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少年たちの成長編
57.異なる足
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リュウマがゴウを担ぎあげてレナの元へ歩いていく最中、沈黙していた観客たちがおもむろに話し始めた
「ヒロヌマのやつ タキタツを追い詰めるくらいに強くなってたんだな」
「すごい試合だった…」
驚愕と唖然が武道場を色染めている
気を失っているゴウをレナたちへ届けるとリュウマは本人の状態を説明する
「頭に結構キてると思う 申し訳ないけど治療頼んだわ」
「うん、ありがとう ゴウに代わって言っとくね いい試合だった」
「称賛はゴウにしてやれや 俺は勝ったつもりはないねん」
そう言い残して自身のチームの方へ戻って行った
「ゴウくんはようやったで」
同じ関西弁のハヤテがレナがゴウに包帯を巻いているのを見ながら言った
「試合観とったらあったまってきた 次は俺が行く」
震脚しながら言うとレナが頷く
「頼んだよ ハヤテ」
ハヤテは軽く「任せとき」と言って前に歩いていく
一方、相手もリュウマとすれ違いで入場する
「げ、ハヤテ…」
「シイナかい 新鮮みないなー」
「一番引きたくないカードを引いた気分だわ」
「なんちゅー 失礼な」
美しい少女と活発な少年が向かい合う
「リュウマとやれへんかったことは残念やが、相手がどんな奴でも俺は手は抜かへんで」
「上等よ 格の違いを魅せてあげるわ」
互いに右足を引く構えをとった
それを見てとったヒイマが腕を振り下ろす
「はじめ!!」
瞬間、2人の右足が交差しぶつかり合う
「見事なバツ印やな!」
「しょうもない!!」
シイナは体を仰け反って左足を打ち上げるがハヤテは後ろに引いて軽いステップをその場で踏む
「竜巻の踊」
腕を回転軸にして逆立ちで回転しながら接近する 回転によって勢いのついた両足にハヤテは合わせる
「居合蹴」
シイナの足とハヤテの足がまたしても衝突、しかし、突然勢いを止められたシイナの回転が停止する
「もらったで!!」
足を振り上げてシイナの腹を狙ったがシイナも甘くはない
「なにを?」
肘関節をバネにして宙を舞い、ハヤテの背後をとると着地も両手から行い足を突き上げ、ハヤテの背を蹴った
「馬蹴りかい!」
振り向きざまに足を振るうが、浮いた足と床との間を滑り抜け、ジャンプし狙いを後頭部に定める
「蝶の舞」
宙に浮いたシイナの二蹴りがハヤテの後頭部を打った
「痛ったいのぉ!」
シイナが着地する寸前、振り返ったハヤテの右脚がシイナの腹に振り打たれる
「うっ…!」
床に滑って後退する
場外では観戦しているランマルとコスズがその試合に熱中していた
「し、シイナさん、すごい、、」
相変わらず堅苦しい喋り方である
「まあシイナは強いからね~」
「この2人、どっちも、蹴りとか、、足技とかがメインの戦い方ですよね、、」
「そうだね けどオレはどっちとも一緒に戦ったことあるからわかる 2人とも…」
それに続く言葉が同じことを話していたレナにトワカから話される
「2人とも同じスタイルではないようだわ」
トワカの説明にレナが疑問符をつける
「というと?」
「2人を良く見ると全く違う動きをしている」
レナは闘いの中でシイナが軽やかな動きをしているのに対して、ハヤテが素早く力強い動きをしているのに気づく
「2人はどちらとも足での攻撃をお得意にしてるようだけど、キッタカさんは一つ一つの攻撃を次に繋げられるように動いている 一方、カケハシさんは力任せに近い一撃重視の動きをしている」
二者は同様にして別ということである
シイナの足連撃は着実にハヤテを削っている
打撲痕が顔や腕にいくつもあるがどれも致命的ではなさそうである
一方ハヤテの攻撃は軽やかに流動的に動くシイナにあまり当たっていないのだが、、
シイナが空中から着地する瞬間、足を少し捻った
まず…っ!
目を鋭くしたハヤテが動きの鈍った相手の腹に右脚を振り抜いた
さげられたシイナが床に手をついて体勢を整える
ハヤテは攻撃を止めることをせず、もう一撃をシイナの首に撃つが、低姿勢をとられかわされる 右足を伸ばしてミドルキックをハヤテの腹に打ち込みさらに距離をとる
「たまらず退避かいな」
「アンタのおっもい足を何度も食らえるほど頑丈じゃないの」
「せやけど、流れは切らせてもらったで」
「それはどうかしら」
急接近したシイナにハヤテが合わせて足を振ったがシイナは開脚し腹が床に着かんとこまで落とす
「……ッ!」
蹴りを回避すると同時に前に手を着いて逆立ちの要領で足を上にあげるとハヤテの股と脇下に足を通し倒れさせる
ハヤテの背が床に着いたと同時に跳び上がりドロップキックをハヤテの腹に打ち込む
「オエッ…!」
きまったと笑うシイナの足をハヤテは片手で掴む
「捕まえたで」
腕を引き相手も倒させると即座に立ち上がりシイナの腹部に足を落とす
それを何度か転がって回避し立ち上がる
ハヤテは左足を大きく上げてシイナの頭部を振り抜こうとした瞬間、自身の左脚を左手で掴みタイミングをずらす
「…ッ!」
驚きで僅かに防御する位置がずれ、頭上からハヤテの蹴り落としを食らってしまう
しかし、その勢いを利用して逆立ちすると同時に両脚でハヤテの首を挟む
重心を後方に倒して相手を投げ飛ばす
ハヤテはなんともなく着地し床を蹴って急接近し、左脚を高速でシイナの腹に振り抜いた
「うっ…!」
飛ばされたシイナが息を荒らげ自分の足元を見ると白線寸前である
ハヤテがまたも高速で接近し、足を振り抜いた
その瞬間、シイナは浮いた足と床の間に滑り込んでハヤテの背後をとり片手を床について上がった脚の膝を曲げた
「私の勝ちよ」
ボンッ!
勢いよく伸ばした膝で足裏がハヤテの背に当たると片足が浮いているハヤテはバランスを失い白線を超えた位置に浮いた足をつけてしまった
「えっ……は!?」
自分の足元を見て驚きあまりの呆気なさにムカついた
「ちょ!シイナ!そりゃないやろ!!」
「残念だけど場外は場外よ」
ヒイマの手は振り下ろされハヤテの場外負けが決定されてしまう
「キッタカちゃんの勝ち!!」
観戦者は無様な姿に大笑いした
「おいおいハヤテwマジかよww」
「こ、こんなこともあるんですね、、w」
ランマルもコスズも珍しくツボにハマったようだ
「うるっさいわボケェ!!」
不貞腐れて自チームの元へ戻っていく
シイナもその滑稽な姿にクスッと笑って戻る
「ざ、残念だったねハヤテ」
レナが肩を掴んで慰める
「やめいやめい!恥ずかしくてしゃあないわ!」
すると、トワカが遮るように静かに口を開いた
「みなさん そんな悠長なことは言ってられないわ コチラはもう負けられないのだから」
3本先取で相手が既に2本を取ってしまった
つまり、残り二試合はどちらも負けてはならないのである
「そうね もう負けられない アッチはコウマくんとアサミちゃん アサミちゃんはよくわかんないけど強さ的にはコウマくんが最後に出てくると思う」
「なら私がいくよ」
セツナが進んで前に出た
「え、でもアサミちゃんが相手だと不明なことがことが多いよ?」
「だからだよ 私の目と対応力なら勝てると思う」
相手の動きを視ることで暗記し対応するセツナの戦闘方法は未知の相手には有効とみている
「それにレナはトリでしょ 前座は私が敷いといてあげる」
「わかった!頼んだよ!」
「うん!」
セツナが場内に足を踏み入れると同時に相手も白線を越えた
「アカカミさん…」
「それだとお兄様と間違えてしまうわ アサミと呼んで」
表情何一つ変えず、淡々とものをいう姿に冷たさを感じる
「アサミさん…よろしく」
「こちらこそ」
闘いの開始を合図する手が振り降ろされた
その瞬間、アサミは床を強く蹴った
「……!」
と、跳んだ…!!
「フッ……!」
体ごと繰り出される拳を腕を交差させて受ける
ボンッという音が響く
「来ないの?ならば続けるわ」
反対の拳がまた腕を強く撃つ 左右の拳が交互に腕にぶつかりその度に音がする
繰り返される連撃にセツナは防戦一方である
この人…!この感じで拳で押し倒すゴリゴリの近距離攻撃者…!?
