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異世界
15. 親族のオークたち(イルザの家)
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「オウガにも、かなり薄まっているとは言えオークの血が流れてるから、あの子との初めてのセックスの後、かなり魔力が増えたでしょ?」
そう言われても、ピンと来ない。
そもそも全く魔法の無い世界から来たワケで、あの時点で自分の魔力が底を尽きかけてることすら分からなかった。
・・・ってか、そうか、オウガにもオークの血が流れてるんだ。びっくり。
「ま、そっか。まだ分かんないわよねぇ。じゃぁ、まぁ、それは良いとして。
もしもリサがもっと魔力量を増やしたいのなら、今がチャンスよ?
ここでなら、喜んで抱いてくれるシングルのオークがたくさん居るし。親族の中から、なるべくオウガに似てるコを呼んであげることも出来るし。
魔力量が増えて、使える魔法が増えれば、オウガと一緒に“封印の地“に行くことも出来るのよ?
オウガに頼りっきりじゃなく、自分の魔力だけで、したいことをしたいだけ出来たら便利じゃない? 嬉しくない?」
「それは、・・・は、い」
立板に水のように説得されて、うっかり私はイルザに頷いてしまった。
「そうでしょ、そうよね。待ってね」
そう言うと、パチンと指を鳴らして、小声で何かを囁く。・・・何かの呪文??
・・・と思ったら、ダイニングのドアをノックして、すぐにオウガが入ってきた。
「え?」
いや、オウガじゃない。
顔つきも色合いも物凄く似てるけど、背がかなり高くてゴリマッチョ。上はベストではなくワイシャツを羽織っているけど、ボタンはひとつも留めていない。下は黒いハーフパンツ。人間に見えるけど、よく見ると口元からはキバが覗いている。
そんなオウガ似の彼が、嬉しそうに右手を差し出したので、そっと握手する。
「初めまして。俺は、グラン。オウガの従兄だ」
「は、初めまして。私はリサ。オウガの、ツガイ、です」
「うん、知ってる」
そう言ながら、嬉しそうににぎにぎと私の手の肌感チェックを始める。
私は思わず手を引っ込めてしまった。
「こら、グラン。リサは“奥手“なんだから、初めからグイグイ行っちゃダメよ。丁寧に、大切におもてなししてね」
イルザに怒られたグランが、肉厚の舌をぺろりと覗かせて首をすくめる。
「そうだった。すまん、リサ。とりあえず、外を散歩しない?」
手を取って立たされ、そのまま手を繋がれてダイニングの奥のガラス扉から外へと誘われる。
振り返ると、イルザが、今まで一切の気配を消してただ成り行きを見守っていたロッカに腰を抱かれて、奥の部屋へと入って行くところだった。私の視線に気がついたようで、ウインクを寄越す。口元が動いて何か言葉を紡いでいるけど、それは・・・
『たのしんで』??
グランに連れられて外に出ると、そこは綺麗な庭だった。
表から見ても花は多かったけど、こちら側は草木も茂っていて、花もたくさん咲いている。雑然としているように見えて、絶妙にバランスが取れてる。まるでイングリッシュガーデンのよう。
ほおっと庭に見惚れていると、グランが説明してくれる。
「綺麗だろ? 俺の従弟、いや又従兄か? ま、いいや。イトコに、造園が趣味のヤツが居て、ここもヤツが手をかけてんだ」
「ステキなお庭ね」
「庭・・・、ではねーかな? この土地は、誰のもんでもねーから」
「自分の庭じゃないのに、ここまで手をかけちゃうの?」
「ヤツは際限なく手をかけられて楽しい。みんなは草花を愛でられて楽しい。なんも問題はねーよな?」
そう言って不思議そうな顔をする。
「そうね」
婚姻に縛られないように、土地の所有意識もかなりユルいらしい。ユルくて、長閑で、心地良い。
私がふんわり笑うと、グランが急に私を片手抱きにした。ちょっとビックリしたけど、これだと目線が高くなって景色を更に楽しめる。
「ありが・・・」
とう、と言おうとしてグランの顔を見た私に、グランがいきなり口付けてきた。
オウガよりもやや肉厚の唇が、私の唇を這い、撫で、吸いつく。
グランの右手が、私の服の上を胸からお腹へと滑ったかと思ったらボタンが外されていて、胸を直に優しく揉まれる。
「は、リサの胸、おっきくて、やわらかい」
「あ、やっ」
拒否しようと声を上げた為に開けてしまった口に、グランの熱くて大きな舌が侵入してくる。ねっとりと、舌の上に舌を這わされる。
途端に、下腹部がキュンとなって、蜜が滴ったのが分かった。
「えっ、なんで私、濡れて・・・」
思わず涙目になる。いつの間に、私はこんなにも淫乱になってしまったの?
「知らねーの? オークの体液には、媚薬成分が入ってんだ。濃さは調整出来っから、ちぃと濃いめにしとくな」
「えっ」
グランの舌が、今度は胸を執拗に舐りり始める。
それだけで、私は軽く達ってしまった。
「やぁ、・・・こんな、とこで、外で、や、・・・やぁ」
喘ぎながらも、胸を舐り続けるグランに必死に抵抗する。
「じゃぁ、もう、中に入る?」
「うん、あうっ、・・・中に、入るぅ」
「分かった。ベッドに行こう」
「え、ぇっ?」
そうしてまんまとベッドルームに連れ込まれ、私はベッドでグランに組み敷かれてしまった。
いつの間にかふたりとも裸で。
グランの大きな手で身体中を撫で摩られ、唇と舌を這わされる。
グランのアレは有り得ないほど大きかったけど、丁寧にねっとりとその舌で準備を施され、奥の奥まで媚薬を塗りこめられた(その間中、あまりの快感に悶え苦しんだ)ので、いざ挿入されても痛みはほとんど無かった。
身体中のあちこちを丁寧に愛でられ、揺すられて。
最後の魔力融合は、スミレ色の光と七色の光が豊かな湧水のように溢れる、鮮やかなものだった。
悲しいかな、こんなとこまでオウガに似ている。
精を放った後も名残惜しげに腰を揺らしていたグランが、もう一度私に口づけを落とすと、
「・・・リサ、すげぇ良かった。もっと抱いてたいけど、・・・そろそろ交代みたいだ」
そう言って、私から離れる。
「あん、待って、って、・・・え? ・・・交、代?」
恐る恐る横を見ると、服を全て脱いで準備万端整えた男性が、キバを見せ、オウガによく似た目元をにっこりと細めながら右手を差し出した。
「初めまして、リサ。俺はルンガ。オウガの叔父だ」
一瞬呆然とした後、ぼんやりした思考の中でしっかりと妥算が働いた。
グランでふたり分の魔力量が増え、ルンガで更にふたり分が増える・・・。
知らない人間ふたりに抱かれるより、今ここで媚薬の力に溺れながらルンガひとりに抱いてもらう方が良いんじゃないか、と。
・・・それで、躊躇いつつもルンガの手を取った。
ただ、この時、私はひとつ失念していた。
『オークの体液には、媚薬成分が含まれる』
つまり、精液にも入ってるということを。精をナカに吐き出されれば吐き出されるほど、更に媚薬が身体に回るということを。
結果、ルンガに深くキスされ、愛でられて、抱かれ、たっぷりと精を放たれてから後・・・。
私はあまりの快楽に色々トんだ。理性もトんで、記憶も切れ切れになる。
途中で何度か相手が交代した。その誰かに手を差し伸ばされれば、自らベッドに引き込んで相手の舌を貪った。ナカに入り込んでくる熱杭を、自ら揺すり上げ、絞り上げた。
そうして・・・。気がつけば、もう深夜だった。
結局、一体何人に抱かれたのか数えることすら出来なかった。多分、5人は下らないと思う。
最後に抱いてくれた人が丁寧にナカにも外にも、ついでに寝具にも浄化魔法をかけてくれたおかげで、その人の顔だけは覚えてる。
その人は生粋のオーガで、髪の色がオウガと同じ金髪なところ以外は、オウガには似ても似つかない顔つきだった。
「ありがとう・・・、あの、もう一度、あなたの名前、聞いても、良い?」
躊躇いながらそう言うと、その人は「ノーレ」と名乗って、私の頬にそっと口付けてから部屋を出て行った。
「もう、終わり・・・かな」
何時間も抱かれ続けたせいで、身体がダルい。筋肉痛みたいに、節々が痛む。
その上、ノーレが浄化してくれたとは言え、浄化しきれなかった媚薬成分が残ってるのか、はたまた体内に吸収された分が効いているのか、未だに快感が続いていてシーツに肌が擦れるのもツラい。
・・・抱かれ続けたが故に、肌が敏感になってるせいもあるかも。
私はベッドの上で丸くなって、小さく押し寄せ続ける快感に耐えていた。
すると、カチャリ、と扉の開く音が聞こえた。
また、誰か来たの・・・??
