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第251話 初航海
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僕達が船着き場に到着すると、作業員達が船に荷物を運び込んでいた。どうやら、初航海で漁を試してみるようだ。そのための空き箱を大量に積み込んでいるのだ。網も完成しているようで積み込まれていく様子を僕はじっと見てしまった。僕の心の中では漁が始められること、船が完成したことに喜びが溢れていた。
僕は船を横目に、船大工のテド達が集まっている倉庫前に向かった。テドは自分の仕事は終わっているとばかりにゆっくりと職人たちと話している姿が見えた。僕は、まずクレイを探すことにした。この新村の責任者はクレイだ。すると、僕が探すまでもなく向こうからやってきた。
「ロッシュ様。思ったよりも遅い到着だったんで、準備を急がせてもらった。そのせいで出迎えもせずに申し訳ありません。こちらの準備を粗方終わったので、荷積みが終わり次第出航という形になると思う。それにしても、テドさんの作った船は大したものだ。私も乗ってみたが、これほどの大きさの物が浮くというのが今でも信じられない」
「いや、気にしなくていい。今回は面白いものを持ってきたのだ。初航海が終われば皆に見せるつもりだ。僕も船の大きさには驚いたぞ。漁船ということだからもっと小さなものを想像していた。いや、今から楽しみだな」
僕があまりに興奮しているからか、クレイが少し苦笑いをしていた。さて、テドは……と思ったら、クレイの後ろですでに待機していた。僕はテドの側に近づき、固い握手をした。
「テド。僕は船を見て興奮が収まらないぞ。これほどの船を仕立ててくれるとは想像だにしていなかった。これほどの船ならば漁獲もかなり期待できるものだろう。しかし、船着き場に多数の小さな船が浮かんでいるが? あれもテドが作ったものか?」
「有り難いお言葉です。オレも久々にいい仕事をさせてもらいましたよ。でも何年も大きな仕事をしてこなかったから腕が訛ってましてね。随分と時間がかかってしまって、待たせて申し訳ありませんでした!!」
僕は、むしろ仕事が早くて驚いているくらいだ。テドの仕事がどれだけ早かったのか、これから見れると思うと楽しみなところだな。どうやら、船着き場の小さな船は船員の訓練用に作られたものらしい。一応、漁の練習をやってきたそうなのだが、僕が不在のため、魚の仕分けが出来ないと言うので獲れた魚は全て逃していたそうだ。
それは惜しいな。しかし、テドの話では網を仕掛ければ、いくらでも獲れるというくらい魚は豊富にいるということだ。僕が知りたかった情報がテドからもたらされて、ますます期待が膨らむな。すぐにでも出航したいところだが。すると、船長として船を預かるテドの妻チカカがやってきた。
僕の想像する船長像とは少し違った。服装は普段着のようなもので、とてもこれから船に乗るような雰囲気ではない。しかし、以前であったときにはあまり感じなかったが、これから船に乗るということもあり、気合に満ち溢れた様子で目力が増したような感じがして、少し近寄りがたい雰囲気だ。
「ロッシュ公。ご無沙汰しております。テドの妻チカカです。この度は大役を任せてくれて本当に感謝しております。もう船には乗れないと思っていたので、信じられません。今回のために多くの時間を訓練に割いたので安心してご乗船していただいて大丈夫です。漁の場所もある程度決めてあるので、期待できる成果が揚げられると思っています。今日は精一杯頑張らせてもらいますね」
僕は頷くぐらいしか出来なかった。それほどまでにチカカの眼力は僕を圧するものだった。僕に一礼すると、チカカは船の方に向かっていった。遠くから、チカカのことをアネサン!! と呼ぶ声が聞こえてきた。船の乗組員というのは家族みたいになってしまうのだろうか? なんにしても、チカカをアネサンと呼んでしまう気持ちがなんとなく分かってしまう。
僕が船の方に視線を向けていると、シェラとミヤが、船に行ってもいい? と聞いてきたので、邪魔にならないようにな、というと少し怒りながら船に向かっていった。小さく、子供じゃないんだから!! と言っていたのが聞こえてきた。
残ったのはマグ姉とシラー。マグ姉は方々で船の中での常備薬について聞き出していた。なるほど。たしかに船の上では陸上とは違った薬が必要となることがあるだろうし、それ用に調合を見直さなくてはならないこともあるのだろう。薬に関しては、マグ姉の調合する薬に依存しているところがあるからな。勉強熱心であることは本当に助かっている。久しぶりに薬草探しに一緒に行ってみたいものだな。特に、元オーレック領や忍びの里なんて面白いものが見つかりそうだな。
そう思いハトリを呼び出した。どこに隠れていたか分からなかったが、すぐに現れた。僕が薬草について聞くと、ハトリは詳しくないといいながら、長々と話し始めた。その中で面白かったのが携帯食の話だ。薬草と食料を混ぜたものだが、腐りにくく持ち運びに便利なんだと言う。今度、是非食べてみたいものだな。それにハトリから聞いたことはマグ姉にも伝えておこう。きっと興味を持ってくれるに違いない。
そんなことで時間を潰していると、ついに出航のための準備が終わったようだ。船着き場の前にチカカを先頭に乗組員が並ぶ。クレイが僕に準備が出来たことを告げてきて、僕は船着き場の方に向かった。僕の後ろには、マグ姉、シラーの他、新村の重役達を引き連れたクレイ、ラエルの街の重役を引き連れたゴーダ、船大工達を引き連れたテドが後に従ってやってきた。
今回船に乗船する乗組員は100名ほど。テドの話では、この船を動かすために必要な人数は30名程度らしい。多いのは、漁師も乗り込んでいるからだ。なるほど、確かに着ている服が違うものがいるな。白い服を着ているのが船の船員で、それ以外が漁師のようだ。船員が若干多いのも、この後にできる新船の乗組員の教育のためらしい。新村で募った乗組員は、200名ほど。漁師は1000人ほどがいるらしい。単純に考えれば、目の前にある船の規模であれば六隻ほど運用できる計算か。
もう少し欲しいところだが、人材を育てずに拡張するのは危険だろう。もう少し様子を見てから、テドやチカカと相談して船や人手を増やすことにするか。ちなみに、目の前にある船は全長30メートルほど幅が8メートルほどの船だ。二本マストのある立派な帆船だ。まだ、帆は畳まれているが、これが開いた時の姿は絶景なのだろうな。
僕は船員の前に立ち、背後にいる者たちに目を配りながら、ひと呼吸した。
「皆のもの。この日を迎えられたことは本当に嬉しいことだ。船が完成し、漁が出来るようになれば公国は一層飛躍することが出来るだろう。その礎を作った船大工のテド、船工房の職人たち、船長のチカカ、乗組員達に感謝をいいたい。それから……」
僕は長々と感謝の言葉を並べ、挨拶を終えた。そうすると、皆から盛大な拍手が起こり、皆が一様に笑顔になった。若干熱狂的なものをいるが、この船出を祝福していないものはいないだろう。僕は皆に頷いてから、船に向かって歩き始めた。
僕達が向かっていくと、クレイがいってらっしゃい、と言わんばかりに手を振って僕達を見送っていた。僕は船に向かう足を引き返し、クレイの手を引っ張って、船に連れて行った。
「ロッシュ様。私は行かない!!」
クレイはやたらと抵抗してきたので、理由を聞くと船酔いがひどいかららしい。船着き場に停泊している船に乗っただけで気持ち悪くなったらしい。しかし、これから船での移動も増えてくるだろう。乗れなければ困ることも多いだろう。僕は、シラーに目配せをして強引にクレイを運び込むことにした。
船着き場にはクレイの叫び声だけが虚しく響き渡った。船に乗った僕達は、先に乗っていたミヤとシェラが僕のところに戻ってきた。やや興奮しながら、酒をせびってきた。どうやら、ここには船の似合わない立派な食堂が備え付けられていて、そこからは海が見えるらしい。ミヤ達はその海を見ながら酒を飲みたいというのだ。
まぁ、気持ちは分からないでもないな。僕は二人に酒樽を手渡して、二人は担ぎながら船室の方へと消えていった。二人にとっては海が最高の酒のツマミにでもなるのだろうな。ちょっと、うらやましい。僕は気を取り直して、チカカの元に向かった。船に乗ったときからは、チカカがこの船を仕切る立場だ。僕の一存を叶えるためにはチカカの賛成が必要となる。
「ロッシュ様。すでに準備は出来ています。出航の号令をしてくだされば、いつでも出港が可能です」
それだけを言うと、チカカは僕の顔をまっすぐと見てくる。気分が高揚して震える口から、僕は出航の号令を出した。それをチカカが復唱し、船員たちがそれに従って復唱していく。すると、帆がばっと広がり、船がスルスルと動き始めた。船は海を切るように音を鳴らしながら、大海原に向かって走り始めた。
クレイはすでに事切れたかのように倒れていた……
僕は船を横目に、船大工のテド達が集まっている倉庫前に向かった。テドは自分の仕事は終わっているとばかりにゆっくりと職人たちと話している姿が見えた。僕は、まずクレイを探すことにした。この新村の責任者はクレイだ。すると、僕が探すまでもなく向こうからやってきた。
「ロッシュ様。思ったよりも遅い到着だったんで、準備を急がせてもらった。そのせいで出迎えもせずに申し訳ありません。こちらの準備を粗方終わったので、荷積みが終わり次第出航という形になると思う。それにしても、テドさんの作った船は大したものだ。私も乗ってみたが、これほどの大きさの物が浮くというのが今でも信じられない」
「いや、気にしなくていい。今回は面白いものを持ってきたのだ。初航海が終われば皆に見せるつもりだ。僕も船の大きさには驚いたぞ。漁船ということだからもっと小さなものを想像していた。いや、今から楽しみだな」
僕があまりに興奮しているからか、クレイが少し苦笑いをしていた。さて、テドは……と思ったら、クレイの後ろですでに待機していた。僕はテドの側に近づき、固い握手をした。
「テド。僕は船を見て興奮が収まらないぞ。これほどの船を仕立ててくれるとは想像だにしていなかった。これほどの船ならば漁獲もかなり期待できるものだろう。しかし、船着き場に多数の小さな船が浮かんでいるが? あれもテドが作ったものか?」
「有り難いお言葉です。オレも久々にいい仕事をさせてもらいましたよ。でも何年も大きな仕事をしてこなかったから腕が訛ってましてね。随分と時間がかかってしまって、待たせて申し訳ありませんでした!!」
僕は、むしろ仕事が早くて驚いているくらいだ。テドの仕事がどれだけ早かったのか、これから見れると思うと楽しみなところだな。どうやら、船着き場の小さな船は船員の訓練用に作られたものらしい。一応、漁の練習をやってきたそうなのだが、僕が不在のため、魚の仕分けが出来ないと言うので獲れた魚は全て逃していたそうだ。
それは惜しいな。しかし、テドの話では網を仕掛ければ、いくらでも獲れるというくらい魚は豊富にいるということだ。僕が知りたかった情報がテドからもたらされて、ますます期待が膨らむな。すぐにでも出航したいところだが。すると、船長として船を預かるテドの妻チカカがやってきた。
僕の想像する船長像とは少し違った。服装は普段着のようなもので、とてもこれから船に乗るような雰囲気ではない。しかし、以前であったときにはあまり感じなかったが、これから船に乗るということもあり、気合に満ち溢れた様子で目力が増したような感じがして、少し近寄りがたい雰囲気だ。
「ロッシュ公。ご無沙汰しております。テドの妻チカカです。この度は大役を任せてくれて本当に感謝しております。もう船には乗れないと思っていたので、信じられません。今回のために多くの時間を訓練に割いたので安心してご乗船していただいて大丈夫です。漁の場所もある程度決めてあるので、期待できる成果が揚げられると思っています。今日は精一杯頑張らせてもらいますね」
僕は頷くぐらいしか出来なかった。それほどまでにチカカの眼力は僕を圧するものだった。僕に一礼すると、チカカは船の方に向かっていった。遠くから、チカカのことをアネサン!! と呼ぶ声が聞こえてきた。船の乗組員というのは家族みたいになってしまうのだろうか? なんにしても、チカカをアネサンと呼んでしまう気持ちがなんとなく分かってしまう。
僕が船の方に視線を向けていると、シェラとミヤが、船に行ってもいい? と聞いてきたので、邪魔にならないようにな、というと少し怒りながら船に向かっていった。小さく、子供じゃないんだから!! と言っていたのが聞こえてきた。
残ったのはマグ姉とシラー。マグ姉は方々で船の中での常備薬について聞き出していた。なるほど。たしかに船の上では陸上とは違った薬が必要となることがあるだろうし、それ用に調合を見直さなくてはならないこともあるのだろう。薬に関しては、マグ姉の調合する薬に依存しているところがあるからな。勉強熱心であることは本当に助かっている。久しぶりに薬草探しに一緒に行ってみたいものだな。特に、元オーレック領や忍びの里なんて面白いものが見つかりそうだな。
そう思いハトリを呼び出した。どこに隠れていたか分からなかったが、すぐに現れた。僕が薬草について聞くと、ハトリは詳しくないといいながら、長々と話し始めた。その中で面白かったのが携帯食の話だ。薬草と食料を混ぜたものだが、腐りにくく持ち運びに便利なんだと言う。今度、是非食べてみたいものだな。それにハトリから聞いたことはマグ姉にも伝えておこう。きっと興味を持ってくれるに違いない。
そんなことで時間を潰していると、ついに出航のための準備が終わったようだ。船着き場の前にチカカを先頭に乗組員が並ぶ。クレイが僕に準備が出来たことを告げてきて、僕は船着き場の方に向かった。僕の後ろには、マグ姉、シラーの他、新村の重役達を引き連れたクレイ、ラエルの街の重役を引き連れたゴーダ、船大工達を引き連れたテドが後に従ってやってきた。
今回船に乗船する乗組員は100名ほど。テドの話では、この船を動かすために必要な人数は30名程度らしい。多いのは、漁師も乗り込んでいるからだ。なるほど、確かに着ている服が違うものがいるな。白い服を着ているのが船の船員で、それ以外が漁師のようだ。船員が若干多いのも、この後にできる新船の乗組員の教育のためらしい。新村で募った乗組員は、200名ほど。漁師は1000人ほどがいるらしい。単純に考えれば、目の前にある船の規模であれば六隻ほど運用できる計算か。
もう少し欲しいところだが、人材を育てずに拡張するのは危険だろう。もう少し様子を見てから、テドやチカカと相談して船や人手を増やすことにするか。ちなみに、目の前にある船は全長30メートルほど幅が8メートルほどの船だ。二本マストのある立派な帆船だ。まだ、帆は畳まれているが、これが開いた時の姿は絶景なのだろうな。
僕は船員の前に立ち、背後にいる者たちに目を配りながら、ひと呼吸した。
「皆のもの。この日を迎えられたことは本当に嬉しいことだ。船が完成し、漁が出来るようになれば公国は一層飛躍することが出来るだろう。その礎を作った船大工のテド、船工房の職人たち、船長のチカカ、乗組員達に感謝をいいたい。それから……」
僕は長々と感謝の言葉を並べ、挨拶を終えた。そうすると、皆から盛大な拍手が起こり、皆が一様に笑顔になった。若干熱狂的なものをいるが、この船出を祝福していないものはいないだろう。僕は皆に頷いてから、船に向かって歩き始めた。
僕達が向かっていくと、クレイがいってらっしゃい、と言わんばかりに手を振って僕達を見送っていた。僕は船に向かう足を引き返し、クレイの手を引っ張って、船に連れて行った。
「ロッシュ様。私は行かない!!」
クレイはやたらと抵抗してきたので、理由を聞くと船酔いがひどいかららしい。船着き場に停泊している船に乗っただけで気持ち悪くなったらしい。しかし、これから船での移動も増えてくるだろう。乗れなければ困ることも多いだろう。僕は、シラーに目配せをして強引にクレイを運び込むことにした。
船着き場にはクレイの叫び声だけが虚しく響き渡った。船に乗った僕達は、先に乗っていたミヤとシェラが僕のところに戻ってきた。やや興奮しながら、酒をせびってきた。どうやら、ここには船の似合わない立派な食堂が備え付けられていて、そこからは海が見えるらしい。ミヤ達はその海を見ながら酒を飲みたいというのだ。
まぁ、気持ちは分からないでもないな。僕は二人に酒樽を手渡して、二人は担ぎながら船室の方へと消えていった。二人にとっては海が最高の酒のツマミにでもなるのだろうな。ちょっと、うらやましい。僕は気を取り直して、チカカの元に向かった。船に乗ったときからは、チカカがこの船を仕切る立場だ。僕の一存を叶えるためにはチカカの賛成が必要となる。
「ロッシュ様。すでに準備は出来ています。出航の号令をしてくだされば、いつでも出港が可能です」
それだけを言うと、チカカは僕の顔をまっすぐと見てくる。気分が高揚して震える口から、僕は出航の号令を出した。それをチカカが復唱し、船員たちがそれに従って復唱していく。すると、帆がばっと広がり、船がスルスルと動き始めた。船は海を切るように音を鳴らしながら、大海原に向かって走り始めた。
クレイはすでに事切れたかのように倒れていた……
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