「中、脆いわ」
「……ッ!」
セツナの腕と胸の間に拳が下から迫る
「ウエッ…!」
打ち上げられた拳がセツナの顎を振り上げ、殴り浮かせた
「真っ正面での殴り合い 醜くともこれが戦いの原点 これ以上熱くなるものは多くなくてよ」
「ヒロヌマのやつ タキタツを追い詰めるくらいに強くなってたんだな」
「すごい試合だった…」
驚愕と唖然が武道場を色染めている
気を失っているゴウをレナたちへ届けるとリュウマは本人の状態を説明する
「頭に結構キてると思う 申し訳ないけど治療頼んだわ」
「うん、ありがとう ゴウに代わって言っとくね いい試合だった」
「称賛はゴウにしてやれや 俺は勝ったつもりはないねん」
そう言い残して自身のチームの方へ戻って行った
「ゴウくんはようやったで」
同じ関西弁のハヤテがレナがゴウに包帯を巻いているのを見ながら言った
「試合観とったらあったまってきた 次は俺が行く」
震脚しながら言うとレナが頷く
「頼んだよ ハヤテ」
ハヤテは軽く「任せとき」と言って前に歩いていく
一方、相手もリュウマとすれ違いで入場する
「げ、ハヤテ…」
「シイナかい 新鮮みないなー」
「一番引きたくないカードを引いた気分だわ」
「なんちゅー 失礼な」
美しい少女と活発な少年が向かい合う
「リュウマとやれへんかったことは残念やが、相手がどんな奴でも俺は手は抜かへんで」
「上等よ 格の違いを魅せてあげるわ」
互いに右足を引く構えをとった
それを見てとったヒイマが腕を振り下ろす
「はじめ!!」
瞬間、2人の右足が交差しぶつかり合う
「見事なバツ印やな!」
「しょうもない!!」
シイナは体を仰け反って左足を打ち上げるがハヤテは後ろに引いて軽いステップをその場で踏む
「竜巻の踊」
腕を回転軸にして逆立ちで回転しながら接近する 回転によって勢いのついた両足にハヤテは合わせる
「居合蹴」
シイナの足とハヤテの足がまたしても衝突、しかし、突然勢いを止められたシイナの回転が停止する
「もらったで!!」
足を振り上げてシイナの腹を狙ったがシイナも甘くはない
「なにを?」
肘関節をバネにして宙を舞い、ハヤテの背後をとると着地も両手から行い足を突き上げ、ハヤテの背を蹴った
「馬蹴りかい!」
振り向きざまに足を振るうが、浮いた足と床との間を滑り抜け、ジャンプし狙いを後頭部に定める
「蝶の舞」
宙に浮いたシイナの二蹴りがハヤテの後頭部を打った
「痛ったいのぉ!」
シイナが着地する寸前、振り返ったハヤテの右脚がシイナの腹に振り打たれる
「うっ…!」
床に滑って後退する
場外では観戦しているランマルとコスズがその試合に熱中していた
「し、シイナさん、すごい、、」
相変わらず堅苦しい喋り方である
「まあシイナは強いからね~」
「この2人、どっちも、蹴りとか、、足技とかがメインの戦い方ですよね、、」
「そうだね けどオレはどっちとも一緒に戦ったことあるからわかる 2人とも…」
それに続く言葉が同じことを話していたレナにトワカから話される
「2人とも同じスタイルではないようだわ」
トワカの説明にレナが疑問符をつける
「というと?」
「2人を良く見ると全く違う動きをしている」
レナは闘いの中でシイナが軽やかな動きをしているのに対して、ハヤテが素早く力強い動きをしているのに気づく
「2人はどちらとも足での攻撃をお得意にしてるようだけど、キッタカさんは一つ一つの攻撃を次に繋げられるように動いている 一方、カケハシさんは力任せに近い一撃重視の動きをしている」
二者は同様にして別ということである
シイナの足連撃は着実にハヤテを削っている
打撲痕が顔や腕にいくつもあるがどれも致命的ではなさそうである
一方ハヤテの攻撃は軽やかに流動的に動くシイナにあまり当たっていないのだが、、
シイナが空中から着地する瞬間、足を少し捻った
まず…っ!
