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第38話 いざ突入、ドンケル王国の秘密
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ルビーが目を覚ますと、そこは薄暗い空間が広がっていた。
「どちらにとっても久しぶりだな。ようこそドンケル王国へ」
大魔王の声が遠くから聞こえる。側でトパーズ、アメジスト、プリンセス、クォーツも目を覚ましていた。
「ドンケル王国って…」
ルビー、トパーズ、アメジストはゴングルとの戦いでドンケル王国へと連れ去られたときのことが、フラッシュバックする。冷静に考えられなくなりそうな気持ちのルビーたちをよそに、プリンセスは案外冷静そうに見える。
「大魔王の所へ行きましょう」
プリンセスがルビーたちを先導するように言う。ルビーはトパーズ、アメジストと共に立ち上がると、プリンセスと共に歩き始めた。
瓦礫の山を越えて、大魔王の元へとルビーたちは向かって行く。
「ドンケル王国って、なんで地球を征服しようとしたんだろう?」
ルビーはゴングルとの戦いの時には目につかなかったドンケル王国の荒廃した様子に、今までずっと疑問だったことをプリンセスとクォーツにぶつける。ルビーの言葉にプリンセスが答える。
「ドンケル王国は今歩いていても分かる通り、王国内に自然の光が一切取り入れられていません。一方、ジュエリー王国はドンケル王国に隣接する地理的関係にありながら、クイーンと戦士のジュエリーの力も相まって光溢れる輝いた街並みが広がっていました。ジュエリー王国とドンケル王国はそんな状況故にジュエリー王国が光を生み出すパワーをドンケル王国に分け与えていました。しかし、それにドンケル王国は満足しなくなって征服活動を始めたらしいとお母様から聞きました。これが前の戦い、あなたたち戦士の前世で起きた戦いの所以です。ジュエリー王国以外にも多くの国や星が滅ぼされました。特にジュエリー王国は、戦いの最後に封印されたことが大魔王は気に食わなかったのかもしれません。大魔王は心の輝きを集めて実体復活を目論むと同時に私や戦士の生まれ変わりであるあなたたちを狙い始めた。今度こそ、ドンケル王国の大魔王を倒して平和な世界を私たちの手で作らなければならないのです」
ルビーは大魔王を説得するのではだめなのかとも思ったが、トパーズ、アメジストと一緒にプリンセスの言葉に頷き、大魔王の元へと歩き続けた。
大魔王の所に辿り着いたルビー、トパーズ、アメジスト、プリンセスを大魔王は高笑いをして出迎える。
「プリンセスから聞いた。あなた、ジュエリー王国の輝きを妬んでいるんでしょ。こんな戦いしたって、ドンケル王国は幸せにはならないよ」
大魔王を目の前にしたルビーは思わず本音がこぼれる。
「うるさい!ドンケル王国に住まう者は唯一俺だけになったのだ。憎きジュエリー王国の戦士どもに指図を受けなければならない覚えなどないのだ」
やっぱり説得は無理そうだ。ルビーはトパーズ、アメジスト、プリンセスと協力して大魔王を倒すため戦おうとする。しかし、心の輝きを吸い込んで強大化した大魔王に全く太刀打ちできず、4人は傷を負ってその場に倒れた。クォーツがルビーたちを呼ぶ声も途中で消え、意識は遥か彼方へと消えていった。
「どちらにとっても久しぶりだな。ようこそドンケル王国へ」
大魔王の声が遠くから聞こえる。側でトパーズ、アメジスト、プリンセス、クォーツも目を覚ましていた。
「ドンケル王国って…」
ルビー、トパーズ、アメジストはゴングルとの戦いでドンケル王国へと連れ去られたときのことが、フラッシュバックする。冷静に考えられなくなりそうな気持ちのルビーたちをよそに、プリンセスは案外冷静そうに見える。
「大魔王の所へ行きましょう」
プリンセスがルビーたちを先導するように言う。ルビーはトパーズ、アメジストと共に立ち上がると、プリンセスと共に歩き始めた。
瓦礫の山を越えて、大魔王の元へとルビーたちは向かって行く。
「ドンケル王国って、なんで地球を征服しようとしたんだろう?」
ルビーはゴングルとの戦いの時には目につかなかったドンケル王国の荒廃した様子に、今までずっと疑問だったことをプリンセスとクォーツにぶつける。ルビーの言葉にプリンセスが答える。
「ドンケル王国は今歩いていても分かる通り、王国内に自然の光が一切取り入れられていません。一方、ジュエリー王国はドンケル王国に隣接する地理的関係にありながら、クイーンと戦士のジュエリーの力も相まって光溢れる輝いた街並みが広がっていました。ジュエリー王国とドンケル王国はそんな状況故にジュエリー王国が光を生み出すパワーをドンケル王国に分け与えていました。しかし、それにドンケル王国は満足しなくなって征服活動を始めたらしいとお母様から聞きました。これが前の戦い、あなたたち戦士の前世で起きた戦いの所以です。ジュエリー王国以外にも多くの国や星が滅ぼされました。特にジュエリー王国は、戦いの最後に封印されたことが大魔王は気に食わなかったのかもしれません。大魔王は心の輝きを集めて実体復活を目論むと同時に私や戦士の生まれ変わりであるあなたたちを狙い始めた。今度こそ、ドンケル王国の大魔王を倒して平和な世界を私たちの手で作らなければならないのです」
ルビーは大魔王を説得するのではだめなのかとも思ったが、トパーズ、アメジストと一緒にプリンセスの言葉に頷き、大魔王の元へと歩き続けた。
大魔王の所に辿り着いたルビー、トパーズ、アメジスト、プリンセスを大魔王は高笑いをして出迎える。
「プリンセスから聞いた。あなた、ジュエリー王国の輝きを妬んでいるんでしょ。こんな戦いしたって、ドンケル王国は幸せにはならないよ」
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「うるさい!ドンケル王国に住まう者は唯一俺だけになったのだ。憎きジュエリー王国の戦士どもに指図を受けなければならない覚えなどないのだ」
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