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少年隊入隊試験編
14.受験資格
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2月15日
武闘場
「これより!少年隊入隊試験に受験できる者を発表する!!」
キドウの声が響くと訓練生が全員、息を飲んだ
「と、その前に」
気をそらすような言葉のおかげで訓練生はほっと息をつけた
「選考基準だが、ここ本部のみならず各支部の訓練生も含め、成績上位者100名が対象だ」
その条件を聞いた瞬間に資格がないことを察した訓練生がそれぞれ凹む動作をとった
100という数字についてゴウに思うことがあった
少ない…前年までは300人は資格を得ていたはず…試験改革…ここまでなのか…
「ここ本部で選ばれたのは23名だ 順に名を呼ぶ」
北海道、宮城、滋賀、広島、鹿児島に支部を配置しているЯ 、その全てで訓練生の教育をおり、15歳の訓練生の総人数は700を超えている
700人以上の訓練生の中から上位100名に受験資格を与えられる
キドウが一人一人名前を呼び始める
最初に呼ばれたのは、
「総合3位 基山 麗奈」
レナは名前を呼ばれると「はーい」と気軽く返事し、水色の髪に指を通した
セツナが驚く
総合って、、支部含めてだよね…た、高くない?
次にすぐ名前を呼ばれたのが、
「総合8位 広沼 剛」
ゴウは返事もせず鼻から息を静かに吹いた
「総合12位 新田 蘭丸」
身長が170はある塩顔でシルバー髪のほかの部分より長い前髪の真ん中を黄緑色のメッシュをいれている男がやる気のなさそうな声で「うーすっ」と言った
セツナはランマルが強いということはゴウやレナの話から知っていたが、実践訓練も含め、本人とはあまり関わったことがなかったため12位という順位の高さから強さを改めて認識した
「総合13位 橘高 椎名」
ランマルの隣にいる短髪金色でショートヘアの少しつり目の気性の荒そうな女子が呼ばれた
「チッ…僅差負けかよ」
舌打ちするとランマルが上から覗くようにして話しかける
「オレの勝ち」
「うるせぇ!」
下ろしてきた頭を腕でホールドすると「ギブギブ!」とランマルが離すことを要求する
あの2人って付き合ってんのかな…
レナが本当に今、どうでもいいことを疑問に思う
そして、ついにその瞬間がきた
「総合18位 美川 刹那」
セツナがほっと胸を撫で下ろした
その後も次々と名前を呼ばれた
「以上が上位100名に入っていたうちの訓練生だ 選ばれた23人、まずは受験資格を得たことを称えてやる おめでとう」
キドウの言葉で資格を得たことに実感が湧く
「選ばれなかった奴らもまだ諦めんなよ」
涙を流すものもいた
この悔しさを胸に抱き、バネに変えていこうとする者もいるだろう
キドウは自分たち親衛班が育ててきた訓練生を流れるように見つめるとそっと微笑んだ
その微笑みをすぐに厳しい顔に戻すとまた口を開いた
「さらに、一次試験の概要を通達しておこう」
ゴウは顔をしかめる
今ここでか…落ちたヤツらもいる中で酷じゃないか
「一次試験の内容は…」
資格取得者は息を飲み、それ以外の者は耳を逸らすようにほとんどが下を向く
「下剋上だ」
レナとセツナが同時に首を傾げる
「「下剋上?」」
当然の疑問にキドウは鋭く笑った
「参加できるのは資格取得者と、総合順位101位から200位までの200名、突破できるのは100名だ」
ランマルとシイナが話の流れを完全に読んだ
「あーだいたい察したわ」
「オレも~」
下剋上、まさにその通りの試験内容がキドウから語られる
「資格取得者はこのカードを持つ」
懐から取り出されたのは長方形のカードで真ん中に赤文字で【合格!!】と書かれている
「101から200位の者たちは資格取得者が持っているこのカードを奪う」
「「「……!」」」
「試験終了時間にこのカードを持っている者を二次試験の受験資格取得者とする」
まさに下剋上
1位から100位の者はカードを守り抜く、101位から200位の者はそれを奪う
受験資格の取り合いだ
「それに伴って明日、各支部から訓練生がここに来る 無礼のないようにな」
最終的に注意喚起でこの場は終わった
セツナ、レナ、ゴウがレナの部屋に集まって菓子を食べながら話す
「試験会場がすごく大きい運動場なのは知ってるんだけど、それってどうやって貸し切ってるの?」
セツナの質問にせんべいを飲み込んだゴウが答える
「仲介班の方々がコネと口を上手いこと回してその運動場の運営者に毎年この時期、貸し切れるようにしてる」
「はぁ~なるほどね~」
せんべいをボリボリと食べながら頷くとゴウから「食い終わってから喋れよ」とツッコまれる
「で、試験内容って今までより難しくなってんの?」