目を閉じて身体を硬くしながらジッとしていると、温かな手が私の肩を撫でた。
「あんっ」
それだけなのに、思わず嬌声をあげてしまう。
「大丈夫? リサ?」
思わず目を開けて、ベッドに腰掛けて私の顔を覗き込んでいる人の顔を見ると
「・・・オウガ?」
「うん、オレ。ごめん、遅くなって。・・・オレの従兄弟たちに、抱かれたんだね」
そこに居たのはオウガで・・・。思わず涙が溢れた。
「ごめんなさい、オウガ・・・。私、何人もの男の人に、抱かれちゃった。凄く凄く、気持ち良くて、うっ、自分から、快楽に、溺れちゃったの。こんな淫乱な私、汚くて、オウガには、相応しくない」
「リサ・・・。どうして汚いなんて思うの? リサのナカに吐き出された、オレの従兄弟たちの精が汚いってコト?」
「違う、違うの。オウガと言う、ツガイが居るのに、快楽に弱くて、他の男の人を、あ、あっさりナカに、受け入れちゃう、う、自分が汚いの。・・・ううっ」
「リサ。何度でも言うけど、それは、この世界ではなんの問題もないことだよ? だってそのおかげで、この短時間に魔力量が滅茶苦茶増えただろ?」
「え? あ・・・」
「まだ確認してないの?」
「うん」
「じゃぁ、試しに回復魔法をかけてみて?」
言われて試してみると、驚くほどの手応えをもって回復魔法が発動し、体のだるさや痛みが瞬時にすっかりと取れてしまった。
「あ・・・、出来た」
「でしょ? これでこれからはもっとたくさんの魔法を覚えて使えるようになるよ」
そう言って嬉しそうにオウガが私を抱きしめてきて、思わず悲鳴をあげてしまう。
「え? リサ?」
「身体は、回復したけど、快感が、押し寄せてきて、止まらないの。んんん、媚薬、効きすぎで、・・・ツラいの」
快感に震えながらまたぽろりと涙を流すと、オウガが私の頬をそっと舐めた。
「じゃぁオレが、最後に調整してあげる」
「ん、これって、魔力循環が、乱れてるの?」
「違うけど。単に、オレがリサを抱きたいだけ」
目尻を下げたセクシーな表情で微笑むと、オウガは魔法で一気に服を脱いで、私に覆い被さった。
∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞
『此処何処』では悪役だったイルザ登場。
あちらでは胸クソキャラでしたが、こちらでは貴重な“狂言回し“です (^^)
※ ここでのオークの各種設定は、この世界独自のものとご了承くださいませ。
そう言われても、ピンと来ない。
そもそも全く魔法の無い世界から来たワケで、あの時点で自分の魔力が底を尽きかけてることすら分からなかった。
・・・ってか、そうか、オウガにもオークの血が流れてるんだ。びっくり。
「ま、そっか。まだ分かんないわよねぇ。じゃぁ、まぁ、それは良いとして。
もしもリサがもっと魔力量を増やしたいのなら、今がチャンスよ?
ここでなら、喜んで抱いてくれるシングルのオークがたくさん居るし。親族の中から、なるべくオウガに似てるコを呼んであげることも出来るし。
魔力量が増えて、使える魔法が増えれば、オウガと一緒に“封印の地“に行くことも出来るのよ?
オウガに頼りっきりじゃなく、自分の魔力だけで、したいことをしたいだけ出来たら便利じゃない? 嬉しくない?」
「それは、・・・は、い」
立板に水のように説得されて、うっかり私はイルザに頷いてしまった。
「そうでしょ、そうよね。待ってね」
そう言うと、パチンと指を鳴らして、小声で何かを囁く。・・・何かの呪文??
・・・と思ったら、ダイニングのドアをノックして、すぐにオウガが入ってきた。
「え?」
いや、オウガじゃない。
顔つきも色合いも物凄く似てるけど、背がかなり高くてゴリマッチョ。上はベストではなくワイシャツを羽織っているけど、ボタンはひとつも留めていない。下は黒いハーフパンツ。人間に見えるけど、よく見ると口元からはキバが覗いている。
そんなオウガ似の彼が、嬉しそうに右手を差し出したので、そっと握手する。
「初めまして。俺は、グラン。オウガの従兄だ」
「は、初めまして。私はリサ。オウガの、ツガイ、です」
「うん、知ってる」
そう言ながら、嬉しそうににぎにぎと私の手の肌感チェックを始める。
私は思わず手を引っ込めてしまった。
「こら、グラン。リサは“奥手“なんだから、初めからグイグイ行っちゃダメよ。丁寧に、大切におもてなししてね」
イルザに怒られたグランが、肉厚の舌をぺろりと覗かせて首をすくめる。
「そうだった。すまん、リサ。とりあえず、外を散歩しない?」
手を取って立たされ、そのまま手を繋がれてダイニングの奥のガラス扉から外へと誘われる。
振り返ると、イルザが、今まで一切の気配を消してただ成り行きを見守っていたロッカに腰を抱かれて、奥の部屋へと入って行くところだった。私の視線に気がついたようで、ウインクを寄越す。口元が動いて何か言葉を紡いでいるけど、それは・・・
『たのしんで』??
