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第十章
次の日
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次の日。ボクはいつも通り、医務室で目覚めた。最近は、毎晩ここで点滴を受けてる。受けないと、また具合が悪くなるから。
マカ先生は、居ない。きっと忙しいんだ。だからボクは、自分で点滴の針を抜こうとしたんだけど……。
「あっ、駄目よ。私が抜くから、任せて」
助手の人、が居た。別のベッドの、カーテンの裏で隠れてて。ボクが起きたと知ると、ゆっくりと近づいてきた。
「……力、抜いてね」
助手の人は、ボクから針を抜いて。ガーゼをつけてくれた。……。それは、よかったんだけど。何よりもボクは、昨日のことで気まずかった。
怒ってるかな。ボクが、置き去りにしちゃったから。……そう考えていると、助手の人はクスっと笑って。ボクと、目を合わせた。
「ありがとう。昨日、二人っきりにしてくれて……」
「えっ……」
「私、初めてだったんだけど……。その。……先生のこと、好きだったから……」
それで、気が付いた。助手の人は、口紅をつけていた。……マスターから、聞いたことがある。口紅は、好きな人に会う時につけるものだって。
……よかった。やっぱり、間違ってなかった。好きな人と一緒になるのって……。とっても、幸せだから。
「ねえ、クロ君って……好きな人、いるの?」
「……」
その突然の質問に、思わずボクは黙っちゃって。顔が熱くなった。
「えへへ……。その人と、一緒になれるといいね」
「……うん……」
なんだか、こそばゆかった。ぽわぽわするっていうか、なんていうか。
それから助手の人は、ボクにお薬をくれた。それを飲んで、ボクはお仕事に向かう。みんなに、朝のご飯を配らなきゃいけないから……。
「先生ッッ!」
「ぎゃっ!!」
「あっ、ご、ごめん!」
……顔が、痛い。突然、扉が開いて。
「どうし……。ちょ、ちょっとその傷……!?」
「襲撃です!! 至急、治療をお願いします!!」
マカ先生は、居ない。きっと忙しいんだ。だからボクは、自分で点滴の針を抜こうとしたんだけど……。
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「……力、抜いてね」
助手の人は、ボクから針を抜いて。ガーゼをつけてくれた。……。それは、よかったんだけど。何よりもボクは、昨日のことで気まずかった。
怒ってるかな。ボクが、置き去りにしちゃったから。……そう考えていると、助手の人はクスっと笑って。ボクと、目を合わせた。
「ありがとう。昨日、二人っきりにしてくれて……」
「えっ……」
「私、初めてだったんだけど……。その。……先生のこと、好きだったから……」
それで、気が付いた。助手の人は、口紅をつけていた。……マスターから、聞いたことがある。口紅は、好きな人に会う時につけるものだって。
……よかった。やっぱり、間違ってなかった。好きな人と一緒になるのって……。とっても、幸せだから。
「ねえ、クロ君って……好きな人、いるの?」
「……」
その突然の質問に、思わずボクは黙っちゃって。顔が熱くなった。
「えへへ……。その人と、一緒になれるといいね」
「……うん……」
なんだか、こそばゆかった。ぽわぽわするっていうか、なんていうか。
それから助手の人は、ボクにお薬をくれた。それを飲んで、ボクはお仕事に向かう。みんなに、朝のご飯を配らなきゃいけないから……。
「先生ッッ!」
「ぎゃっ!!」
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