目を鋭くしたハヤテが動きの鈍った相手の腹に右脚を振り抜いた
さげられたシイナが床に手をついて体勢を整える
ハヤテは攻撃を止めることをせず、もう一撃をシイナの首に撃つが、低姿勢をとられかわされる 右足を伸ばしてミドルキックをハヤテの腹に打ち込みさらに距離をとる
「たまらず退避かいな」
「アンタのおっもい足を何度も食らえるほど頑丈じゃないの」
「せやけど、流れは切らせてもらったで」
「それはどうかしら」
急接近したシイナにハヤテが合わせて足を振ったがシイナは開脚し腹が床に着かんとこまで落とす
「……ッ!」
蹴りを回避すると同時に前に手を着いて逆立ちの要領で足を上にあげるとハヤテの股と脇下に足を通し倒れさせる
ハヤテの背が床に着いたと同時に跳び上がりドロップキックをハヤテの腹に打ち込む
「オエッ…!」
きまったと笑うシイナの足をハヤテは片手で掴む
「捕まえたで」
腕を引き相手も倒させると即座に立ち上がりシイナの腹部に足を落とす
それを何度か転がって回避し立ち上がる
ハヤテは左足を大きく上げてシイナの頭部を振り抜こうとした瞬間、自身の左脚を左手で掴みタイミングをずらす
「…ッ!」
驚きで僅かに防御する位置がずれ、頭上からハヤテの蹴り落としを食らってしまう
しかし、その勢いを利用して逆立ちすると同時に両脚でハヤテの首を挟む
重心を後方に倒して相手を投げ飛ばす
ハヤテはなんともなく着地し床を蹴って急接近し、左脚を高速でシイナの腹に振り抜いた
「うっ…!」
飛ばされたシイナが息を荒らげ自分の足元を見ると白線寸前である
ハヤテがまたも高速で接近し、足を振り抜いた
その瞬間、シイナは浮いた足と床の間に滑り込んでハヤテの背後をとり片手を床について上がった脚の膝を曲げた
「私の勝ちよ」
ボンッ!
勢いよく伸ばした膝で足裏がハヤテの背に当たると片足が浮いているハヤテはバランスを失い白線を超えた位置に浮いた足をつけてしまった
「えっ……は!?」
自分の足元を見て驚きあまりの呆気なさにムカついた
「ちょ!シイナ!そりゃないやろ!!」
「残念だけど場外は場外よ」
ヒイマの手は振り下ろされハヤテの場外負けが決定されてしまう
「キッタカちゃんの勝ち!!」
観戦者は無様な姿に大笑いした
「おいおいハヤテwマジかよww」
「こ、こんなこともあるんですね、、w」
ランマルもコスズも珍しくツボにハマったようだ
「うるっさいわボケェ!!」
不貞腐れて自チームの元へ戻っていく
シイナもその滑稽な姿にクスッと笑って戻る
「ざ、残念だったねハヤテ」
レナが肩を掴んで慰める
「やめいやめい!恥ずかしくてしゃあないわ!」
すると、トワカが遮るように静かに口を開いた
「みなさん そんな悠長なことは言ってられないわ コチラはもう負けられないのだから」
3本先取で相手が既に2本を取ってしまった
つまり、残り二試合はどちらも負けてはならないのである
「そうね もう負けられない アッチはコウマくんとアサミちゃん アサミちゃんはよくわかんないけど強さ的にはコウマくんが最後に出てくると思う」
「なら私がいくよ」
セツナが進んで前に出た
「え、でもアサミちゃんが相手だと不明なことがことが多いよ?」
「だからだよ 私の目と対応力なら勝てると思う」
相手の動きを視ることで暗記し対応するセツナの戦闘方法は未知の相手には有効とみている
「それにレナはトリでしょ 前座は私が敷いといてあげる」
「わかった!頼んだよ!」
「うん!」
セツナが場内に足を踏み入れると同時に相手も白線を越えた
「アカカミさん…」
「それだとお兄様と間違えてしまうわ アサミと呼んで」
表情何一つ変えず、淡々とものをいう姿に冷たさを感じる
「アサミさん…よろしく」
「こちらこそ」
闘いの開始を合図する手が振り降ろされた
その瞬間、アサミは床を強く蹴った
「……!」
と、跳んだ…!!
「フッ……!」
体ごと繰り出される拳を腕を交差させて受ける
ボンッという音が響く
「来ないの?ならば続けるわ」
反対の拳がまた腕を強く撃つ 左右の拳が交互に腕にぶつかりその度に音がする
繰り返される連撃にセツナは防戦一方である
この人…!この感じで拳で押し倒すゴリゴリの近距離攻撃者…!?
「中、脆いわ」
「……ッ!」
セツナの腕と胸の間に拳が下から迫る
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