209 / 257
第九章 Feed The Machine
真実—⑩—
しおりを挟む
「ヒュー、すげぇな!!」
「よそ見せずに、前に進め!!」
“バイス”の肉弾戦に感嘆の声を上げる一平に顔を顰めつつ、ロックは“政声隊”の男を籠状護拳越しの右拳で迎撃した。
“政声隊”の両拳に覆われた氷が吹き飛び、“コーリング・フロム・ヘヴン”の人型――氷の“フロスト”――も倒れる男の意識と共に消えた。
倒れた“政声隊”の男の向こう側に見える、是音台高等科学研究所。
その入り口の扉が開かれていた。
眼鏡を掛けた小太りの“政市会”代表の尾咲 一郎と鍔なし帽を被る痩せ型中年の山土師 靖の二人が入口で争っている様子は無い。
それぞれの政治団体の代表は――険悪な雰囲気を保っているものの――入口でロック達を眼にすると、研究所の内部に進んだ。
“政市会”の支援者である、胴田貫 剛介と菅原 辰雄も続くと、“政市会”会員が彼らを囲みながら続く。
“政声隊”の三条 千賀子と“力人衆”の間崎も、黒いシャツの構成員も、遅れて、中に入った。
それぞれの団体の構成員が、“バタリオン・ピース”達の進軍を研究所の入り口で遮る。
「こう言う時だけ、共通の敵の繋がりで仲良くなってるよ」
「少なくとも、アイツらの嫌がる人って意味で言えば、私たちはまともな一般市民ってことだよね!!」
サキが犬猿の仲にある団体の長の態度に呆れ、シャロンが何処か胸を張って言った。
「まともな市民だったら、滑輪板を使った全力でぶん殴るんじゃねぇよ!!」
ロックはツッコミを入れた。
彼の眼の前では、シャロンに“芝打”で襲った“政市会”会員が、彼女の両手で叩きつけた滑輪板の反撃を諸に受ける。
彼女の一撃で右頬を中心に顎を砕きながら、“政声隊”の炎を構えた男を覆う様に倒れた。
「まあまあ、兄さん……降りかかる火の粉は振り払わないとね」
「それを言うなら、まず、手心を加えてから言えよ!!」
飴色のジャケットを着た双子の弟のサミュエルの笑顔に、ロックは順手に替えて翼剣を右に薙ぎ払った。
“迷える者の怒髪”による噴進火炎の斬撃が、青緑のトルクから召喚した“アンペア”を構える“政声隊”の三人の女性メンバーを吹き飛ばす。
女性メンバーの目に映るサミュエルの周囲には、砂塵が集まっていた。
黄金の旋毛風が、彼の周りで吹き荒れる。
その中に微かに混じる電流が、サミュエルを囲む“政市会”会員と“政声隊”メンバーが、巻き込まれた。
「真名:“ゲイ・ボルグ”!!」
砂と電流の渦が、サミュエルの声に呼応するように、大鎌の畳まれた散弾銃型“命導巧”:“パラダイス”の銃口の前に一列となる。
彼の右人差し指が引き金を引くと、黄金の一擲が放たれた。
ロック達の進む研究所への道を塞ぐ“政市会”会員と“政声隊”メンバーが、サミュエルの放った“疑似物理現象”の蹂躙に飲まれる。
「ロック、何あれ……カッコいいじゃん!!」
「“命導巧”の能力を解放させる“真名”だ……“命熱波”と一致していると出来るんだが……」
ロックは一平に答えながら、翼剣型“命導巧”を薙ぎ払った勢いを殺さず踏み込む。
紅い外套を翻しながら、右後ろ回し蹴りを“政市会”会員の男に放った。
両腕の“スウィート・サクリファイス”に青白い敵意を宿っていたが、ロックの意識を刈る踵の一撃に、両腕の火種と共に男が両膝を着く。
一平に目を向けると、“政声隊”の“ブレイザー”の一団に囲まれていた。
人型たちの繰り出す炎の雨が、一平を覆う。
「つうか、そんな生ぬるい炎で俺を焼けると思ってんのか!?」
一平の戦叫と共に、橙の炎が彼の周囲で巻き起こる。
“ブレイザー”の放つ炎の雨を、一平を覆う炎の壁が一つ残らずかき消した。
「こいつ、“ブレイザー”を上回る炎の温度でかき消したのか?」
「流石、一平だ……信じられないことを成し遂げる」
