75 / 139
第十章
戦闘態勢
しおりを挟む
大きな音がした。でもそれは、今までに聞いたことがないもので。なんというか、こう……。金属と金属が、思いっきりぶつかったみたいな。
死んだのかな。そう思って、ボクはずっと目を閉じていたから。何が起きたのかがわからなかった。
だから、ゆっくりと目を開けた。……それで……。目の前のことを、ようやく理解した。
『護衛対象の死亡確率、九十パーセントを超過。以上の理由により、防衛プログラムを起動しました』
『現状報告。敵対勢力・十七名。各員武装レベル・三。結論・脅威度F。我々の介入による問題解決の可能性・八十六パーセント』
誰かが、居た。誰かがボクを、抱きかかえていた。……二人の、子供……?
「なっ……、誰だ! どこから現れた!」
メアが、叫んでる。……それは、ボクも聞きたかった。
『質問を確認。結論・質問を拒否。敵対勢力に対する情報提供は、いかなる場合でも許可されていない』
……人間、のように見える。銀色の髪の子供に、金色の髪の子供。でも二人の喋り方は、その……。ロボットみたいで。
『護衛対象の心理的な乱れを確認。結論・人格プログラムを一部解放します』
『(ガザッ……ザザッ……)大丈夫ですか、クロ?』
すると、今度は人間のような喋り方になった。ノイズのようなものが聞こえたかと思うと、突然生きた人間のように喋って……。
『安心してください。我々は、あなたを守ります』
『我々は、あなたの盾です。武器です。ご指示ください。あなたは何を、望みますか?』
……。ボクに、話しかけてるのかな。でも、何を望むって、言われても……。
「構うな、撃て!! クロにさえ当たらなければいい!!」
その時だった。またメアが、銃を撃って来て。ボクは思わず、身体を小さくしてしまう。
……でも、弾は来なくて。来ないというか、どこかで弾かれてるような音がして。それでよく見てみると、……この二人の子たちが、弾を防いでいた。
『我々は、盾です。あなたを守ります』
『ご指示ください。あなたは何を、望みますか?』
あんなに強力な弾を、この子たちは受けきってる。道具とかも使わずに、生身で。全部が、その身体で弾かれてた。
『我々は、無敵ではありません。このまま防御態勢を維持し続けると、いずれ破壊されます』
「えっ……」
『ご指示ください。あなたは何を、望みますか?』
……その言葉は、本気みたいだった。この子たちは、本気でボクの指示を、必要としてる。
だから、考えてみた。……それで、一つだけ思いついて……。神様にすがるように、この子たちに……すがった。
「……誰も、死んでほしくない。でも、誰も……。戦って、ほしくない」
『命令を確認しました。復唱・死亡者ゼロによる戦闘終了』
『命令を実行します。揺れにご注意ください』
すると、二人は突然走り出した。弾の雨あられの中を、すり抜けていって。あっという間に、メアたちの目の前に辿り着く。
「ぐおっ!?」
それで、蹴り飛ばした。大きな大人を、壁まで思いっきり。他の大人がすぐに銃を向けるけど、二人はそれよりも早くしゃがんで、弾を躱し。そのまま大人たちの足を蹴って、転ばせた。
その時に、もう一人の子が銃を奪い捕って、……なんと銃をへし折ってしまう。なんというか、こう……。腕の力、だけで。
「ば、化け物っ……!?」
「何をしている、捕らえろ!!」
銃を取られた大人が、二人に……もっと言えばボクにも襲い掛かった。大きな手を、こっちまで伸ばして。
でも、何をしたのかわからない。わからないけど、その次の瞬間には。その人の指が、ねじ曲がっていた。それこそ、ネジみたいに。
「ぎゃあああッッ!!」
『それは命令違反ではないですか?』
『命令は、死亡者ゼロです。つまり死ななければ、いい』
……。出来たら、指もそのままがよかったんだけど……。
それでもその二人は、ボクのお願いを守ってくれた。すごい力で、大人たちを押しのけて。それでも決して、殺さなかった。……こう言っちゃなんだけど、この子たちなら、殺そうと思えば……。
「……何者だ、お前ら……?」
二人は一度、アイジスの方に戻った。それで、アイジスが聞いた。……金色の子と銀色の子は、しばらく見つめって……。
『我々は、クロの護衛だ』
『それ以上答えることは、許可されていない』
それだけ答えると、二人はもう一度大人たちの攻撃に向かった。弾を躱して、蹴って、殴って……。