口周りについたせんべいのカスを指につけて口の中に入れながら話す
「ん~難しくなってるかな!いつも一次試験は闘いじゃなくて技術力試すやつが多かったから」
「それに成績が足りなかった者に慈悲的な試験内容も今回が初めてだろ」
何もかもがイレギュラーで予想外が起き続けそうな入隊試験だ
レナが人差し指を顎に当てて唸る
「ん~~私ちょっと不安なことがあるんだけど」
「俺もだ」
「オレも~」
「は?」
とゴウが横を見るとそこにはランマルの頭が眼前にあった
「うぉぉぉお!!」
「え、ちょ、なに!」
「…?」
ゴウ、レナ、セツナがそれぞれ反応を見せてランマルから離れる
「おいテメェいつから!!?」
「ついさっき てか提案なんだけどさ~」
話の転換が急すぎてついていけないが、神出鬼没なことに触れるとめんどくさくなりそうなのでもういい
「本部の上位5人で組まない?」
まさかの案だった
試験という競い合う場で協力を申し出にきたのだ
3人は驚愕で言葉が出なかった
そんな中セツナが息を飲んで口を開いた
「なにを…」
「なに考えてんじゃ ランマルくそ野郎!!!」
ドォン!!
静かに緊張を込めて問おうとしたことは気性の荒い少女が大声で伝え、さらにランマルを飛び蹴りで倒し、背中を踏みつけている
「し、シイナちゃん絶対やりすぎ、、」
「あ!?」
優しい注意をキレ顔で返した
レナは「うわっ」と言って足を引く
「シイナ…いたい…」
「黙れ!」
かかとを背中の中心でグリグリとする
「ギブギブ~~~」
言葉と床を何度も叩いて意思を表明するとシイナは「ふんっ!」と言って足を背中から離した
ランマルが踏みつけられた背中を撫でながら立ち上がる
「私はアンタらと組むつもりなんてさらさらない!」
断言し、指をレナに指して声を上げる
「特にキヤマ!!アンタは本当に気に入らない」
え…?私?と言わんばかりに自分に指を指す
「いっつもヘラヘラしやがって 私が試験でぶっ倒してやる」
それを大いに宣言して「ほら行くぞ」とランマルのネックを掴み、引きづるようにしてその場を去った
ランマルは床に引きづられながら説得を始める
「なぁ協力しよーぜ~」
「絶対に嫌だ!!他人、しかもキヤマと組むとかありえない!」
「じゃあなんでオレと一緒にいんだよ」
雰囲気の変わったランマルの言葉で足を止めるとランマルがネックから手を離させた
スっと立ち上がるとメッシュを整えるため髪に指を通す
「レナが羨ましいのは分かるけど、そんなプライド持ってたら見てないところから足元掬われるぞ」
シイナは後ろを向くことはせず背中に言葉を受けて背中で返す
「うるさい 私が他のやつに負けて落ちるなんてありえない」
「100対1でも…」
「……」
「それが言えるのか」
100人から狙われる可能性のある試験だ
ランマルは最悪の想定をシイナに伝え、現実を見せようとしている
数秒の間が空き、シイナはランマルに顔を見せることなく、ライトで作られた自身の影の中で静かに言う
「黙れ」
言葉と静けさだけを残してシイナは自身の部屋に姿を消す
明かりをつけていない部屋は真っ暗でドアの隙間から刺さる本当に僅かな光しか映えるものがない
ドアの前でシイナはしゃがみ、頭を自身の膝につけてうつ伏せる
額に自分の膝の熱を感じながら幼き頃をチラつかせる
「しいなはおれがまもる!!」
滲む視界に微かに見えるのは小さな男児
「ほんと?」
震えを混じえたその声で言うと男児は無邪気に近寄って目を合わせる
「あたりまえだーー!!」
滲む視界を上げるとそこには部屋の暗闇がある
「黙れ…」
当時よりも強くなったが、心は当時よりも震えている
そんなことを思わせる15歳の少女の声だった
武闘場
「これより!少年隊入隊試験に受験できる者を発表する!!」
キドウの声が響くと訓練生が全員、息を飲んだ
「と、その前に」
気をそらすような言葉のおかげで訓練生はほっと息をつけた
「選考基準だが、ここ本部のみならず各支部の訓練生も含め、成績上位者100名が対象だ」
その条件を聞いた瞬間に資格がないことを察した訓練生がそれぞれ凹む動作をとった
100という数字についてゴウに思うことがあった
少ない…前年までは300人は資格を得ていたはず…試験改革…ここまでなのか…
「ここ本部で選ばれたのは23名だ 順に名を呼ぶ」
北海道、宮城、滋賀、広島、鹿児島に支部を配置しているЯ 、その全てで訓練生の教育をおり、15歳の訓練生の総人数は700を超えている
700人以上の訓練生の中から上位100名に受験資格を与えられる
キドウが一人一人名前を呼び始める
最初に呼ばれたのは、
「総合3位 基山 麗奈」
レナは名前を呼ばれると「はーい」と気軽く返事し、水色の髪に指を通した
セツナが驚く
総合って、、支部含めてだよね…た、高くない?
