えっ?!俺が思ってたのと違う..

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8話 見知らぬ細い道とか行ってみようっておもわない?

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 俺たちはデパートを目指して商店街を歩いてる。
空中移動で行かないのは凛に配慮してのことだ。
まあ、俺がお姫様抱っこしたら解決するんだけどたぶん殴り飛ばされるから言わないけどね。

「しりとり」

 唐突に凛が言う。

「いきなりなんだよ」

「ただただ無言で歩くのも微妙だと思っただけだよ」

 凛がはぁ、と、いった感じで言うと

「しりとりってなんなの?」

 ファネットが頭の上に?が見えそうな感じで聞いてくる。

「しりとりって言うのは...」

 凛がしりとりの簡単なルールを説明していく。

「なるほど。簡単ですが知識量が試されるゲームですね」

 ここまで黙って聞いていたセーファが言う。

「ファネットもセーファもルールはわかったね?じゃあ始めるよ!」

「OK来やがれ」

「負けないよ!」

「了解です」

 こうして地球人と妖精?のしりとりが始まったのだった。

 もう妖精でいいよね!
ナビゲーターより妖精のがなんかいい感じだし!










「しりとり」

「りんご」

「ゴルディラ!」

「ちょっとまて」

 凛、俺と続いてファネットとの番になったのはいいがなんか意味の解らない名前をいったのだが。

「ファネット、ゴルディラってなに?」

 凛が首をかしげながら聞くと

「ゴルディラとは非常に筋肉が発達しており生半可な攻撃は無効かしてしまう、全身が毛で覆われた体長8メートルくらいのモンスターです」

 セーファが淡々と答える。

 「全身が毛で覆われたところと筋肉が発達してるところは地球のゴリラと一緒だな」

 地球のゴリラは8メートルもなかったはずだ。

 たぶんそんなにでかくないはず

 たぶん...

「へ~そんなのがいるんだ」

 凛が感心したように言う。

 「いや、まあでもな...そういえばセーファ達は地球に関しての知識はあるのか?」

「地球に関しての知識はナビゲーターとなるのに必須なので十分にありますよ」

「じゃあファネットも地球に関しての知識は十分にあるってことだよね?
ならしりとりで使うのは地球に関するものだけにしない?」

「まあ、凛の提案に賛成だな。
セーファ達は知っているが俺や凛が知らないことはたぶんとてつもなく多いが俺や凛が知っていてセーファ達が知らないことはすくないだろうからな」

「わかったよ!じゃあそうしようか!」

「解りました。地球に関するものですね」

 気を取り直していってみよう!










「りんご」

「ゴリラ」

「ラッパ!」

「パン...」

 俺たちがしりとりをしながら商店街を進んでいると




 ちなみにセーファは「パンドラの箱」と言ったのであった。

 パンツではなかった。




 話を戻そう。

俺たちがしりとりをしながら商店街を進んでいると、いつもは拓けた空き地が広がっているところにシャッターの閉まった店が並んでたっておりその店と店の間に意図的に作ったような細い道ができていたのだ。

「ねぇ、こんなところに店とかあったっけ?」

 凛が、あれぇ?って感じで聞いてくる。

「いや、なかったはずだ。
じゃあこの店と店の間を進んでみるか、じゃあいこうか、早くいこうか!」

「少し落ち着きやがれ下さい。糞ゴミ潤」

 女の子もさ、いつも通っている道に新しい店とかできてたらいきたくなるじゃん!
そんな感じでさ、男は行ったことのない道とか場所とかに進んで行きたがるもんだと思うんだよね!

 まあ、俺の自論だけどね!

 男は冒険心を忘れちゃだめだよ!










 てかさ、セーファさん、なんかひどくない?!










 ここまで見ていただきありがとうございましたm(__)m

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