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7章 大騒動の冬支度
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「……これお腹いっぱい食べるのが夢だったんだけどなー」
続々と集まっていく瓶の中の鈴の実を眺めながらポツリと呟く。
最初のほうに入れた実は、もう割れて中身が出てしまっている。
「ははっ 俺も子供の頃そう思ってたわー」
「プリムたちも飽きてしまったんだから、きっとそこまでは食べられなかったんだろうな?」
ミケーレさんたちも呆れたように笑いながら首を横に振っている。
「プリム、やっぱり姉ちゃんのご飯がいい」
「うん。 姉ちゃんのなら甘いのたくさん食べられる!」
「オレ、揚げパンがいいな……」
「お昼にたくさん食べようね?」
弟たちにそう返すが、3人は少し気まずげに顔を見合わせあったあと、チラリと瓶の中の鈴の実を見ながら言いにくそうに口を開いた。
「……これも食べる?」
「これは……もういいかも」
「オレはもう……」
「あっ……」
気まずげな弟たちの言いたいことがようやく理解でき、慌てて言葉を続けた。
「これも料理に使うんだよ? はちみつの代わりにしたっていいし、砂糖の代わりにこれ使ってジャムや砂糖漬けが出来るかもだし、甘辛いお肉やお魚もきっと美味しいよ? ――タダなんだからたくさんとって帰ろ?」
私の言葉に弟たちはキョトンとした顔つきで私や鈴の実、そしてお互いの顔をチラチラと見つめ、相談するように話し始めた。
「はちみつの代わり……? パンに塗ったり、ミルクに入れたり……?」
「あの甘い牛乳はオレも好き……」
「プリムも! でもジャムのほうが好きだからジャムたくさん作るのがいいよ」
「ジャムはたくさん作ってるだろ! 砂糖漬けがいいよ。 形があったほうが美味しい」
「……なら肉や魚じゃないか?」
ウィリムの言葉にロランとプリムが盛大に顔をしかめる。
「ジャムがいいよ」
「砂糖漬けだってば」
「…………」
「…………」
「ジャム!」
「砂糖漬け!」
言い争いをし始めた2人に声をかけようとすると――ウィリムがこちらに向かって口を開いた。
「オレは肉や魚に使うのがいいと思う」
「うん、これだけあるからきっと全部できるから……ね?」
私がそう答えた途端にロランたちの口喧嘩が止まり、2人同じような顔つきでジッと瓶を静かに見つめる。
「……まだ隙間がある」
「そう、もっとたくさん入る」
そう呟いた2人は頷き合って黙々と鈴の実を取り始め、ウィリムも2人に負けじと鈴の実を瓶に押し込んでいく。
押し込まれるたびに中の実が割れてどんどん隙間が無くなっていき、あっという間に大きな瓶の中身は鈴の実……だったものでミチミチになった。
続々と集まっていく瓶の中の鈴の実を眺めながらポツリと呟く。
最初のほうに入れた実は、もう割れて中身が出てしまっている。
「ははっ 俺も子供の頃そう思ってたわー」
「プリムたちも飽きてしまったんだから、きっとそこまでは食べられなかったんだろうな?」
ミケーレさんたちも呆れたように笑いながら首を横に振っている。
「プリム、やっぱり姉ちゃんのご飯がいい」
「うん。 姉ちゃんのなら甘いのたくさん食べられる!」
「オレ、揚げパンがいいな……」
「お昼にたくさん食べようね?」
弟たちにそう返すが、3人は少し気まずげに顔を見合わせあったあと、チラリと瓶の中の鈴の実を見ながら言いにくそうに口を開いた。
「……これも食べる?」
「これは……もういいかも」
「オレはもう……」
「あっ……」
気まずげな弟たちの言いたいことがようやく理解でき、慌てて言葉を続けた。
「これも料理に使うんだよ? はちみつの代わりにしたっていいし、砂糖の代わりにこれ使ってジャムや砂糖漬けが出来るかもだし、甘辛いお肉やお魚もきっと美味しいよ? ――タダなんだからたくさんとって帰ろ?」
私の言葉に弟たちはキョトンとした顔つきで私や鈴の実、そしてお互いの顔をチラチラと見つめ、相談するように話し始めた。
「はちみつの代わり……? パンに塗ったり、ミルクに入れたり……?」
「あの甘い牛乳はオレも好き……」
「プリムも! でもジャムのほうが好きだからジャムたくさん作るのがいいよ」
「ジャムはたくさん作ってるだろ! 砂糖漬けがいいよ。 形があったほうが美味しい」
「……なら肉や魚じゃないか?」
ウィリムの言葉にロランとプリムが盛大に顔をしかめる。
「ジャムがいいよ」
「砂糖漬けだってば」
「…………」
「…………」
「ジャム!」
「砂糖漬け!」
言い争いをし始めた2人に声をかけようとすると――ウィリムがこちらに向かって口を開いた。
「オレは肉や魚に使うのがいいと思う」
「うん、これだけあるからきっと全部できるから……ね?」
私がそう答えた途端にロランたちの口喧嘩が止まり、2人同じような顔つきでジッと瓶を静かに見つめる。
「……まだ隙間がある」
「そう、もっとたくさん入る」
そう呟いた2人は頷き合って黙々と鈴の実を取り始め、ウィリムも2人に負けじと鈴の実を瓶に押し込んでいく。
押し込まれるたびに中の実が割れてどんどん隙間が無くなっていき、あっという間に大きな瓶の中身は鈴の実……だったものでミチミチになった。
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