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大好きなキミへ3
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明日は手術が行われる。風の手が少し震えていた。
気がつくと私は風の頬に手を当てて
「笑って、私は笑顔が好きよ」
っ言っていた。そんなの困らせてしまうだけなのに、分かっているのに、笑って欲しかった。
学校から一緒に帰る「当たり前」の毎日に戻れたらどんなにいいだろうか。願ったって神さまには届かないから……
百は死んだ。何もしてやれなかった。
「風雅くん、これ」
そう言って百のお母さんに渡された手紙。百の字だ。「天月 風雅様」そう書いてある封筒を見るとまた涙がこぼれた。
天月 風雅様
これを読んでるってことは、私はもういないんだね。私ね、風といれてとても幸せでした。
毎日が虹色に色づいていて、隣にいるキミを見てると生きていて良かった、そう思えました。風が握ってくれた手を離さなければいけないのに、そうしないと君は悲しんでしまうから。
だけど無理でした。
「別れよう」なんて言っても出来なくて……。
私、風の笑顔が大好き。
だって、見ているだけで笑顔になれるんだもの。
やっぱり、キミに会えて良かった。
好きになって良かった。
もしも、泣きたくなったら泣いていいんだよ。あの日私に言ってくれたみたいに。
風は我慢しちゃう人だから、優しい人だから。
本当はもっと一緒にいたかった。
ずっとずっとずっと一緒にいたかった。
わがままでごめんなさい。
心配ばかりかけてごめんなさい。
たくさん困らせてごめんなさい。
ありがとう。
また、来世で会えたらいいね。
そうしたら私はまたキミを好きになるよ。
じゃあもういくね。 バイバイ
キミの幸せを心から願っています。
笑って。
敷矢 百
僕はこれからキミを探しに旅に出るよ。
心からキミを思って。
「またね、風」
気がつくと私は風の頬に手を当てて
「笑って、私は笑顔が好きよ」
っ言っていた。そんなの困らせてしまうだけなのに、分かっているのに、笑って欲しかった。
学校から一緒に帰る「当たり前」の毎日に戻れたらどんなにいいだろうか。願ったって神さまには届かないから……
百は死んだ。何もしてやれなかった。
「風雅くん、これ」
そう言って百のお母さんに渡された手紙。百の字だ。「天月 風雅様」そう書いてある封筒を見るとまた涙がこぼれた。
天月 風雅様
これを読んでるってことは、私はもういないんだね。私ね、風といれてとても幸せでした。
毎日が虹色に色づいていて、隣にいるキミを見てると生きていて良かった、そう思えました。風が握ってくれた手を離さなければいけないのに、そうしないと君は悲しんでしまうから。
だけど無理でした。
「別れよう」なんて言っても出来なくて……。
私、風の笑顔が大好き。
だって、見ているだけで笑顔になれるんだもの。
やっぱり、キミに会えて良かった。
好きになって良かった。
もしも、泣きたくなったら泣いていいんだよ。あの日私に言ってくれたみたいに。
風は我慢しちゃう人だから、優しい人だから。
本当はもっと一緒にいたかった。
ずっとずっとずっと一緒にいたかった。
わがままでごめんなさい。
心配ばかりかけてごめんなさい。
たくさん困らせてごめんなさい。
ありがとう。
また、来世で会えたらいいね。
そうしたら私はまたキミを好きになるよ。
じゃあもういくね。 バイバイ
キミの幸せを心から願っています。
笑って。
敷矢 百
僕はこれからキミを探しに旅に出るよ。
心からキミを思って。
「またね、風」
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