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第111話 夜襲
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「ボリク王子… いやもう『ガドゥ』で統一しようか。彼は大公殿下が直々に別荘で保護しているのだが、ほとんどそこには滞在しない。例の新井と接触していた屋敷は既に探ってあるんだが…」
俺とチャロアイトは結局ゾビルの案に乗る事にした。まだゾビルを完全に信用した訳では無いが、ガドゥがまだ本当にウルカイザー市内に潜伏していて、そこに奇襲を掛けられれば最高の状況を作れると踏んだからだ。
「尤も最後の情報が3日前だから、今でもガドゥが居るかは微妙な線ではある。しかし彼が街を出たのなら、門衛から逐一報告が上がって来るはずだ。それがまだ無い…」
つまりその探し当てた隠れ家に居るかどうかはともかく、ガドゥはまだ市内に潜伏している可能性が高いという事だな。奴が無理に城壁を飛び越えたりしない限りは、だが。
「仮にその隠れ家に居なくても、何らかの手掛かりは掴めるかも知れないわね…」
チャロアイトも少し難しい顔をしている。何かもう1本決め手が欲しい所だよなぁ……。
「新井の取り巻きのうち何人かが、逃げ出した後にその屋敷に向かったのは掴んでいる。誰かに新井の事を報告しに行ったのか、或いは誰かに新たな庇護を求めたのかは分からんが…」
「それはつまりその屋敷には、あのチンピラ共が頼る、誰かしらが居るって事か… ならチンタラしないですぐに動くべきだな…」
俺は魔剣を担ぎ直し椅子から立ち上がる。新井を片付けたばかりなのにこれから夜襲だ。なんとも忙しい日になったな……。
☆
やってきたのはウルカイザーでも貴族や上級商人の住むアッパータウン。そこにある大公名義の古い館がガドゥや新井の隠れ家になっていたらしい。
俺もチャロアイトもガドゥが隠れるなら、出入りが激しくて少々暴れても目立たない貧民街だろうと予想していたのだが、完全に裏をかかれた。俺とチャロアイトだけだったら恐らく辿り着けなかっただろう。
ガドゥの正体が王子様だったとして、ここまでウルカイザー大公に厚遇されていたとは、『策謀の神の加護』をもってしても思いもしなかった。
「一応『大公の別宅』として登記されてはいるが、実際は誰も住んでおらず手入れも不十分な、ほとんど廃屋と言って良い建物だ。罠が仕掛けられている可能性は高いぞ…?」
襲撃メンバーは俺とチャロアイト、そしてゾビルとお付きの剣士が1名の計4人だ。もう2、3人居てくれればチームを分けて柔軟な戦術を取れるのだが、ゾビルの手持ち戦力が本当に無いらしい。
まぁガドゥはもちろん、新井ですらも並の剣士では相手にならない強さだったから、これは仕方ないと思うよ。
館を前にして作戦会議を始めようとした所で、俺の目の前にメッセージテキストが表示される。俺にしか見えないチャロアイトの『念話』だ。
〈ゾビルさん達に私が魔道士だとバレると別の問題が発生するので、ここでは私は魔法を使わない方向で行くのでよろしく〉
だそうだ。確認してはいないが、ゾビル達も間違いなくアイトゥーシア教会信者だろう。そこで『禁忌』の魔法を使ったら、今度はチャロアイトと俺がお尋ね者になってしまう。
俺は「了解」の意味を込めてチャロアイトにアイコンタクトを返す。魔法の援護が無いとなると、難易度が上がってしまうが背に腹は代えられない。
「罠なら罠でそれごとぶっ壊すだけでしょう。ところで、入城の際に貼られた俺の剣の封印を破る事になるけど、フォローはして貰えるんだよな…?」
これは割と切実な問題だ。ガドゥを倒したとして、それから俺が犯罪者としてウルカイザーから追われては元も子もない。
対してゾビルはニヤリと笑って懐から予備の封印シールを取り出して見せた。なるほど、また貼れば良いって事なのね。
そのシール何枚か余計に分けてくれないかなぁ…?
☆
件の建物は蔦が生い茂り、壁には所々修復が必要なレベルの小さな穴が散見される。見るからに「廃屋」って感じだ。
空は夜で真っ暗、俺らは各自松明を持って屋敷の裏手に回った。
治安の良いハイタウン、こんな夜半にウロウロしているのは不審者以外の何者でも無い。巡回している街の衛兵に見つかると厄介な事になりそうだ。
「館の内外に人の気配は無いな… 裏口から入ろう」
ゾビルの指示で俺達は屋敷の裏門から中に入る。ここまでの雰囲気は普通に廃屋で、新井の取り巻き連中の足跡すら見つけられない。本当に居るのかな…?
「扉に鍵は掛かって無いな… よし、俺から行く」
ゾビルが率先して中を窺う。覗き込んだら毒矢が飛んでくる罠があるかも知れないのに結構肝が座っている。貴族のボンボンじゃなくて、この手の活動を生業としてきた一族なんだろうな……。
裏口は緊急時の脱出路だったのか、中は細い通路が1本繋がっているだけだった。
「拍子抜けするくらい何も無いな… 手ぶらじゃ帰れないぞ…」
ゾビルが冗談めかした物言いをするが、本当に何も無さそうな手応えでシャレに聞こえない。
「奥の部屋に灯りが点いているわね。私は罠だと思うけど、どうする…?」
通路の先が仄かに明るくなっている。明かりの消し忘れ、とかでは無さそうだよな……。
「自分が先導します。従いて来て下さい…」
ゾビルのお付きの剣士が持参した盾を構えて通路を進む。バリアのある俺が先頭に立った方が良い気もするけど、あまり口を出さない方が良いかな?
部屋に入る直前にゾビルが俺達を止める。ここからはゾビルが中を窺うそうだ。
モンモンがクラスチェンジしちゃったから、改めてこういう探索系の仲間が欲しくなる。
部屋は大広間になっており、大きなテーブルを囲むように椅子が配置されている。いくつかの燭台に明かりが灯されてはいるが、その光量は部屋全体を照らすにはまるで心許ない。
「っ!!」
大広間に足を踏み入れたゾビルが、突然回転しながら横っ飛びをする。その直後、ゾビルの立っていた場所には数本の矢が。
やはり罠か… しかしそれを事前に感知して咄嗟に回避したゾビルの反射神経は凄いぞ。
射手の正体はすぐに判明した。新井の取り巻き達だ。弓と剣で武装している。確か3人いたはずだが、今は2人しか居なさそうだ。
奇襲を逃した新井の取り巻きは次の射撃地点に向かうべくそそくさと移動を始める。ゾビルからは10mと離れてないが、俺やチャロアイトからは15m以上離れている。魔剣の射程外だ。
だがゾビルの反応は速かった。取り巻きの1人に向けて腰のナイフを投げつけ、背中に見事命中させたのだ。
うめき声を上げて倒れる取り巻きその1。致命傷では無さそうに見えるが、俺の位置からははっきりとは分からない。
仲間をやられた取り巻きその2が腰の剣を抜いてゾビルに向かう。
しかしゾビルは何食わぬ顔で。もう1本のナイフを取り巻きその2に投げつけ太ももに命中させる。
そして片手で何かを引っ張る動作をすると、取り巻きその1に刺さっていたナイフが飛び上がり、そのまま動きの止まった取り巻きその2の喉元に刺し込まれたのだった。
「なるほど。ナイフに細い紐が括り付けられていて、手元に戻したりその場で振り回したりできるのね…」
チャロアイト解説ご苦労。一撃の重さは無いが、縦横無尽に飛んでくるナイフを捌くのは面倒そうだな。ゾビルが敵じゃなくて良かったぜ。
「もう1人いるぞ…」
その『もう1人』とやらが強敵なのを肌で感じ取ったのか、絞り出した感じのゾビルの声が聞こえてくる。
薄明かりの中からゆっくりと出てきたのは、どこかで見たような全身に包帯を巻いた痩せぎすの男だった……。
俺とチャロアイトは結局ゾビルの案に乗る事にした。まだゾビルを完全に信用した訳では無いが、ガドゥがまだ本当にウルカイザー市内に潜伏していて、そこに奇襲を掛けられれば最高の状況を作れると踏んだからだ。
「尤も最後の情報が3日前だから、今でもガドゥが居るかは微妙な線ではある。しかし彼が街を出たのなら、門衛から逐一報告が上がって来るはずだ。それがまだ無い…」
つまりその探し当てた隠れ家に居るかどうかはともかく、ガドゥはまだ市内に潜伏している可能性が高いという事だな。奴が無理に城壁を飛び越えたりしない限りは、だが。
「仮にその隠れ家に居なくても、何らかの手掛かりは掴めるかも知れないわね…」
チャロアイトも少し難しい顔をしている。何かもう1本決め手が欲しい所だよなぁ……。
「新井の取り巻きのうち何人かが、逃げ出した後にその屋敷に向かったのは掴んでいる。誰かに新井の事を報告しに行ったのか、或いは誰かに新たな庇護を求めたのかは分からんが…」
「それはつまりその屋敷には、あのチンピラ共が頼る、誰かしらが居るって事か… ならチンタラしないですぐに動くべきだな…」
俺は魔剣を担ぎ直し椅子から立ち上がる。新井を片付けたばかりなのにこれから夜襲だ。なんとも忙しい日になったな……。
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やってきたのはウルカイザーでも貴族や上級商人の住むアッパータウン。そこにある大公名義の古い館がガドゥや新井の隠れ家になっていたらしい。
俺もチャロアイトもガドゥが隠れるなら、出入りが激しくて少々暴れても目立たない貧民街だろうと予想していたのだが、完全に裏をかかれた。俺とチャロアイトだけだったら恐らく辿り着けなかっただろう。
ガドゥの正体が王子様だったとして、ここまでウルカイザー大公に厚遇されていたとは、『策謀の神の加護』をもってしても思いもしなかった。
「一応『大公の別宅』として登記されてはいるが、実際は誰も住んでおらず手入れも不十分な、ほとんど廃屋と言って良い建物だ。罠が仕掛けられている可能性は高いぞ…?」
襲撃メンバーは俺とチャロアイト、そしてゾビルとお付きの剣士が1名の計4人だ。もう2、3人居てくれればチームを分けて柔軟な戦術を取れるのだが、ゾビルの手持ち戦力が本当に無いらしい。
まぁガドゥはもちろん、新井ですらも並の剣士では相手にならない強さだったから、これは仕方ないと思うよ。
館を前にして作戦会議を始めようとした所で、俺の目の前にメッセージテキストが表示される。俺にしか見えないチャロアイトの『念話』だ。
〈ゾビルさん達に私が魔道士だとバレると別の問題が発生するので、ここでは私は魔法を使わない方向で行くのでよろしく〉
だそうだ。確認してはいないが、ゾビル達も間違いなくアイトゥーシア教会信者だろう。そこで『禁忌』の魔法を使ったら、今度はチャロアイトと俺がお尋ね者になってしまう。
俺は「了解」の意味を込めてチャロアイトにアイコンタクトを返す。魔法の援護が無いとなると、難易度が上がってしまうが背に腹は代えられない。
「罠なら罠でそれごとぶっ壊すだけでしょう。ところで、入城の際に貼られた俺の剣の封印を破る事になるけど、フォローはして貰えるんだよな…?」
これは割と切実な問題だ。ガドゥを倒したとして、それから俺が犯罪者としてウルカイザーから追われては元も子もない。
対してゾビルはニヤリと笑って懐から予備の封印シールを取り出して見せた。なるほど、また貼れば良いって事なのね。
そのシール何枚か余計に分けてくれないかなぁ…?
☆
件の建物は蔦が生い茂り、壁には所々修復が必要なレベルの小さな穴が散見される。見るからに「廃屋」って感じだ。
空は夜で真っ暗、俺らは各自松明を持って屋敷の裏手に回った。
治安の良いハイタウン、こんな夜半にウロウロしているのは不審者以外の何者でも無い。巡回している街の衛兵に見つかると厄介な事になりそうだ。
「館の内外に人の気配は無いな… 裏口から入ろう」
ゾビルの指示で俺達は屋敷の裏門から中に入る。ここまでの雰囲気は普通に廃屋で、新井の取り巻き連中の足跡すら見つけられない。本当に居るのかな…?
「扉に鍵は掛かって無いな… よし、俺から行く」
ゾビルが率先して中を窺う。覗き込んだら毒矢が飛んでくる罠があるかも知れないのに結構肝が座っている。貴族のボンボンじゃなくて、この手の活動を生業としてきた一族なんだろうな……。
裏口は緊急時の脱出路だったのか、中は細い通路が1本繋がっているだけだった。
「拍子抜けするくらい何も無いな… 手ぶらじゃ帰れないぞ…」
ゾビルが冗談めかした物言いをするが、本当に何も無さそうな手応えでシャレに聞こえない。
「奥の部屋に灯りが点いているわね。私は罠だと思うけど、どうする…?」
通路の先が仄かに明るくなっている。明かりの消し忘れ、とかでは無さそうだよな……。
「自分が先導します。従いて来て下さい…」
ゾビルのお付きの剣士が持参した盾を構えて通路を進む。バリアのある俺が先頭に立った方が良い気もするけど、あまり口を出さない方が良いかな?
部屋に入る直前にゾビルが俺達を止める。ここからはゾビルが中を窺うそうだ。
モンモンがクラスチェンジしちゃったから、改めてこういう探索系の仲間が欲しくなる。
部屋は大広間になっており、大きなテーブルを囲むように椅子が配置されている。いくつかの燭台に明かりが灯されてはいるが、その光量は部屋全体を照らすにはまるで心許ない。
「っ!!」
大広間に足を踏み入れたゾビルが、突然回転しながら横っ飛びをする。その直後、ゾビルの立っていた場所には数本の矢が。
やはり罠か… しかしそれを事前に感知して咄嗟に回避したゾビルの反射神経は凄いぞ。
射手の正体はすぐに判明した。新井の取り巻き達だ。弓と剣で武装している。確か3人いたはずだが、今は2人しか居なさそうだ。
奇襲を逃した新井の取り巻きは次の射撃地点に向かうべくそそくさと移動を始める。ゾビルからは10mと離れてないが、俺やチャロアイトからは15m以上離れている。魔剣の射程外だ。
だがゾビルの反応は速かった。取り巻きの1人に向けて腰のナイフを投げつけ、背中に見事命中させたのだ。
うめき声を上げて倒れる取り巻きその1。致命傷では無さそうに見えるが、俺の位置からははっきりとは分からない。
仲間をやられた取り巻きその2が腰の剣を抜いてゾビルに向かう。
しかしゾビルは何食わぬ顔で。もう1本のナイフを取り巻きその2に投げつけ太ももに命中させる。
そして片手で何かを引っ張る動作をすると、取り巻きその1に刺さっていたナイフが飛び上がり、そのまま動きの止まった取り巻きその2の喉元に刺し込まれたのだった。
「なるほど。ナイフに細い紐が括り付けられていて、手元に戻したりその場で振り回したりできるのね…」
チャロアイト解説ご苦労。一撃の重さは無いが、縦横無尽に飛んでくるナイフを捌くのは面倒そうだな。ゾビルが敵じゃなくて良かったぜ。
「もう1人いるぞ…」
その『もう1人』とやらが強敵なのを肌で感じ取ったのか、絞り出した感じのゾビルの声が聞こえてくる。
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