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(ーーそんなの関係なく、なんかムカつくこと言われたから応戦しました! とかだったらどうしよう……ーーいや、いやいや。 流石にそれは……あの子どんだけガキなんだよって話になるけど……ーーごくごくたまに、大人でも売られたケンカ、買わずにはいられない勢は存在するんだよなぁ……?)
リアーヌは馬車の椅子の上で、モゾモゾと動きながら座る位置を変える。
(大体、なんであの子あんなに常識が無いんだろう……? 前世でいくつだったかなんて知らないけど、転生してるんだからプラス16なのは間違い無いでしょ? ならこの世界の常識ぐらいある程度あっていいはずなんだけど……)
再び窓の外に視線を移しながら、リアーヌはさらに思考を重ねる。
(貴族の教育受けてなかったとしても、庶民の常識があるなら(貴族は怖い! 絶対逆らわないっ!)ってなると思うし、万が一昔の常識のまんまで生きて来ちゃったとしても、貴族たちの集まるパーティーであんな態度、取らないでしょ……? ーーつまりユリアは何かしらの目的があって、あんな暴挙を起こしたわけで……ーーやっぱり、無理やりイベント起こして好感度狙いに来た、とか……?)
そう考えたリアーヌだったが、すぐさま自分でその考えを否定する。
(いやいや……いくらなんだって、今のユリアが「レジアンナにイジワルされたんです! ヒドイッ」って主張したところで、だれも助けなくない? ーー少なくともフィリップやレオンは動かないし、ゼクスもきっと動かないーーそしてエドガーとアロイスに至っては、それぞれの理由で挨拶周りが終了したら速攻でお帰りになられていて、物理的に助けられない……ーーどう頑張ってもイベント進まなそうだけど……ーーユリアがそれを知らなかった説はありそう……?)
「ーーリアーヌ、さっきから何悩んでるの?」
そんなゼクスの言葉にビクリと身体を震わせるリアーヌ。
どうやら考え事に夢中になりすぎて、ゼクスの存在をまるっと忘れていたようだった。
「あー……ーーあの方、なにがしたかったのかなって……」
「あー……俺は自分を売り込む相手を物色してるんだと思ってるけどーーこのパーティーで、とかじゃなく、入学してからずっとね?」
「売り込む相手……」
「そ。 平民だったのがある日突然貴族のご令嬢。 今まで着たこともないドレスに装飾品、みんなが自分を求めているーーって状況に舞い上がりつつも、その状況をより長く、より一層良くしてくれる相手を探してるーーそう思ってたけど?」
「……庶民が想像してるような、お気楽で贅沢な生活送れませんけどね……?」
リアーヌは馬車の椅子の上で、モゾモゾと動きながら座る位置を変える。
(大体、なんであの子あんなに常識が無いんだろう……? 前世でいくつだったかなんて知らないけど、転生してるんだからプラス16なのは間違い無いでしょ? ならこの世界の常識ぐらいある程度あっていいはずなんだけど……)
再び窓の外に視線を移しながら、リアーヌはさらに思考を重ねる。
(貴族の教育受けてなかったとしても、庶民の常識があるなら(貴族は怖い! 絶対逆らわないっ!)ってなると思うし、万が一昔の常識のまんまで生きて来ちゃったとしても、貴族たちの集まるパーティーであんな態度、取らないでしょ……? ーーつまりユリアは何かしらの目的があって、あんな暴挙を起こしたわけで……ーーやっぱり、無理やりイベント起こして好感度狙いに来た、とか……?)
そう考えたリアーヌだったが、すぐさま自分でその考えを否定する。
(いやいや……いくらなんだって、今のユリアが「レジアンナにイジワルされたんです! ヒドイッ」って主張したところで、だれも助けなくない? ーー少なくともフィリップやレオンは動かないし、ゼクスもきっと動かないーーそしてエドガーとアロイスに至っては、それぞれの理由で挨拶周りが終了したら速攻でお帰りになられていて、物理的に助けられない……ーーどう頑張ってもイベント進まなそうだけど……ーーユリアがそれを知らなかった説はありそう……?)
「ーーリアーヌ、さっきから何悩んでるの?」
そんなゼクスの言葉にビクリと身体を震わせるリアーヌ。
どうやら考え事に夢中になりすぎて、ゼクスの存在をまるっと忘れていたようだった。
「あー……ーーあの方、なにがしたかったのかなって……」
「あー……俺は自分を売り込む相手を物色してるんだと思ってるけどーーこのパーティーで、とかじゃなく、入学してからずっとね?」
「売り込む相手……」
「そ。 平民だったのがある日突然貴族のご令嬢。 今まで着たこともないドレスに装飾品、みんなが自分を求めているーーって状況に舞い上がりつつも、その状況をより長く、より一層良くしてくれる相手を探してるーーそう思ってたけど?」
「……庶民が想像してるような、お気楽で贅沢な生活送れませんけどね……?」
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