グランに連れられて外に出ると、そこは綺麗な庭だった。
表から見ても花は多かったけど、こちら側は草木も茂っていて、花もたくさん咲いている。雑然としているように見えて、絶妙にバランスが取れてる。まるでイングリッシュガーデンのよう。
ほおっと庭に見惚れていると、グランが説明してくれる。
「綺麗だろ? 俺の従弟、いや又従兄か? ま、いいや。イトコに、造園が趣味のヤツが居て、ここもヤツが手をかけてんだ」
「ステキなお庭ね」
「庭・・・、ではねーかな? この土地は、誰のもんでもねーから」
「自分の庭じゃないのに、ここまで手をかけちゃうの?」
「ヤツは際限なく手をかけられて楽しい。みんなは草花を愛でられて楽しい。なんも問題はねーよな?」
そう言って不思議そうな顔をする。
「そうね」
婚姻に縛られないように、土地の所有意識もかなりユルいらしい。ユルくて、長閑で、心地良い。
私がふんわり笑うと、グランが急に私を片手抱きにした。ちょっとビックリしたけど、これだと目線が高くなって景色を更に楽しめる。
「ありが・・・」
とう、と言おうとしてグランの顔を見た私に、グランがいきなり口付けてきた。
オウガよりもやや肉厚の唇が、私の唇を這い、撫で、吸いつく。
グランの右手が、私の服の上を胸からお腹へと滑ったかと思ったらボタンが外されていて、胸を直に優しく揉まれる。
「は、リサの胸、おっきくて、やわらかい」
「あ、やっ」
拒否しようと声を上げた為に開けてしまった口に、グランの熱くて大きな舌が侵入してくる。ねっとりと、舌の上に舌を這わされる。
途端に、下腹部がキュンとなって、蜜が滴ったのが分かった。
「えっ、なんで私、濡れて・・・」
思わず涙目になる。いつの間に、私はこんなにも淫乱になってしまったの?
「知らねーの? オークの体液には、媚薬成分が入ってんだ。濃さは調整出来っから、ちぃと濃いめにしとくな」
「えっ」
グランの舌が、今度は胸を執拗に舐りり始める。
それだけで、私は軽く達ってしまった。
「やぁ、・・・こんな、とこで、外で、や、・・・やぁ」
喘ぎながらも、胸を舐り続けるグランに必死に抵抗する。
「じゃぁ、もう、中に入る?」
「うん、あうっ、・・・中に、入るぅ」
「分かった。ベッドに行こう」
「え、ぇっ?」
そうしてまんまとベッドルームに連れ込まれ、私はベッドでグランに組み敷かれてしまった。
いつの間にかふたりとも裸で。
グランの大きな手で身体中を撫で摩られ、唇と舌を這わされる。
グランのアレは有り得ないほど大きかったけど、丁寧にねっとりとその舌で準備を施され、奥の奥まで媚薬を塗りこめられた(その間中、あまりの快感に悶え苦しんだ)ので、いざ挿入されても痛みはほとんど無かった。
身体中のあちこちを丁寧に愛でられ、揺すられて。
最後の魔力融合は、スミレ色の光と七色の光が豊かな湧水のように溢れる、鮮やかなものだった。
悲しいかな、こんなとこまでオウガに似ている。
精を放った後も名残惜しげに腰を揺らしていたグランが、もう一度私に口づけを落とすと、
「・・・リサ、すげぇ良かった。もっと抱いてたいけど、・・・そろそろ交代みたいだ」
そう言って、私から離れる。
「あん、待って、って、・・・え? ・・・交、代?」
恐る恐る横を見ると、服を全て脱いで準備万端整えた男性が、キバを見せ、オウガによく似た目元をにっこりと細めながら右手を差し出した。
「初めまして、リサ。俺はルンガ。オウガの叔父だ」
一瞬呆然とした後、ぼんやりした思考の中でしっかりと妥算が働いた。
グランでふたり分の魔力量が増え、ルンガで更にふたり分が増える・・・。
知らない人間ふたりに抱かれるより、今ここで媚薬の力に溺れながらルンガひとりに抱いてもらう方が良いんじゃないか、と。
・・・それで、躊躇いつつもルンガの手を取った。
ただ、この時、私はひとつ失念していた。
『オークの体液には、媚薬成分が含まれる』
つまり、精液にも入ってるということを。精をナカに吐き出されれば吐き出されるほど、更に媚薬が身体に回るということを。
結果、ルンガに深くキスされ、愛でられて、抱かれ、たっぷりと精を放たれてから後・・・。
私はあまりの快楽に色々トんだ。理性もトんで、記憶も切れ切れになる。
途中で何度か相手が交代した。その誰かに手を差し伸ばされれば、自らベッドに引き込んで相手の舌を貪った。ナカに入り込んでくる熱杭を、自ら揺すり上げ、絞り上げた。
そうして・・・。気がつけば、もう深夜だった。
結局、一体何人に抱かれたのか数えることすら出来なかった。多分、5人は下らないと思う。
最後に抱いてくれた人が丁寧にナカにも外にも、ついでに寝具にも浄化魔法をかけてくれたおかげで、その人の顔だけは覚えてる。
その人は生粋のオーガで、髪の色がオウガと同じ金髪なところ以外は、オウガには似ても似つかない顔つきだった。
「ありがとう・・・、あの、もう一度、あなたの名前、聞いても、良い?」
躊躇いながらそう言うと、その人は「ノーレ」と名乗って、私の頬にそっと口付けてから部屋を出て行った。
「もう、終わり・・・かな」
何時間も抱かれ続けたせいで、身体がダルい。筋肉痛みたいに、節々が痛む。
その上、ノーレが浄化してくれたとは言え、浄化しきれなかった媚薬成分が残ってるのか、はたまた体内に吸収された分が効いているのか、未だに快感が続いていてシーツに肌が擦れるのもツラい。
・・・抱かれ続けたが故に、肌が敏感になってるせいもあるかも。
私はベッドの上で丸くなって、小さく押し寄せ続ける快感に耐えていた。
すると、カチャリ、と扉の開く音が聞こえた。
また、誰か来たの・・・??
目を閉じて身体を硬くしながらジッとしていると、温かな手が私の肩を撫でた。
「あんっ」
それだけなのに、思わず嬌声をあげてしまう。
「大丈夫? リサ?」
思わず目を開けて、ベッドに腰掛けて私の顔を覗き込んでいる人の顔を見ると
「・・・オウガ?」
「うん、オレ。ごめん、遅くなって。・・・オレの従兄弟たちに、抱かれたんだね」
そこに居たのはオウガで・・・。思わず涙が溢れた。
「ごめんなさい、オウガ・・・。私、何人もの男の人に、抱かれちゃった。凄く凄く、気持ち良くて、うっ、自分から、快楽に、溺れちゃったの。こんな淫乱な私、汚くて、オウガには、相応しくない」
「リサ・・・。どうして汚いなんて思うの? リサのナカに吐き出された、オレの従兄弟たちの精が汚いってコト?」
「違う、違うの。オウガと言う、ツガイが居るのに、快楽に弱くて、他の男の人を、あ、あっさりナカに、受け入れちゃう、う、自分が汚いの。・・・ううっ」
「リサ。何度でも言うけど、それは、この世界ではなんの問題もないことだよ? だってそのおかげで、この短時間に魔力量が滅茶苦茶増えただろ?」
「え? あ・・・」
「まだ確認してないの?」
「うん」
「じゃぁ、試しに回復魔法をかけてみて?」
言われて試してみると、驚くほどの手応えをもって回復魔法が発動し、体のだるさや痛みが瞬時にすっかりと取れてしまった。
「あ・・・、出来た」
「でしょ? これでこれからはもっとたくさんの魔法を覚えて使えるようになるよ」
そう言って嬉しそうにオウガが私を抱きしめてきて、思わず悲鳴をあげてしまう。
「え? リサ?」
「身体は、回復したけど、快感が、押し寄せてきて、止まらないの。んんん、媚薬、効きすぎで、・・・ツラいの」
快感に震えながらまたぽろりと涙を流すと、オウガが私の頬をそっと舐めた。
「じゃぁオレが、最後に調整してあげる」
「ん、これって、魔力循環が、乱れてるの?」
「違うけど。単に、オレがリサを抱きたいだけ」
目尻を下げたセクシーな表情で微笑むと、オウガは魔法で一気に服を脱いで、私に覆い被さった。
∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞
『此処何処』では悪役だったイルザ登場。
あちらでは胸クソキャラでしたが、こちらでは貴重な“狂言回し“です (^^)
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