22 / 40
22話
しおりを挟む
俺は〈トライド〉の宿探しに苦労していた。
だが、国王兼、元王国最強の騎士王でもあるウィリアム=ベルダン様のお城に泊めてもらえるようになった。
・
・
・
3日前、私は王国の騎士たちに捕らえられ、連れていかれてしまった。当然、「死」を覚悟した。冒険者たちには危害を与えてはいなかったが、恐怖を与えてしまったのだから。仕方のないことだと思い、私は自分を納得させた。
城に到着するないなや、騎士たちに先導させ、国王であるグレイシア=ベルダン様の前へと連れていかれた。
ーー どんな罰が下されるのだろうか。
どんな罰が来ようと全て受け入れるつもりだった。
私は罰が下される前に一言謝った。
私の声なぞ聞こえないとは思うが・・・。
「すみませんでした。冒険者の皆さんを怖がらせてしまって・・・。どうか私に罰を・・・」
すると、国王は「よいよい。頭を上げるのだ」と言ってきた。
ーー えっ?なぜ、私の声が聞こえるのだ!?
私は疑問に思いながら、国王に言われた通り、頭を上げた。
「どうしたのだ?そんなキョトンとした顔をして。・・・もしかして、なぜ声が聞こえてる?と思ってあるだろ」
私は上下に首を振った。
すると、国王は耳からほじり出した。
その手には米粒ぐらいの大きさの機械らしきものがあった。
「これはモンスターとの会話を可能にさせる装置だ。名を〈モンスターと会話できる装置〉・・・嘘。特に名はない」
国王は笑いながら話している。
最初は怖い方かと思っていたが、以外と気さくな方だったことに私は安心した。
「聞こえているならば話が早いです。どうか私に罰を与えてください」
「なに、バカなことを言っている。罰を与えられるべきものは私たちだ。お主のことを何も調べずに国家指定の討伐モンスターにしてしまった。本当にすまなかった」
すると、国王は頭を下げた。
周りにいる騎士たちは国王の姿を見て戸惑っている。
モンスターに頭を下げるなんて普通じゃ考えられない。
「ぜ、全然大丈夫ですよ。だから、もう謝らないでください」
国王はなにかお詫びをしないと気が済まないようで、私を食事に誘ってくれた。それも国王と私、2人きりで。
当然、周りには危険です。せめて付き人を、と言われていたが、国王はそれを拒否した。
ずらずらと長いテーブルに料理が盛った皿が並べられる。
どれも美味しそうなものばかりだった。
私は「いただきます」と言い、料理を食べた。
凄く美味しい。一口食べただけで口の中に料理の香りや味が全体へと伝わった。
こんなに美味しいものは初めて食べた。
私は自然と箸が進んだ。
食事が終わった。
すると、国王はこんなことを言ってきた。
「お主の強さに免じて、どうだね、私の護衛役にならないか?」
国王の護衛役なんて、とても光栄に思った。
だが、タケルに恩がある。
それもその生涯で返しきれないほど。
今の私はタケルのおかげでこうして冒険者たちと触れ合う事が出来ている。
「凄く光栄に思います」
「では、私の護衛役に・・・」
「いえ、断らせていただきます」
「なぜかね?」
「国王様の護衛役だなんてとても光栄に思います。しかし、私に恩を返さなければいけない人がいます。この命に代えてでも」
「・・・そうか。それなら仕方がないな」
国王は諦めてくれた。
その後、今までのお詫びとして宿と食事の提供などをしてくれた。宿のなかった私にはとてもありがたかった。
ーー国王様はとても優しい方だった。
そして、3日間お世話になり、タケルたちと合流した。
だが、国王兼、元王国最強の騎士王でもあるウィリアム=ベルダン様のお城に泊めてもらえるようになった。
・
・
・
3日前、私は王国の騎士たちに捕らえられ、連れていかれてしまった。当然、「死」を覚悟した。冒険者たちには危害を与えてはいなかったが、恐怖を与えてしまったのだから。仕方のないことだと思い、私は自分を納得させた。
城に到着するないなや、騎士たちに先導させ、国王であるグレイシア=ベルダン様の前へと連れていかれた。
ーー どんな罰が下されるのだろうか。
どんな罰が来ようと全て受け入れるつもりだった。
私は罰が下される前に一言謝った。
私の声なぞ聞こえないとは思うが・・・。
「すみませんでした。冒険者の皆さんを怖がらせてしまって・・・。どうか私に罰を・・・」
すると、国王は「よいよい。頭を上げるのだ」と言ってきた。
ーー えっ?なぜ、私の声が聞こえるのだ!?
私は疑問に思いながら、国王に言われた通り、頭を上げた。
「どうしたのだ?そんなキョトンとした顔をして。・・・もしかして、なぜ声が聞こえてる?と思ってあるだろ」
私は上下に首を振った。
すると、国王は耳からほじり出した。
その手には米粒ぐらいの大きさの機械らしきものがあった。
「これはモンスターとの会話を可能にさせる装置だ。名を〈モンスターと会話できる装置〉・・・嘘。特に名はない」
国王は笑いながら話している。
最初は怖い方かと思っていたが、以外と気さくな方だったことに私は安心した。
「聞こえているならば話が早いです。どうか私に罰を与えてください」
「なに、バカなことを言っている。罰を与えられるべきものは私たちだ。お主のことを何も調べずに国家指定の討伐モンスターにしてしまった。本当にすまなかった」
すると、国王は頭を下げた。
周りにいる騎士たちは国王の姿を見て戸惑っている。
モンスターに頭を下げるなんて普通じゃ考えられない。
「ぜ、全然大丈夫ですよ。だから、もう謝らないでください」
国王はなにかお詫びをしないと気が済まないようで、私を食事に誘ってくれた。それも国王と私、2人きりで。
当然、周りには危険です。せめて付き人を、と言われていたが、国王はそれを拒否した。
ずらずらと長いテーブルに料理が盛った皿が並べられる。
どれも美味しそうなものばかりだった。
私は「いただきます」と言い、料理を食べた。
凄く美味しい。一口食べただけで口の中に料理の香りや味が全体へと伝わった。
こんなに美味しいものは初めて食べた。
私は自然と箸が進んだ。
食事が終わった。
すると、国王はこんなことを言ってきた。
「お主の強さに免じて、どうだね、私の護衛役にならないか?」
国王の護衛役なんて、とても光栄に思った。
だが、タケルに恩がある。
それもその生涯で返しきれないほど。
今の私はタケルのおかげでこうして冒険者たちと触れ合う事が出来ている。
「凄く光栄に思います」
「では、私の護衛役に・・・」
「いえ、断らせていただきます」
「なぜかね?」
「国王様の護衛役だなんてとても光栄に思います。しかし、私に恩を返さなければいけない人がいます。この命に代えてでも」
「・・・そうか。それなら仕方がないな」
国王は諦めてくれた。
その後、今までのお詫びとして宿と食事の提供などをしてくれた。宿のなかった私にはとてもありがたかった。
ーー国王様はとても優しい方だった。
そして、3日間お世話になり、タケルたちと合流した。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜
くまみ
ファンタジー
前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?
「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。
仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。
病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。
「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!
「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」
魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。
だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。
「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」
これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。
伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる