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一章 私立八意学園
悲鳴
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我ながら少しおかしなテンションだと思う。多分冷静になったら恥ずかしくて死にたくなるやつだろう。
でも、どうせ恥ずかしくなるなら今だけはこの気分のまま遊び倒そうと決めた。
「次はお待ちかねのコープスロットに行くよー」
コープスロットってなんだろうか?
「じゃあ二人組作ってー」
やめなさい。人によっては効くんだからそれ。
「作るまでもないですけど、僕と蓮さんチームですね」
対戦系なのかな?コープスロット…コープ・スロット?スロットゲームなのかな?
「よくわからないけど了解だよー」
そのアトラクションは少し古びたお家がモチーフのような場所だった。裏カジノみたいな感じなのかな?漫画でしか知らないけど。
割と人気なアトラクションらしく30分ほど待つことになった。
待ってる間おしゃべりをしていると段々と近付いてようやくどんなスポットなのか気がつく。
そう、コープ・スロットではなくコープス・ロットだった。
「お化け屋敷じゃんか!!やだからね!絶対入らないからね!知っててやってたでしょ!?」
そう、こんな見た目でも私は怖いものが大嫌いだ。特に理由はなくても怖いものは怖いんだ。怖いんだもん。
なので断固拒否の構えで逃げようとするが絵里と類君に捕まえられる。
「はーなーせー!私はほっといて行ってきてよ!」
「ダメだよん二人組でしか入れないし、れんたんも了解って言ったよね?」
「そうですよ?僕一人じゃ入れませんし、所詮作り物ですって」
いやいやと振り切ろうとするがニコニコとした二人を振り解けず、中澤くんに助けを求めるが目を逸らされてしまった。
「う、裏切り者ー!」
「すいません蓮さん。俺は今日絵里さんに逆らえないんです」
ダウンしていた弱みを握られたらしい。
情けない。そして無情にも類君とともにお化け屋敷に放り込まれてしまった。
中は思っていた以上に老朽化していた。いや、そういう作りなんだろうけど。歩くたびにギシギシと鳴り響く廊下を類君に縋り付くように離れないようにくっついて歩く。
「蓮さん、さすがにちょっと歩きにくいです」
「だだだだだだだってこわっ怖いんだもん!連れ込んだんだから、せっ責任取って連れてってよ!」
「ちょっと言い方が悪いと思いますけどまあ了解です」
「類君は怖くないの!?」
「怖いですけど、蓮さん見てたら落ち着きました」
あれか、自分より慌ててる人間を見るとってやつか!私はこんなに怖いのにずるい!
そして、ギシギシと軋む廊下を恐る恐る歩いて行くと大広間のようなところに辿り着いた。
「ひぁぅ!?」
人影が見えて思わず変な声が出るがよく見ると小さな子供が泣いていた。
「ひぐっぐすっ、おとうさんどこぉ…!」
どうやら親御さんと離れてしまったらしい、怖かったことも忘れ、思わず駆け寄り声をかける。
「大丈夫!?お父さんとはぐれちゃったの!?」
「あ、蓮さんそれは!」
類君の声も届かず、その子供が顔を上げた。
「ひはっひはははははぁぁあ!おとうさんどこにいるのぉぉぉお!?」
顔を上げた子供は目が腐り落ち皮も剥げ落ちゾンビのような形相だった。
「いやぁぁぁぁぁぁあ!?!?!?」
でも、どうせ恥ずかしくなるなら今だけはこの気分のまま遊び倒そうと決めた。
「次はお待ちかねのコープスロットに行くよー」
コープスロットってなんだろうか?
「じゃあ二人組作ってー」
やめなさい。人によっては効くんだからそれ。
「作るまでもないですけど、僕と蓮さんチームですね」
対戦系なのかな?コープスロット…コープ・スロット?スロットゲームなのかな?
「よくわからないけど了解だよー」
そのアトラクションは少し古びたお家がモチーフのような場所だった。裏カジノみたいな感じなのかな?漫画でしか知らないけど。
割と人気なアトラクションらしく30分ほど待つことになった。
待ってる間おしゃべりをしていると段々と近付いてようやくどんなスポットなのか気がつく。
そう、コープ・スロットではなくコープス・ロットだった。
「お化け屋敷じゃんか!!やだからね!絶対入らないからね!知っててやってたでしょ!?」
そう、こんな見た目でも私は怖いものが大嫌いだ。特に理由はなくても怖いものは怖いんだ。怖いんだもん。
なので断固拒否の構えで逃げようとするが絵里と類君に捕まえられる。
「はーなーせー!私はほっといて行ってきてよ!」
「ダメだよん二人組でしか入れないし、れんたんも了解って言ったよね?」
「そうですよ?僕一人じゃ入れませんし、所詮作り物ですって」
いやいやと振り切ろうとするがニコニコとした二人を振り解けず、中澤くんに助けを求めるが目を逸らされてしまった。
「う、裏切り者ー!」
「すいません蓮さん。俺は今日絵里さんに逆らえないんです」
ダウンしていた弱みを握られたらしい。
情けない。そして無情にも類君とともにお化け屋敷に放り込まれてしまった。
中は思っていた以上に老朽化していた。いや、そういう作りなんだろうけど。歩くたびにギシギシと鳴り響く廊下を類君に縋り付くように離れないようにくっついて歩く。
「蓮さん、さすがにちょっと歩きにくいです」
「だだだだだだだってこわっ怖いんだもん!連れ込んだんだから、せっ責任取って連れてってよ!」
「ちょっと言い方が悪いと思いますけどまあ了解です」
「類君は怖くないの!?」
「怖いですけど、蓮さん見てたら落ち着きました」
あれか、自分より慌ててる人間を見るとってやつか!私はこんなに怖いのにずるい!
そして、ギシギシと軋む廊下を恐る恐る歩いて行くと大広間のようなところに辿り着いた。
「ひぁぅ!?」
人影が見えて思わず変な声が出るがよく見ると小さな子供が泣いていた。
「ひぐっぐすっ、おとうさんどこぉ…!」
どうやら親御さんと離れてしまったらしい、怖かったことも忘れ、思わず駆け寄り声をかける。
「大丈夫!?お父さんとはぐれちゃったの!?」
「あ、蓮さんそれは!」
類君の声も届かず、その子供が顔を上げた。
「ひはっひはははははぁぁあ!おとうさんどこにいるのぉぉぉお!?」
顔を上げた子供は目が腐り落ち皮も剥げ落ちゾンビのような形相だった。
「いやぁぁぁぁぁぁあ!?!?!?」
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