろし、靴を脱いでください。……茶が入りましたよ」
猫を助けて死んだ茶道家・水神飛鳥(23歳)。
彼が転生したのは、魔法と闘気が支配する弱肉強食のファンタジー世界だった。
チート能力? 攻撃魔法?
いいえ、彼が手にしたのは「茶道具一式」と「陶芸セット」が出せるスキルだけ。
「私がすべき事は、戦うことではありません。一服の茶を出し、心を整えることです」
ゴブリン相手に正座で茶を勧め、
戦場のど真ん中に「結界(茶室)」を展開して空気を変え、
牢屋にぶち込まれれば、そこを「隠れ家カフェ」にリフォームして看守を餌付けする。
そんな彼の振る舞う、異世界には存在しない「極上の甘味(カステラ・羊羹)」と、魔法よりも美しい「茶器」に、武闘派の獣人女王も、強欲な大商人も、次第に心を(胃袋を)掴まれていき……?
「野暮な振る舞いは許しません」
これは、ブレない茶道家が、殺伐とした異世界を「おもてなし」で平和に変えていく、一期一会の物語。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる