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7章 大騒動の冬支度
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「やったぁ!」
「プリムこんなにたくさんの鈴の実初めて見た!」
なんて言いながら、鈴の実に駆け寄りその手を伸ばしている。
「……取り切れるかな?」
「――まずは食べてからにする……?」
思ったよりもたくさんの鈴の実を前に、リュックから瓶を取り出しながらウィリムに話しかけると、ウィリムは頬をひきつらせながら私の横を通り抜け鈴の実をとりに行ってしまった。
……ちょっと手伝ってもらおうと思ったのになー。
「――一応、本来の目的は薪な?」
「――ですよねー?」
苦笑を浮かべたトビアスさんの言葉に同意しながら、ごまかすように私も鈴の実に手を伸ばした。
……持っても帰りたいけど、まずは食べなきゃでしょー。
ひんやりした実を手早く摘んで口の中に。
思い切り噛むとカシュン! という軽やかな音と共に口いっぱいに甘味が広がっていく。
――うん。 冷えた水飴って感じの味と食感。 ……本物の水飴は冷やしたらカチコチだからちょっとはゆるいのかも?
甘くて美味しいけど……――チョコや他の甘味を知ってしまった今、あんまり大喜びは出来ないかも……?
――でも水飴は貴重なんでね。 砂糖も塩もそろそろ値上がりし始めてるし、怒られる限界まで取らせ貰いますけどね!
数個食べたところで、瓶を取り出し鈴の実を投入していく。
――本当は中身だけを瓶に入れて帰りたかったんだけど……時間的にそんな余裕は無いと判断したこと、そして――この実が意外に扱いにくかったので、そのまま集めることにした。
周りの氷を割るのにも手間がかかれば、割れた氷から水飴部分が落ちてくるのにも時間がかかり――私は中身部分だけを少量持ち帰るより、周りの氷が混じっていてもたくさんの鈴の実を持って帰ることを優先したのだ。
質より量よ。 持って帰って煮詰めたら水分なんか飛んじゃうだろうしー。
プチプチとってはぺいぺいとガラス瓶に放り込んでいると、大人たちが手伝ってくれ、次第に弟たちも取るのを手伝ってくれ始めた。
「――……これ食べると冬だなーって気にはなるが……」
「……ま、10や20はいらねぇな?」
クツクツ笑いながらネイサンさんとイゴールさんが言い、おかみさんたちもそれに同意するように肩をすくめ合う。
「子供の頃はこれが何より美味しいと思ってたんだけどねー?」
「……暑い時に食べたいわね?」
――感じていることはみんな同じらしく、続々と私のほうにやってきて鈴の実取りを手伝ってくれる。
……ふと気がつくと弟たちまでやってきたんだから、そもそもこんなに大量に食べる実では無いのかもしれない。
「プリムこんなにたくさんの鈴の実初めて見た!」
なんて言いながら、鈴の実に駆け寄りその手を伸ばしている。
「……取り切れるかな?」
「――まずは食べてからにする……?」
思ったよりもたくさんの鈴の実を前に、リュックから瓶を取り出しながらウィリムに話しかけると、ウィリムは頬をひきつらせながら私の横を通り抜け鈴の実をとりに行ってしまった。
……ちょっと手伝ってもらおうと思ったのになー。
「――一応、本来の目的は薪な?」
「――ですよねー?」
苦笑を浮かべたトビアスさんの言葉に同意しながら、ごまかすように私も鈴の実に手を伸ばした。
……持っても帰りたいけど、まずは食べなきゃでしょー。
ひんやりした実を手早く摘んで口の中に。
思い切り噛むとカシュン! という軽やかな音と共に口いっぱいに甘味が広がっていく。
――うん。 冷えた水飴って感じの味と食感。 ……本物の水飴は冷やしたらカチコチだからちょっとはゆるいのかも?
甘くて美味しいけど……――チョコや他の甘味を知ってしまった今、あんまり大喜びは出来ないかも……?
――でも水飴は貴重なんでね。 砂糖も塩もそろそろ値上がりし始めてるし、怒られる限界まで取らせ貰いますけどね!
数個食べたところで、瓶を取り出し鈴の実を投入していく。
――本当は中身だけを瓶に入れて帰りたかったんだけど……時間的にそんな余裕は無いと判断したこと、そして――この実が意外に扱いにくかったので、そのまま集めることにした。
周りの氷を割るのにも手間がかかれば、割れた氷から水飴部分が落ちてくるのにも時間がかかり――私は中身部分だけを少量持ち帰るより、周りの氷が混じっていてもたくさんの鈴の実を持って帰ることを優先したのだ。
質より量よ。 持って帰って煮詰めたら水分なんか飛んじゃうだろうしー。
プチプチとってはぺいぺいとガラス瓶に放り込んでいると、大人たちが手伝ってくれ、次第に弟たちも取るのを手伝ってくれ始めた。
「――……これ食べると冬だなーって気にはなるが……」
「……ま、10や20はいらねぇな?」
クツクツ笑いながらネイサンさんとイゴールさんが言い、おかみさんたちもそれに同意するように肩をすくめ合う。
「子供の頃はこれが何より美味しいと思ってたんだけどねー?」
「……暑い時に食べたいわね?」
――感じていることはみんな同じらしく、続々と私のほうにやってきて鈴の実取りを手伝ってくれる。
……ふと気がつくと弟たちまでやってきたんだから、そもそもこんなに大量に食べる実では無いのかもしれない。
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