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第五章
アイジス
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アイジス。アイジス・ルーネス。それが俺の名前だった。十九年前に産まれて以来、その名前でずっと呼ばれてきた。
気が付くと、俺はここに居た。いつからなのか、いつまでなのか。それはわからない。でも今は少なくとも、この生活に終わりは見えない。
毎日、午前六時に起床のベルが鳴る。そして僅かばかりの食料を与えられ、それを貪り、仕事に向かう。
俺の担当は、掘削だった。鉱物資源を探したり、トンネルを掘ったり。毎日、手が血豆だらけになって。激痛のあまり、ツルハシを持つことすら困難になったことがある。
掘削に、機械は使えない。そんなことに回す資源は無いそうだ。だから俺達は、手か、ツルハシを使う。……でも皮肉なことに、そんな俺達を監視するのは人間じゃなく。機械だった。
疑問を感じたことは無かった。少なくとも、二年前までは。それが俺の世界だったし、”俺達”の世界だった。
でもあの日、俺の世界は変わった。突然起きた崩落事故をキッカケに、俺は世界を知った。それが、俺の先生。メアとの出会いだった。
事故は、先生の仕掛けたものだった。先生は事故を起こすと、俺達を解放してくれて。そして、この世界はもっと広いものなのだと教えてくれた。
世界を取り戻すために、ここから逃げ出すために。俺は、先生について行った。ここの支配者である、マスター……。マスター・シュバルツを倒す。それが、俺達の悲願。
気が付くと、俺はここに居た。いつからなのか、いつまでなのか。それはわからない。でも今は少なくとも、この生活に終わりは見えない。
毎日、午前六時に起床のベルが鳴る。そして僅かばかりの食料を与えられ、それを貪り、仕事に向かう。
俺の担当は、掘削だった。鉱物資源を探したり、トンネルを掘ったり。毎日、手が血豆だらけになって。激痛のあまり、ツルハシを持つことすら困難になったことがある。
掘削に、機械は使えない。そんなことに回す資源は無いそうだ。だから俺達は、手か、ツルハシを使う。……でも皮肉なことに、そんな俺達を監視するのは人間じゃなく。機械だった。
疑問を感じたことは無かった。少なくとも、二年前までは。それが俺の世界だったし、”俺達”の世界だった。
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