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俺と用心棒。
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俺の朝は痛みから始まる。
「おい、飯。」
「ん、ん~…。」
「おい、起きろって言ってるんだ!」
「ん~、あと5分…。」
「んな待てるかー!!」
ガブッ(噛)
「痛えっ!?」
「うむ、やっと起きたか。」
「痛えんだよ毎回毎回!」
「あきが我を待たせるからだ!」
「噛まなくてもいいだろ!?」
「噛まないと起きないだろ?」
「うっ…。」
「おい、早く飯食わせろ。」
「ったく…。」
こいつは狛。
俺の…用心棒…?
俺もよく分かっていない。
俺が幼い頃事故にあって
あっちの世界に
行きそうになったのを狛が
閻魔さんに頼んで止めたと言う。
本当かどうかは分からないが、
事故以降俺はコイツとずっと一緒にいる。
「おい、今日の飯は何だ?」
「トーストと目玉焼き。」
「うむ、トーストか悪くない。」
俺の両親は仕事で海外にいる。
だから家事は全て俺の仕事だ。
「ほい、朝飯」
「おい!我はもっと焼き目の付いた
トーストが好きなんだ!」
「文句言わず食えよ。」
「むうっ。」
「作ってあげるだけありがたいと思え。」
狛は、
ぶつぶつ文句を言いながら残さず食べた。
「おっと、いっけねっ!」
学校に向かう時間だ。
俺の通う高校は
少し遠いので電車で通っている。
「狛行くぞ」
「うむ。」
狛を学校に連れて行っていいのかって?
これが大丈夫なんだな。
他の人間に狛の姿は見えていない。
「うぅ。まだ冷えるな。」
「今日の昼飯はなんだ?」
「さっき朝飯食ったばっかだろ!?」
「弁当か?購買か?」
「人の話聞けよ。んー、今日は購買かな。」
「ひゃっほーい!」
「プリンか。」
「なんで分かった!?」
「毎回買わされるからだよ。」
「買って!」
「んー。考えとく。」
「買って買って!!」
「うるさくすると買わねえからな。」
「むっ。我に向かって何だその口は!
今からでも閻魔様に引取って
もらうことだってできるんだからな?」
「はいはい。」
「あー!信じてないだろ?!」
「だって分からねえもん。」
「じゃあ試す?」
「いや、辞めて。」
「何だ、怖いのか?」
「怖くねえけど…。」
「じゃあ一歩手前まで落としてやるよ。」
バチバチッ(光)
「えっ!?」
狛の手からバチバチと光が出ると
その光は僕らを包み
目の前が真っ暗になった。
「こ、ここは…?」
「ここは我の空間。」
「狛の空間…?」
「そ。ここは我が
自由にどうにでもできる空間。
例えばここを水中にするのなら…。
スゥー。アグアメンティアパレシウム。」
「んぐっ!」
「あ、あきは水中じゃ息できないのか。」
「んんんんっ!!!」
「待て、今消す。
フゥー。デリトリウス。」
「ぷはーっ!殺す気か!?」
「なんだよー。
息できない方が悪いだろー。」
「出来るわけねえだろ!肺呼吸だぞ!?」
「我は出来るぞ?」
「何でできるんだよ!?」
「ふふん。言っただろぅ?
我の空間、我の自由だ。」
「あ。てか学校!!」
「休むか?」
「休まねえよ!早く出せ!」
「もー。しょうがないなあ。」
バチバチッ(光)
俺は、
自分に起こったことが信じられないまま、
急いで学校に向かった。
「おい、飯。」
「ん、ん~…。」
「おい、起きろって言ってるんだ!」
「ん~、あと5分…。」
「んな待てるかー!!」
ガブッ(噛)
「痛えっ!?」
「うむ、やっと起きたか。」
「痛えんだよ毎回毎回!」
「あきが我を待たせるからだ!」
「噛まなくてもいいだろ!?」
「噛まないと起きないだろ?」
「うっ…。」
「おい、早く飯食わせろ。」
「ったく…。」
こいつは狛。
俺の…用心棒…?
俺もよく分かっていない。
俺が幼い頃事故にあって
あっちの世界に
行きそうになったのを狛が
閻魔さんに頼んで止めたと言う。
本当かどうかは分からないが、
事故以降俺はコイツとずっと一緒にいる。
「おい、今日の飯は何だ?」
「トーストと目玉焼き。」
「うむ、トーストか悪くない。」
俺の両親は仕事で海外にいる。
だから家事は全て俺の仕事だ。
「ほい、朝飯」
「おい!我はもっと焼き目の付いた
トーストが好きなんだ!」
「文句言わず食えよ。」
「むうっ。」
「作ってあげるだけありがたいと思え。」
狛は、
ぶつぶつ文句を言いながら残さず食べた。
「おっと、いっけねっ!」
学校に向かう時間だ。
俺の通う高校は
少し遠いので電車で通っている。
「狛行くぞ」
「うむ。」
狛を学校に連れて行っていいのかって?
これが大丈夫なんだな。
他の人間に狛の姿は見えていない。
「うぅ。まだ冷えるな。」
「今日の昼飯はなんだ?」
「さっき朝飯食ったばっかだろ!?」
「弁当か?購買か?」
「人の話聞けよ。んー、今日は購買かな。」
「ひゃっほーい!」
「プリンか。」
「なんで分かった!?」
「毎回買わされるからだよ。」
「買って!」
「んー。考えとく。」
「買って買って!!」
「うるさくすると買わねえからな。」
「むっ。我に向かって何だその口は!
今からでも閻魔様に引取って
もらうことだってできるんだからな?」
「はいはい。」
「あー!信じてないだろ?!」
「だって分からねえもん。」
「じゃあ試す?」
「いや、辞めて。」
「何だ、怖いのか?」
「怖くねえけど…。」
「じゃあ一歩手前まで落としてやるよ。」
バチバチッ(光)
「えっ!?」
狛の手からバチバチと光が出ると
その光は僕らを包み
目の前が真っ暗になった。
「こ、ここは…?」
「ここは我の空間。」
「狛の空間…?」
「そ。ここは我が
自由にどうにでもできる空間。
例えばここを水中にするのなら…。
スゥー。アグアメンティアパレシウム。」
「んぐっ!」
「あ、あきは水中じゃ息できないのか。」
「んんんんっ!!!」
「待て、今消す。
フゥー。デリトリウス。」
「ぷはーっ!殺す気か!?」
「なんだよー。
息できない方が悪いだろー。」
「出来るわけねえだろ!肺呼吸だぞ!?」
「我は出来るぞ?」
「何でできるんだよ!?」
「ふふん。言っただろぅ?
我の空間、我の自由だ。」
「あ。てか学校!!」
「休むか?」
「休まねえよ!早く出せ!」
「もー。しょうがないなあ。」
バチバチッ(光)
俺は、
自分に起こったことが信じられないまま、
急いで学校に向かった。
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