70 / 139
第九章
事後処理
しおりを挟む
「やあやあ、お疲れだったねえ~~クロ~~!! 君のおかげで、ニックちゃんも立ち直れそうだよォ~~~???」
ボクはニックを連れて、病室まで戻った。……それで、マカ先生が待ってて。怒られるかと思ったんだけど、なぜか先生は、嬉しそうにしてた。
ニックは、疲れちゃったみたいで。ベッドに横たわると、すぐに眠っちゃった。……でも寝顔は、とてもやすらかで。なんだかボクは、少しだけホッとした。
「やっぱり、君を連れて来て正解だったぜェ~~~!!! こういうのは大人より、子供のほうが得意だからねえ~~~!!!」
マカ先生が、ボクにほっぺをすりすりしてる。……気持ち悪い、けど。怒られなくて、よかった。
「……勝手に抜け出して、ごめんなさい……」
「いいのいいのォ~~~。だってそれを狙ってたんだからァ~~~??? 君ならきっと、やってくれると思ってたよォ~~~~~!!! マジで!!!」
……でも、だからって。ボクの身体を、触らないでほしい。……ボク、マカ先生と……その、えっちをする気は、ないんだ。
「……で、どうするのォ??? これから、どうしちゃうのォ??????? ええ~~~????」
「……?」
「目の前には、可愛いボーイッシュな女の子!!! それで、ぐっすり眠ってるとなればァ~~~~??? もう君のおちんちんがァ~~~???」
お願いだから、あまり、刺激しないでほしい。……本当は、さっきから……むずむずしてるのに。
「大丈夫ゥ大丈夫ゥ!!! ここに監視カメラはないからァ!!! マイクロカメラだけだからァ!!! 超鮮明な映像で記録して、アタシの永遠のオカズにするだけだからァ!!! だから思いっきり、犯しちゃってエ!!! きっとニックもそれを」
「望んでません! 先生!」
「ジョシュゥ~~~~!?!?!? 貴様、なぜここにッッ!!!!」
……。助手の人が、戻ってきた。持ってるお盆の上には、お薬とかお水が乗ってるけど……。それよりも、お顔が真っ赤なほうが気になる。
「本当にもう、いい加減にしてください! 人目もはばからずに、その、せ、せ、セックスなんて!」
「ええ~~~??? でもアタシ、知ってるよォ~~~??? ジョシュちゃんがいつも、アタシがヤるのをみて、オナニーしてるのォ~~~!!!」
「っ……!」
その時だった。助手の人は、とても驚いた様子で。お盆を落としてしまった。
「欲しいんでしょォ~~~?? アタシのこの、おっきなおっきなものがァ~~~……???」
「そ、そんなっ……。ば、馬鹿にしないでください!」
マカ先生は、じわじわと近づいて。助手の人を、だんだんと壁に追い込んでいく。
「ねえ~~~、どうして欲しいイ~~~……??? おしりイ……???? それとも、前ェ~~~……????」
「や……やめてくださいっ……!」
「妊娠しちゃうゥ~~~……??? 無責任なセックス、しちゃう~~~……???」
「く、クロ! 助けて……!」
助手の人が、ボクを見た。ちょっと見ただけだと、本当に助けを求めてるように見えたけど……。……なんとなく、わかった。
……ボクは今の状況を、いつかの……。マスターとした時を、思い出してた。助手の人は、嫌だって言ってるけど。……本当は……。
「あっ、クロっ!」
だから、邪魔しちゃいけないって思って。ボクは、病室を抜け出した。扉も閉めて、二人っきりにしてあげて……。
それからすぐ後。二人の、気持ちよさそうな声が聞こえてきた。……助手の人は、最初は嫌そうにしてたけど。……すぐに、マカ先生の名前を呼んで。甘い声を、出しちゃってて。
……後は、ボクは帰っていくだけだった。帰っていって。そろそろ始まる、ご飯を配るお仕事の準備をしなくちゃいけなくて。……。それが、終わったら。……一人で、しよう……。
ボクはニックを連れて、病室まで戻った。……それで、マカ先生が待ってて。怒られるかと思ったんだけど、なぜか先生は、嬉しそうにしてた。
ニックは、疲れちゃったみたいで。ベッドに横たわると、すぐに眠っちゃった。……でも寝顔は、とてもやすらかで。なんだかボクは、少しだけホッとした。