それでボクは、二人のすごさにようやく気が付いた。……ボクは今、銀色の髪の子に抱きかかえられている。つまり銀色の子は、ボクを守りながら戦っているんだ。
でも、揺れを感じない。さっきの爆風か何かのを除けば、痛みもほとんどない。……そんな戦い方が、出来るなんて……。本当に、すごい。
「……。チッ。まさかこんな奴らが居たとは。流石に一筋縄では、いかないということね」
そして、ものの数分もすれば。大半の大人は、こっちと同じように動けなくなっていた。……いくらか怪我をしている人も居るけど、死んでる人は、居ないみたいで。この子たちは、ボクのお願いを、完璧に聞き届けてくれたんだ。
『現在、貴様らには撤退に必要な最低限の体力を残している。今のうちに、ここから去るがいい』
『これは命令だ。命令を無視する場合、貴様らに対して殺戮的手段を取ることが許可されている』
メアは、怪我をしていなかった。……きっと、二人が気を遣ったんだと思う。普通に攻撃したら、死んじゃうから。
「……確かに、こうなれば希望は皆無。でも……、こうすればどうかしら?」
「ああっ……! シロ!」
メアが、シロの髪の毛を掴んだ。……シロは、この隙に逃げようとしてたみたいだけど……。見つかっていた。
銃が、頭についている。メアは銃を、シロに突き付けている。……あんな距離で、撃たれたら。
「動くんじゃないわよ! 少しでも動いたら、殺すわ!!」
「ぼ、僕に構わないで! そのまま、彼らに任せるんだ!」
シロは、叫んでいる。……だからボクは、銀色の子から飛び降りて。駆け寄ろうとしたんだけど……。
『待ってください、クロ』
銀色の子が、止めた。ボクの腕を、握ってた。
「離して! シロを、シロを助けなきゃ!」
『問題ありません。シロの救助のための行動は、既に実行しています』
「……、え……?」
気が付いた。……金色の子が、どこにも居ない。どこを見渡しても、居なかった。少なくとも、ボクの近くには。
だから、メアの方を見た。でもメアも、辺りを見渡してて。見失ってるみたいだった。――それで、見えたんだ。……メアの頭上に、金色の子が居るのが。
金色の子は、ジャンプしたみたいで。それで、空を飛んでいる最中だった。彼は一瞬の隙をついて、飛び掛かって。……そして……。メアの手を、切り落とした。
「っ――!!」
まず、手が地面に落ちた。……その反動で銃が抜け落ちて、何度か地面をはねた。
メアの腕の、切れ目から。たくさんの血が、流れ出ている。まるで、蛇口をひねったみたいに。
「ぐ……ぐあああああッッ!!」
大きな声だった。さっきまで聞こえていた、誰かの悲鳴と同じで。痛みに、悶えていた。
『シロの救助を完了。一時的に護衛対象として認定します』
そして金色の子は、シロを抱きかかえて。こっちの方に戻ってきた。ゆっくりとした、動きで。ひと仕事を終えたような、顔で。
「シロッ……!」
ボクは思わず、シロに抱きつく。……シロは、痩せていた。身体も、ボロボロで……。
「……ごめん、ね。……クロ……」
「違う、違うの。謝るのは、ボクの方でっ……!」
……すると、銀色の子がボクの肩に触れた。それで、涙をぬぐいながら後ろを見て。その子が指さす方向に、目を向けた。
「く、クロ……。クロ……。クロ……っ!」
メアが、ボクを見ていた。とても、強い瞳で。とても、……黒い瞳で。
「……渡さない……。あなただけは、誰にも、誰にも……!」
『去るがいい、メア。貴様に対する審判は、まもなく下る』
「黙れッッ!! お前らごときに、負けてたまるか!! いつまでも……いつまでも!! アタシ達が敗北者だと、思うなよ!! ……クソがッッ……!!」
……それでも、メアは。去っていった。ボロボロの大人たちに、支えられながら。
これ以上戦っても、無駄に犠牲が増えるだけ。こっちにも、メアの方にも……。それは、ボクでさえわかっていることだった。
死んだのかな。そう思って、ボクはずっと目を閉じていたから。何が起きたのかがわからなかった。
だから、ゆっくりと目を開けた。……それで……。目の前のことを、ようやく理解した。
『護衛対象の死亡確率、九十パーセントを超過。以上の理由により、防衛プログラムを起動しました』
『現状報告。敵対勢力・十七名。各員武装レベル・三。結論・脅威度F。我々の介入による問題解決の可能性・八十六パーセント』
誰かが、居た。誰かがボクを、抱きかかえていた。……二人の、子供……?
「なっ……、誰だ! どこから現れた!」
メアが、叫んでる。……それは、ボクも聞きたかった。
『質問を確認。結論・質問を拒否。敵対勢力に対する情報提供は、いかなる場合でも許可されていない』
……人間、のように見える。銀色の髪の子供に、金色の髪の子供。でも二人の喋り方は、その……。ロボットみたいで。
『護衛対象の心理的な乱れを確認。結論・人格プログラムを一部解放します』
『(ガザッ……ザザッ……)大丈夫ですか、クロ?』
すると、今度は人間のような喋り方になった。ノイズのようなものが聞こえたかと思うと、突然生きた人間のように喋って……。
『安心してください。我々は、あなたを守ります』
『我々は、あなたの盾です。武器です。ご指示ください。あなたは何を、望みますか?』
……。ボクに、話しかけてるのかな。でも、何を望むって、言われても……。
「構うな、撃て!! クロにさえ当たらなければいい!!」
その時だった。またメアが、銃を撃って来て。ボクは思わず、身体を小さくしてしまう。
……でも、弾は来なくて。来ないというか、どこかで弾かれてるような音がして。それでよく見てみると、……この二人の子たちが、弾を防いでいた。
『我々は、盾です。あなたを守ります』
『ご指示ください。あなたは何を、望みますか?』
あんなに強力な弾を、この子たちは受けきってる。道具とかも使わずに、生身で。全部が、その身体で弾かれてた。
『我々は、無敵ではありません。このまま防御態勢を維持し続けると、いずれ破壊されます』
「えっ……」
『ご指示ください。あなたは何を、望みますか?』
……その言葉は、本気みたいだった。この子たちは、本気でボクの指示を、必要としてる。
だから、考えてみた。……それで、一つだけ思いついて……。神様にすがるように、この子たちに……すがった。
「……誰も、死んでほしくない。でも、誰も……。戦って、ほしくない」
『命令を確認しました。復唱・死亡者ゼロによる戦闘終了』
『命令を実行します。揺れにご注意ください』
すると、二人は突然走り出した。弾の雨あられの中を、すり抜けていって。あっという間に、メアたちの目の前に辿り着く。
「ぐおっ!?」
それで、蹴り飛ばした。大きな大人を、壁まで思いっきり。他の大人がすぐに銃を向けるけど、二人はそれよりも早くしゃがんで、弾を躱し。そのまま大人たちの足を蹴って、転ばせた。
その時に、もう一人の子が銃を奪い捕って、……なんと銃をへし折ってしまう。なんというか、こう……。腕の力、だけで。
「ば、化け物っ……!?」
「何をしている、捕らえろ!!」
銃を取られた大人が、二人に……もっと言えばボクにも襲い掛かった。大きな手を、こっちまで伸ばして。
でも、何をしたのかわからない。わからないけど、その次の瞬間には。その人の指が、ねじ曲がっていた。それこそ、ネジみたいに。
「ぎゃあああッッ!!」
『それは命令違反ではないですか?』
『命令は、死亡者ゼロです。つまり死ななければ、いい』
……。出来たら、指もそのままがよかったんだけど……。
それでもその二人は、ボクのお願いを守ってくれた。すごい力で、大人たちを押しのけて。それでも決して、殺さなかった。……こう言っちゃなんだけど、この子たちなら、殺そうと思えば……。
「……何者だ、お前ら……?」
二人は一度、アイジスの方に戻った。それで、アイジスが聞いた。……金色の子と銀色の子は、しばらく見つめって……。
『我々は、クロの護衛だ』
『それ以上答えることは、許可されていない』
それだけ答えると、二人はもう一度大人たちの攻撃に向かった。弾を躱して、蹴って、殴って……。
それでボクは、二人のすごさにようやく気が付いた。……ボクは今、銀色の髪の子に抱きかかえられている。つまり銀色の子は、ボクを守りながら戦っているんだ。
でも、揺れを感じない。さっきの爆風か何かのを除けば、痛みもほとんどない。……そんな戦い方が、出来るなんて……。本当に、すごい。
「……。チッ。まさかこんな奴らが居たとは。流石に一筋縄では、いかないということね」
そして、ものの数分もすれば。大半の大人は、こっちと同じように動けなくなっていた。……いくらか怪我をしている人も居るけど、死んでる人は、居ないみたいで。この子たちは、ボクのお願いを、完璧に聞き届けてくれたんだ。
『現在、貴様らには撤退に必要な最低限の体力を残している。今のうちに、ここから去るがいい』
『これは命令だ。命令を無視する場合、貴様らに対して殺戮的手段を取ることが許可されている』
メアは、怪我をしていなかった。……きっと、二人が気を遣ったんだと思う。普通に攻撃したら、死んじゃうから。
「……確かに、こうなれば希望は皆無。でも……、こうすればどうかしら?」
「ああっ……! シロ!」
メアが、シロの髪の毛を掴んだ。……シロは、この隙に逃げようとしてたみたいだけど……。見つかっていた。
銃が、頭についている。メアは銃を、シロに突き付けている。……あんな距離で、撃たれたら。
「動くんじゃないわよ! 少しでも動いたら、殺すわ!!」
「ぼ、僕に構わないで! そのまま、彼らに任せるんだ!」
シロは、叫んでいる。……だからボクは、銀色の子から飛び降りて。駆け寄ろうとしたんだけど……。
『待ってください、クロ』
銀色の子が、止めた。ボクの腕を、握ってた。
「離して! シロを、シロを助けなきゃ!」
『問題ありません。シロの救助のための行動は、既に実行しています』
「……、え……?」
気が付いた。……金色の子が、どこにも居ない。どこを見渡しても、居なかった。少なくとも、ボクの近くには。
だから、メアの方を見た。でもメアも、辺りを見渡してて。見失ってるみたいだった。――それで、見えたんだ。……メアの頭上に、金色の子が居るのが。
金色の子は、ジャンプしたみたいで。それで、空を飛んでいる最中だった。彼は一瞬の隙をついて、飛び掛かって。……そして……。メアの手を、切り落とした。
「っ――!!」
まず、手が地面に落ちた。……その反動で銃が抜け落ちて、何度か地面をはねた。
メアの腕の、切れ目から。たくさんの血が、流れ出ている。まるで、蛇口をひねったみたいに。
「ぐ……ぐあああああッッ!!」
大きな声だった。さっきまで聞こえていた、誰かの悲鳴と同じで。痛みに、悶えていた。
『シロの救助を完了。一時的に護衛対象として認定します』
そして金色の子は、シロを抱きかかえて。こっちの方に戻ってきた。ゆっくりとした、動きで。ひと仕事を終えたような、顔で。
「シロッ……!」
ボクは思わず、シロに抱きつく。……シロは、痩せていた。身体も、ボロボロで……。
「……ごめん、ね。……クロ……」
「違う、違うの。謝るのは、ボクの方でっ……!」
……すると、銀色の子がボクの肩に触れた。それで、涙をぬぐいながら後ろを見て。その子が指さす方向に、目を向けた。
「く、クロ……。クロ……。クロ……っ!」
メアが、ボクを見ていた。とても、強い瞳で。とても、……黒い瞳で。
「……渡さない……。あなただけは、誰にも、誰にも……!」
『去るがいい、メア。貴様に対する審判は、まもなく下る』
「黙れッッ!! お前らごときに、負けてたまるか!! いつまでも……いつまでも!! アタシ達が敗北者だと、思うなよ!! ……クソがッッ……!!」
……それでも、メアは。去っていった。ボロボロの大人たちに、支えられながら。
これ以上戦っても、無駄に犠牲が増えるだけ。こっちにも、メアの方にも……。それは、ボクでさえわかっていることだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる