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6.信念②
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「残念だ…」
ゴウのその言葉で武闘場は静まり返った
心做しか外の鳥の声や物音がやけによく聞こえる気がする
「え、なにが」
正直な思いに対して失望したような返事がされたことでセツナは戸惑う
「そんな腐ったもん持ってんなら!俺が勝つ!」
セツナの質問に答えず踏み込んで近接してきた
それを右拳で迎え撃とうとするが、その右拳は相手に掴まれる
手を手前に引いてセツナの頭を寄せるとその頭を空いている手でブローし、頬を殴る
ゴウは間髪いれずに足を絡ませて相手を倒れさせると仰向けに倒れたセツナの腹に強く拳を打ち込んだ
「ブハッ…!」
思わず唾液を口から吹いてしまう
観戦しているほかの訓練生も痛みを想像して目を瞑る者がいた
「おいこらどうした!!強くなるんじゃねぇのか!」
さらに迫る拳を転がって避け、立ち上がる
「ちょ、いきなりなに!!」
「お前の考え方はこの組織に必要ない信念だ!」
近接で言葉を交わしながら対話する
「必要ないって!どういう意味!」
「そんまんまの意味だ!Я の信念に反してるって言いてんだよ!」
【子供絶対防御】というЯ の根本的信念
その信念にセツナの目標は逸れていると豪語する
「己が為に力をつけようってんなら!!」
セツナの頭を鷲掴みする
「ここにお前は要らねぇ!!」
言葉の勢いとともに頭を床に押し落とす
セツナの頭が潰れ、鼻から血が溢れ床にこびれつく
手を着き立ち上がって後ろに跳んで距離をとる
衝撃で霞んだ視界と眩む体勢の中、セツナは思考する
自分を守るために強くなることってここじゃいけないことなの……?
じゃあ私はなんのためにここにいればいいの…
自分を強くするために来たのに…それを否定されて…え、私ここにいちゃダメなのかな…
ついに立つ力も薄れていき、体がふらつく
疲労困憊と試合でのダメージがセツナを揺らす
私は師匠に助けられて…ここに来て…ムナさんの話を聞いてすごいって思った…
Я は子供のために戦って子供を救って、その子供も恩返しするために知識と力を身につけてる…
それがすごくて、、
かっこいいって、、思った、、
薄れゆく意識と倒れていく体
その少女の脳裏で少女は新たな信念を生み出そうとしていた
私はどうだろ…
「そんな腐ったもん持ってんなら」…か、、
そうだ…!私が身につけようとしているのは…人を殺せる力…それを自分を守るために使う…そんなのただの暴力者だ
逃亡生活を思い出す
大人の力で子供を追い詰めようとする、私が大っ嫌いな奴らと同じだ…!
そんなの嫌だ…!
だったら私は…!私のためじゃない!
倒れかけていた体を床に足を強く押し付けて安定させる
その時に鳴った床の音は観戦者やゴウ、さらにリンドウまで衝撃させる
「私みたいな子供が…少しでも…怖い思いをしないように…!強く、、なるんだ!!」
その言葉を聞いたゴウは笑みを戻し、勝負を再開させる
お互いに相手に向かって駆ける
そして、掛け合いが生まれる
セツナのダメージは大きい…激しい動きはこの駆け引きが終わったらできなくなるだろ…!だからここで決着をつけにくるだろう
だが、俺は違う…!ここの駆け引きを失敗しても闘いに勝てる…!
ここは回避に専念する…!
私はもう無理…!ここで決められなかったら負ける…!でもそんなのいやだ!今、私の想いが固まった今!それを示すために勝たなきゃダメなんだ!
ゴウに回避させれば負けてしまうこの一手
セツナは確実に攻撃を当てなければならない
だが、拳を握ったモーションからの蹴り技はもう二度見せてしまった
三度目の失敗をするほどゴウは甘くはない
それらのフェイントを上回る一手を選択する
これだ…!
未だゴウから距離が離れている状況でセツナは軽く跳んで空中で体を逆さにした
「は!?」
両手を床に着いて大きく飛び上がり、相手の背後をとった
「もらった!」
しかし、ゴウも対応済み
手を着いて飛び上がるモーションを見せられてから背後を取られることを想定していたゴウは振り向きざまに着地を狙って拳を振ろうと考える
セツナの着地する瞬間、ゴウの拳はセツナを捕らえた
はずだった、
その拳の先にセツナをおらず、視点を上に向けるとそこにバク宙をしているセツナの姿があった
セツナは着地した瞬間に得意の動体視力でゴウの動きを予測してバク宙を行い、ゴウの拳を回避していたのだ
バク宙の勢いを右足に全て乗せる
「喰らえ!!」
強烈なかかと落としがゴウの脳を強く衝動させる
強い衝撃で気を失ったゴウはその場にうつ伏せで倒れた
リンドウの手が降りた
「そこまで!!」
セツナやレナを含めた訓練生が唖然として武闘場は静まっている
「ゴウが、負けたのか…」
「中1組の男子の中でも強いゴウが、、」
リンドウが気絶しているゴウを抱えて武闘場のドアを開く
「治療室に連れていく 各自各々で試合をしておいてくれ」
そう言って出ていくとレナがセツナに抱きついてきた
「セツナちゃーん!やったじゃーん!!」
「レナ、、倒れる、、」
「あ、ごめん」
レナはセツナに肩を貸すようにして中央からはける
「ゴウはね~ 中1組の中でも5本指に入るくらいには強いんだよ?」
「へぇー、、そうなんだ、、」
疲れすぎてまともに会話になっていない
レナが「私ほどじゃないけど」とボヤくが、それはセツナには聞こえていないようでセツナは全く違う話をし始める
「わたし、、つよくなるよ、、」
今までとは違う意味を含んだその言葉をレナは上手くキャッチできなかったのか
「あ、あ、うん」
という何となくの反応を返した
一方、その頃、会議室ではシジマとキリマ、さらに特攻班 班長 ムラカミ、派遣班 班長 シバキが集まって話していた
「私なーんで呼ばれたんでしょ~」
キリマが納得のいかない召集に軽い文句を言う
「メンツ的に前の北海道の件でしょ~ 私の班は全くと言っていいほど関わってないんですけどぉ」
シジマがそれを宥める
「そう言わないでくれ その報告じゃなくてそれを受けての今後の方針にお前たち親衛班の協力が不可欠なんだ」
「えー」と分かりやすく面倒くさがるキリマにムラカミが懇願する
「ムナ 面倒くさがらないで聞いてくれ かなり異常事態なんだ」
シバキもそれに便乗する
「そうっすね うちの赤上と特攻班の町下、精鋭を送ったのにどっちもボロボロになって帰ってきやがった」
「それは私も知ってるけどぉそれで私たちにどーしろとぉ?」
「少年隊への最終入隊試験を高度にするんだ」
シジマの提案にシバキとムラカミは同意を示す頷きを何回か繰り返す
「その内容を私たちで決めて子供たちに報告してってこと?」
「そうだ」
「なんだそんなことか 全然いいよ 企画・運営は得意だから でもなんで難しくするの?」
当然の疑問だ
その答えもムラカミはしっかり持っている
「情勢が変わったんだ 今回の件もそうだが、各地の裏社会組織の活発化、七黒の認知度上昇、治安が荒れ始めた」
シジマが付け足すように口をひらく
「例の福岡の件から全国的に動き始めたんだ これからは子供たちの安全のためにも試験を困難にスべきだと判断したんだよ」
納得のいく回答にキリマが頷く
「それに北海道でも相手主力の一人を逃がした 報告によれば単純な動きをする奴らしいからすぐに見つけて察にひっ捕らえさせたいところだが、」
「同時に暴力的だから警察だけじゃどうにもなんないと思う 殺すが吉だ」
最適解が殺害することの時点で手に負えない人物だとわかる
「とにかく、少年隊最終入隊試験の変更はムナに任せる 頼んだぞ」
シジマはムナの頭を撫でた
「りょーかいです!」
3日前の6月20日 北海道で起きた騒動について