次にすぐ名前を呼ばれたのが、
「総合8位 広沼 剛」
ゴウは返事もせず鼻から息を静かに吹いた
「総合12位 新田 蘭丸」
身長が170はある塩顔でシルバー髪のほかの部分より長い前髪の真ん中を黄緑色のメッシュをいれている男がやる気のなさそうな声で「うーすっ」と言った
セツナはランマルが強いということはゴウやレナの話から知っていたが、実践訓練も含め、本人とはあまり関わったことがなかったため12位という順位の高さから強さを改めて認識した
「総合13位 橘高 椎名」
ランマルの隣にいる短髪金色でショートヘアの少しつり目の気性の荒そうな女子が呼ばれた
「チッ…僅差負けかよ」
舌打ちするとランマルが上から覗くようにして話しかける
「オレの勝ち」
「うるせぇ!」
下ろしてきた頭を腕でホールドすると「ギブギブ!」とランマルが離すことを要求する
あの2人って付き合ってんのかな…
レナが本当に今、どうでもいいことを疑問に思う
そして、ついにその瞬間がきた
「総合18位 美川 刹那」
セツナがほっと胸を撫で下ろした
その後も次々と名前を呼ばれた
「以上が上位100名に入っていたうちの訓練生だ 選ばれた23人、まずは受験資格を得たことを称えてやる おめでとう」
キドウの言葉で資格を得たことに実感が湧く
「選ばれなかった奴らもまだ諦めんなよ」
涙を流すものもいた
この悔しさを胸に抱き、バネに変えていこうとする者もいるだろう
キドウは自分たち親衛班が育ててきた訓練生を流れるように見つめるとそっと微笑んだ
その微笑みをすぐに厳しい顔に戻すとまた口を開いた
「さらに、一次試験の概要を通達しておこう」
ゴウは顔をしかめる
今ここでか…落ちたヤツらもいる中で酷じゃないか
「一次試験の内容は…」
資格取得者は息を飲み、それ以外の者は耳を逸らすようにほとんどが下を向く
「下剋上だ」
レナとセツナが同時に首を傾げる
「「下剋上?」」
当然の疑問にキドウは鋭く笑った
「参加できるのは資格取得者と、総合順位101位から200位までの200名、突破できるのは100名だ」
ランマルとシイナが話の流れを完全に読んだ
「あーだいたい察したわ」
「オレも~」
下剋上、まさにその通りの試験内容がキドウから語られる
「資格取得者はこのカードを持つ」
懐から取り出されたのは長方形のカードで真ん中に赤文字で【合格!!】と書かれている
「101から200位の者たちは資格取得者が持っているこのカードを奪う」
「「「……!」」」
「試験終了時間にこのカードを持っている者を二次試験の受験資格取得者とする」
まさに下剋上
1位から100位の者はカードを守り抜く、101位から200位の者はそれを奪う
受験資格の取り合いだ
「それに伴って明日、各支部から訓練生がここに来る 無礼のないようにな」
最終的に注意喚起でこの場は終わった
セツナ、レナ、ゴウがレナの部屋に集まって菓子を食べながら話す
「試験会場がすごく大きい運動場なのは知ってるんだけど、それってどうやって貸し切ってるの?」
セツナの質問にせんべいを飲み込んだゴウが答える
「仲介班の方々がコネと口を上手いこと回してその運動場の運営者に毎年この時期、貸し切れるようにしてる」
「はぁ~なるほどね~」
せんべいをボリボリと食べながら頷くとゴウから「食い終わってから喋れよ」とツッコまれる
「で、試験内容って今までより難しくなってんの?」
口周りについたせんべいのカスを指につけて口の中に入れながら話す
「ん~難しくなってるかな!いつも一次試験は闘いじゃなくて技術力試すやつが多かったから」
「それに成績が足りなかった者に慈悲的な試験内容も今回が初めてだろ」
何もかもがイレギュラーで予想外が起き続けそうな入隊試験だ
レナが人差し指を顎に当てて唸る
「ん~~私ちょっと不安なことがあるんだけど」
「俺もだ」
「オレも~」
「は?」
とゴウが横を見るとそこにはランマルの頭が眼前にあった
「うぉぉぉお!!」
「え、ちょ、なに!」
「…?」
ゴウ、レナ、セツナがそれぞれ反応を見せてランマルから離れる
「おいテメェいつから!!?」
「ついさっき てか提案なんだけどさ~」
話の転換が急すぎてついていけないが、神出鬼没なことに触れるとめんどくさくなりそうなのでもういい
「本部の上位5人で組まない?」
まさかの案だった
試験という競い合う場で協力を申し出にきたのだ
3人は驚愕で言葉が出なかった
そんな中セツナが息を飲んで口を開いた
「なにを…」
「なに考えてんじゃ ランマルくそ野郎!!!」
ドォン!!
静かに緊張を込めて問おうとしたことは気性の荒い少女が大声で伝え、さらにランマルを飛び蹴りで倒し、背中を踏みつけている
「し、シイナちゃん絶対やりすぎ、、」
「あ!?」
優しい注意をキレ顔で返した
レナは「うわっ」と言って足を引く
「シイナ…いたい…」
「黙れ!」
かかとを背中の中心でグリグリとする
「ギブギブ~~~」
言葉と床を何度も叩いて意思を表明するとシイナは「ふんっ!」と言って足を背中から離した
ランマルが踏みつけられた背中を撫でながら立ち上がる
「私はアンタらと組むつもりなんてさらさらない!」
断言し、指をレナに指して声を上げる
「特にキヤマ!!アンタは本当に気に入らない」
え…?私?と言わんばかりに自分に指を指す
「いっつもヘラヘラしやがって 私が試験でぶっ倒してやる」
それを大いに宣言して「ほら行くぞ」とランマルのネックを掴み、引きづるようにしてその場を去った
ランマルは床に引きづられながら説得を始める
「なぁ協力しよーぜ~」
「絶対に嫌だ!!他人、しかもキヤマと組むとかありえない!」
「じゃあなんでオレと一緒にいんだよ」
雰囲気の変わったランマルの言葉で足を止めるとランマルがネックから手を離させた
スっと立ち上がるとメッシュを整えるため髪に指を通す
「レナが羨ましいのは分かるけど、そんなプライド持ってたら見てないところから足元掬われるぞ」
シイナは後ろを向くことはせず背中に言葉を受けて背中で返す
「うるさい 私が他のやつに負けて落ちるなんてありえない」
「100対1でも…」
「……」
「それが言えるのか」
100人から狙われる可能性のある試験だ
ランマルは最悪の想定をシイナに伝え、現実を見せようとしている
数秒の間が空き、シイナはランマルに顔を見せることなく、ライトで作られた自身の影の中で静かに言う
「黙れ」
言葉と静けさだけを残してシイナは自身の部屋に姿を消す
明かりをつけていない部屋は真っ暗でドアの隙間から刺さる本当に僅かな光しか映えるものがない
ドアの前でシイナはしゃがみ、頭を自身の膝につけてうつ伏せる
額に自分の膝の熱を感じながら幼き頃をチラつかせる
「しいなはおれがまもる!!」
滲む視界に微かに見えるのは小さな男児
「ほんと?」
震えを混じえたその声で言うと男児は無邪気に近寄って目を合わせる
「あたりまえだーー!!」
滲む視界を上げるとそこには部屋の暗闇がある
「黙れ…」
当時よりも強くなったが、心は当時よりも震えている
そんなことを思わせる15歳の少女の声だった
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