3 / 45
スラム編
初めての魔法 前編
しおりを挟む
スラムでの生活は毎日が本当に楽しい。最近は、師匠の修行の合間に農業を始めることにした。なぜ、そんなことを始めたかと言うと、食料が手に入りにくくなってきているからなんだ。前々からスラムで調達できる食料が減ってきているとは思っていたけど、いよいよ本格的になってきてしまったんだ。
ここの人達は飢えに強い。貧しいから、食べないことなんて日常茶飯事だ。それでも食べなければ生きていけない。それを助けてくれていたのが、王国からの配給なんだ。金がある人だったら買えばいいけど、そんな人はスラムではごく少数だ。殆どの人はこの配給が頼りの人だったんだ。
そんな人達への配給もどんどん減らされ始めてきている。このまま王国の配給に頼っていては、いずれスラムの人達から餓死する人が出てきてもおかしくない。そうなる前に、僕は孤児院を巻き込んで、畑を作ってみることにしたんだ。
「シスター。なんか変なことを頼んですみませんでした」
「何を言っているんですか。ロラン君のお願いを聞いて、私は胸がキュンと……いえ、心が熱くなってしまいましたよ。口ではいいことをおっしゃる方は大勢いますが、行動に移せる人というのは少ないものですから」
ああ、なんて理解のある人なんだ。こんな人が身近にいて僕は幸せだ。
「でも、僕もシスターや孤児院の子供たちに頼りっぱなしですから、褒められるようなことは何一つありませんよ」
「いいえ。これが褒められないことなんてありませんよ。もう少し誇ってもいいんですよ!! それにロラン君と一緒に居られる時間が増えて、私は幸せなんですから」
本当にいい人だ。初めて畑を作ることになるけど、マリアと孤児院の子供たちがいれば、きっと何とかなるだろう。いや、なんとかしてみせる!!
僕はマリアに畑を作っても良さそうな場所に案内してもらった。ちょうど教会の裏手、孤児院からも見えるよな位置だ。ここなら、子供でも気軽に来ることができそうだ。ただ、場所は最高でも、やらねばならない事が多そうだ。
「草が……凄いですね」
「ええ。私がこの教会に赴任してきた頃は畑だったみたいなんですけど。それからやる人がいなくて、この通り荒れ放題で。とりあえず、草むしりから始めてみましょう」
マリアが結構乗り気になってくれるから助かる。孤児院の子供たちも興味があるのか、全員集まってくれている。マリアが皆に声を掛けた。
「皆さん!! この畑で皆さんが毎日食べる物を作ります。そのために皆さんの協力が必要です。やってくれますか?」
マリアの問いかけに子供たちはノリノリだ。反応は色々だが、大賛成のようだ。食べ物を作るということよりも畑という遊び場所を得たことに喜びを感じているように見える。飽きないか、ちょっと心配だな。
「この畑はロラン君の提案です。ですから、ロラン君の言うことを聞いてくださいね」
「えっ!? シスターは何するんですか?」
「何って……ロラン君の側にずっといますよ。唯一の大人として、見守りが必要でしょ?」
そうなのか? まぁ、マリアが変なことを言うわけがない。僕達だけでもなんとか出来ると信じてくれているってことか。きっと、そうに違いない。どっかの人みたくサボる口実にするとか、絶対にないだろう。
僕は子どもたちの前に立った。
「この畑で腹一杯食べれるくらいの野菜を作りたいと思うんだ。だけど、見ての通り、草が生えている。まずはこれをどうにかしないといけないんだ。ただ、手で取るのは大変だから、何かいい方法はないだろうか?」
すると手を上げたのがララだった。ただ、僕にはララが何をしているのか分からなかったが、どうやら意見を言いたい者は挙手をしてから発言するみたいだ。これは常識にようだ。ちょっと恥ずかしかった。
「ロランお兄ちゃんは魔法が使えるんだよね? 風魔法でサクサク草を切ることってできないの?」
魔法で? そんなこと考えたこともなかったな。なるほど……それはいいかも知れない。でも問題がある。僕は魔法を使ったことがない。正確には魔力の出現という訓練は欠かさずやっているが、魔法の属性を上乗せすることをしたことがないのだ。師匠は魔法がちょっとしか使えないから、属性魔法は別の先生が見つかるまでは保留になっていのだ。
「シスター。大丈夫かな? 僕、魔法を使ったことがないんだけど」
「ロラン君が珍しく気弱に……ああ、しっかりと抱擁をしてあげますね」
マリアに挨拶のように抱きつかれてしまった。いつもより密着して息が……。
「ぷはっ。違う。そうじゃなくて、使ったことがないから、調整が出来ないと言うか、失敗するかも知れないんだ。それでもやってみていいですか?」
「ええ。もちろんよ。ロラン君が弱っている姿を見るのも乙なものですから、成功しても失敗しても私には嬉しい展開ですから。大丈夫です。好きにやってみてください」
もしかしたら、孤児院と教会に損害を与えてしまうかも知れないというのに……僕はこの優しさにどうやって恩返しればいいか分からない。いや、畑を成功させることが僕に出来る精一杯の恩返しなんだ。
僕は畑の前に立ち、魔法を生まれて初めて放ってみることにした。危険が伴うかも知れないので、マリアと子供たちには避難をお願いした。
「いいえ。私だけはここにいます。ロラン君の初めて、なんですから」
マリア……ありがとう。マリアがさっきから妙にもじもじしているけど、やっぱり緊張しているのだろうか? 当たり前か。これから危険が訪れるかも知れないのだから。マリアのためにも失敗はできないぞ。
「では、いきます!!」
目の前には草が生い茂った一面の大地。それらを見つめてから、僕はゆっくりと目を閉じた。普段の訓練を思い出しながら、体の中にある魔力をゆっくりと引き出していく。もはや周りの音は聞こえない。なんとなく、循環させている魔力を一箇所に集め、練りあげていく。それがなんとなく暖かく感じてきた。
一塊になった魔力玉と言うべきものを手に集まるようにゆっくりと動かしていく。これならなんとか耐えられそうだな。手に負荷がかかると思ったが、意外と不快な感じはない。やはり普段の筋トレの成果が出ているんだろう。師匠の言ったことは正しいんだな。
さて、ここからが問題だ。あとは属性ということになるが、これはイメージになる。火をイメージすれば、火が出るし、水を想像すれば、水が出る。でも今、欲しいのは風だ。風……草を切るには鋭い刃のような風……そして、広範囲に広がらせる。手前だけではダメだ。奥にも風を送り込まなければ……出来た。
僕はイメージを明確にし、目を大きく見開いた。そして、手元に集めた魔力を一気に放出した。すると、一瞬の空白があり、手から強烈な風が一刃となって飛んでいくのが見えた。すると、広範囲に広がっていた草が次々と倒され、瞬く間に視界の開けた空間が姿を現した。
初めての魔法がうまくいった……その喜びが体に駆け巡るのにしばらく時間がかかった。目の前で起きている光景が自分でも信じられなかったからだ。ようやく実感が湧いてきた頃にふわっと後ろから抱きしめられた。
「すごいわ!! 魔法よ。ロラン君は本当に凄い子だわ。美少年で魔法も使えて、しかも十歳で……もう将来性がありすぎて、鼻血が出てきそうだわ」
頭上に鼻血を出されるのは勘弁してほしいかな。でも、喜んでもらえるのは嬉しいな。目の前の開けた場所を見て、再び喜びが湧き上がってきた。
マリアがようやく離れてくれた。鼻血は出ずに済んだようだ。子供たちもマリアの騒ぎ声で事態が分かったのか、戻ってきた。子供たちも驚いてくれて、中でもララが自分のことのように喜んでいた。
「お兄ちゃん!! すごいよ。私もこんな魔法を使ってみたいなぁ。ねぇ、私にも魔法を教えて欲しいの」
僕は首を横に振った。魔法は便利なものだ。人の何倍もの仕事をしてくれる。けれど、危険も伴うものだ。魔法の失敗がどれほど危険か、師匠にも教えられている。僕はまだまだ魔法のことを分かっていない。勉強とは訳が違うんだ。
「ごめんな。でも魔法は便利そうに見えるけど、危険なものなんだ。でもララがどうしても魔法が使いたいって言うなら師匠に聞いてみようか?」
「ううん。いい」
あ、そうですか……あっさりララが引いたことに戸惑いはあったが……まぁいいか。でも、学びたいという気持ちを無下にするわけにはいかない。
「ララ。もう少し……あと何年かかるか分からないけど、魔法にもうちょっと詳しくなったら、教えてあげるよ」
「うん!! 魔法を使うんだったら、絶対にロランお兄ちゃんから教えてほしいの。手取り足取りでお願いね!!」
手取り足取り? 魔法の訓練にそんなものはないが……まぁ、知らないララには分からないことか。僕はララの頭をなでながら、頷いた。
畑作りはもうしばらく掛かりそうだ……。
ここの人達は飢えに強い。貧しいから、食べないことなんて日常茶飯事だ。それでも食べなければ生きていけない。それを助けてくれていたのが、王国からの配給なんだ。金がある人だったら買えばいいけど、そんな人はスラムではごく少数だ。殆どの人はこの配給が頼りの人だったんだ。
そんな人達への配給もどんどん減らされ始めてきている。このまま王国の配給に頼っていては、いずれスラムの人達から餓死する人が出てきてもおかしくない。そうなる前に、僕は孤児院を巻き込んで、畑を作ってみることにしたんだ。
「シスター。なんか変なことを頼んですみませんでした」
「何を言っているんですか。ロラン君のお願いを聞いて、私は胸がキュンと……いえ、心が熱くなってしまいましたよ。口ではいいことをおっしゃる方は大勢いますが、行動に移せる人というのは少ないものですから」
ああ、なんて理解のある人なんだ。こんな人が身近にいて僕は幸せだ。
「でも、僕もシスターや孤児院の子供たちに頼りっぱなしですから、褒められるようなことは何一つありませんよ」
「いいえ。これが褒められないことなんてありませんよ。もう少し誇ってもいいんですよ!! それにロラン君と一緒に居られる時間が増えて、私は幸せなんですから」
本当にいい人だ。初めて畑を作ることになるけど、マリアと孤児院の子供たちがいれば、きっと何とかなるだろう。いや、なんとかしてみせる!!
僕はマリアに畑を作っても良さそうな場所に案内してもらった。ちょうど教会の裏手、孤児院からも見えるよな位置だ。ここなら、子供でも気軽に来ることができそうだ。ただ、場所は最高でも、やらねばならない事が多そうだ。
「草が……凄いですね」
「ええ。私がこの教会に赴任してきた頃は畑だったみたいなんですけど。それからやる人がいなくて、この通り荒れ放題で。とりあえず、草むしりから始めてみましょう」
マリアが結構乗り気になってくれるから助かる。孤児院の子供たちも興味があるのか、全員集まってくれている。マリアが皆に声を掛けた。
「皆さん!! この畑で皆さんが毎日食べる物を作ります。そのために皆さんの協力が必要です。やってくれますか?」
マリアの問いかけに子供たちはノリノリだ。反応は色々だが、大賛成のようだ。食べ物を作るということよりも畑という遊び場所を得たことに喜びを感じているように見える。飽きないか、ちょっと心配だな。
「この畑はロラン君の提案です。ですから、ロラン君の言うことを聞いてくださいね」
「えっ!? シスターは何するんですか?」
「何って……ロラン君の側にずっといますよ。唯一の大人として、見守りが必要でしょ?」
そうなのか? まぁ、マリアが変なことを言うわけがない。僕達だけでもなんとか出来ると信じてくれているってことか。きっと、そうに違いない。どっかの人みたくサボる口実にするとか、絶対にないだろう。
僕は子どもたちの前に立った。
「この畑で腹一杯食べれるくらいの野菜を作りたいと思うんだ。だけど、見ての通り、草が生えている。まずはこれをどうにかしないといけないんだ。ただ、手で取るのは大変だから、何かいい方法はないだろうか?」
すると手を上げたのがララだった。ただ、僕にはララが何をしているのか分からなかったが、どうやら意見を言いたい者は挙手をしてから発言するみたいだ。これは常識にようだ。ちょっと恥ずかしかった。
「ロランお兄ちゃんは魔法が使えるんだよね? 風魔法でサクサク草を切ることってできないの?」
魔法で? そんなこと考えたこともなかったな。なるほど……それはいいかも知れない。でも問題がある。僕は魔法を使ったことがない。正確には魔力の出現という訓練は欠かさずやっているが、魔法の属性を上乗せすることをしたことがないのだ。師匠は魔法がちょっとしか使えないから、属性魔法は別の先生が見つかるまでは保留になっていのだ。
「シスター。大丈夫かな? 僕、魔法を使ったことがないんだけど」
「ロラン君が珍しく気弱に……ああ、しっかりと抱擁をしてあげますね」
マリアに挨拶のように抱きつかれてしまった。いつもより密着して息が……。
「ぷはっ。違う。そうじゃなくて、使ったことがないから、調整が出来ないと言うか、失敗するかも知れないんだ。それでもやってみていいですか?」
「ええ。もちろんよ。ロラン君が弱っている姿を見るのも乙なものですから、成功しても失敗しても私には嬉しい展開ですから。大丈夫です。好きにやってみてください」
もしかしたら、孤児院と教会に損害を与えてしまうかも知れないというのに……僕はこの優しさにどうやって恩返しればいいか分からない。いや、畑を成功させることが僕に出来る精一杯の恩返しなんだ。
僕は畑の前に立ち、魔法を生まれて初めて放ってみることにした。危険が伴うかも知れないので、マリアと子供たちには避難をお願いした。
「いいえ。私だけはここにいます。ロラン君の初めて、なんですから」
マリア……ありがとう。マリアがさっきから妙にもじもじしているけど、やっぱり緊張しているのだろうか? 当たり前か。これから危険が訪れるかも知れないのだから。マリアのためにも失敗はできないぞ。
「では、いきます!!」
目の前には草が生い茂った一面の大地。それらを見つめてから、僕はゆっくりと目を閉じた。普段の訓練を思い出しながら、体の中にある魔力をゆっくりと引き出していく。もはや周りの音は聞こえない。なんとなく、循環させている魔力を一箇所に集め、練りあげていく。それがなんとなく暖かく感じてきた。
一塊になった魔力玉と言うべきものを手に集まるようにゆっくりと動かしていく。これならなんとか耐えられそうだな。手に負荷がかかると思ったが、意外と不快な感じはない。やはり普段の筋トレの成果が出ているんだろう。師匠の言ったことは正しいんだな。
さて、ここからが問題だ。あとは属性ということになるが、これはイメージになる。火をイメージすれば、火が出るし、水を想像すれば、水が出る。でも今、欲しいのは風だ。風……草を切るには鋭い刃のような風……そして、広範囲に広がらせる。手前だけではダメだ。奥にも風を送り込まなければ……出来た。
僕はイメージを明確にし、目を大きく見開いた。そして、手元に集めた魔力を一気に放出した。すると、一瞬の空白があり、手から強烈な風が一刃となって飛んでいくのが見えた。すると、広範囲に広がっていた草が次々と倒され、瞬く間に視界の開けた空間が姿を現した。
初めての魔法がうまくいった……その喜びが体に駆け巡るのにしばらく時間がかかった。目の前で起きている光景が自分でも信じられなかったからだ。ようやく実感が湧いてきた頃にふわっと後ろから抱きしめられた。
「すごいわ!! 魔法よ。ロラン君は本当に凄い子だわ。美少年で魔法も使えて、しかも十歳で……もう将来性がありすぎて、鼻血が出てきそうだわ」
頭上に鼻血を出されるのは勘弁してほしいかな。でも、喜んでもらえるのは嬉しいな。目の前の開けた場所を見て、再び喜びが湧き上がってきた。
マリアがようやく離れてくれた。鼻血は出ずに済んだようだ。子供たちもマリアの騒ぎ声で事態が分かったのか、戻ってきた。子供たちも驚いてくれて、中でもララが自分のことのように喜んでいた。
「お兄ちゃん!! すごいよ。私もこんな魔法を使ってみたいなぁ。ねぇ、私にも魔法を教えて欲しいの」
僕は首を横に振った。魔法は便利なものだ。人の何倍もの仕事をしてくれる。けれど、危険も伴うものだ。魔法の失敗がどれほど危険か、師匠にも教えられている。僕はまだまだ魔法のことを分かっていない。勉強とは訳が違うんだ。
「ごめんな。でも魔法は便利そうに見えるけど、危険なものなんだ。でもララがどうしても魔法が使いたいって言うなら師匠に聞いてみようか?」
「ううん。いい」
あ、そうですか……あっさりララが引いたことに戸惑いはあったが……まぁいいか。でも、学びたいという気持ちを無下にするわけにはいかない。
「ララ。もう少し……あと何年かかるか分からないけど、魔法にもうちょっと詳しくなったら、教えてあげるよ」
「うん!! 魔法を使うんだったら、絶対にロランお兄ちゃんから教えてほしいの。手取り足取りでお願いね!!」
手取り足取り? 魔法の訓練にそんなものはないが……まぁ、知らないララには分からないことか。僕はララの頭をなでながら、頷いた。
畑作りはもうしばらく掛かりそうだ……。
0
あなたにおすすめの小説
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる