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始動 (天使視点)
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……依代は重大な損傷を負っている模様……直ちに修復に入ります
胸部に開いた大きな穴。
それによって心臓は大きく損傷し、生命活動が停止してしまった。
この体は修復が少しでも遅れれば使い物にならなくなるわね。
神より遣わされたのに、役立たずになるなんて御免ね。
……重大な損傷は軽微に修正
いい調子で修復が進んでいるわね。
開いていた穴はすっかりと閉じ、心臓はすっかり元の姿に戻ってきている。
……心肺の再開を確認……再起動に入ります
(なんとかなりそうね。あとは……)
……記憶領域に接続……記憶の取り出しを行います……
(この体の持ち主に成りすまさないといけないのは、ちょっと億劫よね。まぁ、相手から簡単に信頼を得るためには仕方がないか)
……エラー……取り出しが出来ませんでした。
(えっ? どういうこと? この体の脳はまだ死んでいないはず。取り出せないなんてあり得る?)
……記憶領域に記録がありません……
(ますます分からないわ。記憶がないですって? 困ったわね……まぁいいわ。起動だけしちゃいましょう)
……記憶の取り出しをせずに起動します。
全身の五感からものすごい情報量が一気に入り込んでくる。
(これが……肉体を持つってことなのね)
辺りの状況を確認し、側にいるべき人物を探すために辺りを見渡す。
「……いないわね」
本来はその人物の側で覚醒を果たすはずであった。
しかし、記憶の取り出しに失敗するという異常事態のせいで若干の時間のロスが生じてしまったようだ。
その間にその人物はどこかに行ってしまったということだろう。
すぐに立ち上がり、体の埃を払っていく。
そして、妙なものに目を奪われてしまった。
「げっ! なんで、いるのよ」
この時点ではとても会いたくなかった。
だが、好機なのかも知れない。
「とどめを刺しておきましょうか」
辺りに二つの消し炭の跡の他に一体の魔獣の姿があった。
魔獣は剣で突き刺されたようで瀕死の状態だった。
「こいつの飼い主はどこでしょう?」
どこにも気配は感じない。
そんなことがあるのだろうか?
それに飼い主がいれば、この傷もたちどころに回復するはず。
それが治らないところを見ると……。
「飼い主に置いて行かれたのかしら?」
思考を巡らせる。この状況はどういったものか。
本来であれば、この体の記憶の断片から判断できるはずだったんだけど。
一つの結論を出すのに、いくらも時間はかからなかった。
もしかすると、この体の持ち主がこの魔獣の飼い主なのかも知れない……
(でも、それはありえないだろう)
飼い主がこの体の持ち主だとしたら、私がこの体に入ることは出来ないはずだ。
(しかし、この体は謎が多い。記憶が無いのも気になる。私の知らない事があるのかもしれない。だとしたら、この魔獣は……)
「喜びなさい。今回は特別に生かしておいてあげる」
方向が決まれば、行動も早い。
すぐに魔獣に対して魔法を使う。
隷属の魔法を。
隷属は弱っている魔獣に行使すると、以降、逆らうこと無く従順になってくれる。
もっとも、この魔獣は特別だから回復してしまえば隷属の魔法など簡単に打ち破ってしまう。
その間に、この魔獣の正体を確認しなければならない。
あの人の敵になるようなら、すぐに滅ぼさなければならない。
「さてと……探しましょうか」
あの人とは強い繋がりを持っている。
探知魔法を使うまでもなく、意識を集中するだけで見つけることが出来る。
そして、瞬時に移動も出来る。
(触りたくもないけど、仕方がないわよね)
瀕死の魔獣を両腕に抱え、意識を集中する。
ふわっと体が浮き、暗闇に飲み込まれる。
瞬時に風景は一変する。
(あら? 随分と離れた場所に来てしまったわね。まだまだ、この体に慣れていないということでしょうか? それとも……)
魔獣を睨みつける。
「やっぱり置いてくるべきだったでしょうか?」
風景には村の広場らしい場所が見えていた。
その中でたくさんの人間が倒れ、生命活動を停止しているようだった。
「見つけたわ」
広場にいるたくさんの人間が動きを止めている中、動いている集団を見つけることが出来た。