ロックの背後で、ブルースと龍之助が、一平の技について分析していた。
その一平が、炎を全身に纏いながら、“政声隊”の炎使い達を拳の露にしていく。
「……それ、『どこの少年誌のバトル漫画だ!?』とツッコんだ方が良いか?」
ロックは呆れながら、振り向く。
順手にして“穢れなき藍眼”の周囲の空気を融点にして作った、水の刃で、氷の拳撃で迫る“政声隊”を一刃に伏す。
翼剣の水の刃が“芝打”で武装する“政市会”会員の男と、“スウィート・サクリファイス”で後方支援を行う女“政市会”会員というに疾走した。
水の斬撃の運ぶ“熱力”が、二人の会員の背後にも炸裂し、地べたを舐めさせる。
ブルースが三人の“政市会”の“芝打”を、迎え撃った。
苔色の外套が風に流しながら、一人目に突っ込む。
懐からすり抜ける様に一撃を避け、二人目と三人目の攻撃を流す。
三人を駆け抜けたブルースの両手には、二振りのショーテル型“命導巧”。
「ツッコむことを考える時点で、遅いって教えなかったか……ロック?」
人好きのする笑みをロックにしたブルースの背後で、緑色の斬閃が荒れ狂う。
斬閃の蹂躙に、三人の“政市会”会員が、眼を剝きながら倒れた。
「そういうものなのか、ブルース?」
龍之助が言うと、穂先を水平に右から水平に走らせる。
蒼い斬閃が、“政声隊”の女性の纏う青緑のトルクを破壊した。
電気を操る“アンペア”の人型を焼失させる。
敵意を向けたが、武器を突然無効化され、女性が立ち尽くした。
「龍之助、真に受けるな」
翼剣型“命導巧”:“ブラック・クイーン”の籠状護拳と一体化した柄から半自動装填式拳銃型“命導巧“を取り出す。
“雷鳴の角笛”のナノ強化銃弾を、龍之助に三発放った。
射貫いたのは、“政声隊”の“アンペア”を従えた三人。
彼らの眼が、龍之助の背後を捉えていた。
「ロック、ありがとう。助かった」
眼鏡の奥の切れ長の眼に安堵を宿しながら、龍之助が礼を言った。
ロックの照れ隠しの顔をブルースの笑顔の中の眼が見逃さなかったので、無言と無感情を維持する。
視線のやり場を探していたら、ロックは絶句した。
その声が何を言っていたのかわからないが、龍之助が先ほどトルクを破壊した女性。
彼女が徒手空拳で、龍之助に襲い掛かってきたのだ。
ロックは駆け出すが、彼女の方が龍之助との距離が近い。
加えて、女性の能力者の扱いに慣れていないのか――もしくは、安心しきっていたのか――矛槍型“命導巧”:“セオリー・オブ・ア・デッドマン”を右手に、穂先を下にしていた。
眼鏡の青年の眼の奥に戸惑いの色が生じる。
両手を構えて飛び掛かる“政声隊”のトルクのない女性の眼から、意識が消えた。
彼女の意識を失ったのは、電流。
倒れる彼女の後ろにいたのは、“政声隊”の青緑のトルクの男だった。
女が倒れるのを蔑みの色で見下し、ロックは龍之助の眼に怒りの色を見る。
だが、“アンペア”の利点は電流の発生の速さ。
龍之助の矛槍型“命導巧”を構えるよりも速く、男は二撃目の雷撃を放った。
「よそ見せずに、前に進め!!」
“バイス”の肉弾戦に感嘆の声を上げる一平に顔を顰めつつ、ロックは“政声隊”の男を籠状護拳越しの右拳で迎撃した。
“政声隊”の両拳に覆われた氷が吹き飛び、“コーリング・フロム・ヘヴン”の人型――氷の“フロスト”――も倒れる男の意識と共に消えた。
倒れた“政声隊”の男の向こう側に見える、是音台高等科学研究所。
その入り口の扉が開かれていた。
眼鏡を掛けた小太りの“政市会”代表の尾咲 一郎と鍔なし帽を被る痩せ型中年の山土師 靖の二人が入口で争っている様子は無い。
それぞれの政治団体の代表は――険悪な雰囲気を保っているものの――入口でロック達を眼にすると、研究所の内部に進んだ。
“政市会”の支援者である、胴田貫 剛介と菅原 辰雄も続くと、“政市会”会員が彼らを囲みながら続く。
