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第1話:小さな恋のメヌエット【短編】
美月先生
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今日の給食のメニューは、鳥の唐揚げと、ごはんと、けんちん汁。ぼくは、から揚げが大好きだ。
給食当番のリョウマが、から揚げをトングで挟んで、みんなの分をお皿に取り分けていた。一人ずつ、三個。から揚げの大きさが、それぞれ違うので、当番は、大きいのと、小さいのと組み合わせて分けなくちゃいけない。
「ロビンには、一番デカイのを残しておいたぞ」
リョウマは、から揚げを三個ぼくのお皿に入れた。
え?なに、これ?
小さな、くずみたいなから揚げが三個。よく見ると、それは肉ではなく、鳥皮がはがれて落ちたやつだ。
「……」
ぼくは、だまっていた。
ぼくの席はすみっこの一番うしろ。給食当番から、おかずを分けてもらうのは、一番あとになる。だから、から揚げが入っていたお鍋は、もう空っぽ。今さら、リョウマに文句を言っても、みんなのお皿から大きいから揚げをもらうなんて、ありえない。
おまけに、リョウマは、クラスで一番体が大きく、声もデカイ。運動も得意でリレーや、球技大会では、いつも目立っている。六年一組で、リョウマに逆らえるヤツはいないのだ。
ぼくは、いさぎよく、あきらめた。から揚げは少なかったけど、ごはんと、けんちん汁はお代りが出来たから。
ま、いいや。
お腹がいっぱいになって、ゆうじと、いぶきと三人でグランドに遊びに行った。
今日みたいに天気のいい日は、外で遊ぶようにと、先生から言われているからだ。リョウマのグループがグランドの真ん中でサッカーをしていた。ぼくたちは、グランドの隅にある鉄棒にぶら下がったりしてあそんだ。
昼からは、音楽の時間になっていた。音楽は、担任の先生に代わって、美月先生が来る。美月先生は、大学を出たばかりで、きれいで優しい。そんな先生が、教室に入ってくるだけで、クラス全体がふわーと楽しい空気につつまれる。
ぼくは、歌ったり、リコーダーの練習をしたりするのが、あまり好きじゃなかった。でも、美月先生になってからは、音楽が楽しみだったりする。
給食当番のリョウマが、から揚げをトングで挟んで、みんなの分をお皿に取り分けていた。一人ずつ、三個。から揚げの大きさが、それぞれ違うので、当番は、大きいのと、小さいのと組み合わせて分けなくちゃいけない。
「ロビンには、一番デカイのを残しておいたぞ」
リョウマは、から揚げを三個ぼくのお皿に入れた。
え?なに、これ?
小さな、くずみたいなから揚げが三個。よく見ると、それは肉ではなく、鳥皮がはがれて落ちたやつだ。
「……」
ぼくは、だまっていた。
ぼくの席はすみっこの一番うしろ。給食当番から、おかずを分けてもらうのは、一番あとになる。だから、から揚げが入っていたお鍋は、もう空っぽ。今さら、リョウマに文句を言っても、みんなのお皿から大きいから揚げをもらうなんて、ありえない。
おまけに、リョウマは、クラスで一番体が大きく、声もデカイ。運動も得意でリレーや、球技大会では、いつも目立っている。六年一組で、リョウマに逆らえるヤツはいないのだ。
ぼくは、いさぎよく、あきらめた。から揚げは少なかったけど、ごはんと、けんちん汁はお代りが出来たから。
ま、いいや。
お腹がいっぱいになって、ゆうじと、いぶきと三人でグランドに遊びに行った。
今日みたいに天気のいい日は、外で遊ぶようにと、先生から言われているからだ。リョウマのグループがグランドの真ん中でサッカーをしていた。ぼくたちは、グランドの隅にある鉄棒にぶら下がったりしてあそんだ。
昼からは、音楽の時間になっていた。音楽は、担任の先生に代わって、美月先生が来る。美月先生は、大学を出たばかりで、きれいで優しい。そんな先生が、教室に入ってくるだけで、クラス全体がふわーと楽しい空気につつまれる。
ぼくは、歌ったり、リコーダーの練習をしたりするのが、あまり好きじゃなかった。でも、美月先生になってからは、音楽が楽しみだったりする。
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