Я は北海道支部からの要請によって北海道へ特攻班、派遣班のそれぞれの副班長を含めた60名が派遣
さらに、傘下の組織からも110名も同時に派遣された
Я は翌日、6月21日に雪王と名乗る集団との抗争で勝利を収めるが、環境的、人的損害も小さくなかった
次回……雪王編
ゴウのその言葉で武闘場は静まり返った
心做しか外の鳥の声や物音がやけによく聞こえる気がする
「え、なにが」
正直な思いに対して失望したような返事がされたことでセツナは戸惑う
「そんな腐ったもん持ってんなら!俺が勝つ!」
セツナの質問に答えず踏み込んで近接してきた
それを右拳で迎え撃とうとするが、その右拳は相手に掴まれる
手を手前に引いてセツナの頭を寄せるとその頭を空いている手でブローし、頬を殴る
ゴウは間髪いれずに足を絡ませて相手を倒れさせると仰向けに倒れたセツナの腹に強く拳を打ち込んだ
「ブハッ…!」
思わず唾液を口から吹いてしまう
観戦しているほかの訓練生も痛みを想像して目を瞑る者がいた
「おいこらどうした!!強くなるんじゃねぇのか!」
さらに迫る拳を転がって避け、立ち上がる
「ちょ、いきなりなに!!」
「お前の考え方はこの組織に必要ない信念だ!」
近接で言葉を交わしながら対話する
「必要ないって!どういう意味!」
「そんまんまの意味だ!Я の信念に反してるって言いてんだよ!」
【子供絶対防御】というЯ の根本的信念
その信念にセツナの目標は逸れていると豪語する
「己が為に力をつけようってんなら!!」
セツナの頭を鷲掴みする
「ここにお前は要らねぇ!!」
言葉の勢いとともに頭を床に押し落とす
セツナの頭が潰れ、鼻から血が溢れ床にこびれつく
手を着き立ち上がって後ろに跳んで距離をとる
衝撃で霞んだ視界と眩む体勢の中、セツナは思考する
自分を守るために強くなることってここじゃいけないことなの……?
じゃあ私はなんのためにここにいればいいの…
自分を強くするために来たのに…それを否定されて…え、私ここにいちゃダメなのかな…
ついに立つ力も薄れていき、体がふらつく
疲労困憊と試合でのダメージがセツナを揺らす
私は師匠に助けられて…ここに来て…ムナさんの話を聞いてすごいって思った…
Я は子供のために戦って子供を救って、その子供も恩返しするために知識と力を身につけてる…
それがすごくて、、
かっこいいって、、思った、、
薄れゆく意識と倒れていく体
その少女の脳裏で少女は新たな信念を生み出そうとしていた
私はどうだろ…
「そんな腐ったもん持ってんなら」…か、、
そうだ…!私が身につけようとしているのは…人を殺せる力…それを自分を守るために使う…そんなのただの暴力者だ
逃亡生活を思い出す
大人の力で子供を追い詰めようとする、私が大っ嫌いな奴らと同じだ…!
そんなの嫌だ…!
だったら私は…!私のためじゃない!
倒れかけていた体を床に足を強く押し付けて安定させる
その時に鳴った床の音は観戦者やゴウ、さらにリンドウまで衝撃させる
「私みたいな子供が…少しでも…怖い思いをしないように…!強く、、なるんだ!!」
その言葉を聞いたゴウは笑みを戻し、勝負を再開させる
お互いに相手に向かって駆ける
そして、掛け合いが生まれる
セツナのダメージは大きい…激しい動きはこの駆け引きが終わったらできなくなるだろ…!だからここで決着をつけにくるだろう
だが、俺は違う…!ここの駆け引きを失敗しても闘いに勝てる…!
ここは回避に専念する…!
私はもう無理…!ここで決められなかったら負ける…!でもそんなのいやだ!今、私の想いが固まった今!それを示すために勝たなきゃダメなんだ!
ゴウに回避させれば負けてしまうこの一手
セツナは確実に攻撃を当てなければならない
だが、拳を握ったモーションからの蹴り技はもう二度見せてしまった
三度目の失敗をするほどゴウは甘くはない
それらのフェイントを上回る一手を選択する
これだ…!
