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二期 三・五章
アザゼルの思惑
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「あっはっはっはっ!!!人間って本当おもしろい!!」
アザゼルは笑う。
「まさかここまでとはね~~!人類最強をさらに最強にして僕の駒にする作戦は成功かな?」
「魔王様復活においてあいつは邪魔だからね。こっちの駒にした方がいいでしょ!殺しても良かったんだけど、後々生贄にできそうだし勿体ない。」
ニコニコと独り言を言うアザゼル。
そんな彼を見ていた者が一人。
「楽しそうだな。アザゼル。」
「あっサマエル!」
サマエルは少女のような姿をした悪魔で、東担当の観測者である。
「いい駒を手に入れたんだ!生贄にも使える!」
「お前はよく人間で遊ぶなぁ、どんな奴なんだ?」
アザゼルはニッと笑う。
「人類最強の男だよ!」
サマエルは目を見開いて大きく驚いた。
「クレイスとか言うやつか!!今の世で我々に唯一歯向かえそうな人間だな!どうやって駒にしたんだ?」
話を聞いたサマエルは興奮気味にアザゼルに質問する。
「まあまあ、自分で確かめてみなよ!」
そう言ってアザゼルは南の観測窓から退いた。
四人の観測悪魔はそれぞれに自分の窓を持っており、そこから外界の様子をのぞいている。
「どれどれ?」
アザゼルが退いた後の窓から顔を出してクレイスを探す。
探して行くと様子のおかしな街が見つかった。
「お前…やりすぎじゃあないか?」
サマエルの目に飛び込んできたのは崩壊間近のアルケイデスの街だった。
おそらくアザゼルがやったことだろう、と予想した。
「まあいいじゃない!それでこちら側の最大の敵が居なくなるなら!!」
「まあ、そうかもなぁ…。でもアバドン様からルシファー様復活まであまり派手な事はするなって…裏から手を回した方がよかったんじゃないか?」
アバドンという悪魔はルシファーの側近であり、ルシファー復活の指揮を執っている。悪魔側の(ルシファーを除いて)最高の権利者だ。
「そう!だから言わないでね?」
「…巻き込みやがって…。」
可愛らしい少女の姿で舌打ちをするサマエル。
「…ん?クレイスを見つけはしたが、様子がおかしくないか?」
「なになに?」
「あれ、使役できてるか?様子が変だぞ。」
「えっ?」
ーアルケイデスー
結果から言えば、クレイスは人間側だった。
南門の魔物を倒したあと残りの魔物を倒しに向かい、街の中の全ての魔物を倒し、街を守りきった。
悪魔の加護による人間性への影響だが…
南門の時点で人間性はほぼ無くなっていた。
残党を殺して行くクレイスの姿は悪魔だった。
「クレイス…止まって…」
そんなクレイスを止めたのはシルキーであった。
誰もが恐れて近寄れなかったクレイスに一人だけ、唯一近寄り…
抱きついた。
その瞬間、クレイスの目の色が変わった。
「…っ!…なるほど、これが代償か…!」
意識が完全にクレイスに戻り、理解した。
「クレイス…!」
シルキーがきつく抱きしめる。血にまみれたクレイスを強く。
「シルキー…、君が…。」
この瞬間、またあの時のように時が止まった。
「ここは…意識空間…?悪魔か!?」
「そうだよ…、ねえなんか上手いことまとめようとしてない?」
突如目の前に現れたアザゼルに驚き、身構えるがシルキーが抱きついたまま止まっているので動けない。
「貴様に貰ったこの加護には感謝しているが、まさか自我をなくすとはな…。」
「何も代償が無いわけないじゃない。君には奴隷になってもらうよ。」
アザゼルは前のようなニヤニヤ顔ではなく、怒り狂った顔をしていた。
「…不思議だが、今は全く何も感じないんだ。悪魔の加護の影響を感じない。」
「ちっ、じゃあまたこの街に魔物を呼んでやるよ。」
クレイスはとんでもない言葉を耳にした。
また
この2文字が意味すること
「やはり…貴様か。この街に魔物をはなったのは…!!!」
「は?何言ってんの?当たり前じゃない。君をこちら側にしちゃおうって作戦なのにさ。」
手をひらひらしながら答える。
「それなのにまさか、ボクの加護を自分のものにするなんて…。訳わかんないよ、君本当に人間?精神までぶち壊れ性能じゃん。」
クレイスのステータスは精神だけ以上に高かった。これが功を奏した。
「それ、返してもらうよ。」
前回と同じように頭に手をつけてくるアザゼル。
「返すと思うか?」
「いいよ、無理やりひっぺがすから。」
頭から力が抜ける感覚が突如襲った。
「ぐっ…!!」
「無駄だよ、流石にボクの精神力にはかなわ…な…い…!?」
アザゼルの余裕の表情が、一気に焦りへと変わる。
「…んん?どうやらお前の精神力も大したことないようだな?」
「ただの人間が…まさか…!」
「好き勝手やりやがって、手ぶらで帰りやがれ!!」
クレイスは強く心の中で「消えろ!!」と叫んだ。
「は…!まさか…!……おのれ…!この空間ごと…!!!」
「じゃあな、いつか菓子折り持って返しに言ってやるよ。」
クレイスはより一層強く念じた。
「おのれぇぇぇえ!!!!!!」
目の前からアザゼルが消え、悪魔の加護を自分のものへと変えた。
奴が消えると、また大きな穴に飲み込まれるような感覚に飲まれ…
気がつくと動いているシルキーの柔らかい腕の中に戻ってきていた。
「シルキー、聞いてくれ。」
「な、何?」
クレイスは自分を戻してくれた女性を見つめこう言った。
気づけばどんな時も一緒にいた。幼い頃からずっと。
自分が冒険者になると言った時も一緒についてきてくれた。
そして今、自分を助けてくれた。
感謝している。
感謝しているなら相応の言葉を。
「ありがとう。」
「え、ええ!よかった、クレイスに戻ったのね!」
「君を一生守るよ。結婚しよう。」
クレイスはシルキーの目をまっすぐ見つめ、告白した。
「……はい。貴方となら、どこへでも。」
シルキーは嬉し涙を流していた。
ー魔王城ー
「あ"あ"のぉやろおお"ぉお!!!」
意識が帰ってきたアザゼルは途端に叫び声をあげ、手から血が滴るほど拳を握りしめていた。
「ど、どうしたんだアザゼル!」
隣でサマエルが身体を浮かせるほど驚いた。
「あいつ…、加護だけを持ち逃げしやがった…!」
怒りに満ちた表情で幼い顔が潰れる。
「無理やり戻さなかったのか?」
「やったさ!!あいつは人間じゃねえ…、悪魔の俺の精神力を…上回ってた…。」
「なんだと!?」
「こうなりゃ自ら行ってぶち殺してやる!!」
アザゼルが息巻いて飛び出そうとした時、後ろから声が聞こえた。
「アザゼルよ、なにやら勝手なことをし、さらに失敗したようだな。」
「!!アバドン様!!」
アバドンと呼ばれたその男はゆっくりとアザゼルに近寄る。
「そ、それだけは…!おやめください…!!きっと、きっと!!なんとかしますので!!」
アバドンは舌打ちをしながらアザゼルの頭を掴んだ。
「もうよい。お前は…観測を続けろ。」
「ギャァァァァ!!」
アザゼルは電撃が走ったように身体を痙攣させ、その場に崩れ落ちた。
「それはそうと、サマエル。貴様なにしてる?」
「す、すぐ持ち場に戻ります!!!」
アバドンに睨まれたサマエルは全速力で東の観測窓に戻って行った。
「全くどいつもこいつも…気が抜けておる…。」
「ア…バドン…様…、クレイスのやつをどうなさるおつもりですか…?」
痛みが引いてきたアザゼルが問う。自らが巻いた種、アバドンがどうするつもりなのかを聞くことは当然だった。
「何もせん。」
「!?悪魔の加護を持っているのですよ?放置して…」
大丈夫何ですかと続けようとしたが、アバドンの顔を見て止まった。
「貴様ごときの…加護に…何の意味がある?」
「も、申し訳ありません…」
「わかったら観測に戻れ。」
「はい。」
小動物のようになってしまったアザゼルは、一言も話すことなく持ち場に戻った。
「まったく…、ルシファー様が目覚めるまで目立った行動をするなと言ったのに…。これでは神どもも動き出すであろうな。どうしたものか…。」
ブツブツと言いながらアバドンは奥へと消えて行った。
「クソ人間の所為で俺がこんな目に…、いつか恨みは晴らす…。」
アザゼルは静かに息をした。
これが、クレイスの背負った業である。
シルキーに危機がせまる事によって、今回また発動してしまったのだろう。
アリサもアザゼルの加護の存在を知って、気が触れてしまった。
どれだけの人を悲しませれば、アザゼルは満足するのだろうかー。
アザゼルは笑う。
「まさかここまでとはね~~!人類最強をさらに最強にして僕の駒にする作戦は成功かな?」
「魔王様復活においてあいつは邪魔だからね。こっちの駒にした方がいいでしょ!殺しても良かったんだけど、後々生贄にできそうだし勿体ない。」
ニコニコと独り言を言うアザゼル。
そんな彼を見ていた者が一人。
「楽しそうだな。アザゼル。」
「あっサマエル!」
サマエルは少女のような姿をした悪魔で、東担当の観測者である。
「いい駒を手に入れたんだ!生贄にも使える!」
「お前はよく人間で遊ぶなぁ、どんな奴なんだ?」
アザゼルはニッと笑う。
「人類最強の男だよ!」
サマエルは目を見開いて大きく驚いた。
「クレイスとか言うやつか!!今の世で我々に唯一歯向かえそうな人間だな!どうやって駒にしたんだ?」
話を聞いたサマエルは興奮気味にアザゼルに質問する。
「まあまあ、自分で確かめてみなよ!」
そう言ってアザゼルは南の観測窓から退いた。
四人の観測悪魔はそれぞれに自分の窓を持っており、そこから外界の様子をのぞいている。
「どれどれ?」
アザゼルが退いた後の窓から顔を出してクレイスを探す。
探して行くと様子のおかしな街が見つかった。
「お前…やりすぎじゃあないか?」
サマエルの目に飛び込んできたのは崩壊間近のアルケイデスの街だった。
おそらくアザゼルがやったことだろう、と予想した。
「まあいいじゃない!それでこちら側の最大の敵が居なくなるなら!!」
「まあ、そうかもなぁ…。でもアバドン様からルシファー様復活まであまり派手な事はするなって…裏から手を回した方がよかったんじゃないか?」
アバドンという悪魔はルシファーの側近であり、ルシファー復活の指揮を執っている。悪魔側の(ルシファーを除いて)最高の権利者だ。
「そう!だから言わないでね?」
「…巻き込みやがって…。」
可愛らしい少女の姿で舌打ちをするサマエル。
「…ん?クレイスを見つけはしたが、様子がおかしくないか?」
「なになに?」
「あれ、使役できてるか?様子が変だぞ。」
「えっ?」
ーアルケイデスー
結果から言えば、クレイスは人間側だった。
南門の魔物を倒したあと残りの魔物を倒しに向かい、街の中の全ての魔物を倒し、街を守りきった。
悪魔の加護による人間性への影響だが…
南門の時点で人間性はほぼ無くなっていた。
残党を殺して行くクレイスの姿は悪魔だった。
「クレイス…止まって…」
そんなクレイスを止めたのはシルキーであった。
誰もが恐れて近寄れなかったクレイスに一人だけ、唯一近寄り…
抱きついた。
その瞬間、クレイスの目の色が変わった。
「…っ!…なるほど、これが代償か…!」
意識が完全にクレイスに戻り、理解した。
「クレイス…!」
シルキーがきつく抱きしめる。血にまみれたクレイスを強く。
「シルキー…、君が…。」
この瞬間、またあの時のように時が止まった。
「ここは…意識空間…?悪魔か!?」
「そうだよ…、ねえなんか上手いことまとめようとしてない?」
突如目の前に現れたアザゼルに驚き、身構えるがシルキーが抱きついたまま止まっているので動けない。
「貴様に貰ったこの加護には感謝しているが、まさか自我をなくすとはな…。」
「何も代償が無いわけないじゃない。君には奴隷になってもらうよ。」
アザゼルは前のようなニヤニヤ顔ではなく、怒り狂った顔をしていた。
「…不思議だが、今は全く何も感じないんだ。悪魔の加護の影響を感じない。」
「ちっ、じゃあまたこの街に魔物を呼んでやるよ。」
クレイスはとんでもない言葉を耳にした。
また
この2文字が意味すること
「やはり…貴様か。この街に魔物をはなったのは…!!!」
「は?何言ってんの?当たり前じゃない。君をこちら側にしちゃおうって作戦なのにさ。」
手をひらひらしながら答える。
「それなのにまさか、ボクの加護を自分のものにするなんて…。訳わかんないよ、君本当に人間?精神までぶち壊れ性能じゃん。」
クレイスのステータスは精神だけ以上に高かった。これが功を奏した。
「それ、返してもらうよ。」
前回と同じように頭に手をつけてくるアザゼル。
「返すと思うか?」
「いいよ、無理やりひっぺがすから。」
頭から力が抜ける感覚が突如襲った。
「ぐっ…!!」
「無駄だよ、流石にボクの精神力にはかなわ…な…い…!?」
アザゼルの余裕の表情が、一気に焦りへと変わる。
「…んん?どうやらお前の精神力も大したことないようだな?」
「ただの人間が…まさか…!」
「好き勝手やりやがって、手ぶらで帰りやがれ!!」
クレイスは強く心の中で「消えろ!!」と叫んだ。
「は…!まさか…!……おのれ…!この空間ごと…!!!」
「じゃあな、いつか菓子折り持って返しに言ってやるよ。」
クレイスはより一層強く念じた。
「おのれぇぇぇえ!!!!!!」
目の前からアザゼルが消え、悪魔の加護を自分のものへと変えた。
奴が消えると、また大きな穴に飲み込まれるような感覚に飲まれ…
気がつくと動いているシルキーの柔らかい腕の中に戻ってきていた。
「シルキー、聞いてくれ。」
「な、何?」
クレイスは自分を戻してくれた女性を見つめこう言った。
気づけばどんな時も一緒にいた。幼い頃からずっと。
自分が冒険者になると言った時も一緒についてきてくれた。
そして今、自分を助けてくれた。
感謝している。
感謝しているなら相応の言葉を。
「ありがとう。」
「え、ええ!よかった、クレイスに戻ったのね!」
「君を一生守るよ。結婚しよう。」
クレイスはシルキーの目をまっすぐ見つめ、告白した。
「……はい。貴方となら、どこへでも。」
シルキーは嬉し涙を流していた。
ー魔王城ー
「あ"あ"のぉやろおお"ぉお!!!」
意識が帰ってきたアザゼルは途端に叫び声をあげ、手から血が滴るほど拳を握りしめていた。
「ど、どうしたんだアザゼル!」
隣でサマエルが身体を浮かせるほど驚いた。
「あいつ…、加護だけを持ち逃げしやがった…!」
怒りに満ちた表情で幼い顔が潰れる。
「無理やり戻さなかったのか?」
「やったさ!!あいつは人間じゃねえ…、悪魔の俺の精神力を…上回ってた…。」
「なんだと!?」
「こうなりゃ自ら行ってぶち殺してやる!!」
アザゼルが息巻いて飛び出そうとした時、後ろから声が聞こえた。
「アザゼルよ、なにやら勝手なことをし、さらに失敗したようだな。」
「!!アバドン様!!」
アバドンと呼ばれたその男はゆっくりとアザゼルに近寄る。
「そ、それだけは…!おやめください…!!きっと、きっと!!なんとかしますので!!」
アバドンは舌打ちをしながらアザゼルの頭を掴んだ。
「もうよい。お前は…観測を続けろ。」
「ギャァァァァ!!」
アザゼルは電撃が走ったように身体を痙攣させ、その場に崩れ落ちた。
「それはそうと、サマエル。貴様なにしてる?」
「す、すぐ持ち場に戻ります!!!」
アバドンに睨まれたサマエルは全速力で東の観測窓に戻って行った。
「全くどいつもこいつも…気が抜けておる…。」
「ア…バドン…様…、クレイスのやつをどうなさるおつもりですか…?」
痛みが引いてきたアザゼルが問う。自らが巻いた種、アバドンがどうするつもりなのかを聞くことは当然だった。
「何もせん。」
「!?悪魔の加護を持っているのですよ?放置して…」
大丈夫何ですかと続けようとしたが、アバドンの顔を見て止まった。
「貴様ごときの…加護に…何の意味がある?」
「も、申し訳ありません…」
「わかったら観測に戻れ。」
「はい。」
小動物のようになってしまったアザゼルは、一言も話すことなく持ち場に戻った。
「まったく…、ルシファー様が目覚めるまで目立った行動をするなと言ったのに…。これでは神どもも動き出すであろうな。どうしたものか…。」
ブツブツと言いながらアバドンは奥へと消えて行った。
「クソ人間の所為で俺がこんな目に…、いつか恨みは晴らす…。」
アザゼルは静かに息をした。
これが、クレイスの背負った業である。
シルキーに危機がせまる事によって、今回また発動してしまったのだろう。
アリサもアザゼルの加護の存在を知って、気が触れてしまった。
どれだけの人を悲しませれば、アザゼルは満足するのだろうかー。
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追記:2025/09/20
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