そして、その真ん中に探している人物を見つけることが出来た。
「あら? 結構不味い状況かも知れないわね」
すぐに探知魔法を使う。
これで相手の強さがある程度分かるはずだ。
「あらら。ご主人様は随分とお弱い。それに比べて……」
相手のレベルを見ると……だいたい10程度。
その中でも一人だけが15だった。
なかなかの猛者だ。
この世界では強いと言われる範囲に入っているだろう。
ご主人様の特殊能力を考慮に入れて、戦力差を考えても10倍以上の開きはある。
「勝ち目は……なしかな」
そうは言っても、手出しが出来ないのが神から与えられた制約。
「私が直接攻撃が出来ないというだけの話ですけどね」
簡単な防御魔法を使った。
「これで十分でしょう」
ご主人様の相手は剣による斬撃攻撃のみ。
だとすると、簡単な防御魔法で防御力を高めてあげれば戦えるはず……だった。
「あれ? 腕を切り落とされちゃったわ。まさか、ご主人様の防御力がそんなに弱かったとは思わなかったわ」
ふうとため息を付いた。
これで神から与えられた制約を破る口実が出来たことに笑みがこぼれた。
魔獣をゴミを捨てるかのように投げ飛ばした。
右手を突き出し、魔力を集めた。
範囲燃焼魔法。
これを使えば、ご主人様の周りにいる相手は一瞬で燃え尽きてしまう。
だけど、ご主人様まで燃えてしまっては困る。
左手を突き出し、新たな魔法を使った。
(魔法防御結界)
「さてと……消えてしまいなさい。神の敵よ」
今までと変わり、声が低く、憎しみの篭った声を放つと標的は一瞬で消し炭となってしまった。
満足気にうなずき、軽い足取りでご主人様の待つ所に。
そして、重大なことに気付いてしまった。
(名前……知らないんですけど)
神からは相手に自分が天使であることを気取られてはいけないと言われている。
だからこそ、ご主人様の知っている人物の肉体を依代にしているのだ。
記憶を取り出せば、絶対に相手に疑われない……はずだった。
(どうしよう……ご主人様と呼んでも良いのかしら? でも、この世界ではあまり一般的ではないはず。だとすれば……)
意を決し、ご主人様に近づく。
ここは大事な一言目。
「ご主人様。お名前を教えてもらえませんか?」
(しまった……こんな聞き方は最悪だ。ご主人様の、あの目。絶対に不審がられているよ。終わった。天使としてのお役目も果たせそうもありません。神よ……お許し下さい)
胸部に開いた大きな穴。
それによって心臓は大きく損傷し、生命活動が停止してしまった。
この体は修復が少しでも遅れれば使い物にならなくなるわね。
神より遣わされたのに、役立たずになるなんて御免ね。
……重大な損傷は軽微に修正
いい調子で修復が進んでいるわね。
開いていた穴はすっかりと閉じ、心臓はすっかり元の姿に戻ってきている。
……心肺の再開を確認……再起動に入ります
(なんとかなりそうね。あとは……)
……記憶領域に接続……記憶の取り出しを行います……
(この体の持ち主に成りすまさないといけないのは、ちょっと億劫よね。まぁ、相手から簡単に信頼を得るためには仕方がないか)
……エラー……取り出しが出来ませんでした。
(えっ? どういうこと? この体の脳はまだ死んでいないはず。取り出せないなんてあり得る?)
……記憶領域に記録がありません……
(ますます分からないわ。記憶がないですって? 困ったわね……まぁいいわ。起動だけしちゃいましょう)
……記憶の取り出しをせずに起動します。
全身の五感からものすごい情報量が一気に入り込んでくる。
(これが……肉体を持つってことなのね)
辺りの状況を確認し、側にいるべき人物を探すために辺りを見渡す。
「……いないわね」
本来はその人物の側で覚醒を果たすはずであった。
しかし、記憶の取り出しに失敗するという異常事態のせいで若干の時間のロスが生じてしまったようだ。
その間にその人物はどこかに行ってしまったということだろう。
すぐに立ち上がり、体の埃を払っていく。
そして、妙なものに目を奪われてしまった。
「げっ! なんで、いるのよ」
この時点ではとても会いたくなかった。
だが、好機なのかも知れない。
「とどめを刺しておきましょうか」
辺りに二つの消し炭の跡の他に一体の魔獣の姿があった。
魔獣は剣で突き刺されたようで瀕死の状態だった。
「こいつの飼い主はどこでしょう?」
どこにも気配は感じない。
そんなことがあるのだろうか?
それに飼い主がいれば、この傷もたちどころに回復するはず。
それが治らないところを見ると……。
「飼い主に置いて行かれたのかしら?」
思考を巡らせる。この状況はどういったものか。
本来であれば、この体の記憶の断片から判断できるはずだったんだけど。
一つの結論を出すのに、いくらも時間はかからなかった。
もしかすると、この体の持ち主がこの魔獣の飼い主なのかも知れない……
(でも、それはありえないだろう)
飼い主がこの体の持ち主だとしたら、私がこの体に入ることは出来ないはずだ。
(しかし、この体は謎が多い。記憶が無いのも気になる。私の知らない事があるのかもしれない。だとしたら、この魔獣は……)
「喜びなさい。今回は特別に生かしておいてあげる」
方向が決まれば、行動も早い。
すぐに魔獣に対して魔法を使う。
隷属の魔法を。
隷属は弱っている魔獣に行使すると、以降、逆らうこと無く従順になってくれる。
もっとも、この魔獣は特別だから回復してしまえば隷属の魔法など簡単に打ち破ってしまう。
その間に、この魔獣の正体を確認しなければならない。
あの人の敵になるようなら、すぐに滅ぼさなければならない。
「さてと……探しましょうか」
あの人とは強い繋がりを持っている。
探知魔法を使うまでもなく、意識を集中するだけで見つけることが出来る。
そして、瞬時に移動も出来る。
(触りたくもないけど、仕方がないわよね)
瀕死の魔獣を両腕に抱え、意識を集中する。
ふわっと体が浮き、暗闇に飲み込まれる。
瞬時に風景は一変する。
(あら? 随分と離れた場所に来てしまったわね。まだまだ、この体に慣れていないということでしょうか? それとも……)
魔獣を睨みつける。
「やっぱり置いてくるべきだったでしょうか?」
風景には村の広場らしい場所が見えていた。
その中でたくさんの人間が倒れ、生命活動を停止しているようだった。
「見つけたわ」
広場にいるたくさんの人間が動きを止めている中、動いている集団を見つけることが出来た。
そして、その真ん中に探している人物を見つけることが出来た。
「あら? 結構不味い状況かも知れないわね」
すぐに探知魔法を使う。
これで相手の強さがある程度分かるはずだ。
「あらら。ご主人様は随分とお弱い。それに比べて……」
相手のレベルを見ると……だいたい10程度。
その中でも一人だけが15だった。
なかなかの猛者だ。
この世界では強いと言われる範囲に入っているだろう。
ご主人様の特殊能力を考慮に入れて、戦力差を考えても10倍以上の開きはある。
「勝ち目は……なしかな」
そうは言っても、手出しが出来ないのが神から与えられた制約。
「私が直接攻撃が出来ないというだけの話ですけどね」
簡単な防御魔法を使った。
「これで十分でしょう」
ご主人様の相手は剣による斬撃攻撃のみ。
だとすると、簡単な防御魔法で防御力を高めてあげれば戦えるはず……だった。
「あれ? 腕を切り落とされちゃったわ。まさか、ご主人様の防御力がそんなに弱かったとは思わなかったわ」
ふうとため息を付いた。
これで神から与えられた制約を破る口実が出来たことに笑みがこぼれた。
魔獣をゴミを捨てるかのように投げ飛ばした。
右手を突き出し、魔力を集めた。
範囲燃焼魔法。
これを使えば、ご主人様の周りにいる相手は一瞬で燃え尽きてしまう。
だけど、ご主人様まで燃えてしまっては困る。
左手を突き出し、新たな魔法を使った。
(魔法防御結界)
「さてと……消えてしまいなさい。神の敵よ」
今までと変わり、声が低く、憎しみの篭った声を放つと標的は一瞬で消し炭となってしまった。
満足気にうなずき、軽い足取りでご主人様の待つ所に。
そして、重大なことに気付いてしまった。
(名前……知らないんですけど)
神からは相手に自分が天使であることを気取られてはいけないと言われている。
だからこそ、ご主人様の知っている人物の肉体を依代にしているのだ。
記憶を取り出せば、絶対に相手に疑われない……はずだった。
(どうしよう……ご主人様と呼んでも良いのかしら? でも、この世界ではあまり一般的ではないはず。だとすれば……)
意を決し、ご主人様に近づく。
ここは大事な一言目。
「ご主人様。お名前を教えてもらえませんか?」
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