「やっぱり、君を連れて来て正解だったぜェ~~~!!! こういうのは大人より、子供のほうが得意だからねえ~~~!!!」
マカ先生が、ボクにほっぺをすりすりしてる。……気持ち悪い、けど。怒られなくて、よかった。
「……勝手に抜け出して、ごめんなさい……」
「いいのいいのォ~~~。だってそれを狙ってたんだからァ~~~??? 君ならきっと、やってくれると思ってたよォ~~~~~!!! マジで!!!」
……でも、だからって。ボクの身体を、触らないでほしい。……ボク、マカ先生と……その、えっちをする気は、ないんだ。
「……で、どうするのォ??? これから、どうしちゃうのォ??????? ええ~~~????」
「……?」
「目の前には、可愛いボーイッシュな女の子!!! それで、ぐっすり眠ってるとなればァ~~~~??? もう君のおちんちんがァ~~~???」
お願いだから、あまり、刺激しないでほしい。……本当は、さっきから……むずむずしてるのに。
「大丈夫ゥ大丈夫ゥ!!! ここに監視カメラはないからァ!!! マイクロカメラだけだからァ!!! 超鮮明な映像で記録して、アタシの永遠のオカズにするだけだからァ!!! だから思いっきり、犯しちゃってエ!!! きっとニックもそれを」
「望んでません! 先生!」
「ジョシュゥ~~~~!?!?!? 貴様、なぜここにッッ!!!!」
……。助手の人が、戻ってきた。持ってるお盆の上には、お薬とかお水が乗ってるけど……。それよりも、お顔が真っ赤なほうが気になる。
「本当にもう、いい加減にしてください! 人目もはばからずに、その、せ、せ、セックスなんて!」
「ええ~~~??? でもアタシ、知ってるよォ~~~??? ジョシュちゃんがいつも、アタシがヤるのをみて、オナニーしてるのォ~~~!!!」
「っ……!」
その時だった。助手の人は、とても驚いた様子で。お盆を落としてしまった。
「欲しいんでしょォ~~~?? アタシのこの、おっきなおっきなものがァ~~~……???」
「そ、そんなっ……。ば、馬鹿にしないでください!」
マカ先生は、じわじわと近づいて。助手の人を、だんだんと壁に追い込んでいく。
「ねえ~~~、どうして欲しいイ~~~……??? おしりイ……???? それとも、前ェ~~~……????」
「や……やめてくださいっ……!」
「妊娠しちゃうゥ~~~……??? 無責任なセックス、しちゃう~~~……???」
「く、クロ! 助けて……!」
助手の人が、ボクを見た。ちょっと見ただけだと、本当に助けを求めてるように見えたけど……。……なんとなく、わかった。
……ボクは今の状況を、いつかの……。マスターとした時を、思い出してた。助手の人は、嫌だって言ってるけど。……本当は……。
「あっ、クロっ!」
だから、邪魔しちゃいけないって思って。ボクは、病室を抜け出した。扉も閉めて、二人っきりにしてあげて……。
それからすぐ後。二人の、気持ちよさそうな声が聞こえてきた。……助手の人は、最初は嫌そうにしてたけど。……すぐに、マカ先生の名前を呼んで。甘い声を、出しちゃってて。
……後は、ボクは帰っていくだけだった。帰っていって。そろそろ始まる、ご飯を配るお仕事の準備をしなくちゃいけなくて。……。それが、終わったら。……一人で、しよう……。
0
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)は、見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良ワーウルフの悪友(同級生)まで……なぜかイケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、異世界学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 1000 Thank_You!!
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる