えっ?!俺が思ってたのと違う..

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1話 己の強さ

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 青年こと鳴海潤は今1つ目の大型犬のようなものと壮絶な鬼ごっこを繰り広げている。

「おいおい!なんであいつは20段以上ある階段を飛んでそのまま頭から着地して平気なんだよ!」

 先程遮蔽物なんかを利用して何とか一時的にこちらを見失わせて近くの階段をかけ下りて逃げてみたのだがすぐに見つかりあろうことか一瞬で追い付かれてしまったのだ。

「なんなんだあの化け物は!くそ!あのくそ女め!せめて与えられた力の使い方ぐらい教えていけよ!」

 先程現れた侵略者と名乗る女性が全人類参加のゲームで力を与えてやるから特定のモンスターを倒せと言って消えたと思ったらこの化け物が現れたのだ。

「てか!こいつら絶対特定のモンスターとやらじゃないだろ!さっきから30体以上見たぞ!?」

 そう!今壮絶な鬼ごっこを繰り広げている化け物は36体目なのだ!

「逃げる先々で現れやがる...しかもあんまり強くなさそうだし...絶対雑魚モブだろ...」

 まあ俺は一度も戦わず全力で逃げてるけどね!だって噛まれたら絶対痛いよあの牙!

「ぜぇ...ぜぇ...くそ!そろそろ体力の限界だ...」

 息を切らし、走りながら呟く。

「こうなりゃ某動画サイトでアクロバティックな鬼ごっこをする人達に憧れて鍛えた俺の身体能力を見せてやる...!」

 いやーあの人達みたいに動けたら小学生ならモテモテだよね!
まあ俺が憧れてたの中学生の時だけど!

「よし...あの家の塀にまず上るか」

 あと約50メートルくらいで辿り着く家を見据えて覚悟を決める。
 後少し...もう少し......今だ!不法侵入上等!

「うぉぉお!」

 ダッ!たっ!ダン!

 家を囲む塀を勢いそのままにかけ上がる。

よし!塀には上れた!だがこの塀ならジャンプされて爪で引っ掻かれる可能性があるな。

「なら、あの車庫の屋根に移ってそっから2階に飛ぶか...」

 塀の上からじゃ助走もつけにくいし距離も少し厳しい。
もう化け物が塀の下に来てこちらに攻撃してこようとしている。

「じゃあ行くか!ふっ!!ほっ!!」 

 塀の上を慎重に走り助走をつけプラスチック製?アクリル製?

 まあとにかく脆そうな車庫の屋根の上にどぶ。

 ダン!!   みしっ!!
 

「おおっ!?これあまり長く乗っていると割れそうだな。」

 ここで屋根が壊れて下に落ちたら確実に化け物と戦うことになる。

「急いで2階のベランダに飛び乗るか」

 少し距離があるが届かないことはない。屋根が壊れないように気を付けながら助走をつける。

「いくぞ!うぉぉぉお!」

 飛ぼうとした瞬間

 バリっ

「あっ...やば...」

 飛ぶことは出来たが踏み込んだところが壊れて距離が足りない。

「くそっっ!!」

 飛距離が足りずどんどん地面が近づいてくる。

「うぉらぁぁあ!!」

 迫りくる地面に焦りながら空中で足を駆けるように動かすと。

 ダンっ!

「えっ!?俺今何を蹴った?」

 自分が今を蹴ったのか解らず戸惑ったが

「えぇい!今はそんなことどうでもいい!今のでベランダの手すりにとどく飛距離が稼げた!」

 なんとか2階にベランダの手すりを掴むことに成功した。

「はぁ~なんとか2階まで上がれたな...念のため屋根に上っておくか」

 屋根に上ったことでこちらを襲えないと解ったのか化け物が怨めしそうに去っていった。

「ここまでは上がって来れないみたいだな。とりあえず父さん、母さん、myシスター(いい声)の安全の確認をするか」

 そう思いスマホを取り出すと

「なんだ?この差出人不明のメールは?」

 怪しいと思いながらもながらも気になりメールを開いてみると

『皆さんには私達が与えた力がどのようなものかとそれの確認方法を教えていなかったのでメールにてお知らせします。まず私達が皆さんに与えた力は5つです。皆さんそれぞれに最も適したものが与えられていると思います。なお、雑魚が最強の力を手にいれて俺つぇぇ!みたいなことにはなっていないと思います。皆さんの元々の強さが私達が与えた力には大きく関係していると思って下さい。あと、この力は使っていくことと己を鍛えることによってどんどん成長していくので強い力が与えられなかったからといって諦めないで下さい。力は使う人次第です。それと確認方法ですが「我が力を教えたまえ」と念じてもらえれば目の前にモニターのようなものが現れるのでそれで確認できます。それでは皆さん、頑張って下さい。


そういえば皆さんのスマホは破壊不能になる魔法をかけています。地球に魔法粒子を散布したので魔法を使える人がいるかもしれませんね。あとスマホを持ってない皆さんには強制的に配布したので大切にしてください。スマホにて皆さんが有利になる情報をお伝えするかもしれないので。そして最後に、皆さんのスマホに「侵略者を攻略しよう」というアプリをダウンロードさせていただきました。このアプリは便利なので是非使ってください。では。』

 ...メール長くね?

「まあいいや。とりあえず今の俺の強さを確認してみようか」

 こういうのってチート級な力を与えられてるのがテンプレだよね!
 まあ、俺は適度に体も鍛えているし決して雑魚ではないはずだから大丈夫だよね!
 
そしてここにきて主人公こと俺の大まかな特徴を紹介だ!

 そういう俺は黒髪で身長173センチに体重63キロとわりと引き締まった体つきの青年(18)だ。
 ちなみに腹筋割れてるよ!

「では...『我が力を教えたまえ』」

*****************************

【名前   鳴海潤   】

 レベル1

 HP130        MP100

 スキル

【身体能力上昇(常時発動)】

【魔法】

【空中歩行】

【気の操作】

【鑑定】

 称号

 ???となるもの

*****************************

「うーん。いまいちわからん...てかなんかゲームみたいな表示のしかただな...
俺にHPとMPがあるし...力ってスキルのことだったのか」

 まあゲームだとあの女も言ってたもんね!
こっちからしたら笑い事じゃないけど...

「とりあえず詳しく見ていきますか~」









 ここまで見ていただきありがとうございましたm(__)m

 良く解らないところとかあると思うので是非指摘していただけたら嬉しいです。

次回、初戦闘です。

(気の掌握を気の操作に変更しました。)
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