未だゴウから距離が離れている状況でセツナは軽く跳んで空中で体を逆さにした
「は!?」
両手を床に着いて大きく飛び上がり、相手の背後をとった
「もらった!」
しかし、ゴウも対応済み
手を着いて飛び上がるモーションを見せられてから背後を取られることを想定していたゴウは振り向きざまに着地を狙って拳を振ろうと考える
セツナの着地する瞬間、ゴウの拳はセツナを捕らえた
はずだった、
その拳の先にセツナをおらず、視点を上に向けるとそこにバク宙をしているセツナの姿があった
セツナは着地した瞬間に得意の動体視力でゴウの動きを予測してバク宙を行い、ゴウの拳を回避していたのだ
バク宙の勢いを右足に全て乗せる
「喰らえ!!」
強烈なかかと落としがゴウの脳を強く衝動させる
強い衝撃で気を失ったゴウはその場にうつ伏せで倒れた
リンドウの手が降りた
「そこまで!!」
セツナやレナを含めた訓練生が唖然として武闘場は静まっている
「ゴウが、負けたのか…」
「中1組の男子の中でも強いゴウが、、」
リンドウが気絶しているゴウを抱えて武闘場のドアを開く
「治療室に連れていく 各自各々で試合をしておいてくれ」
そう言って出ていくとレナがセツナに抱きついてきた
「セツナちゃーん!やったじゃーん!!」
「レナ、、倒れる、、」
「あ、ごめん」
レナはセツナに肩を貸すようにして中央からはける
「ゴウはね~ 中1組の中でも5本指に入るくらいには強いんだよ?」
「へぇー、、そうなんだ、、」
疲れすぎてまともに会話になっていない
レナが「私ほどじゃないけど」とボヤくが、それはセツナには聞こえていないようでセツナは全く違う話をし始める
「わたし、、つよくなるよ、、」
今までとは違う意味を含んだその言葉をレナは上手くキャッチできなかったのか
「あ、あ、うん」
という何となくの反応を返した
一方、その頃、会議室ではシジマとキリマ、さらに特攻班 班長 ムラカミ、派遣班 班長 シバキが集まって話していた
「私なーんで呼ばれたんでしょ~」
キリマが納得のいかない召集に軽い文句を言う
「メンツ的に前の北海道の件でしょ~ 私の班は全くと言っていいほど関わってないんですけどぉ」
シジマがそれを宥める
「そう言わないでくれ その報告じゃなくてそれを受けての今後の方針にお前たち親衛班の協力が不可欠なんだ」
「えー」と分かりやすく面倒くさがるキリマにムラカミが懇願する
「ムナ 面倒くさがらないで聞いてくれ かなり異常事態なんだ」
シバキもそれに便乗する
「そうっすね うちの赤上と特攻班の町下、精鋭を送ったのにどっちもボロボロになって帰ってきやがった」
「それは私も知ってるけどぉそれで私たちにどーしろとぉ?」
「少年隊への最終入隊試験を高度にするんだ」
シジマの提案にシバキとムラカミは同意を示す頷きを何回か繰り返す
「その内容を私たちで決めて子供たちに報告してってこと?」
「そうだ」
「なんだそんなことか 全然いいよ 企画・運営は得意だから でもなんで難しくするの?」
当然の疑問だ
その答えもムラカミはしっかり持っている
「情勢が変わったんだ 今回の件もそうだが、各地の裏社会組織の活発化、七黒の認知度上昇、治安が荒れ始めた」
シジマが付け足すように口をひらく
「例の福岡の件から全国的に動き始めたんだ これからは子供たちの安全のためにも試験を困難にスべきだと判断したんだよ」
納得のいく回答にキリマが頷く
「それに北海道でも相手主力の一人を逃がした 報告によれば単純な動きをする奴らしいからすぐに見つけて察にひっ捕らえさせたいところだが、」
「同時に暴力的だから警察だけじゃどうにもなんないと思う 殺すが吉だ」
最適解が殺害することの時点で手に負えない人物だとわかる
「とにかく、少年隊最終入隊試験の変更はムナに任せる 頼んだぞ」
シジマはムナの頭を撫でた
「りょーかいです!」
3日前の6月20日 北海道で起きた騒動について
Я は北海道支部からの要請によって北海道へ特攻班、派遣班のそれぞれの副班長を含めた60名が派遣
さらに、傘下の組織からも110名も同時に派遣された
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