“政声隊”の三条 千賀子と“力人衆”の間崎も、黒いシャツの構成員も、遅れて、中に入った。
それぞれの団体の構成員が、“バタリオン・ピース”達の進軍を研究所の入り口で遮る。
「こう言う時だけ、共通の敵の繋がりで仲良くなってるよ」
「少なくとも、アイツらの嫌がる人って意味で言えば、私たちはまともな一般市民ってことだよね!!」
サキが犬猿の仲にある団体の長の態度に呆れ、シャロンが何処か胸を張って言った。
「まともな市民だったら、滑輪板を使った全力でぶん殴るんじゃねぇよ!!」
ロックはツッコミを入れた。
彼の眼の前では、シャロンに“芝打”で襲った“政市会”会員が、彼女の両手で叩きつけた滑輪板の反撃を諸に受ける。
彼女の一撃で右頬を中心に顎を砕きながら、“政声隊”の炎を構えた男を覆う様に倒れた。
「まあまあ、兄さん……降りかかる火の粉は振り払わないとね」
「それを言うなら、まず、手心を加えてから言えよ!!」
飴色のジャケットを着た双子の弟のサミュエルの笑顔に、ロックは順手に替えて翼剣を右に薙ぎ払った。
“迷える者の怒髪”による噴進火炎の斬撃が、青緑のトルクから召喚した“アンペア”を構える“政声隊”の三人の女性メンバーを吹き飛ばす。
女性メンバーの目に映るサミュエルの周囲には、砂塵が集まっていた。
黄金の旋毛風が、彼の周りで吹き荒れる。
その中に微かに混じる電流が、サミュエルを囲む“政市会”会員と“政声隊”メンバーが、巻き込まれた。
「真名:“ゲイ・ボルグ”!!」
砂と電流の渦が、サミュエルの声に呼応するように、大鎌の畳まれた散弾銃型“命導巧”:“パラダイス”の銃口の前に一列となる。
彼の右人差し指が引き金を引くと、黄金の一擲が放たれた。
ロック達の進む研究所への道を塞ぐ“政市会”会員と“政声隊”メンバーが、サミュエルの放った“疑似物理現象”の蹂躙に飲まれる。
「ロック、何あれ……カッコいいじゃん!!」
「“命導巧”の能力を解放させる“真名”だ……“命熱波”と一致していると出来るんだが……」
ロックは一平に答えながら、翼剣型“命導巧”を薙ぎ払った勢いを殺さず踏み込む。
紅い外套を翻しながら、右後ろ回し蹴りを“政市会”会員の男に放った。
両腕の“スウィート・サクリファイス”に青白い敵意を宿っていたが、ロックの意識を刈る踵の一撃に、両腕の火種と共に男が両膝を着く。
一平に目を向けると、“政声隊”の“ブレイザー”の一団に囲まれていた。
人型たちの繰り出す炎の雨が、一平を覆う。
「つうか、そんな生ぬるい炎で俺を焼けると思ってんのか!?」
一平の戦叫と共に、橙の炎が彼の周囲で巻き起こる。
“ブレイザー”の放つ炎の雨を、一平を覆う炎の壁が一つ残らずかき消した。
「こいつ、“ブレイザー”を上回る炎の温度でかき消したのか?」
「流石、一平だ……信じられないことを成し遂げる」
ロックの背後で、ブルースと龍之助が、一平の技について分析していた。
その一平が、炎を全身に纏いながら、“政声隊”の炎使い達を拳の露にしていく。
「……それ、『どこの少年誌のバトル漫画だ!?』とツッコんだ方が良いか?」
ロックは呆れながら、振り向く。
順手にして“穢れなき藍眼”の周囲の空気を融点にして作った、水の刃で、氷の拳撃で迫る“政声隊”を一刃に伏す。
翼剣の水の刃が“芝打”で武装する“政市会”会員の男と、“スウィート・サクリファイス”で後方支援を行う女“政市会”会員というに疾走した。
水の斬撃の運ぶ“熱力”が、二人の会員の背後にも炸裂し、地べたを舐めさせる。
ブルースが三人の“政市会”の“芝打”を、迎え撃った。
苔色の外套が風に流しながら、一人目に突っ込む。
懐からすり抜ける様に一撃を避け、二人目と三人目の攻撃を流す。
三人を駆け抜けたブルースの両手には、二振りのショーテル型“命導巧”。
「ツッコむことを考える時点で、遅いって教えなかったか……ロック?」
人好きのする笑みをロックにしたブルースの背後で、緑色の斬閃が荒れ狂う。
斬閃の蹂躙に、三人の“政市会”会員が、眼を剝きながら倒れた。
「そういうものなのか、ブルース?」
龍之助が言うと、穂先を水平に右から水平に走らせる。
蒼い斬閃が、“政声隊”の女性の纏う青緑のトルクを破壊した。
電気を操る“アンペア”の人型を焼失させる。
敵意を向けたが、武器を突然無効化され、女性が立ち尽くした。
「龍之助、真に受けるな」
翼剣型“命導巧”:“ブラック・クイーン”の籠状護拳と一体化した柄から半自動装填式拳銃型“命導巧“を取り出す。
“雷鳴の角笛”のナノ強化銃弾を、龍之助に三発放った。
射貫いたのは、“政声隊”の“アンペア”を従えた三人。
彼らの眼が、龍之助の背後を捉えていた。
「ロック、ありがとう。助かった」
眼鏡の奥の切れ長の眼に安堵を宿しながら、龍之助が礼を言った。
ロックの照れ隠しの顔をブルースの笑顔の中の眼が見逃さなかったので、無言と無感情を維持する。
視線のやり場を探していたら、ロックは絶句した。
その声が何を言っていたのかわからないが、龍之助が先ほどトルクを破壊した女性。
彼女が徒手空拳で、龍之助に襲い掛かってきたのだ。
ロックは駆け出すが、彼女の方が龍之助との距離が近い。
加えて、女性の能力者の扱いに慣れていないのか――もしくは、安心しきっていたのか――矛槍型“命導巧”:“セオリー・オブ・ア・デッドマン”を右手に、穂先を下にしていた。
眼鏡の青年の眼の奥に戸惑いの色が生じる。
両手を構えて飛び掛かる“政声隊”のトルクのない女性の眼から、意識が消えた。
彼女の意識を失ったのは、電流。
倒れる彼女の後ろにいたのは、“政声隊”の青緑のトルクの男だった。
女が倒れるのを蔑みの色で見下し、ロックは龍之助の眼に怒りの色を見る。
だが、“アンペア”の利点は電流の発生の速さ。
龍之助の矛槍型“命導巧”を構えるよりも速く、男は二撃目の雷撃を放った。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
レオナルド先生創世記
ポルネス・フリューゲル
ファンタジー
ビッグバーンを皮切りに宇宙が誕生し、やがて展開された宇宙の背景をユーモアたっぷりにとてもこっけいなジャック・レオナルド氏のサプライズの幕開け、幕開け!
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です1~またクビになったけど、親代わりのメイドが慰めてくれるので悲しくなんてない!!~
あきくん☆ひろくん
ファンタジー
仕事を失い、居場所をなくした青年。
彼に仕えるのは――世界を救った英雄たちだった。
剣も魔法も得意ではない主人公は、
最強のメイドたちに守られながら生きている。
だが彼自身は、
「守られるだけの存在」でいることを良しとしなかった。
自分にできることは何か。
この世界で、どう生きていくべきか。
最強の力を持つ者たちと、
何者でもない一人の青年。
その主従関係は、やがて世界の歪みと過去へと繋がっていく。
本作は、
圧倒的な安心感のある日常パートと、
必要なときには本格的に描かれる戦い、
そして「守られる側の成長」を軸にした
完結済み長編ファンタジーです。
シリーズ作品の一編ですが、本作単体でもお楽しみいただけます。
最後まで安心して、一気読みしていただければ幸いです。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編3が完結しました!(2025.12.18)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる